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はてなキーワード: 日経とは

2025-05-30

1年経ったら家畜の餌の意味がよく分からない

1年経ってないか家畜の餌じゃないってことじゃないの?

1年後には家畜の餌ですってそれ何か言ったことになってる?

ほならコンビニ弁当は1日経ったらゴミになるもんだからもっと安く売れるってこと?

2025-05-27

Xのフォロワー地獄のように減っていく

日経つと元に戻るけど。

プレゼント代を立て替えてもらったがお金をまだ渡してない

職場異動する人へ渡すためのプレゼント代おそらく数千円を、代表して1人の人が立て替えてくれた。購入後数日経っても請求連絡が無かったのでいくら払えばいいか直接たずねた。また連絡すると言われた。それから何も連絡がないこと3ヶ月以上。そういえばプレゼントって何を渡したのだろうか。

anond:20250526211954

🏆🦚マジレスをすると、ITAIの発展でしょうもない申請業務とかが減ってきている。

10年前なんかはしょうもないワークフロー(いわゆるハンコの回覧板)がまだまだ動いていたけど、最近形式的ものになっている。

業務量を5分の4にするのははっきり言ってカンタン

日経グロースの翼みてごらん。そんな事例ばかりだよ。

新聞社のペイウォールにムカついて金を払うことにした

最近ネットニュースがやたらと読みにくくなってきた。特に新聞社系のサイト

昔はもうちょっと無料で読めた気がするのに、今はタイトルだけ見せて有料会員じゃないと1文字たりとも読めやしない。

このままじゃストレス溜まる一方なので、仕方なく有料プラン検討とはいえ新しく金払うのもな…と思って、

結局まったく使ってなかったサブスクを解約して、そのぶんの予算ニュースサイトに回すことにした。どこにするか迷った結果——


というわけで、月980円でコスパが良い「毎日新聞WSJ」セットで契約した。感想としては

1. 全文読めるのはめちゃくちゃ快適。 途中でブツ切りにされないって、こんなにストレス減るんだなって改めて思った。

2. 検索機能は本気でクソ。 サイト検索化石レベル。結局Googleニュース検索の方が千倍マシ。でもサイト内の記事を読むにはこのクソ検索しかない。

3. 記事の質はピンキリ。まあ当然だけど。特集系は割と良いのが多くて読み応えある。

4. 読者投稿欄、高齢者巣窟。 いや本当に、年齢層偏りすぎじゃない? 60 70 80代多過ぎ

5. 若者投稿もたまにあるけど、なんか変な意見が多い。というか今時わざわざ新聞に投書する若者100%変わり者

6. そもそも素人感想が読みたければSNSで充分では? こんなもんにコストかけて人力の検閲しなくていい。

7. WSJ読めるのはマジで良い。英語記事でも今は自動翻訳AIでだいたい意味わかる。時代すげえ。

今のところ「元取れてるな」って感じはあるけど、続けるかどうかは半年くらい使ってからまた考える。検索だけはどうにかしてくれ。マジで

2025-05-21

45歳既婚子ありリーマン資産状況

アラフォー独身Webエンジニアの金融資産棚卸しと気づいたことという増田があったので、世帯持ちならこうなるっていうサンプルをひとつ

プロフィール

年齢 45歳

学歴 地方私大

職業 25歳から現在まで国家公務員(全国転勤あり)

収入 年収1,000万円程度

住所 都内分譲マンション中古で購入

家庭 既婚10年目ほど、子供は3人(小学生1人、未就学児2人)

資産状況

就職時は借金奨学金)あり。

貯金

銀行貯金 200万円程度

マンション手数料を払ったらすっからかんになったので投資から一部取り崩した。

とりあえずこれだけあれば火急の用があってもなんとかなるかと。

投資

から要望で37歳頃から投資を開始して、8年目に突入

500万円くらいから始めて投資金額を徐々に増やして、総額2800万円分くらい投資している。

NISA以外は途中で売買しているので何がどのくらい増えたかは良く分からない。内訳は以下の通り。

投資信託(約2800万円分)

〇全米インデックス(旧つみたてNISA)(約540万円)

40万円/年を6年積み立てて、240万円投資して+300万円程になっている。

〇その他(約2250万円)

主力はNASDAQインデックスFANG+

その他、全米高配当日経配当など

個別株(約2200万円)

〇これまで売買してきた銘柄現在保有銘柄を含む)

職業インサイダー可能性があるので、ほぼアメリカ株のみ

マイクロソフトエヌビディアGoogleAmazonコストコジョンソン&ジョンソンペプシコブリティッシュ・アメリカン・タバコくら寿司USAなど

借金8000万円(住宅ローン))

 80歳まで返済。死ぬかガンになればチャラなので勝ち。

家計状況

月の収支は概ね以下の通り。

収入

 給与収入手取り45万円程度

 配当収入10万円程度

支出

 住宅ローン管理費等 20万円

 投資 10万円(NISA・積み立て用)

 食費 15万円

 教育費 3万円(幼稚園無償化がなきゃ詰んでた。延長保育や教材費などでこの金額

 習い事 5万円

 通信費 1万円(ahamo × 2)

 光熱水費 2万円

 娯楽費 4万円(土日家を空けるために、子供を連れて出かけている。公的施設など安いところを選んでもどうしても、外食費用を合わせて毎週平均1万円ほどかかっている)

 被服費 2万円(子供はすぐ大きくなる、靴が高い) 

 雑費 8万円(家具家電自転車ベビーカーとかなんだかんだいろいろかかる)

