村野瀬玲奈の秘書課広報室

　　

「右寄りの政治投稿を増幅するTwitter、著名人の発する虚偽情報も容認するFacebook。」の記事の拍手コメントで、拍手コメントの常連のzさんが2021/12/26 17:00に「（前略）...さらに言うと、明石市長のツイートには感心しました。こういう志のある政治家を応援したいです。」と書いていらっしゃいました。（zさん、いつもありがとうございます。）

これですね。

●Twitter
明石市長　泉 房穂（いずみ ふさほ）
@izumi_akashi
https://twitter.com/izumi_akashi

zさんがおっしゃっているのは、自民党政府が給付金10万円を「世帯主」に家族の分全額として振り込むことに固執していることに対して、兵庫県明石市を含むいくつかの自治体が個々人への振り込みをはかっていて、その取り組みを泉房穂（いずみ ふさほ）・明石市長がツイートで発信しているということ。

自民党政府が固執しているように給付金10万円を「世帯主」に家族分の全額として振り込むと、夫（父）から妻（母）へのDVが発生しているなどして母子が父とは別居している世帯のような場合に問題が発生します。母子が必要としている給付金が家庭問題の原因でしかも子育てをしていない夫（父）に全額振り込まれて母子には届かないようなケースが発生するからです。必要な人に必要な給付が届かない方法に固執する自民党政府に大きな疑問があります。それを解決するため、母子への直接給付を泉房穂（いずみ ふさほ）・兵庫県明石市長はめざしており、自民党政府との交渉を行なっていて、それをリアルタイムでツイッター発信で世に知らせていることです。

当の市長の関連ツイートを引いておきましょう。

今回の10万円も、コロナ関連支援策のはず。
ならば、支援が必要なところに、必要な支援が届かなければ
意味がない。

明石市では、数々の独自支援策（個人商店の家賃や学費など）を
実施してきたが、最も重視してきたのは、その点。

【新型コロナ】明石市独自の20の支援策 https://t.co/tu6ZUuH3Ak

— 明石市長　泉 房穂（いずみ ふさほ） (@izumi_akashi) December 26, 2021

養育費についても、明石市では立替払までして、
別居親から回収している。
今回の10万円についても、子どもに渡さず、
ネコババするような親を許しはしない。

「市民であれば、みんな明石の子ども」立て替えも…養育費不払い解消に向け取り組みを進める明石市 | ABEMA TIMES https://t.co/owKtqg484P

— 明石市長　泉 房穂（いずみ ふさほ） (@izumi_akashi) December 26, 2021

ゴメンなさい。表現がマズかったので、訂正。🙇‍♂️

10万円は、子どものためのお金なので、
親が勝手に使っていいものではなく、
ましてや養育していない側に振り込まれた場合に、
養育している側に連絡もせずに勝手に使うことを、
行政としては、認めることはできません。
と、訂正しておきます。🙇‍♂️

— 明石市長　泉 房穂（いずみ ふさほ） (@izumi_akashi) December 26, 2021

明石市みたいな勝手は許さない。国の強い意思を感じさせる書面が県経由で転送されてきた。離婚なんか気にせず、とにかく国に従えとのことだが、間違っているのは、残念ながら国の方だ。

１０万円、実際の養育者に給付　基準日以降に離婚や別居の世帯　明石市｜神戸新聞NEXT https://t.co/KRzTiHQ1dW

— 明石市長　泉 房穂（いずみ ふさほ） (@izumi_akashi) December 25, 2021

ご丁寧に別紙が添付されており、下線まで引かれていた。要するに、子どもを養育していない親の口座にも振り込むので、後は、離婚後の親同士で、自己責任でやりとりするようにとのことだ。離婚にはＤＶもあれば、音信不通もある。「よく話し合って」というが、そんな離婚ばかりではない。 pic.twitter.com/6Z6F0SDBxE

— 明石市長　泉 房穂（いずみ ふさほ） (@izumi_akashi) December 25, 2021

この書面は、①国が②都道府県宛に送った書面だが、その内容は、④受給者（子どもの親）に対して「元夫婦間の責任で10万円のやりとりをするように」③市町村の方で周知せよ、というもの。⑤子どもに10万円が届かなくても構わないとの趣旨。要するに、⑤子どものことは気にせず、①国に従えということ。

— 明石市長　泉 房穂（いずみ ふさほ） (@izumi_akashi) December 25, 2021

明石市に対し、国の指示に従えとの連絡があった。だが、明石市は国には従わない。守るべきは、国のメンツではなく、子どもの生活だから。

１０万円相当給付 明石市は実際に養育している親を確認し給付｜NHK 兵庫県のニュース https://t.co/z2F71bkHbx

— 明石市長　泉 房穂（いずみ ふさほ） (@izumi_akashi) December 24, 2021

国と市の関係。国の官僚は、一番上が「国」で、次に県、その下が「市」、そして『市民』と、上下関係の発想しかしない。だが、私は違う。一番ど真ん中に『市民』。その近くで市民を守るのが「市」、その隣が県で、一番遠くが「国」。気にすべきは、国の官僚の顔色ではなく、市民の顔色（生活状況）。

