村野瀬玲奈の秘書課広報室

　　

高品質や安全性は、それらの達成に厳しい者が厳格に管理して初めて達成されます。当たり前のことですね。それらの達成に甘い者、いい加減な者がそういう部署にいると、不良品の山、事故の連発、顧客クレームの多発などの形であらわれます。それはその会社や団体の損害となり危機となります。

しかし、「原子力規制委員会」から厳格な姿勢の委員をはずして安全審査を少しでも甘くしようというのが自民党です。こんな人事では、安全がないがしろにされて、日本でいずれまた重大な原発事故が起こることが確定したようなものです。このような甘い姿勢の果てに東電福島第一原発の破滅的事故が起こったのです。

そこで、自民党支持、自民党容認のみなさん、そして政治に無関心のみなさんに訴えたいです。もともと原発に安全などというものはないと東電福島第一原発事故で多くの日本人は学んだはずですが、自民党のこの姿勢はそれ以前の問題です。自民党を支持・容認するということは原発の安全を再びないがしろにしてまた大事故を招くことを確定させるということだと。そして、次の大事故で日本は終わると。

その人事の中身について今回は取り上げます。

何が何でも島崎邦彦を降ろすための口実として、原子力村民の人材を充ててきたとしか思えない。→東京新聞:規制委人事も安倍カラー　慎重派・島崎委員、再任されず:政治(TOKYO Web) http://t.co/eMblC2ld6t #原発

— Kitten T.T. (@kittenish823) 2014, 5月 27

●東京新聞 (TOKYO Web)
規制委人事も安倍カラー　慎重派・島崎委員、再任されず
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2014052802100003.html
2014年5月28日 朝刊
 
　政府は二十七日、原子力規制委員会委員に田中知（さとる）東大大学院教授と石渡（いしわたり）明東北大教授を新たに充てるなど、国会同意が必要な六機関十七人の人事案を衆参両院の議院運営委員会理事会にそれぞれ提示した。原子力規制委の島崎邦彦委員長代理＝写真＝と大島賢三委員は九月の任期満了に伴って退任することが固まった。
　田中俊一委員長は二〇一七年九月、他の二委員は一五年九月まで任期があるため、今回の人事の対象にならない。
　原子力規制委は東京電力福島第一原発事故の教訓を踏まえて一二年九月に発足した。
　人事案は近く衆参両院の本会議で採決され、承認される見通しだ。
　原子力規制委員会の新委員の候補として、政府は田中知氏と石渡明氏を国会に提示した。人事案には、原発直下の活断層を厳しく調べてきた島崎邦彦委員長代理を外し、原発推進側と関係の深い人物を入れようという自民党の思惑が色濃く反映されている。
　「島崎さんは必ず代えないといけない」。任期が満了しても委員の再任は可能だが、自民党の有力議員はこう明かしていた。
　日本原子力学会の元会長の田中氏は、原子力利用を研究するエネルギー総合工学研究所の現職役員。以前は、原発メーカーなどでつくる日本原子力産業協会の役員のほか、東京電力の奨学金団体の審査委員長を務め年間五十万円超の報酬を得た。原発メーカーの日立ＧＥニュークリア・エナジーなどから「工学研究のため」として少なくとも二〇一一年度までの四年間、毎年計百十万円の寄付を受け続けていた。
　事故後の同年十一月、経済産業省の会合で「二〇三〇年以降も一定規模で原子力を維持することが適切」「放射性廃棄物の毒性は、高速増殖炉を使うことで減少できる」と語るなど、原発や核燃料サイクルを推進する意見が目立った。
　規制委は、政治や電力会社など原発推進側の論理から独立し、必要な規制をするために設立された。推進色が濃い上に、事故対策の専門家でもない田中氏が適任なのかどうか、議論を呼びそうだ。
　一方の石渡氏は地質学が専門で、日本地質学会の会長を今月二十四日に終えたばかり。規制委が「原子炉直下に活断層あり」と結論づけた日本原子力発電敦賀原発（福井県）の断層調査の結果を、第三者の立場でチェックする専門家会合の座長も務めた。大学時代から関西電力大飯原発（同）周辺の地質を研究し続けてきた。
　石渡氏を知る専門家は「新委員として名前の挙がった数人のうち、最も島崎氏の路線を継ぐ人物」と適正な審査への期待をにじませた。ただ、地震学の重鎮とは言えず、厳しい姿勢を貫けるかどうかは未知数だ。

（転載ここまで）

運転再開の前提となる国の安全審査が優先的　安全審査という言葉やめれ　NHK

— Toyomi Sawada (@qzv00507) 2014, 5月 27

①動画ニュースではスルーされていた寄付金問題。結果的に、自民党の首を絞める人事になって行く可能性が出てきた。@hanayuu 原子力規制委員会の委員候補に「東京電力の関連団体」からの寄付金少なくても５０万円　http://t.co/LO6kkE9OOX

