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集団的自衛権:安倍首相が検討を求める主な事例 骨子 毎日新聞 2014年05月14日 東京朝刊
<武力行使に該当する対応> ・米軍を武力攻撃する外国に向かう不審船の乗船検査(臨検) ・米国に向かう弾道ミサイル迎撃や米艦防護
<武力行使に当たらない国際協力> ・国連安保理決議に基づく多国籍軍への食糧・燃料補給 ・在外邦人救出のための武器使用 ・国連平和維持活動(PKO)での外国部隊などへの駆け付け警護
<武力攻撃に至らない侵害への対応> ・離島に不法上陸した武装集団に対処する武器使用権限の見直し
↑という毎日新聞の5/14の記事ですが、これに基いて?翌5/15の夕方 安倍っち(安倍晋三・首相)が記者会見し、「集団的自衛権行使するから ね~!」と発表したということですか。
まぁ、集団的自衛権については、下の記事のところで書くとして、こ この最後に出てくる ><武力攻撃に至らない侵害への対応> >・離島に不法上陸した武装集団に対処する武器使用権限の見直し という事例について、、、。
これは~、尖閣諸島を念頭に置いてるんでしょうかねぇ。 すでに竹島は、不法占拠されてますからねぇ~。それでも、自衛隊が 奪還に向かうという気配はないようですから。(?)
でもこれ、テレビでは、こういうことを検討しているという事例とし て、漁民に変装した武装集団が尖閣諸島に上陸して、、、 そんな話になってましたが。
集団的自衛権とは関係ない話ということでしたけど。 あれですよねぇ、漁民に変装してるんだから、海上保安庁の管轄では!? で、海上保安庁の海上保安官が漁民を捕まえようとしたら、思わぬ反 撃を食らって、となるんでしょうけど、そこからすぐに「自衛隊のお 出まし」とならなくても、海上保安庁に特殊訓練を受けた、漁民に変 装した武装勢力を鎮圧できるような装備を持った特殊チームがあれば いいのでは。
映画にもなりましたが、「海猿」のようなチームがあるんだから、チー ム「尖閣」という特殊な能力を持った部隊があってもいいのでは!? 警察には、SITだかSATだか、そういう特殊なチームがあるんだから、 その海上保安庁版となれば、そんな部隊を創設すると言われれば、 ぜひともチームに加わりたいという海上保安官が集結するのでは、、、。
海上保安庁としても、予算も増え、権限も増え、(まぁ、犠牲も増え るかもしれませんが)、大喜びなのでは。 海上自衛隊としたら、海上保安庁のチームが全滅したので、尖閣諸 島の敵を砲撃して殲滅してくれという要請が来て初めて出動する。 というくらいでいいのでは、、、。
そうですよ、この話、憲法解釈を変更する!などという話ではなく、 海上保安庁を強化するという話ですよ~。
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安保法制懇が挙げる「グレーゾーン」は存在せず。 首相のメンツを保つための苦肉の策
↑という軍事ジャーナリストの田岡俊次氏の文章ですが。 私は1ページ目の途中までしか読んでないのですが、、、。
安保法制懇報告書
↑あとこちらは、安保法制懇の報告書。 32ページか38か、そのくらいありますが、もちろん、私は読んでま せんが、、、。
で、いよいよ、安倍っちの記者会見です、↓。
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集団的自衛権:容認を指示 首相、憲法解釈変更に意欲 毎日新聞 2014年05月16日 東京朝刊
パネルを使用して集団的自衛権について説明をする安倍晋三首相 =首相官邸で2014年5月15日午後6時7分、梅村直承撮影
安倍晋三首相の私的懇談会「安全保障の法的基盤の再構築に関する 懇談会」(安保法制懇)は15日、集団的自衛権の行使を憲法解釈を 変更して容認するよう求める報告書を提出した。首相はこの後の記者 会見で、「これまでの憲法解釈で十分か検討が必要」と解釈変更に意 欲を表明。自民、公明両党に協議を指示し、その上で閣議決定を目指 す考えを明確にした。戦後の安全保障政策の大転換につながり、平和 主義の根幹を憲法改正によらず解釈で変更することには、「立憲主義 の否定」との批判が出ている。
◇戦後安保の転換点
首相は会見で、政府対応の「基本的方向性」を示した。安保法制懇 の報告書が「わが国の安全に重大な影響を及ぼす可能性がある時、限 定的に集団的自衛権を行使することは許される」とした点について 「従来の政府の基本的な立場を踏まえた考え方だ」と評価し、解釈変 更を検討することを表明した。
