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有効求人倍率のカラクリ

(2016参院選 アベノミクスを問う:2)
 「雇用改善」上向かぬ賃金 収入低い職種に人材流入
2016年6月16日05時00分

20160616

 静岡県の介護職の女性(36)は1年半前、食品工場のアルバイ
トから、グループホームの正社員になった。認知症の高齢者9人の
介護を、実質的に2人で任されている。食事や入浴の介助、歩き回
る人の付き添い――。仕事はひっきりなしで、夜勤は月5~6回。
「気が休まらず、ほとんど休めない」と話す。

 月給は、残業代などを含め手取りで14万円台。アルバイト時代
より低く、食費を切り詰めて家賃を払っている。「責任の重さに比
べてこの給料はどうなんだろう、といつも思う。貯金もできず、転
職も難しい」

 経済政策の成果を誇る時、安倍晋三首相は雇用改善を強調する。
「正規雇用は昨年、8年ぶりに増加に転じ、26万人増えた。アベ
ノミクスは順調に結果を出している」。1日の消費増税再延期の会
見でも、こう述べた。

 「26万人」の内訳はどうか。介護職など「医療・福祉」は25
万人増えた一方、「製造業」は19万人減。介護職の平均月給は2
2万円台で、全産業平均の33万円台より低い。

 介護事業は、公的な介護報酬に頼った運営になりがちだ。高齢化
で需要は増えているが、提供するサービスを充実させて、従業員の
賃金も上げる、という循環になりにくい。クレディ・スイス証券の
白川浩道経済調査部長は「アベノミクスの雇用回復の大部分は、介
護など医療・福祉従事者の増加だ。高齢化の要因が大きく、賃金の
上昇圧力は高まっていない」と指摘する。

 求職者1人当たりの求人を示す有効求人倍率は、就業地別では全
都道府県で1倍になったが、これも少子高齢化が影響している。今
年1倍に改善した鹿児島県では、求人倍率が高い職業は介護や建設
で、人気がある事務職は低い。倍率が上がっていても、雇用の「ミ
スマッチ」があれば、望む仕事に就いている人が多いかどうかはわ
からない。

 ■非正社員、増える中高年層 待遇不安定、成長に直結せず

 さらに、労働者全体でみると、正社員より待遇が不安定な非正社
員が増え続けている。

 非正社員は昨年18万人増え、伸び率は0・92%。正社員の伸
び率の0・79%を上回り、労働者に占める割合は約4割にのぼる。
安倍首相は「パートの時給は過去最高だ」と強調するが、物価上昇
には追いつかず、2010年を100としたパートの実質賃金指数
は15年は97・5にとどまる。

 そんな非正社員で目立つのが中高年の増加だ。44歳以下は、新
卒や若手の採用増で17万人減った一方、45歳から54歳は11
万人増えた。企業がリストラで中高年の社員を減らしていることも
背景にありそうだ。

 「早く非正規から抜け出し、安定した仕事に就きたいが、うまく
いかない」。都内で警備員として働く男性(47)はいう。

 自動車部品メーカーで派遣社員として働いていたが、08年秋の
リーマン・ショックで「派遣切り」を受け、失職した。その後、よ
うやく見つけた交通誘導の警備員は日給7500円。週3日しか仕
事がないこともある。「アベノミクスの恩恵は全く感じない」

 こうした非正社員の待遇改善のため、安倍政権は「同一労働同一
賃金」を掲げる。仕事内容が同じ働き手には同じ賃金を払い、非正
社員というだけで低賃金にならないようにする狙いだ。「多様で柔
軟な働き方」を広げ、中高年もそれぞれに合った仕事を見つけて職
に就くことを期待する。

 非正社員には、賃上げだけでなく、働く期間が区切られずに仕事
を続けられる正社員になることを望む人も多い。しかし、中高年の
現実は厳しい。

 警備員の男性は昨秋、あまりの低賃金に転職を試みたが、40代
という年齢もあって仕事は決まらなかった。「先の見通しは立たな
いまま。同僚も中高年が多く、待遇が悪くても他の仕事に移れない
人ばかり。みんな、生活は苦しそうだ」

