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本物の警戒感

日銀・黒田総裁「保護主義が世界経済に影響」
2018/10/31 14:30

米国が仕掛ける貿易戦争への懸念が日銀内でも強まっている。黒田
東彦総裁は31日の金融政策決定会合後の記者会見で「保護主義的な
政策は当事国だけでなく世界経済全体に影響を及ぼす可能性がある」
と述べて、警戒感をにじませた。貿易戦争が日本経済に悪影響を及
ぼせば、足元で堅調な内外需要を前提とした日銀の経済・物価見通
しは今後、さらに下方修正を迫られる恐れもある。

日銀は今回の決定会合で、現行の金融緩和策を維持し、景気につい
ては「緩やかに拡大している」との判断を据え置いた。足元につい
ては「貿易摩擦の影響は限定的だ」(黒田総裁)との認識からだ。
3カ月に一度改定する「経済・物価情勢の展望(展望リポート)」
では、2018年度の経済成長率見通しを0.1ポイント引き下げて1.4%
とし、19、20年度は据え置いた。18~19年度の物価見通しは0.1~
0.2ポイントずつ小幅に引き下げた。

今後の経済見通しについては「海外経済の動向を中心に下振れリス
クが大きい」と明記した。黒田総裁は貿易戦争が企業や消費者の心
理、金融市場に波及する可能性に言及し、「保護主義的な動きの動
向、影響は我が国経済のリスクの1つとして認識しており、注意深
く見ていきたい」と強調した。

日銀の政策委員9人のうち、4人が18年度の成長率の「下振れリスク
が大きい」とみている。ある政策委員は決定会合前に「なぜ、まだ
経済統計に貿易摩擦の影響が出ていないのか不思議だ。これから影
響が出るだろうから、経済見通しを下げておいた方がよいかもしれ
ない」と吐露していた。

前回展望リポートを公表した7月末以降、米国と中国の貿易戦争は
互いに関税をかけ合って激しさを増した。両国と日本の実体経済へ
の影響はまだ限定的だ。

対象品目が2000億ドル(約22兆6000億円)にのぼる米国による第3
弾の対中関税は9月24日に発動したばかりで、9月までの統計に影響
はあまり出ていない。中国の輸出は「10月以降に落ち込む可能性が
ある」(みずほ総合研究所の大和香織氏)との見方が多い。

インフラ建設などが低迷しており、中国経済は減速し始めている。
生産の増加ペースは鈍化し、在庫は積み上がる。生産の増加率から
在庫の増加率を差し引いた「生産・在庫バランス」はプラス0.2と
16年2月以来の水準に低下した。貿易戦争の影響が本格的に出れば
成長率を押し下げる可能性がある。

日本でも一部の業種や企業で貿易戦争の悪影響が散見されはじめて
いる。さくらリポートでは米中の関税引き上げで「グループ全体の
利益率が低下している」(広島の自動車関連企業)との声も出た。
黒田総裁も「サプライチェーンを巡って影響を及ぼす可能性があ
る」と指摘。9月の中国向け工作機械受注額は前年同月比22%減と、
7カ月連続で前年を下回った。米国との貿易摩擦で中国で投資を手
控える動きが広がっているという。

仮に中国や米国の経済が失速し、日本から両国への輸出も落ち込め
ば、日本の景気回復にブレーキがかかる。19年以降は消費税率の引
き上げなどを予定しており内需に期待できない。

日銀は外需が日本経済のけん引役となって成長を維持するシナリオ
を描いているため、貿易戦争次第ではシナリオが崩れてしまいかね
ない。その場合、日銀は難しい対応を迫られる。「異次元」とも言
われる大規模な緩和が5年以上続き、超低金利や大量の国債買い入れ
による副作用への懸念が強まっているなか、追加緩和の余地は限ら
れているためだ。