〇計

 収入55万円、支出70万円で毎月-15万円

 勤勉手当が6月12月手取り120万円ほどあるのでそれで毎月の赤字冠婚葬祭費用を賄っている。

 自家用車は手放した。子供3人いて厳しいがやむを得ない。

妻の資産状況

良く知らない。

貯金1000万円ほど、投信200万円ほど

貯金はほぼ全額を配当付きの投信に移行予定らしい。子ども習い事費用はここから出そうと相談している。

相続した不動産所得が年150万円ほどあるらしい。このせいで扶養に入れないので家計的にはむしろマイナス。きつい。

その他

子供名義の口座に投信150万円ほど

今後の予定など

投資は徐々に配当付きの安定銘柄シフトして、資産を増やすのではなく毎月の帳尻を合わせていきたい。

あと、東京都支援は本当にすごい。

2025-05-18

官報ダウンロード

令和7年4月1日以降、官報帰化情報が90日経過で閲覧不可になった。

プライバシー配慮」とのことだが、最近の不自然戸籍不要発言などと合わせて考えると嫌な予感しかしない。

そこでとりあえず官報を保存できるプログラムを作った。自分ダウンロードして保存すること自体は全く問題ない行為

官報は平日の8:30に公開されるので、cronで8:31かに実行すると良いのでは。

# 官報PDFデータを入手して保存する
import requests
import os
import time
from bs4 import BeautifulSoup
from urllib.parse import urljoin

# 対象URL
index_url = "https://www.kanpo.go.jp/index.html"
base_url = 'https://www.kanpo.go.jp/'

# ダウンロードフォルダ
download_dir = 'pdfs'
os.makedirs(download_dir, exist_ok=True)

# ページ取得
response = requests.get(index_url)
response.encoding = 'utf-8'
text = response.text

# HTMLを解析
soup = BeautifulSoup(text, "html.parser")
results = []

# 「本日官報」を対象PDF情報を取得する
today_box = soup.find('div', class_='todayBox')
if today_box:
    dl = today_box.find('dl')
    dt = dl.find('dt')
    if dt:
        # 日付の抽出
        date_text = dt.get_text(strip=True).split('92;n')[0].replace(" ","").replace("全体目次はこちら","").replace("※インターネット官報","").strip()

        dd = dl.find('dd')
        if dd:
            for li in dd.find_all('li', class_='articleBox'):
                title_tag = li.find('a', class_='articleTop')
                pdf_link = li.find('a', class_='pdfDlb')

                if title_tag and pdf_link:
                    title = title_tag.decode_contents().replace("<br/>", "").strip()
                    url = pdf_link['href']
                    results.append({
                        '日付': date_text,
                        'title': title,
                        'url': url
                    })

# 結果の表示
for r in results:
    date = r['日付']
    title = r['title'] 
    url = r['url'] 

    # pdfファイルURL作成
    url_parts = url.rsplit("/", 1)
    url_base = url_parts[0]
    filename = url_parts[1].replace("f.html", ".pdf")
    converted_url = f"{url_base}/pdf/{filename}"
    
    # pdfURLファイル名を作成
    full_url = urljoin(base_url, converted_url)
    base_filename = date + "_" + title + "_" + filename.replace("f.html", ".pdf")

    # ダウンロードして保存
    print(f'Downloading {full_url} ...')
    try:
        response = requests.get(full_url)
        response.raise_for_status()
        with open(os.path.join(download_dir, base_filename), 'wb') as f:
            f.write(response.content)
        print(f'Saved: {base_filename}')
        time.sleep(10)
    except Exception as e:
        print(f'Failed to download {full_url}: {e}') 

2025-05-17

人事が悩むこと

退職代行で突然退職されるよりは、中途採用経歴詐称されて入社されて、居座られる方じゃないかな。

例えば、有名大学は卒業しているが、ほとんど専門性のある勉強もしていなかっただろうなぁと。新卒で入った会社辞めて、MBAとか難関資格受験勉強をしていたというが、実務についてほとんど知識がない。え、簿記というか、日経読んだこともないだろうレベルの話しかしないのに財務マネージャー志望。紹介してきた人材紹介会社、なめてんだろ。パワハラ会社行けなくなったと言い出して、フェードアウト

例えば、簿記2級持ってます米国日系企業支店10年働いてました。帰国後は主婦やってましたが、英文会計できますって言うが、それ、キーボードで伝票入力していただけだろ。教えようが、それ以上にならない、彼女のわかる伝票しか入力できない。ただの入力係。簿記2級、本当に持ってんの? 確認したくて資料求めたら、フェードアウト

例えば、本当の職歴派遣社員バイト転々としていたんだろうけど、総務系の管理職としてベッドハンティングされていたと主張。紹介会社もどんな職務なのかは本人の主張優先だから疑わないんだろうが。そんな僻地拠点の総務がどんなレベル想像つくわな。総務マネージャーを志望なんだが、基本的な実務が分からず、リモートワークばかりで、実力発揮の前に、フェードアウト

それで懲りて、応募してきたら、元の勤務先の誰かにインタビュー取らせてくれと、取るようにはしていたんだけど、それすら誤魔化すケースもあって、人間不信が極まった。

飲み屋の客に頼んだんでしょう???

