はてなキーワード: アーキとは
フリーランスでゲームエンジン担当したり調整したりの仕事を今でもやってます。
「ITがつまらなくなった」「ゲーム制作がつまらなくなった」のは違う角度の話も入りますが同意です。
おそらく現在40歳あたり以降の人たちは「めちゃくちゃコード書けた時代」の人たちだったと思います。
私もめちゃくちゃコード書いてましたし、他人のコードも修正してたし(それでキレられたり1日中討論したりも)、何より車輪の再発明がすごく楽しかった。
Game Programming Gemsが唯一の経験者のナレッジの詰め合わせで、貪るように読んでましたね。懐かしい。
というよりそうでないと生き残れなかった。
何よりもコードを書くのが楽しい、起きてる間は全てコーディング、アーキテクト、新技術の調査に時間を充てるような生き方しか出来ない人たち。
生産性?それよりもテンプレートプログラミング面白くね?意味あるか分からんけど。そういやこのコンパイラいいよね、メモリの使い方上手くてさあ。
プログラミング全般の技術力は、正しい知識を身に着けているかも重要なんですが、それよりも重要なのはライブラリの仕様を覚えるくらい何度も何度もアウトプットすることなんですよね。
DirectXやOpenGLの仕様を追えばだいたい効率的な計算方法や描画手法は身についちゃうので。
技術体系に紐づくものだったり、デザパタとかある程度知っておくものもあるにはありますが、何なら自分で見つけたくらいの方が遥かに理解度が高い。
頭で創るより、実際に書いてコンパイラ通して目で確認するほうが何倍も重要。
3Dゲームの知見がまだまだ日本に足りていない時代、ドラマチックな演出を行おうとしたら別の技術が必要になった。
今の時代では、ただFPS/TPSにすりゃええって回答になっていますが、模範解答として映画しかモデルが無かったんですよね。
しかも日本の画作りは時間を使った画作りより、止め画、見栄を軸とした画が多くて、海外のセンスとはジャンルが違う。
最先端の技術を生業にしていた大手ゲームパブリッシャー、デベロッパーは頭を抱えていました。
なにせ、個人の技術で戦ってきてしまっていた日本では太刀打ちできないことがわかったからです。
すでに海外では映画や映像の最先端の技術者やクリエイターをかき集め、サイエンスとしてナレッジ化を進めていました。
物理学者を集めまくってたのもそのときだったのを覚えています。
結果的に、大手は各社最高のグラフィックエンジンやクロスコンパイルエンジンを自社開発しようとして、(ほぼ)全て断念していますね。
……ただフォローのつもりで言いたいのですが、失敗ではあったと思いますが、そこで得た技術は非常に重要なものでして
日本は失敗を許容しない組織が多く、初めるのが遅く、辞めるのも遅い、それでいて二度と挑戦させない文化なので育つ土壌が無いんだと思います。
だいたい誰かが俺仕様で作ったクソみたいなコードを修正して、高速化したりメモリリーク改善したりがメインです。
「またコレか…」のパターン多すぎる。これがつまらなくなった所以です。
GCの仕様くらい考えたらなんでスパイクが起こるかわかるやろ……なんで調べんのなんて思うこともあります。
ただ出来ない人が多い、才能の無い人がビジネスだけでゲーム作ってる時代でもあるので、そのおかげでおまんま食べられてるんだよなって考えてます。
プロジェクトが破綻してることも多くて、その大部分はエンジニアがクソすぎるってのが多いですね。
体制の問題もあるにはあるんですが、ゲームにこだわることもなく、ただ稼げるで来ちゃった人たち。
だからそんな人達に何か伝えても響くことも無いし、生き方も違うので何も言わない。
ゲーム自体もどこかで見た何か。なので正解が存在するのでアーキテクトや制作に頭をひねる必要も無い。
感謝されるのでやりがいはあるんですが、当時激論を交わしていたような人たちはゲーム業界から離れ超ホワイトな外資系や大手でぬくぬくやってます。
幸いなことにソーシャルゲームバブルが起こり、その波に乗れた人たちです。
たまたま私の周りはコミュニケーション能力や問題解決能力、分解能力が高かったのでちゃんと地位を築き、ちゃんと生活しています。
FIRE(Financial Independence, Retire Early)していたけど、暇になった時間で考えた結果止めることにした。
いろんな人がいまFIREしたりFIREを目指しているので、自分の場合になんで1億円でダメだったのかを言語化しておこうと思う。
最初に結論から書いておくと、俺の場合、経済的自立(FI部分)が出来ないと判断した。
ゲームが大好きでグッズも好きだった俺は、株主総会でレアなお土産がもらえるという噂を信じ、なけなしの貯金をはたいて株主になった。
まあ、十八きっぷを使って一回行ったきりで、結局その時のお土産も引っ越しで無くしてしまったけれど、運よくその会社の株価がかなり値上がりした。
その時は相当迷ったんだが、株で儲けるという経験をしてみたくて現金にした。すると不思議なことに、証券会社にあるお金は、なんだかお金じゃないような気がした。
なんていうのかな、ステータスみたいな。増えたお金を使って、同じくゲームで儲けてそうな会社の株を買ったり、売ったり、他の人が買いそうなゲーム会社を探して買ったりした。
結果、いわゆるテンバガーと呼ばれるような10倍に増える経験もしたし、まあ普通に思ったほどみんなが買わずに手放して損したりもした。
繰り返しになるけれども運が良かった。その自覚もあった。
そして最後の運は、世界中が新型コロナウイルスでパニックになったときに、全ての株を全部いったん清算して、S&P500のインデックスファンドに突っ込んだことだった。
自分の見立てでは、ワクチンが出来るまでに3年はかかり、株価が戻るのに5年はかかり、余波でどの企業がつぶれるか想像もできないが、アメリカはそのうち戻るだろう、だった。
自分の悲観的な見立てはありがたいことに外れ、思ったよりも早く株価は元に戻り、結果自分の資産は1億円を超えた。
そして、緊急事態宣言化にも関わらず(自分としては)意味もなく出社を強制されることに嫌気がさし、まあなんとかなるだろ、とFIRE生活を開始した。
1億円で、税引き後のリターン4%を達成するのは、そこまで楽観的と言うほどではないと思っている。
ただ、株式市場で暴落が二度と起こらないか?いやまあ普通に暴落するだろ、というのが俺の見立てだ。
じゃあなんでeMAXIS Slim 全世界株式(オルカン)が人気かっていうと、暴落は過去必ず戻したからだ。
そこで、10年に1度暴落して、3年で暴落前の株価まで戻る、という試算をしたところ1億円だと結構危ういことが分かった。
まあ、言うて1億円の資産が5000万になっても、3年200万円ちょいで生活して我慢すれば良いわけだし耐えられるか?