7月末の決定会合では副作用への対応として国債市場の活性化を狙い、
政策の誘導目標とする長期金利の変動幅を2倍程度に広げるとした。
具体的にはプラス0.2~マイナス0.2%程度へと黒田総裁が会見で明か
した。ここ1~2カ月は米長期金利の変動に合わせて、日本の長期金
利も動くことが増え、日銀の国債買い入れオペ(公開市場操作)以
外の要因での取引が活発化した。黒田総裁は「市場の機能度はひと
ころより改善している。市場機能がこれ以上低下していくことはな
い」と述べたが、金融機関などからは市場をさらに活性化する対応
を求める声が多い。

超低金利による銀行経営への影響にも目配りが必要だ。日銀が10月
にまとめた金融システムリポートでは、銀行が中小企業や不動産向
けで、低採算を想定した融資を積極化している面があると分析した。
金融活動の過熱度合いはバブル期には遠いが徐々に強まっていると
の見解を示した。

日銀が緩和策の一環で進める上場投資信託(ETF)の買い入れは、米
国発の株急落で日本株が下落したことを受けて、10月は30日までに
約8700億円と単月で過去最高を記録した。日銀によるETF買いには
「株式市場をゆがめている」との批判も根強い。短期金利をマイナ
ス0.1%、長期金利をゼロ%程度としている誘導金利の引き下げや、国
債など資産の買い入れ増といった追加の緩和策を打ち出すのは難し
くなっている。
(福岡幸太郎)
日本経済新聞


日銀は金融政策決定会合を開いて、黒ちゃん(黒田東彦・日銀総裁)の
記者会見があったようですが、、、。
日銀は、米中の貿易戦争を本気で心配してるとか。

そうでしょうねぇ、米中貿易戦争が米中だけじゃなく、世界の経済
へ影響して経済を悪くすると、、、日銀としては、下から4段落目
>「異次元」とも言われる大規模な緩和が5年以上続き、超低金利や
>大量の国債買い入れによる副作用への懸念が強まっているなか、
>追加緩和の余地は限られているためだ。
ということですよ。(>_<)

金融緩和をやって、「もうこれ以上緩和できません!」というところ
まで来たので、ちょっと緩和を緩める・・・締める? とまでいわなく
ても方針を変えたかなぁ~という程度にしましたよねぇ、7月の金融
政策決定会合で。

これ以上緩和すると金融・経済に悪影響、副作用がありそうだと日銀
も感じ取ってるということですよねぇ。
だから前から言ってるじゃないですか?!(←私がですよ)
デフレを克服する!とか言って、金融緩和を進めてきたけど、目標
の物価上昇率2%達成は程遠く、、、。
でも経済は良くなったじゃないか!\(^o^)/
と言えた、その経済が貿易戦争のせいで悪くなったのでは、もう為
す術なしですよねぇ。(T_T)

「だから言ったじゃないですか~」というのは、金融緩和というのは
普通は経済が悪化したときに、それを回復させるために行なうもの
ですよねぇ。
それをデフレ脱却のために「思いっきりアベノミクスのエンジンを
ふかす」ように金融緩和していたのでは、いざ経済悪化、不況とな
ったときに、どういう政策を行なうのか?ということですよ~。

「いやいや杞憂だ」とは言えなくなってきたというのが、米中貿易
戦争を前にした日銀の感触なのでは、、、?

安倍っち(安倍晋三・首相)は2016年の参院選の前に日本で行われた
サミットを利用して「世界の経済は今リーマンショック前の危険な
状態にある」とか言い出して、消費税増税の先送りを表明しました
が、それから2年、特に危機らしいものも現れず、かといって、日
本経済が特に良くなったということもなく、、、。

なんとか世界経済がうまく回ってることに乗っかって日本経済も良
くなってるように見えてたのに~。
貿易戦争のせいでホントに世界経済が悪化すると、日銀はどうすりゃ
いいんだ~?!ということになりますよねぇ。

う~ん、トランプ大統領が中国との貿易戦争にのめり込めばのめり
込むほど、安倍っちのクビを締めることになるんでしょうかねぇ。
安倍っちはトランプ大統領と親しいと自慢してるんだから「頼みま
すよ~、もう少し穏やかにやってくださいよ~」とか、お願いした
らいいのにねぇ、トランプ大統領に。(^_-)☆

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