みたいのさ、流石にわかるよ。

どうやって頼んだのか知らないが、本人は自分で思い込んでる経歴を信じ込んでて、怖くなる。

氷河期世代でまともなキャリアが積めなかったんだろうなと同情はするが、経歴や経験の水増しは、同僚からの不満でわかる。話せばバレる。せめて、人間的に良ければなんだねどねぇ。

人事が悩むこと

退職代行で突然退職されるよりは、中途採用経歴詐称されて入社されて、居座られる方じゃないかな。

例えば、有名大学は卒業しているが、ほとんど専門性のある勉強もしていなかっただろうなぁと。新卒で入った会社辞めて、MBAとか難関資格受験勉強をしていたというが、実務についてほとんど知識がない。え、簿記というか、日経読んだこともないだろうレベルの話しかしないのに財務マネージャー志望。紹介してきた人材紹介会社、なめてんだろ。パワハラ会社行けなくなったと言い出して、フェードアウト

例えば、簿記2級持ってます米国日系企業支店10年働いてました。帰国後は主婦やってましたが、英文会計できますって言うが、それ、キーボードで伝票入力していただけだろ。教えようが、それ以上にならない、彼女のわかる伝票しか入力できない。ただの入力係。簿記2級、本当に持ってんの? 確認したくて資料求めたら、フェードアウト

例えば、本当の職歴派遣社員バイト転々としていたんだろうけど、総務系の管理職としてベッドハンティングされていたと主張。紹介会社もどんな職務なのかは本人の主張優先だから疑わないんだろうが。そんな僻地拠点の総務がどんなレベル想像つくわな。総務マネージャーを志望なんだが、基本的な実務が分からず、リモートワークばかりで、実力発揮の前に、フェードアウト

それで懲りて、応募してきたら、元の勤務先の誰かにインタビュー取らせてくれと、取るようにはしていたんだけど、それすら誤魔化すケースもあって、人間不信が極まった。

飲み屋の客に頼んだんでしょう???

みたいのさ、流石にわかるよ。

どうやって頼んだのか知らないが、本人は自分で思い込んでる経歴を信じ込んでて、怖くなる。

氷河期世代でまともなキャリアが積めなかったんだろうなと同情はするが、経歴や経験の水増しは、同僚からの不満でわかる。話せばバレる。せめて、人間的に良ければなんだねどねぇ。

2025-05-14

指の爪は意識せんでも10日経つと切りたくなってきて切ってるな

2025-05-12

子供に対する向き合い方

昨日、ディズニーランドに4歳の子どもと行った。

自分ディズニーが好きだ。仕事や日々の生活ストレスが溜まった時にディズニーに行くと気分が晴れる。

子供が1歳半の時からよく連れて行っていた。

子供はもともと初めて経験するものに対しては臆病で、部屋が暗かったりスピードが速かったりするアトラクションは、乗る前は少し怖がりつつも、乗った後は「楽しかった」と言っていた。

ちょっとしたスピードコースターにも乗れるようになった。

先頭車汽車の形で面白そうということで、ビッグサンダーマウンテンに乗りたいという話になった。

妻はやめといた方がいいのではと言っていたが、せっかくなので試してみた。

結果は大号泣

ディズニーランドもう行きたくない」「帰る」「(他に乗りたいものない?)ない」の連発。

問題はこの後の自分感情である

恥ずかしいことに、こういう時自分は怒りと悲しみを混ぜたような感情を覚えてしまう。

我ながら最低な親だと思う。

そもそもうちの場合ディズニーに行っているのは日々のストレス発散という親の目的であり、子供気持ちを考えていないところから始まっている。

それであれば、子供が嫌がったら素直に気持ちに寄り添ってあげるのが正しいはずである

それができない。

正しくないとわかっているのにできない。

自分の考え方を変えなければいけないことは分かる。

妻はそういう時メンタルが安定しているのでアドバイスを乞うと、子供チャレンジを促しつつ、結果を過度に期待しないが大事と言っていた。

かにそれは良さそうだ。自分子供が笑って喜んでいることを期待している。

期待しないというのは中々難しい。言われた直後はできるのだが、しばらくすると忘れてしまい、また同じことを繰り返している。

1日経った今はただただ虚無だが、後で子供には謝っておこうと思う。

anond:20250501194647

90日経

現状報告

・歩数は1日1万歩

 → 連休中は無理だった。可能な限りチョコザップはいった。会社行く日は達成。

オフィスの高層から階段降りだけ実施

 → 会社行く日は達成。

・朝ラジオ体操第一第二を必須

ごはん雑穀ごはん100gに変更→85gに変更

・揚げ物は禁止

野菜増量のため、ブロッコリー1品追加

・間食は無縁ローストミックスナッツ少量のみ

・水分は1.5Lを目標でとる。もちろん無糖。

 → すべて継続

 

体重

 84.5 → 83.4 → 81.5 → 82.0 → 80.0 → 79.6 → 79.5 → 80.5 → 78.6 → 78.4

 まだ77kgには入ってないが、追い込めば入れるとは思う。

 体脂肪28.0 → 22.3 → 21.7 → 22.5 → 21.5 → 21.7

 

 5/19に再検査するので、もう追い込まない。無理のない運動普通食事で再検査に挑む。

 78まで落ちたので頑張ったことにする。77kgでBMI肥満から抜けれたのでちょっと悔しい。

 お疲れ様でした。

 

 今後の展望としては、検査後は無理もきくので、追い込んでいって、

 最終的には75kg前後キープし、体脂肪率を下げて17、8%あたりにできるよう努力したい。

 

2025-05-11

先日私は罪を犯した。でも犯罪やらかしたわけじゃないか逮捕もされないし事情聴取の一つもされない。ただ淡々物事が進んでいくだけ。自分自分が恐ろしいくらいに感情は全く動かなかった。相手への同情も無けりゃ申し訳なさもない。ただ事件解決した時に、とりあえずまた日常がやってくる事を認識してホッとしただけだった。

