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デフレじゃない!

「根本原因はデフレではない」
 白川・前日銀総裁が5年半ぶりに語った
2018/10/22 18:21

白川方明・前日本銀行総裁は2018年10月22日、総裁を辞任してか
ら初めてとなる記者会見を日本記者クラブで開き、日本経済の停滞
の原因はデフレにあるのではないとする持論を語った。

安倍政権発足によるアベノミクスや後任の黒田東彦(はるひこ)
総裁による異次元の金融緩和でデフレ脱却を目指している現状につ
いての直接的な評価には言及しなかったものの、デフレを日銀の金
融政策だけで解決することについては、総裁当時から強い疑問を持
っていたことをあらためて強調した。

20181023
総裁を辞任して以来初の記者会見を行った白川方明・前日本銀行総裁

総裁のときに受けた批判

白川氏は安倍政権が発足した直後の2013年3月に任期を20日ほど
残して辞任したが、その後は公の場での記者会見など一切、避けて
きた。今回は、自身の日銀時代を回顧する著書『中央銀行 セント
ラルバンカーの経験した39年』(東洋経済新報社)について語ると
いうテーマで会見の場に臨んだ。

白川氏は会見の冒頭、「退任当初から執筆を勧められたが、中央
銀行の総裁は退任後は多くを語らないのが美学と考えてきた。自慢
や自己弁護と思われるのも避けたかった」としたが、ある日銀OBの
勧めもあり、中央銀行をめぐる議論をもっと活発にしたいと思い、
出版に至った経緯を語った。

会見は1時間にわたって白川氏が自著について語ったが、とくに
熱を帯びたのは、自身が総裁時代に浴びた「批判」についてだった。
批判の内容を「日本経済の根源的な原因はデフレであり、それは貨
幣的現象だから、日銀の大胆な金融緩和政策によって脱却できる。
日銀は物価目標を掲げ、達成を約束すべきだが、それをしていない」
というものだったと総括。2012年12月の総選挙で民主党から政権を
奪還した安倍晋三・自民党総裁がこうした主張を掲げて、圧倒的な
国民の指示を得たことにも触れた。

過去5年の経験が示すこと

こうした日銀批判に対して、白川氏は「日本経済の根源的な原因
はデフレではないと思っていた」と反論。そのうえで「急速な高齢化
や人口減少に適合していないことが大きな原因」と述べ、社会保障を
含めた財政の持続可能性の方が重要だという考えを示した。

その一方で、2012年12月に、物価目標を政策とするインフレ・タ
ーゲティングの導入を掲げ、日銀法改正までも示唆して総選挙を戦い、
国民の圧倒的な支持を受けた安倍政権のもとで、日銀が何も答えずに
独善と思われることは避けなくてはならない、と思い、「熟慮の末、
政府とアコード(政策協定)を結ぶのはやむを得ないと考えた」と発
言。13年1月に「デフレの早期脱却と物価安定の目標を2%とする」と
いう政府との共同声明に至った経緯を説明した。ただ、その共同声明
も「日銀が2%の物価目標を機械的に追求しようとしたものではない」
とした。

その後、日銀は後任の黒田総裁のもとで、2%の物価上昇を目標に、
「異次元の緩和」と呼ばれる金融政策で大量の国債やリスク資産を日
銀が買い取って資金を市場に供給する体制を取るようになった。これ
には中央銀行の政策としては中央銀行自身や国の財政の健全さを損な
うとした批判も強い。

この後、会場からの質問で、現在の黒田総裁の政策について評価
を聞かれた白川氏は「他の中央銀行総裁にならい、足元の金融政策に
ついて直接的なコメントは控えたい」と述べつつ、「過去5年の経験
が示すように、日本経済の直面する問題の答えが金融政策以外にない
ということではないし、物価が上がらないことが低成長の原因という
立場でもない」と語るとともに、2013年の政府と日銀の共同声明の精
神に立ち返るべきだ、と語った。
J-CAST NEWS


白川方明・前日本銀行総裁が久しぶりというか日銀総裁退任後初め
てとなる記者会見を開いたそうで。
↑上は「J-CAST NEWS」ですが、朝日新聞やロイターも↓このように
伝えてます。(一応URLだけ)