— 明石市長　泉 房穂（いずみ ふさほ） (@izumi_akashi) December 24, 2021

国の金でやるんだから、国に従えと批判してくる方々にお尋ねしたい。
そのお金は、あなたが働いて稼いだお金の一部ですが（私自身は、税金は国民が行政に預けているものという考えです）、離婚して子どもを養育していない側の大人に使われても納得できるということでしょうか？

— 明石市長　泉 房穂（いずみ ふさほ） (@izumi_akashi) December 25, 2021

政府側からの回答を泉房穂（いずみ ふさほ）・明石市長は次のように公開しています。

国から明石市への冷たい回答が、これ。
ポイントは、②の後半部分と下から４行目。

要は、現在養育者（ひとり親家庭）に支給するのはダメで、
独自支給（勝手にやる）なら、国庫補助（国の金）は使うな。
10万円の返還を求めるなら、
本来受給者（離婚後の別居親）の同意をとれ。
との趣旨。#10万円 pic.twitter.com/QvL8XCRmLL

— 明石市長　泉 房穂（いずみ ふさほ） (@izumi_akashi) December 26, 2021

最後の２行に、
「ご不明な点等何かございましたら、ご連絡を」とあるが、
ご不明な点だらけなので、明日、私から直接電話する予定。
「幸いです」と思ってもらえるかどうかはわからないけど。#10万円　#離婚　#ひとり親　#子ども　#明石市

— 明石市長　泉 房穂（いずみ ふさほ） (@izumi_akashi) December 26, 2021

夫婦が不和な状態なのに、弱い立場の妻が強い立場の夫と交渉して同意をとれというのは生活実態に合わないやり方です。「現在養育者（ひとり親家庭）に支給するのはダメ」という政府側の主張に合理的な理由はありません。さらに言えば、行政から個人への暴力、あるいはパワーハラスメントに等しいです。

この冷たい回答に対して、泉房穂（いずみ ふさほ）・兵庫県明石市長政府側と直接交渉するともツイートしています。

ツイッターを始めて７日目の朝。
子どもへの10万円の件。
国の担当者に、私から直接電話する。
「具体的に動けば、具体的な答が出る」はずだから。
私は負けない。#10万円　#子ども　#明石市　#明石市長 pic.twitter.com/6mixP8yxPw

— 明石市長　泉 房穂（いずみ ふさほ） (@izumi_akashi) December 26, 2021

今日の日程。午前は、庁内打合せに、検討会フル参加。
午後は、連携協定の締結式に、
ファミリーシップ自治体オンラインサミットの司会に、
視察への対応に、組合交渉に、市長決裁あれこれ。
そして何より大切な、国への電話。今日も一日ガンバロー。

— 明石市長　泉 房穂（いずみ ふさほ） (@izumi_akashi) December 26, 2021

さらに言えば、「こども庁」を「こども家庭庁」にした自民党政府の動きについても心配しており、泉房穂（いずみ ふさほ）・明石市長が10万円給付の件で動いていることは本当に当事者を直接支援しようとする動機によるものだとわかります。

子ども庁の動きについても心配している。
自民党の勉強会の初回の講師に招かれ、
子どもファーストを訴えたが、いまだ政治ファースト。
残念でならない。

「子ども庁」創設に向け、遂に始動！！Children First、すべては子どもたちのために！ https://t.co/WDKQ4zCS8E @参議院議員 山田太郎

— 明石市長　泉 房穂（いずみ ふさほ） (@izumi_akashi) December 26, 2021

泉房穂（いずみ ふさほ）・明石市長の過去の経歴についてウィキペディアなど調べてみると、2003年に当時の民主党から衆院選で出馬して比例復活当選して一期つとめていることがわかりました。「不祥事」としていくつかあげられているのが、どうも人との対話で激しやすいのか、いくつかの発言を問題視されているようです。そこは玉に瑕ですが、今回の10万円給付が必要な母子にわたるように動いている件は、当事者にとっては頼もしいことですし、明石市民にとっても誇らしい首長ではないかと思います。

ツイッターを良い形で使っている自治体首長の手本として、この件のその後が注目されます。パワハラになりかねない暴言をしないように自分を律して足元をすくわれないように気をつけながら、強者のためではなく普通の人々のための行政を今のように続けてほしいと思います。応援します。

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