村野瀬玲奈の秘書課広報室

12年前のIraq開戦の時、私は脱力感に見舞われましたが、今回は違います。挫けそうになるし、諦めそうになるし、落ち込んでしまうけど、皆さんの姿を支えに歩いて行きます。

「悪い政治家を中央（ワシントン）へ送り出すのは、投票しない善良な市民たちだ」
――20日の朝日「天声人語」に紹介されていた、アメリカの警句です。
来夏の参院選まで、そして次の総選挙まで忘れずにいたいものです。是非拡散お願いします。
少なくとも私は忘れません（ちなみに国政選挙で棄権したことは一度もありません）。

具体的なイシューは安保法案反対、安倍内閣退陣という形をとって、今年に入って一気に顕在化した感がある一連の動きは、より大きく・長く見ると、「日本の民主化運動」として位置づけられるべきものではないか、と思っています。80年代の東欧、チリ、韓国、フィリピンで繰り広げられた動き、またミャンマーなどで現在進行形の動きを「民主化運動」とよぶのなら、です。

「もう70年も前に民主主義になったのに、今さら？」と言うなかれ。チェコだって戦前から議会制民主主義だったわけですし、73年以前のチリもそうでした。まして先日の国会の有り様を見れば･・･(これを民主主義が「損なわれた」と見るか「いまだ定着せず」と見るかは意見の分かれるところでしょうけど)

加えて、議会や選挙、その他の政治制度のレベルだけでなく、とくに日本では、職場、学校、家族、地域など、より身近な関係性も「民主化」の重要な場になるのでしょう。漠然とした言い方ですけど、
「自分できちんと考え、はっきりと発言し、ちゃんと行動する」ことかなあ。

だって、そもそもGHQ草案でpeople＝「人民」だったものが、「国民」とされ発布されたのが、現憲法。
憲法発布前日には旧植民地の人間がいきなり「非国民」となって現在に至っていると。
だから国会前で「国民舐めんなよ」って声に異議を唱えると、「ヘサヨ」「極左」として徹底的に弾圧される。
もうごめんですね。そんな国民運動。
http://caprice.blog63.fc2.com/blog-entry-1409.html
ことらはkojitaken氏の気まぐれな日々＜立憲主義、そして「日本の土台を破壊」した安保法案の成立＞という記事ですが、皮肉をこめて私、コメントしてます。
以下全文。
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https://twitter.com/chibialf/status/644908957283172352
”本来あるべき国会
与党「これやるンゴ」
野党「ちょっとまつやで、それちとヤバいだろこここうしようや」
与党「なるほどサンキューやで」

今の国会
与党「これやr」
野党「バーカバーカ」
与党「じゃあなんか案出せや」
野党「ヘイバーカ」
与党「このまま通すか」
野党「ふざけんな」”

まずは、こんなツイートが18,000超えのRT数、9,500近くのFAV数だってこと。
まっ、これから「安全保障上の環境の変化」とやらのキャンペーンが盛大に行われるわけだし、どなたか「内閣支持率」あがるんじゃね？みたいなツイートされてたけど、さすがにこれだけの暴挙と経済問題あるからそりゃないだろ、と思いつつちょっと確信持てなくなってきたのも事実。

ただねー、当ブログでも予め予告・警告していたようにSEALDs様万歳三唱このうえない状況もまた脅威。
https://twitter.com/SEALDs_jpn/status/644928693886779392
”「でも30分1時間話すと最後には皆必ず『でもあべは嫌い』と言います。だから私は東アジアの未来に対し全く心配してません。安倍さんだけをかえればいいのです。安倍さんの存在が存立危機事態。レジスタンスにとって一番大事なのは信頼。細かい差異を超え信頼し連帯し、皆さん頑張っていきましょう」”
これさ、平田オリザのスピーチをSEALDs公式アカウントがツイートしてるんだけど、bcxxxや野間易通、あるいは「天皇の国土」が大好き＆日米安保・（定義あいまいなままの）個別的自衛権行使OKで「改憲して集団的自衛権行使」に理解を示される、「日本国民」の大ヒーロー、SEALDs奥田様のみならず「九条の会」関係者など「護憲派」大物連中及び日本共産党まで蔓延しちゃってることが、よ～くわかったね。安倍さえ倒せば、あるいは倒れれば（自分たちの手柄となり）みんなハッピー♡。