一方で、報告書が集団的自衛権を全面的に容認し、国連の集団安全 保障への参加も憲法上の制約がないとしたことに対しては「これまで の政府の憲法解釈とは論理的に整合しない。憲法がこうした活動の全 てを許しているとは考えない」と指摘。政府として受け入れないこと を明言し、「平和主義はこれからも守り抜く。自衛隊が武力行使を目 的として湾岸戦争やイラク戦争での戦闘に参加するようなことは、こ れからも決してない」と強調した。
自衛隊法など関連法案の改正に向けては「政府で検討を進め、与党 協議に入りたい」と表明。解釈変更が必要となった場合、閣議決定を 行う考えを明言した上で、与党協議については「期限ありきではない」 と公明党への配慮を示した。
行使容認への否定的な意見に対しては「むしろあらゆる事態に対処 できるからこそ、抑止力が高まり、紛争が回避される」との持論を展 開。安全保障環境の悪化を背景に法整備を急ぐ必要性を訴えた。
首相はまた、現行の憲法解釈では対応できない事例として(1)海 外で有事に巻き込まれた在留邦人らを日本に輸送する米艦船の自衛隊 艦船による防護(2)海外活動中に武装集団に攻撃された国連平和維 持活動(PKO)要員や非政府組織(NGO)への自衛隊部隊による 駆け付け警護--をパネルで例示。今後の政府・与党の検討で対応を可 能にすることに意欲を示した。
自民、公明両党は20日から協議を開始。公明党は解釈変更に慎重 姿勢を崩しておらず、山口那津男代表は15日、国会内で記者団に、 「我々はこれまでの憲法の考え方で、首相が示した課題でも対応でき る部分があると考えている」と述べた。
◇法制懇「時代は変化」
安保法制懇の報告書は、集団的自衛権の行使に関し、憲法はそもそ も「自衛のための武力の行使は禁じていない」として、全面的な容認 を求めた。同時に、自衛のための「必要最小限度」の武力行使を認め ている現在の憲法解釈を踏まえ、「必要最小限度の中に集団的自衛権 の行使も含まれる」との考えも示し、限定的な容認を求めることも示 した。
報告書は「我が国を取り巻く安全保障環境は(2008年の)報告 書提出以降わずか数年の間に一層大きく変化」したと指摘。そのうえ で、「我が国の平和と安全を維持し、地域・国際社会の平和と安定を 実現するには従来の憲法解釈では十分対応できない」と断定した。
個別的自衛権の行使のみを認めている現在の解釈では対応が困難な 事例として▽日本周辺で有事が起きた際の船舶検査や米艦防護▽シー レーン(海上交通路)における機雷の除去▽イラクのクウェート侵攻 (1990年)への多国籍軍参加--などを列挙した。
集団的自衛権を行使する場合の条件としては(1)日本と密接な関 係にある外国への武力攻撃が発生(2)日本の安全に重大な影響を及 ぼす可能性がある(3)被攻撃国の要請または同意がある--の3点が 満たされた場合とした。また、行使する際には(4)政府が総合的に 勘案し責任を持って判断(5)第三国の領域を通過する場合はその国 の同意を得る(6)事前または事後に国会の承認を得る--という要件 を設けるよう求めた。集団的自衛権以外の現行法体系の問題点も指摘 し、武力行使には至らないが自衛隊の対応が必要となる「グレーゾー ン」対処の事例として▽日本領海で外国潜水艦が沈んだまま退去しな い事態▽海上保安庁が対処できない海域や離島での武装集団による不 法行為--を示し、対応するための法整備を求めた。
国連平和維持活動(PKO)の活動中に他国部隊や文民の救援要請 に応じる「駆け付け警護」や任務の遂行を妨害する者に対する武器の 使用は「武力行使ではなく、憲法上の制約はない」と主張、武器使用 基準などを緩和すべきだとした。
国連加盟国が一致して制裁を発動する集団安全保障措置では、「憲 法9条が我が国の参加まで禁じていると解釈するのは適当ではない」 と指摘し、軍事的な措置を伴う活動にも積極的に参加すべきだと提言 した。 ============== ◇安倍首相記者会見のポイント ・限定的な集団的自衛権の行使を容認する憲法解釈の変更を検討し、 与党協議を開始 ・解釈変更が必要と判断されれば、改正すべき法制の基本的方向を閣 議決定 ・武力行使が目的の戦闘には参加せず。平和主義を守り抜く ・武力攻撃に至らない侵害など「グレーゾーン」への対処を強化 ・現行解釈で対処できない邦人輸送中の米艦船防護や「駆け付け警 護」を可能とする
長い記事ですが、まぁ、テーマごとに分けてある記事もあったので すが、それだともっと長くなるので、この記事にしました、、、。
いやぁ~、それにしても、安倍っち、どうするんでしょうねぇ? このまま公明党を説き伏せて、集団的自衛権を行使できるという憲 法解釈を変更する閣議決定をするつもりですかねぇ~、、、?
