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首相「死者出たら一巻の終わり」 探り続けたPKO撤収 小野甲太郎、相原亮2017年3月10日21時50分
南スーダンの首都・ジュバで活動する陸上自衛隊PKO派遣部隊 の隊員=2016年11月
「一定の区切りをつけることができると判断した」。安倍晋三 首相は10日、南スーダンの国連平和維持活動(PKO)に派遣 している自衛隊施設部隊の撤収方針を表明した。現地の治安情勢 は悪化の一途をたどり、施設部隊による「日報」問題が国会審議 でくすぶり続ける中、追い詰められた末の決断となった。
「派遣開始からもう5年も経った。いつまでも派遣し続けると いうことにはならない」。自衛隊の南スーダンPKO派遣をめぐ り、安倍首相は最近、周囲にこう漏らした。
きっかけは昨年7月、首都ジュバで起きた大規模衝突だった。 当時は国際協力機構(JICA)やNGOの職員らが現地に残っ ており、自衛隊だけ先に撤収させるわけにはいかないとの理由で 撤収は見送られたが、政府内では「どこかで出口を見つけなけれ ばいけない」(防衛省幹部)との議論が浮上。菅義偉官房長官も この日の会見で「昨年9月ごろから今後のあり方をどうすべきか との問題意識から、国家安全保障会議(NSC)を中心に検討を 行ってきた」と語った。
政権は昨年11月、安全保障関連法に基づく「駆けつけ警護」 の付与を決定。現地の国連司令部の要請などを受けて、離れた場 所で武装勢力に襲われた国連職員らを助けに行くオペレーション を認めた。
現地情勢は安定せず、派遣された自衛隊員のリスクが高まる状 況に、政府内では「ひどい緊張状態が続いている」(防衛省幹部) との懸念が浮上。与党内からも「隊員が1人でも亡くなれば政権 は吹っ飛ぶ」(自民党幹部)、「危機管理上、早く撤収した方が 良い」(公明党幹部)との声が上がり始めた。
派遣部隊が作成した「日報」問題をめぐり、政権への風当たり も強まった。日報は、昨年7月の大規模な武力衝突を「戦闘」と 記載。それでも、稲田氏は国会の審議で「国会答弁する場合には、 憲法9条上の問題になる言葉は使うべきではない」などと繰り返 し、野党は「資質に欠ける」として辞任を求めた。
南スーダンPKOへの自衛隊施設部隊の派遣は、民主党の野田 佳彦政権時代に始まった。2012年暮れ、民主党から政権交代 を果たしてPKO派遣を引き継いだ頃から、安倍首相の念頭には 「どこで区切りをつけるか」との思いがあったようだ。
現地情勢の悪化が伝えられた13年末、首相は自らの肝いりで 検討を進めていた集団的自衛権の行使容認に影響を与えることを 懸念。当時、周囲には「ここで死傷者が出たら、いま進めようと している政策の一巻の終わりだ」と漏らした。だが、「積極的平 和主義」を前面に掲げている手前、最終的に撤収は断念した。
今回、首相が語る撤収の理由に「治安」という言葉はない。当 事者間の停戦合意などPKO参加5原則はなお維持されていると の姿勢で、派遣している施設部隊の道路補修などに「区切りがつ く」という理屈を強調した。
首相らの説明には、足元の与党からもいぶかる声が上がる。あ る防衛相経験者は語る。「現地情勢はPKO参加5原則に適合し ないと、自衛隊の最高指揮官である総理が決断したのだろう」 (小野甲太郎、相原亮) ◇ ■南スーダンPKOをめぐる「日報」問題の経緯
2016年10月 ジャーナリストによる「日報」の情報開示請 求を防衛省が受理 12月2日 防衛省が「廃棄した」として不開示を決定 26日 河野太郎衆院議員(自民)の要請で再調査 した結果、統合幕僚監部に電子データの残 存が判明。稲田朋美防衛相には報告されず
2017年1月27日 稲田防衛相にデータ残存を報告 2月7日 防衛省が戦闘が続いていた昨年7月の一部日 報と、陸自中央即応集団(CRF)が作成す る「モーニングレポート」を公表 17日 12年の派遣開始以来、すべての日報が電 子データで見つかったと防衛省が公表 朝日新聞
安倍っち(安倍晋三・首相)が南スーダンに派遣していた自衛隊の 撤収を決めたそうですよ。
いやいや、7段落目 >南スーダンPKOへの自衛隊施設部隊の派遣は、民主党の野田 >佳彦政権時代に始まった とありますから、伝統がある?というわけではなく、長くやって たんですねぇ~。