— 鳥子 (@mimipinpi) 2014, 5月 27

②民主党政権時「「原子力ムラ」からの独立のため委員候補は原子力関連団体から一定額の報酬を受けた人物の除外を決め」ていたにもかかわらず、2011年に50万円以上の寄付金を受け取っていた田中氏を推した自民党。「政府が民主党政権時代に定めた厳格な人選基準に抵触する恐れ」@hanayuu

— 鳥子 (@mimipinpi) 2014, 5月 27

③脱原発を不可能にさせる最悪人事。自民党のルール違反「人事」、独善「人事」に対し周知し、怒ろう。本当に自民党は酷い。テレビニュースもチェックしよう。@hanayuu原子力規制委の委員候補「東京電力の関連団体」から寄付金少なくても５０万円http://t.co/LO6kkE9OOX

— 鳥子 (@mimipinpi) 2014, 5月 27

次のようなことを言っている自民党議員もいますが、「規制するふりをしているだけ」でしょう。全く信用できません。

●東京新聞 (TOKYO Web)
規制委人事に注文　自民、厳格委員の後任で
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2014051002000122.html
2014年5月10日 朝刊
 
　自民党の原子力規制に関するプロジェクトチームの塩崎恭久座長は九日、九月に任期を終える原子力規制委員会の島崎邦彦委員長代理ら委員二人の後任について「原子力の専門家を置き、地震、津波、国際関係は（それぞれの専門家による）特別な委員会を原子力規制庁の中に別に設けるべきだ」と注文を付けた。
　規制委委員は国会同意が必要な人事。塩崎氏の発言は、さまざまな分野の専門家を集めた規制委の委員構成や運営方法に疑問を投げかけた形で、自公政権で初となる後任選びに影響する可能性もある。
　委員五人のうち九月に任期を終えるのは地震学者の島崎氏と元国連大使の大島賢三氏。
　原発の再稼働を推進する自民党内では、地震・津波の分野を担当する島崎氏の厳格な姿勢が審査を長引かせる主な原因とみて不満を抱く議員が多い。

（転載ここまで）

「原子力規制委員会」といいながら、自民党政府の息のかかった原子力推進派の面々ばかり。原発という限りなく危険な代物を扱うのに、自民党は厳格な姿勢をとるメンバーを委員会に残すことについて不満とは、「自民党は原発の安全なんかどうでもいいと本音では思っている」ことの雄弁な証明ではありませんか。それなら、「原子力推進委員会」と名前を変えるべきです。いえ、原子力に寄生して自分たちだけが利益をむさぼっていることから、「原子力寄生委員会」の方がいいかもしれません。「原子力規制委員会」という名前のまま厳格な規制をしたくないメンバーを集めて原子力を一方的に推進するなら、それは詐欺とか二枚舌とか呼ばれます。

原子力規制委員に選出された東大大学院教授の田中知氏「原子力エネルギーは人類の宝である」→ pic.twitter.com/iiHfAF0F7F

— きっこ (@kikko_no_blog) 2014, 5月 27

「原子力エネルギーは人類の宝」とか抜かして電力会社からたくさんお金をもらってきた人物なんかを「原子力規制委員会」の委員にするなんて、まるで泥棒に金庫番をさせるような話だな。さすがは天ぷら野郎のイカサマ人事、これじゃあNHKと同じことになる。

— きっこ (@kikko_no_blog) 2014, 5月 27

原子力規制委員の後任人事で、厳格審査を実施した地震学者の島崎邦彦氏らが去り、原発はまだ必要と考える田中知元日本原子力学会会長などの推進派と交代する。またしても原子力村の人物。安倍政権は何が何でも原発の再稼働を強引に進めようとしている。島崎氏が抜けると委員に地震学者はゼロになる。

— 平野　浩 (@h_hirano) 2014, 5月 27

原子力規制委員:田中知・石渡氏が内定…島崎氏、再任せず - 毎日新聞 http://t.co/FB0rte1CIX #SmartNews ➡️世界最高水準の安全規制だから、その規制委がOKと言えば再稼働、というのが安倍の理屈。しかし、これでは安倍の理屈は嘘だということになる。

— kemu (@kemu1957) 2014, 5月 27

朝6時のＮＨＫニュースでも原子力規制委員の人事について、完全スルーやった。

— mai (@jrmmnisi) 2014, 5月 27

自民党は、この調子では日本をいずれ破滅させることは確かです。何年後か、何十年後か、何百年後かはわかりませんが...。安倍政権をぼんやりと支持、容認していたら破滅が待っています。少しでも物申さないといけないと思います。

まだ"候補"だから、同意しないよう国会議員に伝えることを、しませんか？→規制委員候補に電力側から報酬　田中教授、５０万円超 - スマホ版 - 47NEWS（よんななニュース） http://t.co/D0dNW8rmwM #原発

— Greenpeace Japan (@gpjTweet) 2014, 5月 27

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