でも数日経って今日、恩師のピアノを聴いて、花の香りを嗅いで、甘いお菓子を頬張って、弾きたかったピアノ曲を少し練習して、また甘い菓子を食べて、ようやく涙が出た。

ごめんなさい、私のせいであなたは甘い菓子を食べることができない。私のせいで、あなた世界にはラヴェルドビュッシーシベリウスもいない。

2025-05-09

anond:20250509170850

ほんとそれ。

自分場合は盛大なウソから気づけたけど、気づかないラインウソつかれると怖いなーと思って使うのやめた。

別料金でもいいんで日経とかMCP経由で使わせて欲しいわ。

2025-05-06

鍵垢引用RT

数年前、twitter(現X)で鍵付きのアカウントを使っていて、たまたまオススメに出てきたFF外の人のツイート引用RTした

そのツイートの内容は「仕事しんどい」といった内容で、とても共感したので「ほんとこれ」という感じで引用RTをした

1日経って、オススメにその人の別のツイートが表示されたが、その内容が

「鍵垢に引用リツイートされてる、怖い」 「(鍵垢による引用リツイートのせいで)死にたい死にたい」というものだったので驚いた

かに裏で何が言われているのかわからないのは怖いだろうし、申し訳ないことをしたと思い引用リツイートを取り消した

それ以来引用RTは一切していないが、鍵付きアカウントによる引用RPをここまで嫌がる人はどのくらいいるのだろうかと気になった

いろいろ調べてみると、鍵アカ引用RPをする人間はまるで犯罪者のような言われようである

アカ引用RPされたくないという気持ちは分かるが、死にたくなるほどであれば

引用RPがされないようにアカウントに鍵をかければ良いのでは?とも思う

自分が実際に体験していないからそう思えるだけかもしれないし、

自分が鍵アカから引用RPされ続けれれば、手のひらを返してしまうかもしれないが

2025-05-04

お見合いしたんですが、その後何もできていません

この前、初めてお見合いしたんですよ。

相手の方はちゃんとした感じの人で割と好印象でしたし、場は和やかだったと思いますし、一応連絡先は交換してお開きになったんですね。

そして●日経ったんですが、ここからどうするべきか、という点に現在大変ストレスを感じています

それは勿論、お見合いをしたのだから紹介してくれた方の手前、結果がどうかはさておき何もしない訳にもいか関係性を進めようとする行動が必要だろう、というのは理解しているものの、

関係性を進める行動とは?」

「具体的にどういった行動のことを指しますか?一つ一つにまで分解できますか?」

「なぜそれで関係性が進むと思ったのですか?」

「仮にそれが有効だとして、あなたにそれが実践できるのですか?」

……のような問いが頭を延々支配しており何もできていません。そして実際、頭の中ですら具体的に描けません。

さらに言えば上の問いが浮かんでいるのは事実ではあるものの、究極的に言えば女性に対してアプローチをするのが怖い、恥ずかしい、という臆病な気持ちしかありません。

自分は生まれてこの方恋人無しの30後半男)

悩んでいても仕方ないだろう、と思う一方、その「悩んでいても仕方ない(から行動しよう)」というスイッチを入れてくれる何かしらの動機も正直殆ど見当たらないのです。

今まで恋人を作らないことにつき、硬派を気取ってパートナーなぞ要らないと強がっているだけだ……と自省していたのですが、こうも悩みを乗り越える動機が無いとすると、欲していない気持ちが案外本当だったのかもしれません。

結婚したほうがいいんだろうな、程度の考えがお見合いを受けた理由だったのですが、これも結婚という制度には気持ちが向いているものの、その実態というか前提としてパートナーを得ることには気持ちが向いていないですよね。

敢えて言うならば義務感がスイッチを入れる動機になるかとも思いましたが、別に旧家の跡取りが嫁探しをするのとは全く違いますし、伴侶を得よという社会的な圧も今どき少なくとも表立ってはありませんし、やはりこれも自分スイッチを入れる動機にはなりえません。

相手が嫌だったのか?何が不満だ?お前なんか選り好みしていられる身分じゃねぇぞ」

などと親から言われ始めておりますが、上のようなことを正直に言えるはずもなく、さりとて別の言い訳もなく、ならば行動せねばなるまいが身体は動かず、とどうしようもない状況です。

いっそのこと、先方から理由はなんでもいいのでお断りしてくれないだろうかなどと考えておりますが、これは汚れ役を向こうに期待するということで、卑怯な話です。

もはや、なぜお見合いの話なんか受けてしまったんだろうかと後悔するところまで来ておりますが、こうも自分には向いていないことを確認するためにはきっと、少なくとも一回は必要な機会だったのでしょうね。

ここから先、50歳、60歳……と年齢を重ねていく中で、何故俺はあのとき結婚しようと努力しなかったんだ、とかつての自分呪詛を吐く危険を潰せただけでも収穫じゃないか、と考えるようにしました。

