村野瀬玲奈の秘書課広報室

　　

日本の報道業者と自民党内閣、自民党政府との共犯関係をみごとに写し取った写真です。

Point de presse par le 1er ministre japonais à l'isolement pour cause de Covid-19. Où l'on s'interroge. Chaque journaliste ne pourrait-il pas suivre en visio? Non, on préfère tous (ceux choisis) les grouper devant une télévision avec leurs enregistreurs audio posés devant. pic.twitter.com/iStsSrLBZ3

— 西村 カリン (Karyn NISHIMURA)💙💛 (@karyn_nishi) August 22, 2022

ça a un avantage (du point de vue du gouvernement): ça permet de justifier de limiter le nombre de participants.

— 西村 カリン (Karyn NISHIMURA)💙💛 (@karyn_nishi) August 22, 2022

この2ツイートの訳

「コロナ感染の理由で隔離の日本の首相による報道陣向けブリーフィング。われわれはここで自問する。各記者がビデオ会議形式でブリーフィングを視聴するべきところではないのか？いえ、（選ばれた）記者全員をテレビの前に集めて、テレビの前にレコーダーを置いて録音させるのが好みなのだ。」

「この方法には（政府から見て）メリットがある。参加者数の制限を正当化できるのだ。」

さらにジャーナリスト西村カリンさんのコメント。

Zoomなどオンライン会見なら、人数関係なく全ての記者が参加できるけど、この時代錯誤の会見だと官邸は記者の人数を制限できる。マスコミは反発しないことが不思議です。 https://t.co/jNzG8JZK0c

— 西村 カリン (Karyn NISHIMURA)💙💛 (@karyn_nishi) August 22, 2022

「デジタルトランスフォーメーション」、「新しい資本主義」などを公約する総理大臣だが、こんな場面だけを見ると全く説得力がないと誰でも気づくだろう。

— 西村 カリン (Karyn NISHIMURA)💙💛 (@karyn_nishi) August 22, 2022

平気でその場面の写真を載せている新聞。やっぱり大手マスコミはそんな会見がおかしいと思わないということ。 pic.twitter.com/MW7fSxlAFQ

— 西村 カリン (Karyn NISHIMURA)💙💛 (@karyn_nishi) August 23, 2022

コロナ感染した岸田首相がオンラインで出席するなら、記者側も全員オンラインにして、取材したい人ならだれでも参加させればいいのに、わざわざ画面の前に「選ばれし」大手報道業者の社員だけ集めてテレビ画面から流れる音声をボイスレコーダーで録音させながらの記者会見。

ジャーナリスト西村カリンさんが礼儀正しく指摘していることを身も蓋もなく言うと、政府が報道を統制するのに良い方法であるということです。人数の制限が簡単なこと、きびしい質問をせない従順な報道業者だけ選べることがこの方法の、日本政府にとっての利点ですが、報道の自殺です。あるいは、記者クラブ仲間の報道業者と政府の共犯による報道殺しと言うべきでしょうか。

普通の民主国なら、こんなナンセンスな記者会見はありえません。これは日本が民主国ではないことを示す現場をみごとに映し出した写真だと理解しましょう。

いくつか鋭いツイートを。

わざわざロープで囲って、そのなかに集めるというのは、やはり「飼育」している／されている、ということだろうなあ。規律権力というのはそういうものだし。 https://t.co/n0KuzVzA56

— ねずみ王様 (@yeuxqui) August 23, 2022

このロープは感染防止にも何の役にもたっていません。政府によって簡単に囲い込まれる不甲斐ない無能な日本の報道業者の象徴です。

リモートなら人数制限なんか必要ないはずなのに、「政府は取材する記者たち（それも一部の）をテレビ画面の前に集めてテレビの前にレコーダーを置いて取材させる方を選んだ」
政府のメディア操作とメディアの卑屈さを一幅の絵にしたような写真ですね。 https://t.co/FsHtGqkpYv

— 内田樹 (@levinassien) August 22, 2022

日本の報道業者の不甲斐なさと同時に卑屈さ。日本の報道業者はこんな「記者会見ごっこ」が報道の名に値しないとも思っていないのだと思います。

【マスコミは反発しないことが不思議です。】

礼儀正しい抑えた表現ですが、日本の記者はろくでもない権力側の報道制限に唯々諾々と従う「ヘタレ」だという意味ですね。

立派な名刺を持っていても、やってることは使い走り同然。報道人という仕事のプライドも何もないのか。https://t.co/fPKgG1tFzl pic.twitter.com/zEioUdxmiB