この5月で撤収だそうですが、無事に終わって良かったですよ~。 (まぁ、まだ終わってないんですが。小学校の遠足では、「家に 帰るまでが遠足だぞっ!」と言われるそうですから、、、。)
でも、もしも、自衛隊に犠牲者が出ていたら、民主党政権時代に始 まってるから、安倍っちなら、「民主党のせいだー!」と言いそうで すよねぇ。(?) そういう意味でも、良かったですよ。(^_-)
6段落目 >日報は、昨年7月の大規模な武力衝突を「戦闘」と記載。 のあたり。
派遣されてる自衛隊が毎日報告してくるのが「日報」ですかねぇ。 そこに”戦闘”と書いてあったと騒動になってますよねぇ。 去年7月の武力衝突ですよねぇ。 まぁ、どう見ても、戦闘でしょう。(@_@)
でも、日本では自衛隊が戦闘してはマズイから、戦闘とは呼ばない ということでしょうか。 それが、国会では野党から「戦闘じゃないか!?」と騒動になったと。
まぁ~、何と呼ぶかは置いといて、去年の7月、首都ジュバでは大 規模な衝突があったわけですよねぇ。 7月ですよ。
なのに、4段落目 >政権は昨年11月、安全保障関連法に基づく「駆けつけ警護」の >付与を決定 と、派遣先の環境が悪くなってるというのに、より危険な仕事を 任されるという、ヤバイ状況になってたんですよねぇ。
ということですから、5段落目 >「隊員が1人でも亡くなれば政権は吹っ飛ぶ」(自民党幹部) と心配する声も出てきますよねぇ~。
憲法改正を企む安倍っちとしたら、その前に政権が吹っ飛ぶとい うのはなんとしても避けたいですよねぇ~。(^_-) それで、撤退の時期を探っていたというんですが、それなら、そう 言えばいいのに~、、、。
安倍っちが語ったのは、 >自衛隊が担当しているジュバにおける施設整備は一定の区切りを >つけることができる ということでしたよ。 (南スーダンPKOへ派遣中の自衛隊施設部隊の活動終了について の会見)
でも、ヤバイ状況になってるから、犠牲者が出ないうちに撤退させ ようとしたということは、みなさんわかってますよねぇ~。(>_<) 「区切りがついたので」という理由を信じてるのは、一部の安倍っち の熱烈なファンくらいでは、、、?
これは、前にもありましたよねぇ。 去年の参院選の前、サミットのときでしたか、消費税増税を先送り しますが、アベノミクスはうまくいってるんですけど、中国など海 外の影響があるからです。 という説明。
前は「消費税を増税できる状況にします!」と言ってたのに、それが できなくなって、その原因をアベノミクスじゃなく海外の要因に責 任転嫁ですよねぇ~。
このように真実を覆い隠し、真実から国民の目を遠ざけるテクニッ クが、今回も使われてますが、国会では、野党が追求すると、「そ れじゃあ、派遣を続けろというんですか?!」などと言って、真実 を煙に巻く安倍っちの弁論術に、野党議員も、ころっとやられてし まいますよねぇ。(T_T)
まぁでも、1月も2月も、野党から南スーダンは危険なのじゃないか と突っ込まれても、「そんなことはありません」などと野党の追求を かわしながら、そのときは、「5月撤退」に向けて、裏で? 秘密裏 に準備を進めてたんですから、そこはスゴイですよー。(*^^*)
まっ、現地部隊と国連との、「もうちょっと残ってくださいよ~。 日本の他に撤退する国はありませんよ」 「いや、本国の指令ですから、仕方ないんです」 などという機密文書が流出!とならないよう願ってます。(^_-)
それしても、安倍っちが「5月で撤収!」と言えば、ちゃんと帰って 来てくれるんだから、たいしたものですよねぇ、自衛隊も。(@_@) 「そんなの当たり前じゃないか!」って? いやいや、昔は、そうはいかなかったでしょう?
「満州事変」とか。 「柳条湖事件」をきっかけに、本国政府の意思を無視して、どんどん 軍隊が進んでいったり。 「盧溝橋事件」から日中戦争へと突き進んだりと。
やりたい放題の軍隊でしたよねぇ~。 その当時と比べたら、軍隊は、大きく変わりましたよねぇ。 ただ、日本の政府はというと、、、?
>戦争でなく事変と称されたのは、盧溝橋事件後の本格的な戦闘が行 >われても、1941年12月に太平洋戦争が勃発するまで両国は宣戦布告 >をおこなわなかったからである というあたり、なにやら、「去年7月のジュバで起こったのは戦闘で なく武力衝突です」というのと似てるような、、、?
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