 1年半前、派遣社員から運送会社の正社員となった40代の女性
は「ハローワークや求人サイトでも、希望した事務職の仕事は本当
に少ない。50~60社に応募してやっと正社員になれたが、月給
は手取りで18万円程度」と話す。

 安倍政権は女性や高齢者を含むすべての働き手が生き生きと働く
「1億総活躍社会」を掲げる。しかし、賃金が低く、待遇が不安定
な仕事が増えるばかりでは消費は増えず、経済成長にもつながらな
い。雇用指標を上向かせるだけでなく、どう実態を改善していくか
が問われている。(風間直樹、末崎毅)
朝日新聞


「アベノミクスを問う」シリーズじゃなくて、参院選のシリーズで、
ここは雇用問題。

まっ、まとめると、安倍っち(安倍晋三・首相)は
>「正規雇用は昨年、8年ぶりに増加に転じ、26万人増えた。ア
>ベノミクスは順調に結果を出している」。
と自慢しているが。
その内実はというと、、、
>「26万人」の内訳はどうか。介護職など「医療・福祉」は25
>万人増えた一方、「製造業」は19万人減。介護職の平均月給は
>22万円台で、全産業平均の33万円台より低い。
だそうで。

これは「朝日新聞調べ」ということですかねぇ?
まっ、誰が調べた数字かはわかりませんが、安倍っちが「雇用も増
えた!」というから、「ホンマかいな!?」と思ってたら、やっぱり
こういうことでしたか。(@_@)

>「製造業」は19万人減
ですか~。
いやいや、ビックリポンですなぁ~。

安倍っちは、民主党政権では企業は逃げ出し、雇用は失われてい
たんですが、我が党になってアベノミクスのおかげで雇用は増加
したんです!
などといってますけど、製造業は逃げ出したままなんじゃないで
すか!?

まったく自分に都合のいい数字しか出さないで、さもアベノミク
スはうまくいってる!と言い張る手口には、困ったものですな。

で、上の記事では、
>「アベノミクスの雇用回復の大部分は、介護など医療・福祉従事
>者の増加だ。高齢化の要因が大きく、賃金の上昇圧力は高まって
>いない」
という専門家の意見もありますが。

なんか、安倍っちの言うことを聞いてると、アベノミクスのおかげ
で、金融は緩和され景気は良くなり、それで雇用も増えてきた~。
みたいに聞こえますけど、、、。
事実は、高齢化のせいで「介護など医療・福祉従事者」が増えてると
いうことなんですね。

そうだと思いましたよ~。
これだけ金融を緩和して3年でしょ。
もうあちこちでバブルが起こってなきゃおかしいですよねぇ?

それがないってことは、金融緩和もうまくいってないのでは~?
結局、日銀の地下の金庫に仕舞ってあるんですよ、大量のお金が!
というのは冗談ですけど、でも、イメージとしては、そんな感じ
ですよねぇ。

でも~、その日銀の地下に眠る大量のお金ですが、銀行がその気
になれば、いつでも使えるわけでしょ?
いつ、バブルが起こっても仕方ない状態ですよねぇ。

「いや、バブルになれば、日銀がちゃんと沈めるから大丈夫」などと
言っても、沈めたら、バブル崩壊後の不景気がやってくるんでしょ?

もうこんなマネーゲームはやめて、地道にじっくり経済再生をやり
ましょうよ!

記事の最後もこうなってますよ。
>安倍政権は女性や高齢者を含むすべての働き手が生き生きと働く
>「1億総活躍社会」を掲げる。しかし、賃金が低く、待遇が不安定
>な仕事が増えるばかりでは消費は増えず、経済成長にもつながらな
>い。雇用指標を上向かせるだけでなく、どう実態を改善していくか
>が問われている。
だとか。

あっそうだ、日銀の人も、雇用は良くなってる、賃金の上昇圧力が
働き始めてるとか言ってましたよねぇ?
日銀も安倍っち病?
自分に都合のいい数字しか見ないで、「うまくいってるから、もうち
ょっとで物価上昇率2%の目標達成できる!」と本気で信じてるんでし
ょうかねぇ?

まぁ~、安倍っちが何人、そう強く信じる人を次から次へと日銀に送
り込んでも、現実は変えられないですよねぇ~。
最後まで自分に都合のいい数字を追い求めて行くんでしょう、、、。
ガンバレ!

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