「国民の声」に感涙しているらしい民主・福山哲郎はともかくも、はい、志位和夫大先生のツイート。
https://twitter.com/shiikazuo/status/645163090816864256
”戦争法案反対の運動に参加するなかで「戦争法案は許せない」「安倍政権打倒」という思いとともに、「そのために野党はまとまってほしい」という強い願いが痛いほど寄せられました。
この願いに野党はこたえなければならない。そういう思いでこの「提案」に踏み切りました。どうか応援してください！”
はてさて、この提案とは？
http://www.jcp.or.jp/web_policy/2015/09/20150919-yobikake.html
＜「戦争法（安保法制）廃止の国民連合政府」の実現をよびかけます＞
いやぁ、凄いね。
・戦争法廃止で一致する政党・団体・個人が共同して国民連合政府をつくろう
・「戦争法廃止の国民連合政府」で一致する野党が、国政選挙で選挙協力を行おう
辺野古新基地賛成と反対の党が一緒になるってのも大感激ではあるが（爆）、「この間の戦争法案に反対する新しい国民運動の歴史的高揚は、戦後７０年を経て、日本国憲法の理念、民主主義の理念が、日本国民の中に深く定着し、豊かに成熟しつつあることを示しています。国民一人一人が、主権者としての力を行使して、希望ある日本の未来を開こうではありませんか。」ってセリフ、しびれるねぇ。
さすがは3.11以降の「右も左もない」「シングルイシュー」「普通の日本人様御用達」運動に民青ともども協力してきただけのことはあるわ。
なんたって国会前で60歳女性が不当逮捕されようが、13人もの人が不当逮捕されようが、すべて日共が大嫌いな「中核派」「革マル派」など「極左過激派」扱いで、不当逮捕に対する抗議声明すら出さない運動体と「仲良くしようぜ」だからな。
おとなしく「おまわりさんと仲良くしよう」ってやらないで「不服従」の抗議をおまわりにするやつが、クソ扱いだからなｗ
お蔭様でテレビ・新聞みんなSEALDs♡。うん、日本の民主主義は成熟してるらしいぜｗ

そういや最近新聞で「護憲」なんて言わなくなったよねってツイートみたけど、きっと勘違いなんだろうな。
辺野古新基地建設賛成、武器輸出三原則緩和の先鞭つけ、日米新ガイドライン改定米国への申し入れ、海賊対策名目のジブチ基地設置し、今国会で改悪盗聴法、マイナンバー法に賛成し、みんな大好きシーレーン防衛にかんがみ領域警備対案と（先ごろもソマリアでえらいことが起きたばかりだが）PKO法拡張と民主党が言ってるのも、きっと私の勘違いに過ぎないのだろう。

毎日新聞によれば「改憲は遠のく」らしい（爆笑）し、「安倍談話」はSEALDs様のみならず民主党岡田や和田春樹、若宮啓文はじめ「日本国民」みんな大好きだし、そもそも朝日調査で63％がこれ以上謝罪したくないらしいし、韓国メディアが「司馬史観」だと非難したり、中国政府筋がとうとう「天皇の戦争犯罪」に触れだしたことのみならず、欧米主要メディアもワシントン・ポスト除き概ね批判していることも幻なんだろう、きっと。
そうそう、NHKが時事公論でいきなり「戦争法案国民の理解足りてない」って法案可決後に言い出したことが話題だが、「だからー憲法改正でグレーゾーンなくしちゃおうぜ」ってことなんじゃね？ってのも穿ち過ぎなんだろうよ。

いや、いいんじゃね。「ヘサヨ」「極左」と「在特会ら行動保守」さえ排除でき、安倍さえ倒れれば満足の「国民連合政府」。
「ファシズムは民主主義の一形態」「大衆運動は容易にファシズムへ転化しうる」なんてたわごとらしいし、いざとなれば「リベラルな」今上陛下がお救い下さるだろうしｗ
みなさんがんばって最初のツイートのようなやからを救ってくだされｗ
正直、来年南スーダンPKOの駆けつけ警護で何かあったら、国内復讐叫びだすやつらがワンサカ沸いて出やしないか心配だけど、私は今後とも「非国民」で行くけどね。

http://muranoserena.blog91.fc2.com/blog-entry-6641.html#cm
http://muranoserena.blog91.fc2.com/blog-entry-6644.html#cm
http://muranoserena.blog91.fc2.com/blog-entry-6647.html#cm
ちなみに、SEALDsや戦争法案反対知識人らの言動、国会前における運動の暴力性に関して、村野瀬さんところで、コメントさせていただいている。
特に2番目のエントリーではバサラ氏という方のコメントも重要。念のためのお知らせ。
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いや、勝手ながら当ブログの（他の方の分も含めて）コメント紹介しちゃったけど、でも本当に「国民運動」で良いんですか？

