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道路特定財源、誰の利益になんの？

「道路特定財源、０８年の法改正を明記　与党は反発」
2006年12月06日16時55分

　道路特定財源の見直しをめぐって政府がまとめた基本方針の骨子案
で、道路歳出を上回る部分の税収に限って一般財源化する仕組みにつ
いて「０８年の通常国会において所要の法改正を行う」と明記してい
ることがわかった。揮発油税（約３兆円）の使途を道路に限定した特
例法などの改正を念頭に置いたもので、与党側はこの部分に強く反発
しており、政府側はさらなる譲歩を迫られる可能性がある。

　骨子案は道路特定財源全体について「税収の全額を道路整備に充て
ることを義務付けている現在の仕組みはこれを改める」とし、０８年
の通常国会での法改正を明記した。そのうえで、一般財源化の対象を
「道路歳出を上回る税収」と限定した。

　一方、「国民の要望を踏まえた道路関連の措置を検討する」との項
目も設け、一般財源化について高速道路料金の引き下げなど道路関連
への使途拡大の範囲にとどめるよう求める公明党などへの配慮をにじ
ませた。

　これに関連し、塩崎官房長官は６日午前の記者会見で、今週内の政
府・与党合意を目指す姿勢を改めて示したうえで、「特定の財源が自
動的に道路になるという今の仕組みを直すことが最も大事だ」と強調
した。

　安倍首相は６日午前、塩崎氏に与党との調整を急ぐよう指示。これ
に先立ち、塩崎氏は東京都内で自民党の青木幹雄参院議員会長と会談
し、週内の政府・与党合意に向けて協力を要請した。

　自民、公明の両党は同日朝、都内のホテルで幹事長・政調会長らが
会談し、今後の対応を協議。自民党は同日午後、道路特定財源見直し
を担当する議員らが会合を開き、骨子案を論議。塩崎氏が出席し、冒
頭で「道路財源問題はいまや改革の試金石になっている。後退や先送
りと言われるのは残念で、自民党にとっても良くない」と理解を求め
たが、出席議員からは反対の声が相次いだ。
(朝日新聞　http://www.asahi.com/)

となってたのが、先週の半ばの話。
どっちに転がるのかと思ってたら、こっちに転がりました。
↓

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「来年に道路整備計画　政府・与党が合意」
2006年12月08日06時03分

　道路特定財源の見直しをめぐり政府・与党は７日、「真に必要な道
路」整備を前提に０８年の関連法改正を明記し、与党が求めた道路整
備の具体的な計画を来年中に作成することや高速道路料金の値下げを
行うことなどで最終合意した。政府は８日に合意案を閣議決定する。
ガソリンにかかる焦点の揮発油税分（約３兆円）の全額一般財源化は
見送り、与党側の要求を受け入れたことで「道路整備優先」の色彩が
強まり、財政再建の立場から道路財源改革を目指した小泉前政権の狙
いとは隔たりのある決着となった。

　政府は関連法を改正する０８年以降も、揮発油税収の受け皿となっ
てきた特別会計を維持する方針だ。特別会計は「国会や国民の監視の
目が届きにくい」として小泉前政権で計３１特会の統廃合を決定。０
８年度までに道路特会など５特会を統合する方針だが、与党側に配慮
して揮発油税分の受け皿は温存する。

　政府・与党が８日未明までにまとめた最終案によると、「真に必要
な道路」を整備することを前提に、暫定税率を維持したまま、０８年
の関連法改正を明記。「毎年度予算で道路歳出を上回る税収は一般財
源とする」とした。一般財源化への道筋をつけ、揮発油税収の全額が
道路整備に充当される仕組みはなくなった。

　一方、与党側に譲歩したことで道路整備優先が引き立つ形となった。
政府は、与党が求めた道路整備の中期計画を来年中に作成し、必要な
事業量を明示することを明記。公明党が強く求めた高速道路料金値下
げや高速道路網の有効活用・機能強化については０８年の通常国会で
関連法を改正するとし、地域の基幹道路や環状道路、高次医療施設へ
の広域的アクセス整備の強化を適切に措置することも受け入れた。

　使途拡大による道路関連事業を加えた「道路歳出」が増えれば、そ
の分、一般財源に回る分が減ることになり、当初の狙いだった「財政
硬直化の是正」から、「ばらまき」に変わったとの印象も与えかねな
い。

　安倍首相は７日夜、首相官邸で記者団に「真に必要な道路は造るが、
税収がすべて道路に自動的に振り向けられていく仕組みは変えなけれ
ばならないという基本にのっとって党と政府が合意して良かった」と
語った。
(朝日新聞　http://www.asahi.com/)

道路の建設に使って、もし、余ったら、一般財源に入れていいという
ことですか、、、？
余るんですか？

まっ、小泉総理も、道路公団の民営化はしましたけど、結局、高速道
路の建設も、最初は、儲からないものは作らない！と言ってたのに、
気がついてみると、全部作ります、となってたし。

そんなもんですかねぇ～、、、。（？）

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「道路特定財源の見直し策閣議決定　揮発油税、明記避ける」
2006年12月08日16時06分

　安倍内閣は８日、「道路特定財源の見直しに関する具体策」につい
て与党と正式に合意し、与党内の手続きを待って閣議決定した。「真
に必要な道路」整備を前提に特定財源の「仕組み」を改める０８年の
関連法改正を明記する一方、道路整備の具体的な計画を来年中に作成
することや高速道路料金の値下げなども盛り込んだ。焦点だったガソ
リンにかかる揮発油税分（約３兆円）については明記を避けた。

　安倍首相は同日の政府・与党協議会で「揮発油税を含め、すべての
道路の特定財源を対象として、現行の税率は維持し、国民の視点に立
った改革を、と申し上げた。こうした原則にのっとって本日、具体策
をとりまとめていただいた」と説明。塩崎官房長官も同日の記者会見
で「法改正といえば、揮発油税と石油ガス税を指すことは当然だ」と
述べた。

　「具体策」では、「必要な道路」整備と「歳出削減の徹底」の必要
性を併記したうえで、「国の道路特定財源全体の見直し」として暫定
税率を維持したまま０８年に関連法改正を行うことを明記。「毎年度
予算で道路歳出を上回る税収は一般財源とする」とした。

　一方、高速道路料金値下げや高速道路網の有効活用・機能強化につ
いても、同じ０８年の通常国会に関連法案を提出するとしている。道
路整備の中期計画を来年中に作成し、必要な事業量を示すことを明記
したほか、地域の基幹道路や環状道路、高次医療施設への広域的アク
セス整備の強化もうたった。
(朝日新聞　http://www.asahi.com/)

>焦点だったガソリンにかかる揮発油税分（約３兆円）については明記
>を避けた
といわれてますが、
>塩崎官房長官も同日の記者会見で「法改正といえば、揮発油税と石油
>ガス税を指すことは当然だ」
と言い張ってますが。

なんか、どっちに決まったのか、国民の目にはっきり見えないような
ことでは、チーム自尊（安倍内閣）の支持率上昇には、つながらない
のでは、、、？

と思ってたら、↓ありました。

テーマ:時事 - ジャンル:政治・経済

【2006/12/12 22:52】 | 政治・国内 | TRACKBACK(0) | COMMENT(0) |

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