取り返しのつかない過去を恨むことほど恐ろしいものはないですからね。

取り敢えず目下の問題は、何もしていないことについて紹介者に何と申し開きをしようかと、ただそれだけです。

2025-05-02

anond:20250502193822

Togetterデメリットの方が多いのでサイトごと非表示にしたいと思う。面倒だからやっていないけれど。

うちの犬かしこかわいいの見て!」みたいなのはこういうルートしかないのかなって思うし、害はないと思うんだけど、

デマ系断言系のまとめのエントリNHKとか日経とかのエントリと並んで表示されるのは害悪しかない。

2025-05-01

チェンソーマン2部

はてなじゃ最近でもなんだかんだ100ユーザー行ってたのに1日経っても62ユーザーって

いよいよアカン感じか?😱

anond:20250421093749

80日経

現状報告

・歩数は1日1万歩

 → 5000歩で止まる。チョコザップも行けてない。

オフィスの高層から階段降りだけ実施

 → できてない。

・朝ラジオ体操第一第二を必須

ごはん雑穀ごはん100gに変更→85gに変更

・揚げ物は禁止

野菜増量のため、ブロッコリー1品追加

・間食は無縁ローストミックスナッツ少量のみ

・水分は1.5Lを目標でとる。もちろん無糖。

 → すべて継続

 

体重

 84.5 → 83.4 → 81.5 → 82.0 → 80.0 → 79.6 → 79.5 → 80.5 → 78.6

 減った。77kgが見えてきた。

 体脂肪28.0 → 22.3 → 21.7 → 22.5 → 21.5

 

 たまたま減ったが結構こころ折れてる。ダイエットは難しい。

 

 チョコザップ全然行けなかった。2回しか行けなかった。もうちょい行きたい。

 

 ラスト20日。頑張る。

次は5/11

2025-04-30

新人議員はフロップにでも書いとけばいいと思うの

新人議員ってさ、喋ってること結局現役議員がこう話せってのをそのまま話してるだけじゃん。

街頭演説とか。だからさ、芸人さんみたいに

紙のあれ、フロップに議員になったらこうやる!

みたいなのを書いてドーンとみんなに見せつければいいと思う。どうせ一生懸命うーあー!!って聞いてる人達も三日経ったら「はて?あの人は何を話していたかのう」状態なんだからさ。

で、フロップに書いたら写真撮れるし、後から議員になって「あの時そんな事言ってません」とかなっても写真を出して書いてあるじゃないですか

嘘つき!ってみんなでイジメられるじゃん。笑

からさ、鳥取とかの地方議員とかだけでも街頭演説はフロップっでいいんじゃないの。と思う

2025-04-29

goo blog サービス終了のお知らせ  田中秀臣の「ノーガード経済論戦」 出口政策が熱い?!(その2) 2005-11-29 | Weblog

 

お待たせしました。続きです。(その1はこちら)

 

●出口政策理論的基礎―ニューケインジアンモデル

 

 出口政策理解するためにはやはりそれなりの理論的なフレームで考えなくてはいけないだろう。例えばバーナンキ次期FRB議長日本デフレ脱出に、エガートソンとウッドフォード経済学モデルを援用して、インフレ目標政策物価水準目標の合わせ技を提案した(ベン・バーナンキリフレと金政策日本経済新聞社)。以下ではこのエガートソンとウッドフォードモデルの枠組みをきわめて単純化して「出口政策」の理論的基礎とさら現在しばしば話題になる日銀預金残高の超過準備問題という技術的な側面についてコメントしてみたい。

 

 いわゆる「ルーカス批判」以降、政策による期待の変化という問題に耐えられる理論構造もつことがマクロ経済学に求められきた。そのひとつの解が、いわゆる「マクロ経済学ミクロ的基礎」である。「ルーカス批判」以後、マクロ経済学プログラムはこの「ミクロ的基礎付け」をRBC(実物景気循環論)モデルとニューケインジアンモデルの大まかふたつの方向で深化してきた。両者はいまでは見分けがつかないほど交じり合ってしまった。例えばバーナンキらの理論では長期においては市場自律的調整機能を信頼しているため、長期的スタンスをとれば例えば失業が深刻であっても市場の調整能力にまかせる、という選択最初から排除するものではない。しかしもちろんこのような態度は、バーナンキらの積極的に認めるところではなく、実際問題として不況が深刻であったり、極めて高いインフレが起きているとき政策介入を強くすすめることで社会的コストを避けるというのが、いわゆるニューケインジアン立場であろう。

 

消費者の行動(New IS曲線

 

 バーナンキらはまずマクロ経済を考える上で、家計消費者)の行動、企業の行動、そして金融政策担当する中央銀行の行動を主要なプレイヤーとして考える。それぞれのミクロ的な行動が経済マクロ的動向に影響を与えていくと考えるわけである

 

 まず消費者自分効用(満足)を最大化するために行動する。その際に予算の制約をうけるわけであるが、その制約の変化に対してなるべく消費を平準化スムージング)して行うことが最適な対応である、とこの消費者は考えているとしよう。消費の平準化というのは、今期(現在)と来期(将来)の消費量をあまり変化させずに似たような量だけ消費し続けることを意味している。例えば今期、クリスマス家族恋人プレゼントをするために消費を増やせば、それに対応して将来の消費を減少させることで、期間を通じてみれば消費は一定水準にあるというわけである。例えば経済全体の景気がよく将来的に家計所得が通常の場合よりも増加すると期待されたとしよう。このような状況を期待産出量ギャップが拡大したと表現する(あるいは期待拡張ギャップ存在とも表現可能)。将来の所得が増えると期待されるので、この家計はそれを見込んで現在の消費を増やすことで平準化を行おうとするだろう(そうしないと予想通りに将来の所得が増えた場合、将来の消費の方が今期にくらべて過大になってしまうので)。

 