沖縄、キャンプ・シュワブ前抗議活動に対して右翼と思しき男女がカッターナイフ手に複数人押し入り、器物破壊のみならず実際にけが人まで出ている。
かけつけたおまわりは目にしているのに何もしない、それどころか抗議活動側を威嚇。
ようやく押し入った連中逮捕されたが、すぐ釈放。
一方、国会正門前では威圧するおまわり（機動隊）に対して非暴力不服従の抗議者が複数不当逮捕。
おまわりへの抗議コールを行うと、われらがSEALDs様親衛隊が「安倍辞めろ」コールをかぶせてくる。
そしてお定まりの「中核派帰れ」コール。
もちろんSEALDs様も一切おまわりへの抗議声明なんぞ出さない。
警察への抗議集会呼びかけているのは、辺野古リレー、ハンスト学生委員会などだけ。
そんなことは一切伝えない大手メディア。
そのメディア様は成熟した民主主義国家の日本国民様なら、上記日本共産党の「国民連合政府」に賛同すべきと説教している。

あぁ、恐ろしい。反動保守である安倍の対抗軸が「ファシズム」「国民運動」だとはね。
繰り返し宣言しておきますが、私は「非国民」で結構です。
これ以上、人間のクズにはなりたくない。

＞戦争法制にここまで反対したという事実
最初の書き出しを過去形にしちゃダメでしょ。
ここは『戦争法制にこれからも反対していこうという事実』にしなきゃ！
ここで覚醒した若者は止めないよ。だって自分達のモノにしちゃったもの。その功罪を褒めるとしたら、安倍政権サマサマってことかもね(笑)
問題は覚めた若者も居るけど、大多数の人々が未だに、他の事に現を抜かしている現実が有る、という事だな。
買い物や綺麗でいようとすこと。スポーツや健康志向にしか思いが行かない人間。稼ぐ事しか興味が無い奴。スマホとゲームなどに没頭している連中。
こういう国民を態と造り出したのが、自民と官僚連中なんだな。
まぁ、ヒトラーに習った奴らだってことさ。
しかし声を上げる人々、特に若者からこんなに上がるとは彼らも思っていなかったと思うんだ。そんな若者の行動を破壊する行動に奴らは出て来るだろうね。今後はそれを阻止する活動をしなくちゃいけないんだな。

検索したところ、警句を遺したのは、ニクソン政権で財務長官を務めたウィリアム・サイモンと判明しました。

（以下の引用部は、M.K.ガンディー『真の独立への道』から）

「背後に力のない請願は無益なもの、これには疑いの余地もありません」

全国規模の抗議行動すら無視されたのですから、今後は民衆の力を見せつけてやらねばなりません。
では、民衆の力を発揮する実力行使とは何か？

「あなたが与えなければ、私たちは請願者にはならない。・・・私たちはあなたと関係を持たない。」

という、政治的抵抗（レジスタンス）です。
同義の言葉として、市民的不服従、非協力、サティアグラハ、ボイコット、ストライキ等が挙げられます。

デモに象徴されるプロテストは、これらの力をチラつかせる示威行為ですが、それが無視されたとなれば、実力行使へとなるのは自然の流れというものです。

　「戦争法」(安保法）はついに可決成立してしまいましたが、違憲のものが合憲になるわけではありません。抵抗の方法は数多くありますし、引き下がるわけにはいきません。

　まず、王道としては裁判によって違憲無効判決を出してもらうというのがもっとも直接的な解決策でしょう。しかし、これは今の日本では困難です。日本の違憲審査制は付随的違憲審査制であり、具体的事件がないと原則として裁判ができない。今、国家賠償法を用いた違憲訴訟が計画されていますが、訴えの利益が認められず門前払いになる恐れが強い。仮に本案審理に入ることができたとしても、やれ憲法判断回避の準則やら、統治行為論やらを突破しないと憲法判断まで行きつきません。正直なところどこまであてにできるか疑問があります。

