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杉田水脈議員の生産性
何事もなかったかのようにシラ~とブログを再開しようかとも思いま
したが、え~と、いつからでしょう? 3月に引っ越しをしたのですが、
その前からブログ更新が止まってました。

そうです、理由は引っ越ししたからなのですが、、、。
3月の頭に引っ越し。
ひと月は引っ越しのためのゴタゴタで休むとしても、4月からは再
開できたのでは?という気もしますが。

実際、4月から再開の予定だったのです!
でも、ちょうど4月の再開予定のときに、引っ越しで工事に来ても
らい開通させたインターネットなどの回線が私がコードを抜いた
ことが原因で不通になってしまい、、、。

という理由で4月からの再開は見送り。
5月の頭から! 6月の頭から!
などと思うものの「まっいいか?!」と先延ばしにしてきて、現在
に至るというありさま。

この8月の中程になって再開しよう!となったのは、9月まで待って
いられない、「LGBT問題」が起こったからです。
ということを再開の挨拶として、さっそく始めましょう!(*^^*)

杉田水脈議員が「新潮45」に寄稿した"「LGBT」支援の度が過ぎる"で
すが、あちこちに影響を及ぼして、自民党本部前でデモが行われ
たり、自民党は慌てて「自民党は多様性を尊重する政党です!」と
声明を出したりと、大騒動になってますが、、、。

私はやっと図書館の雑誌のコーナーで借りてコピーしてきました。
読んでみると、まぁ~、「OUT!」というか問題外ですよねぇ。(@_@)
そうですねぇ、こちら↓
LGBTへの日本の行政支援は「度が過ぎる」のか
ニューズウィークの日本版に、批評というか批判も出てますが。

杉田水脈議員は、まず朝日新聞などのLGBTに関する記事が多すぎる
のではないかとジャブを打った後、
>しかし、LGBTだからといって、実際そんなに差別されているもの
>でしょうか(P.58)
とすっとぼけたことを言ってます。

なぜ、"すっとぼけた"となるかというと、すぐ下の段(新潮45は1ペ
ージが3段の構成になってます)に、
>LGBTの当事者の方たちから聞いた話によれば、生きづらさという観
>点でいえば、社会的な差別云々よりも、自分たちの親が理解してく
>れないことのほうがつらいと言います。
とあるのです。

『社会的な差別よりも親の理解がないことがつらい』と言ってると
いうことですが、「社会的な差別がない」とは言ってないでしょう?
「社会的な差別云々よりも」と社会的な差別があることは聞いてるの
に、「実際そんなに差別されているものでしょうか」と言ってるのは
すっとぼけてるとしか思えませんよねぇ。

杉田水脈議員も正しいことは言ってるんですよ。続けて、、、
>親は自分たちの子供が、自分たちと同じように結婚して、やがて
>子供をもうけてくれると信じています。だから、子供が同性愛者
>だと分かると、すごいショックを受ける。
>
>これは制度を変えることで、どうにかなるものではありません。
と続きますが。

まったくその通りなんです。
親が自分の子供が同性愛者だと知ってショックを受けるというのは
心の問題、偏見に関すること。
一方、社会的な差別というのは制度の問題です。

この点、杉田水脈議員は正しいのですが、「制度を変えることで、ど
うにかなるものではありません」というだけで、ではどうすれば、親
の心の問題が解決できるかについては言及がありません。

>LGBTの両親が、彼ら彼女らの性的指向を受け入れてくれるかどうか
>こそが、生きづらさに関わっています。そこさえクリアできれば、
>LGBTにとって、日本はかなり生きやすい社会ではないでしょうか。
と言うのですが、どうやってクリアするのか、そのためには何が
必要かは言わないのです。

私は専門家ではないですが、ちょっと考えれば子供のころからの教
育が大切!とわかるでしょう。
子供のころ先生から「みなさんは、お父さんとお母さんが結婚して
生まれてきたわけです。先生もそうです。
だから、男の人が女の人を好きになって結婚することが当たり前と
いうか普通のことだと思うかもしれません。
でも、世の中には、男の人が男の人を好きになったり、女の人が女
の人を好きになったりする人もいるんです。」

とここまで来ると子供たちは「え~!ウソ~」「そんなのいないよ~」
「変態じゃないの~!」などとざわつくでしょうけど、続けて
「変態なんて言っちゃダメ!
いいですか、みなさんが異性に惹かれるように、同性に惹かれる人
もいるんです。
たまたま好きになった人が異性だったか同性だったかの違いで、ど
っちが正しいということではないんですよ」
という教育を受けていたら、、、

そういう子供が親になって子供ができて、その子供が同性愛者だと
告白してきても、先生が「そういう人がいる」と言ってたのがうちの
子だったということかと受け入れられるのでは、、、?

ところがところが、杉田水脈議員はこう言うのです。
>一方、LGBは、性的嗜好の話です。以前にも書いたことがあります
>が、私は中高一貫の女子校で、まわりに男性がいませんでした。女
>子校では、同級生や先輩といった女性が疑似恋愛の対象になりま
>す。ただ、それは一過性のもので、成長するにつれ、みんな男性と
>恋愛して結婚していきました。マスメディアが「多様性の時代だか
>ら、女性(男性)が女性(男性)を好きになっても当然」と報道するこ
>とがいいことなのかどうか。普通に恋愛して結婚できる人まで、
>「これ(同性愛)でいいんだ」と、不幸な人を増やすことにつながり
>かねません。(P.59中段)

上で紹介したニューズウィーク日本版には
>同性愛は個人的趣味(嗜好)ではなく、恋愛対象の方向性(指向)
>の話なのでこれは完全な誤用。
とありますが、杉田水脈議員が言ってることなので、そのまま書い
てます。

>マスメディアが「多様性の時代だから、女性(男性)が女性(男性)を
>好きになっても当然」と報道することがいいことなのかどうか。
とマスコミが報道することにも反対という意見なのでしょうから、
学校でそのようなことを教えることにも反対、というか大反対なの
でしょう、杉田水脈議員は。

上で引用した
>LGBTの両親が、彼ら彼女らの性的指向を受け入れてくれるかどうか
>こそが、生きづらさに関わっています。そこさえクリアできれば、
というのに、どうやってクリアするのか教えてほしい、というか考
えてほしいですよねぇ。

そして、ここ。
>「これ(同性愛)でいいんだ」と、不幸な人を増やすことにつながり
>かねません。
と同性愛者を「不幸な人」扱い。
ここだけで、もうこの寄稿文がOUT!となるのでは?!
(あっ、"生産性"の話もあるか、、、。)

『異性愛こそ正常。同性愛者は不幸』と決めてかかってるから、LGBT
への支援はけしからん!などと言い出すのでは、、、。

そうですねぇ、杉田水脈議員が卒業した中高一貫の女子校のOGで、
「私はレズビアンです」という人を探しますか?
いやぁ~、杉田水脈議員のような人が卒業生なのだから、あれかも、
「自分が女性を好きなのは一過性のものだ。もうすぐ収まる、、、」
などと考えて、いまだに結婚しない女性、「自分は同性愛者じゃない」
と思い込もうとしてる女性、自分を押し殺して生きてる女性がいる
だけで、同性愛をカミングアウトしてる人はいないのかも、、、。(T_T)
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