 この状況は先の例でいえば、会社の成績が良好で、ボーナスの増額が望めるために、クリスマスプレゼントはその将来のボーナスで返済することを見込んで、ローンまでして高めのプレゼントを購入することに似ている。すなわち将来の期待産出ギャップ(期待される将来のボーナスの増加)が現在の産出ギャップ(ローンをすることでの現在所得の増加)に反映されることになる。このように家計の消費行動は「来期の産出量ギャップの予想」に依存している。

 

 さら家計は今期の消費と来期の消費をバランスするために現在の実質利子率を参考にするだろう。現在の消費を我慢して貯蓄するには、その貯蓄が経済的に見合うものでなくてはいけない。その報酬として実質利子率が付されるとも考えられる。そしてこの実質利子率が増加すればそれだけ消費者現在の消費よりも貯蓄を選ぶだろうし、また反対に実質利子率が低下すれば将来の消費よりも現在の消費を選ぶであろう。また家計のローンの負担も実質利子率が低下することで軽減され、そのことがローン契約耐久消費財の購入を促すことが知られている。すなわち消費者の行動は「今期の実質短期利子率」に依存している。

 

 ニューケインジアン経済モデルではこのような消費者の行動をIS曲線(New IS曲線)と表現して現在所得のあり方(産出高ギャップ)に、今期の実質短期利子率と将来の産出量ギャップが影響を与えると考えるわけである。ちなみに伝統的なIS曲線と同じように、今期の実質短期利子率と今期の産出量ギャップとの関係は右下がりの曲線に描くことができる。

 

企業の行動(ニューフィリップス曲線

 

 次に企業の行動をみてみよう。ニューケインズ経済学では企業価格設定行動も経済環境の変化に対して緩慢にしか変化することはせず、そのため価格粘着性という現象一般的であると主張している。この価格粘着性を説明するためにケインズ経済学企業代表的イメージとして「独占的競争モデル」を採用する場合が多い。経済学の想定する市場典型的な姿は、完全競争と独占である。完全競争市場では、多数の売り手と多数の買い手が、お互いに市場価格シグナルとして販売・購入活動を行っている。価格資源配分有効に行うと想定しているので、この完全競争市場では売り手と買い手はプライステイカーとして行動する。他方の独占市場では、売り手もしくは買い手ないし双方が市場価格コントロールする力を保有しており、独占市場では完全競争市場にくらべて、価格はより高く、取引される財・サービスの量は少ない。独占市場は完全競争市場に比べると資源の非効率的な配分が行われている。

 

 しかしこのような両極端な市場の姿よりも、次のような市場のあり方の方が一般的ではないだろうか。例えば近所の本屋にいけば、さまざまなビジネス雑誌販売されている。そしてそれぞれのビジネス雑誌は、特集する記事が異なったり、価格も各出版社独自色を打ち出してライバル雑誌に負けないとしているように思える。またどの出版社でも自由ビジネス雑誌を発刊することができ、自由にそれを辞めることができる点でも、完全競争市場の特徴を持っている。

 

 このようなケースは、なにもビジネス雑誌だけではないだろう。私たちは、完全競争と独占の両方の特徴を持った様々な財・サービス―例えば、書籍映画パソコンソフトレストランコンビニケーキ車など―を日常的に目にしている。経済学では、このような財・サービス市場を「独占的競争市場」と名づけている。独占的競争とは、同質ではないが類似した財・サービスを売る多くの企業存在する市場だということができるだろう。独占的競争市場では、たくさんの企業が同じ顧客相手競争を繰り広げている。その一方で、個々の企業が、他の企業と異なる製品供給している。これを製品差別化という。また同時に参入・退出が自由である

 

 完全競争市場では市場で決まった価格販売すればすべての財は売りつくされる。他方で独占的競争市場では、企業は「右下がりの需要曲線」に直面している。これは企業価格コントロールできるが、もし価格を上げれば需要は減り、下げれば需要が増加するという市場環境に直面していることを意味している。この結果、この独占的競争企業は若干の独占力を有しているために、限界費用を超える価格を自ら設定することができる。この限界費用というのは、財やサービスを追加的に一単位製造するときに要する費用のことである経済学ではこの「限界」的な単位消費者企業選択判断する。例えば、企業は売り上げ全体の動向と価格をみて供給を決定するのではなく、新たに一単位生産するときコストとその販売価格の大小関係で意思決定を行う。

 

 例えば『冬ソナ』のDVDを一冊追加的に生産するコスト(=限界費用)が1000円だとすると、この独占的競争企業は5000円で市場での販売可能になるということである限界費用価格との差額は、この企業にとっての「マークアップ」(超過利潤とイメージしてもいい)を得ることが可能であることを意味している。この超過利潤の獲得を目的にして、多くの企業がこの市場に参入する。もちろん独占的競争企業製品差別化によってこの熾烈な競争に打ち勝とうとするだろう。独占的競争市場では、このような熾烈な競争の結果、長期的には利潤がゼロになることがしられている。そしてこのような熾烈な競争に生き抜くために、企業製品差別化をはかり消費者需要喚起し、その有効手段とし広告ブランド戦略などを展開しているのである

 

 ところで独占的競争企業価格設定を自ら行うことができるが、市場の動向に合わせて絶えず価格を変更しているわけではない。価格の変更に伴うコストメニューコスト)が発生するために頻繁に需要の変化に応じて価格修正することはしない。そのためメニューコストを原因とする価格粘着性が広く観察される。また価格改訂する企業が増加するにしたがって、この価格粘着性は緩んでいくと考えられている。この価格の変更に企業は今期の産出高ギャップをまず参考にする。これはいままでの議論では需要供給よりも多いと考えられるならば企業価格を上昇させるように改訂するだろう。また他方で将来のインフレ率の予想も重要である。なぜなら上記マークアップ名目額よりも各企業はその実質値に注目すするからである。将来獲得したいと期する利益に将来のインフレ率の動向が大きくかかわるわけである。まとめると企業価格改定行動は、今期の産出高ギャップと、来期の期待インフレ率依存している。経済全体でみれば現在インフレ率は期待インフレ率と産出高ギャップに影響される。この関係表現したのがニューフイリップス曲線という。