まぁ、そうする気がないのなら、今、こんな記者会見をすることも ないですか。 でも、そうすると、将来、、、。 将来ですよ。
アメリカを凌ぐほどの経済力を持つようになった中国を止めるには 今しかないとアメリカが戦争を始めると、日本も巻き込まれ、、、。 中国が勝利。
「誰が戦争を始めたんだ!?」という戦犯裁判が始まると、「日本は戦 争を放棄してたんじゃないのか? いつの間に戦争ができる国にな ったのだ?」と問題になり、、、。 「2014年の第二次安倍政権のときです」となり、、、
これで、安倍っちのA級戦犯が確定ですよねぇ。 「安倍一族は戦犯の家系か!?」などと言われるようになるのでは、、、。
まぁ、将来の話はさておき、この記事の3段落目、 >「平和主義はこれからも守り抜く。自衛隊が武力行使を目的として >湾岸戦争やイラク戦争での戦闘に参加するようなことは、これから >も決してない」と強調した という安倍っちですが。
いやいや、湾岸戦争やイラク戦争に自衛隊を派遣し武力行使するこ とを可能にするのが集団的自衛権の行使を認めるということですか ら、集団的自衛権の行使を安倍っちが憲法解釈の変更で認めるので あれば、同じように、その時の首相が「参戦する!」と決めさえすれ ば、憲法違反ともならず、参戦できることになりますよ。
安倍っちは、そのことに気づいてないのか、あるいは、気づいてる けど、そのことには触れないようにしてるのか。どっちにしても、 国民を騙してますよねぇ。
いやぁ~、麻生太郎先生でしたか、ワイマール憲法があったのに、 気づいたらナチス・ドイツが登場していたとか言ってたのは、、、。 平和憲法があったのに、日本はいつの間にか戦争ができる国にな っていたという歴史の転換点を、今、テレビ中継で見ていたとい うのは、何か感動すら覚えますねぇ~。(?)
まぁ、後世の人から、「だったら何でその時、止めてくれなかったの か?!」と言われそうですが。(>_<) 「私は賛成じゃなかった」というのも、麻生太郎先生の言葉でしたか ねぇ~。郵政民営化が評判が悪くなったときに、首相だった麻生太 郎先生は、「その時賛成したわけじゃないよ」という意味の発言をし てたと思いますけど、、、。
まぁ、そうならないために、とりあえず、反対はしとかないと示し がつかない?という感じですか。
6段落目には、現行の憲法解釈では対応できない事例として >海外で有事に巻き込まれた在留邦人らを日本に輸送する米艦船の >自衛隊艦船による防護 とありますが、これが、記者会見の図で示された事例ですかねぇ。
う~ん、これって、具体的な例は、どういう時なんでしょうねぇ? 中東で紛争が起こって、日本人を緊急に避難させようというときに 日本から船を送ったのでは間に合わないので、アメリカの、これは、 民間の豪華客船ではなく、アメリカ海軍の輸送艦ですよねぇ。
アメリカ海軍でも空母とかイージス艦なら、自衛隊の防護の必要な んかないでしょうから。 その日本人の母子を乗せたアメリカ海軍の輸送艦が、日本近海で襲 われると言ってませんでしたか、安倍っちは?
なんで、中東から日本に向かうのかわからないのですが(日本人が そんなにたくさん乗ってたんでしょうかねぇ?)、途中、インドや シンガポールで下ろしてもらえばいいのでは?!
何でアメリカ海軍は、護衛もないまま輸送艦を長距離の旅をさせよ うとするのかわからないのですが、その前に、中東で戦争をしてる 国は、その輸送艦をず~と追いかけてきて、日本近海で襲撃するん ですか、、、?