白川日銀前総裁、経済課題解決「答えは金融政策にない」
日本経済が直面している問題の答えは金融政策にはない
=白川前日銀総裁


ちなみに、朝日新聞には

金融緩和の最大の副作用については、痛みを伴う社会保障費のカ
ットなどから国民の目を背けさせ、「日本全体のエネルギーが、本
来向かうべきところでないところに向かったことだ」と指摘した。


それから、ロイターには

白川氏は、日本経済の根本原因は、急速な高齢化や少子化に経済・
社会が適合し切れていないことだと指摘。財政や日本経済の持続可
能性に取り組むことが重要だと強調した。


などとありますね。

え~と、退任後初めて記者会見を開いたというのは、本を出版する
ことになったので、その宣伝?
とは言わないのでしょうけど、まぁ、宣伝も兼ねて?
くらいはありますか。

本はこちら↓。
中央銀行 セントラルバンカーの経験した39年
なんと、4860円!(@_@)
図書館で借りましょう!\(^o^)/

上の記事では5段落目ですね
>「日本経済の根源的な原因はデフレであり、それは貨幣的現象だか
>ら、日銀の大胆な金融緩和政策によって脱却できる。日銀は物価目
>標を掲げ、達成を約束すべきだが、それをしていない」
という批判を受けたということですが。白川前総裁いわく。

こうした主張の中心人物が安倍っち(安倍晋三・首相)ですかねぇ。
まぁ、そう吹き込んだのは周りの経済学者なのでしょうけど。(>_<)
まっ、その張本人・浜田宏一先生が真っ先に逃げ出したようですが。

アベノミクスと成長信仰 理論的支柱の「転向」
 新しい価値観に基づく 別の道 提示こそ

2017年01月01日 中島岳志 なかじま・たけし=東京工業大教授
↑西日本新聞の去年のお正月の記事ですが。
1/1だから、お正月ですよねぇ。(^_-)☆

浜田はこれまでデフレを「貨幣的現象」と捉え、金融政策だけで日
本経済が立ち直ると述べてきた。とにかく通貨の供給量を増やせば
市場にお金が出回り、物価が上昇する。加えてインフレの目標値を
設定し、人々の期待をあおることでインフレを起こすことができる。
これがリフレ派の中心を担った浜田の論理だった。

 しかし、昨年来、量的・質的金融緩和は頭打ちとなり、効果が表
れなくなっている。当初のインフレ目標は、到底達成されそうにな
い。浜田はこの現象に頭を悩ませることになった。


上の西日本新聞からの引用ですが。
>「学者として以前言っていたことと考えが変わったことは認めなけ
>ればならない」
という言葉を探そうとして、上の記事を発見したのですが。

6段落目をごっそり引用しときますか。
>こうした日銀批判に対して、白川氏は「日本経済の根源的な原因
>はデフレではないと思っていた」と反論。そのうえで「急速な高齢化
>や人口減少に適合していないことが大きな原因」と述べ、社会保障を
>含めた財政の持続可能性の方が重要だという考えを示した。
ということだそうで。

「デフレじゃないよ~。少子高齢化だよ~!」という感じですかねぇ。
それなのに、この5年安倍っちのやったことと言ったら、
>金融緩和の最大の副作用については、痛みを伴う社会保障費のカ
>ットなどから国民の目を背けさせ・・・(上の朝日新聞から)

>財政や日本経済の持続可能性に取り組むことが重要(ロイターから)
なのに、増税の先送りを繰り返して、ついに財政再建のプライマリー
バランス回復を5年でしたか、先延ばしとなりましたよねぇ。

そして、去年の総選挙の争点は「国難となった少子高齢化」というん
だから、笑えますよねぇ。
そんなこととっくにわかってたじゃないか!?
ということでしょ。

結局、この5年、一生懸命走ってきたように思えるけど、同じところ
をグルグル回ってただけで、元の場所に戻ってきた。ということで
すよねぇ。

でもまっ、安倍っちがまだ3年、首相を続けるというんだから、同じ
ところを走ることになるんでしょうねぇ。(T_T)

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