 

中央銀行の行動(テイラールール

 

 さら中央銀行金融政策ルールテイラールールの形で導入するのが一般的であるジョン・テイラーグリーンスパン率いるFRB金融政策の行動を「テイラールール」という形で表現することに成功した。テイラーによるとFRBは産出量ギャップ(潜在産出量-現実の産出量/潜在産出量)とインフレ率に反応して利子率を設定しているというものであるテイラールールもっと古典的形式は産出量ギャップインフレ率を均等に重きを置いて考慮する政策スタンスを採り入れたものとなっている。

 

名目利子率=0.01-0.5(潜在産出量-現実の産出量/潜在産出量)+0.5×目標インフレ

 

である。このテイラールールを用いると、産出量ギャップが0.01、目標インフレ率を0.02だとするとFRBは0.5%利子率を引き下げて、景気の後退を防ぐことがわかるだろう。このテイラールールグリーンスパン率いるFRBの動きをかなりうまく説明することができるといわれている。

 

 ところで中央銀行経済にふりかかるさまざまなショックから国民経済厚生を守るために行動するとみなされている。いま国民経済厚生を最大化するような中央銀行を考えて、この中央銀行が考えている経済厚生の損失の最小化が、そのまま国民経済厚生の損失の最小化になると考えるとしよう。中央銀行国民経済厚生の最大化(あるいは損失の最小化)をきちんとフォローできると考えるわけである

 

 このとき中央銀行経済厚生を最小化するための目的関数を「損失関数」といい、これは簡単にいうと今期のインフレ率と今期の産出高ギャップを足したものである。この「損失」を下の(a)(b)(c)のもとで最小化するのが、この経済にとってもっとも望まれる=最適と考える。

 

(a)New IS曲線では、今期の産出量ギャップが(1)今期の実質短期金利と(2)来期の産出量ギャップの予想に依存する 

(b) ニューフィリップス曲線では、今期のインフレ率が(1)今期の産出量ギャップと(2)来期の期待インフレ率依存する

(c) 中央銀行目標名目短期利子率を決めるにあたって(1)今期の産出量ギャップ(2)目標インフレ率を参照する。

 

 ところで上の意味での最適な中央銀行金融政策を考える上で重要ものが「コミットメントである。これは中央銀行金融政策目標達成への力強い政策的態度をしめす言葉といえる。具体的な目標について責任を持って期間内に達成することを約束することであ。例えば未達成の場合には具体的な形で責任をとる(ペナルティをとる)と考えて同じで効果を発揮する。このコミットメントを行うことが経済活動するさまざまな主体家計企業市場関係者)の予想に影響を与える。

 

 例えば、先の(a)のIS曲線では、今期の産出量ギャップが(1)今期の実質短期金利と(2)来期の産出量ギャップの予想に依存していて、さらに来期の産出量ギャップは(1)'来期の実質短期金利と(2)'来来期の産出量ギャップの予想に依存していて以下同様に…となると、結局、今期の産出量ギャップは将来の実質短期金利依存することになる。ニューケインジアンは産出量ギャップの変動を経済変動で重視しているので、これは将来の金融政策のあり方(=将来の実質短期金利をどうするか)への予想が決定的に重要になるということになる。

 

 「産出量ギャップ」という表現が苦手な読者は、消費者でいえば(借り入れのケースを含む)所得企業でいえばマークアップと考えてみればいいだろう。いまのサラリーの額や企業利益中央銀行現在から将来に向けての政策態度に影響されるというのがニューケインジアンモデルもわかりやすい含意だ。

 

 このような将来が現在規定するという考え方をフォワード・ルッキングという。このようなフォワード・ルッキング経済構造では、経済主体の予想に影響を及ぼすコミットメントいか重要になるかが分かるであろう。

 

●出口条件を考える

 

 さて出口政策の条件を考えるには上の(a)(b)(c)のもとで損失関数が最小化するように計算をしなくてはいけない。しかしここでは直観的な説明を行う。渡辺努岩村充氏の『新しい物価理論』(岩波書店)で用いられた仮設例を利用したい。この仮設例の面白いところは上記までは顔を出していない長期利子率の動きをフォローすることができることである現在の出口政策にかかわる議論が長期利子率のオーバーシュート財政危機の拡大?)への懸念にあることを思えばその重要性がわかるであろう。ちなみに以下では金利の期間構造モデル採用して、長期利子率は将来の短期利子率の予想値に依存していると考える。すなわち単純化して足元の長期利子率は、足元の短期利子率と次の期の短期利子率の単純平均とする。また産出高ギャップは長期利子率に反応すると考える。あとでわかることだが、長期利子率は短期利子率の予想へのコミットメント誘導されて決定されるのでいままでの議論と同じである

 