　となると、次の国政選挙で護憲勢力を結集して与党を破り、ゆくゆくは政権交代を成し遂げて戦争法を廃止する道も考えるべきでしょう。選挙や議会制民主主義に不信感を抱く人が少なくないことは無理からぬことですが、少なくとも議会で大衆運動に誠実に応答する勢力が多数を占めないと、大きな改革はできません。なお、独自路線を行くことが多かった共産党が選挙協力を他党に呼び掛けており、注目しています。

　なによりも安倍政権をはじめとする戦争法支持勢力への怒りを忘れないことが肝要です。地味でも持続力ある運動を続けて次の勝負所で一気に立ち上がることが必要です。

突極の悪法「戦争法制」がとうとう成立してしまいました。
安倍自民党曰く
「これで、日本はまず手始めにアメリカと一緒に他国を侵略できる」
「イスラエルのように国家テロが行える」
「侵略国家、殺人国家、テロ国家への仲間リ万歳」
と大喜び。
こういった勢力を選挙で勝たせ続けた有権者の責任も重大です。

確かに反対運動も起きました。
特に政治に無関心な人が多かった若者の参加が目立ったことは大きな成果かもしれません。
是非今後とも活動を継続してもらいたいものです。

ちなみに、ここで６０年安保時の反対運動と比較してみましょう。
今回のデモは最高時で１２万人
６０年安保時は最高時で３０万人
内閣の支持率は日本軍国主義者「安倍晋三」はなお４０％の高支持率を維持しています。
Ａ級戦犯「岸信介」は１２％
政党の支持率は、自民党は今なお３０～４０％の高支持率を維持。
６０年安保闘争がピーク迎えた６月は自社の支持率が逆転。
明らかに劣化が拒めません。
今後、自民党は、来年の参院選までは戦争法制を隠し、経済を前面に押し出してくるでしょう。
有権者はそれに騙される可能性が濃厚です。
参院選での勝利後、集団的侵略権を発動、駆けつけ侵略、駆けつけ殺人の実行、そして平和憲法の改悪に着手してくることが必至です。
ちなみに６０年安保時も安保改悪が強行され、Ａ級戦犯「岸信介」が退陣後、安保反対の熱気は急速に冷め、その年の１１月の総選挙では自民党が大勝、野党は議席を減らしました。
また、６０年安保に参加した人も、その後保守反動に転向してしまった人、活動から手を引いてしまった人、その後も平和活動を継続した人に分裂してしまいました。
悲しいかな、今では安保（日米の軍事同盟）を支持する世論が圧倒的です。

今の状態だと、日本は今後、戦争国家への道をひた走ることになるでしょう。
近年の総右傾化、自らの力では民主主義を勝ち取れない国「日本」の前途は多難です。
しかし、ファシズム、絶対王政、軍国主義、帝国主義は絶対に許されません。
ご指摘のとおり「その困難を乗り越えての日本の民主化には何十年、何百年、ひょっとしたら何千年かかるとは思います。でも民主主義社会へのその一歩を踏み出さなければなりません。」

多くの人々のかつてない努力にも関わらず，戦争法案が国会を通過してしまった． 問題は今回の運動の総括の仕方だ．最も恐ろしいのは，かつてない規模で，また多様な新しい形の運動が行われたことだけを取り上げて，まるで勝利したかのような言説で終わってしまうことだ．これでは敗走を「転進」と呼んだ旧軍部と同じだ． プラスの面を正当に評価し，自らのエンパワーメントにつなげるのは当然だが，なぜ負けたのか，ど...

「憲法の番人」である最高裁の元長官や元判事、そして一部の御用学者を除く殆どの憲法学者が「憲法違反」と断じる「戦争法」が強行採決されたのが19日未明であったため、在京新聞各紙は20日の社説で今回の憲政史上最悪の汚点について論じている！ 　まずは首尾一貫して戦争法を批判し、マスゴミ各社が政権に阿る中で今や反凶人安倍の急先鋒となっている東京新聞の社説は、 　 「違憲」安保...