— 山崎 雅弘 (@mas__yamazaki) August 22, 2022

NHKも岸田首相の「アピール」に加担する政権広報。

しかし記者たち、ソーシャルディスタンスとか全く気にせず密集しているのが異様だろう。岸田首相がそこにいない理由が何か、誰も考えないのか？

普通にリモート会見すればいいのに「こういう写真を撮らせるため」の茶番。https://t.co/C4MVCbtp8e

— 山崎 雅弘 (@mas__yamazaki) August 22, 2022

ほんと、こんな「状況」にする意味がどこにあるの？ という話です。記者会見なら、記者は別室で距離をとって座って一人ずつ質問すれば済む話。

こんな風に「偉い殿様と下々の記者ども」という、上下関係を見せつけるような非合理的な「構図」を作る意図を疑わないといけない。https://t.co/B99OwrhtBu pic.twitter.com/DkhoQeLM1N

— 山崎 雅弘 (@mas__yamazaki) August 22, 2022

【総理番の記者は入社1〜2年のパシリ】

そう、これもこの国の政治腐敗を悪化させる元凶の一つ。右も左もわからない、記者としてのプロ意識も持たない段階で「総理番」と称する阿諛追従集団に投入され、そこで自立した個人としての意識を削ぎ落とされ、従順な羊の群れになる。https://t.co/OkchJTkkcT

— 山崎 雅弘 (@mas__yamazaki) August 22, 2022

昨日も触れたこの間抜けな光景、岸田首相から記者の群れは見えてるの？

見えてたら「君ら、そんなに密集してたら感染、危ないだろう」と言わないの？

岸田首相も官邸の人間も、そう言わない（そこに関心持たない）なら、記者の命や健康＝人を大事にしない思考だということ。https://t.co/GftjJldGPE

— 山崎 雅弘 (@mas__yamazaki) August 23, 2022

岸田首相がコロナ陽性だろうと、記者会見に応じたのなら、萩生田氏と統一教会の件や、杉田水脈という人権軽視の差別主義者を政府要職につけた件など、厳しく問い質さないといけない。だが、こんな「金正恩と取り巻き」みたいな構図にされたら、それもできない。ヘタレ下僕記者の群れ。社会に必要ない。 pic.twitter.com/DTGhR47ljJ

— 山崎 雅弘 (@mas__yamazaki) August 23, 2022

【やっぱり大手マスコミはそんな会見がおかしいと思わないということ】

真面目な話、政治部記者は自分たちがなんで批判されているのか、全然理解できてない様子。権力追従広報を「ストレートニュース」などと呼んで正当化。

思考が権力追従で麻痺している。社会に必要ない。https://t.co/a6dfIH3RDg

— 山崎 雅弘 (@mas__yamazaki) August 23, 2022

以前、こんな写真もかなり知られましたね。今は報道業者の飼育がさらにすすんだのでしょう。

「飼育」され、よく「調教」された政治部記者の皆さんの姿をご覧ください🙄 https://t.co/AqDTEJFvlO pic.twitter.com/0j4msg6b26

— ワイド師匠 (@feedback330) August 23, 2022

日本の報道業者が本当に必要ないものになりつつあることが悲しいです。そのうちに、「必要ない」だけでなく、政府と協力して政治と報道をひたすら腐らせていく「有害無益」な存在になっていくのかとすら恐れます。

報道業者のみなさんには反省を促したくてたまりません。ジャーナリズムとはロープで囲い込まれてテレビ画面から流れる音声を録音することではないとわかっている方々も大勢いることは分かっています。しかし、わかっている方々が少ないと日々感じます。



記事公開後の追記。

これは何よりも記者クラブの滑稽さを可視化してると思うんですよね。クラブだから記者側はオンラインにならない。

で、その仲間意識で権力に対峙するかと思えば、決してそんなことはないというオチ。

岸田首相の“オンライン取材対応”の様子が「シュールすぎる」と笑いものに https://t.co/YLNU6Iis3P

— Koichi Nakano@Progressive! Channel (@knakano1970) August 23, 2022

やらないでしょうね。賭けてもいいくらい。

もう内閣記者会自体、社会に要らない。存在しない方がまし。

もし首相の記者会見が「内閣記者会以外の社会部記者、フリー記者、海外記者」だけで行われたなら、どれほど有意義な内容になるか。それを邪魔しているのが内閣記者会。https://t.co/AMIC0qRi87

— 山崎 雅弘 (@mas__yamazaki) August 23, 2022

内閣記者会の政治部記者は、国民の知る権利や社会の木鐸としての仕事よりも、自己利益のために権力者と友好的な関係を維持することを優先しているやつら。民主主義国のジャーナリストとは全く異質な、ロシアや中国の国営メディア職員と同じ部類の連中。民主主義の観点から見れば、いない方がいい連中。 pic.twitter.com/zILL2f0mek

— 山崎 雅弘 (@mas__yamazaki) August 23, 2022

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