 いま三期間(0,1,2期)を生きる経済を考えよう。第0期はデフレ流動性の罠に陥ってるとする。現代版の流動性の罠バーナンキらは名目短期利子率がゼロ(=利子率の非負制約)であると考えている。そして第1期と第2期では経済回復しているとする。このとき渡辺岩村の仮設

goo blog サービス終了のお知らせ  田中秀臣の「ノーガード経済論戦」 出口政策が熱い?!(その1) 2005-11-16 | Weblog

 福井総裁量的緩和解除は来年春、と匂わせた発言に反応するかのように、政府与党から日銀の早期量的緩和解除をけん制する発言が相次いででてきた。中川政調会長日銀法の改正政策カードでちらつかせて、日銀デフレ対策が不十分であることを批判している。また安部官房長官もそれに呼応するように、日銀政府協調して財政再建のためにもデフレ脱却して、自然増収での財政基盤の健全化への寄与が実現されるべきだとこれもまた日銀牽制した。この種の発言はいずれもなにか具体的な政策に直結しているわけではないので、それ自体どうこうというわけではない。しか日銀の出口政策量的緩和解除をめぐる議論は今後も政治的話題として沸騰していく可能性があるのかもしれない。

 

 そもそも出口政策をめぐっては、1)前提条件であるデフレ脱却をし、0%以上の安定的インフレ率を維持できるのか? 2)出口政策技術的な難しさ の二点から問題が提起されている。最初の点については、『日経公社債情報10月24日号で匿名記事末吉名義の記事)「日銀ウォッチ デフレ脱却論議の謎」において、きわめて説得的な議論が行われている。日銀インフレ率の目安として採用している日本式アインフレ(生鮮食品を除く消費者物価指数)の前年比上昇率はゼロ近傍であり、このためデフレ脱却は難しく、デフレ脱却のためにはインフレ目標政策が一段と必要である、という趣旨の論説である

 

 この主張の背景には、伝統的なCPI上方バイアス存在(すなわち1%程度物価インフレにふれて計測されてしまう)と、さらにコアインフレ率をおしあげているのは石油関連商品であり、この上昇はピークアウトをむかえる可能性が大きく、そのインフレ率に与える押し上げ効果は0.4%程度にとどまると予測されること。そしてこの石油関連商品の影響を除外すると、インフレ率はマイナス0.5%程度であり、さら上方バイアス考慮にいれるとマイナス1~1.5%程度となる、と末吉論説は指摘している。これは非常に周到な分析であり、今日日本経済が決してデフレ脱却を確実にしているわけではなく、むしろ不確実なものであることを示している。

 

 さら安達誠司氏の『デフレはなぜ終るのか』(東洋経済新報社)では、1930年代アメリカデフレ脱却時の出口政策からの教訓をもって、今日の出口政策論議警鐘を鳴らしている。安達氏によれば、当時のアメリカ財務省主導によるドルの減価政策により「レジーム転換なきリフレ」を実現した。このレジーム転換とは、中央銀行であるFRBデフレ脱却のために従来の金融政策スタンスを転換して、超金融緩和政策コミットするというゲームルールの変更として理解される。しかしこのようなレジーム転換がない、すなわち従来の事実上デフレ継続的金融政策スタンスのままに、この「レジーム転換なきリフレ」に直面したため、FRB政策当事者には早急な出口政策模索(当時の異例な低金利政策放棄超過準備リスクマネーとして高インフレに転じる要因になることへの懸念さら株価の急騰をバブルとする警戒感が存在していたことの半面といえる)があった。そしてインフレ率はプラス推移であったにもかかわらず、FRBの早急な出口政策採用によりふたたびデフレに戻ってしまったと指摘している。

 

 安達氏によればこのようなデフレに舞い戻る経済脆弱性を克服するのには、中央銀行デフレ脱却にむけたレジーム転換へのコミット必要さらに実現されたインフレ率という「変化率」への注目だけではなく、それ以上に「水準」が重要であるとしている。本ブログでの「バーナンキFRB議長就任日本リフレ」(10月28日)で紹介した物価水準ターゲット重要である。すなわちデフレに陥る前のインフレ率(たとえば1%や2%)が現在継続していたらどうなるのか、という物価水準経路を考えて、その経路と現実物価水準の経路のギャップを解消していくという考え方である

 

 日本現在景気回復デフレスパイラル的状況からのとりあえずの脱出は、2003年から2004年初頭にかけての財務省の空前の為替介入と(予期せざる?)日銀マネタリーベースの増加がタイミング的に数度重なるという「非不胎化介入」の結果である(詳細は田中秀臣経済論戦の読み方』(講談社現代新書)参照)。すなわち日銀としては明確なレジーム転換が不在であり、あくまでも財務省主導という点で、戦前アメリカのケースに近似していると、前掲の安達氏は指摘している。これは有益歴史からの教訓である

 

 そのため今日日銀はまさに戦前FRBと同じように、出口政策に関わる発言において、「インフレ心理」への懸念を示したり(まだデフレなのに!)、インフレ「率」にのみこだわり、前記したようなリフレ過程には関心を示すことはまったくない。また日銀政策理解を示す衆議院議員佐藤ゆかり氏のように「中小企業家計部門オーバーリスクテイクの状況から守ることが大事で、量的緩和政策は速やかに解除すべき」「日経公社債情報」(10月31日)とコメントしているのも、戦前と同様に超過準備が高インフレ資産価格の急騰(バブル?)をもたらすことへの「懸念」と基本的には同じものであろう。

 

 本格的なリフレ政策採用と連結しないかぎり、デフレ脱却の道のりはかなり不安定ものであることは否めないのではないか。そして出口政策採用への日銀の現状の早すぎるコミットへの懸念は募るばかりである。(その2)では、仮にデフレを脱却(不安定であってさえも)した場合採用されると考えられるいくつかの出口政策について考えてみたい。

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