なんか、ありえない設定のような。 そうですよねぇ、想定してるのは、朝鮮半島の有事ですよねぇ。(^_-) う~ん、でも、だったら、有事のときの集団的自衛権うんぬんより、 邦人の安全な避難計画というのを、平常時から策定しておくべきな のでは、、、。
なんか政府には日本人の安全と命を守る責任がある!などと豪語して ましたが、それなら、ホントにその時依頼できるのかどうかわからな いアメリカ海軍の輸送艦を防護する・しないの話より、日本人の避難 は、日本人の手でやり切るようにするのが政府の責任なのでは。
いやぁ~、でも、日本人が乗ってるアメリカの輸送艦が攻撃されそ うになってるんでしょ、設定では? その時は、今の法律でも、日本の海上自衛隊の艦船は、攻撃できる のでは?
あの~、たとえば、海上自衛隊の艦船が太平洋を航行中に、船が沈 んで、浮き輪に捕まって漂流している人を発見。 救助しようとしたら、その人にジョーズ、人喰いザメが近づいてき た。
こういう時、自分たちは攻撃されてないから、サメに発砲はできな いと、その人がサメに食われるのを見てますか? サメを撃って、その人を救助するでしょう?
安倍っちの示した図にあるように、日本人の母子が乗ったアメリカ 海軍の輸送艦が、どこかの国の潜水艦に魚雷攻撃されそうだったら、 その潜水艦に発砲してもいいのでは?
「自衛隊」というのは、自分たちの組織を防衛するんじゃなくて、日 本人を守る組織でしょ? まぁ、日本という国を守ったり、、、。 目の前で日本人が攻撃されようとしてたら、「急迫・不正の侵害」か ら守るのは当然の権利のような、、、。
最初に引用した3段落目に戻りますが。 >「自衛隊が武力行使を目的として湾岸戦争やイラク戦争での戦闘に >参加するようなことは、これからも決してない」と強調した。 と言ってますが。
安倍っちって、「侵略戦争と認めるか?」と聞かれると、「政治家は 歴史認識には謙虚でなければならない」とか言って、侵略戦争であ ったとは言わず、歴史家に任せますと言うんですが、、、。
集団的自衛権については、あんまり謙虚にならず、「これからも決し てない」などと断言してますが。 どうしてそう自信を持って言えるのか不思議ですよ。
そうですねぇ、「マラソン大会には出場しません。私は心臓が弱いの で」と言っていたのが、「検査の心電図を分析したら、そんなに心臓は 悪くないので、マラソン大会に出ます。でも、フルは無理なので、10 kmだけ走ります」と言ってるようなものでしょ。
10km走れるなら、ハーフも。ハーフを走れるならフルも、と距離が伸 びてくるのは十分予想できますよねぇ。 それが「ない」と、なぜ言い切れるのか、歴史認識では、あんなに謙虚 なのに、、、。(?)
本当は、早く戦争したくて仕方ないんじゃないの、安倍っち?!
あっ! いやいや、違いますよねぇ、失礼、失礼。 上の方の >海外で有事に巻き込まれた在留邦人らを日本に輸送する米艦船の >自衛隊艦船による防護 の話ですが。
安倍っちの使ったパネルの絵に騙されるとこでしたよ。(?) あの絵だと、偶然海上自衛隊の艦船の目の前にアメリカ海軍の輸送艦 がいて、それが攻撃されようとしている。その時にも防護できないの か? そんなことはないだろう。と言ってるように思えましたけど。
そんな偶然に偶然を重ねたような話じゃなくて、問題は、朝鮮半島で 戦争が起こり、アメリカ海軍の輸送艦を護衛(防護)してほしいとアメ リカから要請されたときに、それを自衛隊に命じるときに、集団的自 衛権を認めないと、要件が整わないので発令できない。そういうこと でしょ。
日本が攻撃されてるわけでもないし、台風被害にあった地域に出動す るわけでもないのに、どういう命令を出していいのか、根拠がないと いうわけでしょ、、、。
でも~、そんなことなら、日本人の命を守るということだから、「す ぐに自衛隊が救出に向かうので、アメリカ海軍の輸送艦には乗らな いように!」と言っとけばいいのでは。
韓国でしょ、想定は? すぐに日本の自衛艦が駆けつけられるのでは? それで、日本の自衛艦が攻撃されれば、集団的自衛権とは関係なく、 反撃できるでしょ。
上にも書いたように、韓国に邦人を救出に向かう船を用意しておく のは、安倍っちの責任なのでは!? でも、安倍っちが靖国神社に参拝して韓国をカンカンに怒らせてま すからねぇ~。 その時になって、「日本の自衛艦が韓国領海に入ることは許可しな い!」などと意地悪されたらどうするんでしょうねぇ?
集団的自衛権の議論より、そっちの議論をしておいたほうが、はる かに日本の安全保障に役立つような、、、。(>_<)
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