まてよ円高って今後絶対に起きない?いや起きるだろ、というのが俺の見立てだ。
円高も定期的に起こっていて、そしてまた定期的に円安にもなってる。
だから、定期的に積み立てを続けるんなら為替の影響は結果として均されて無視できるんだろうけど、入金ゼロだと直撃する。
色々調べた結果、こちらは7年に1度20%程度円高に振れ、戻すのに5年はかかるという試算をしたところ、もう全然アカンかった。
試算を進めた結果、現金化しておけば株価暴落も円高も影響を受けなくなることが分かった。
いやまあ最初から分かれよ、当たり前だろ現金なんだから、と言いたい気持ちはわかる。はいそうですね。
そこで、おおむね俺が死ぬまで40年だと仮定して、全部現金で取り崩すとどうなるか計算した。はい、250万円ですね。
うーん、250万円かあ、ちょっとなあ。やっぱ運用はしないとムリよね。
暴落と円高の影響は5年で戻るだろうという前提のもと、5年分の生活資金を現金で持っておいて、それ以外を運用に回すことで計算しなおしてみた。
400万円x5年分=2000万円。そうすると、8000万円の運用資金になる。リターン4%だと、年間320万円だ。
リターン減ってんじゃねーか。減った80万円で何台PS5買えると思ってんだ。
でもこれ当たり前で、リスク資産が4%リターン、無リスク資産(現金)が0%リターンで、8:2で運用すると、3.2%になるのよね。(4%x80%=3.2%)
リスク資産を8割にしたうえで、想定資産 x 3.2% = 400万円を達成するには、単純に想定資産が1億2500万円必要になる。
うーん、足りない。
まあこれ運用資金が足りないの一種なんだけど、暴落中に運悪くなんかイベントが発生すると手持ち資金が足りなくなるのよね。
今は独り身でもある日突然運命的な出会いをしてロマンティックな恋をした結果子供が生まれて大学に行きたいとか言われる可能性だって残しておきたいじゃない。
暴落はいつ起きるかわからない。(読めるなら直前に現金化して、底値で全力すれば良いけど、読めないからインデックス投資で放置したいわけ)
そうなると、いまたぶん底値なんだよなー、株価が戻るまで修学旅行はあと5年くらい待ってくんない?とは言えないわけよ。
明らかに見えている出費は暴落や為替の影響から保護する必要がある。
複雑な為替ヘッジを行うって意味じゃなくて、単純に現金でもっとく必要があるの。
ただまあ、子供については奨学金と言う手もあるしなあということで、わりと真面目にエア恋愛からのエア子育てをした結果、1000万円も持っておけば足りそうなことはわかった。
生活資金が400万円x5年分=2000万円。ロマンスの値段が1000万円。運用リターンは2.8%ね。(リスク資産の運用を7割にするのであれば)
1憶4300万円x2.8%≒400万円ね。
全然足らん。
なんだかんだいって、1年程度の空白って実はどうにでもなるのよ。(俺はブラック企業を止めた後の家事手伝い期間を親の介護と言い張って就職を決めた知り合いがいる)
ただ、これが5年以上になって、しかもその期間ゼルダとSEKIROとエルデンリングしかしてませんでしたっていうと、厳しい、と思う。
後俺絶望的に接客業に向いてないので、最強の仕事であるマックジョブが使えない。
(マックジョブは、低賃金、低スキル、低給付、低尊厳などと定義されているが、日本は皆保険制度とブラック企業のせいで、全国どこでも働けるホワイト接客業として君臨している)
で、よくある資格を取得して開業とかも検討したんだけど、当たり前だけどちょっと頑張ったら取れる資格ならみんな取れちゃうから別にそんなメリットないんだよね。
そんで、超がんばったら取れる資格は当然職があるんだけど、それもう普通に職業訓練じゃん。
まあまあ頑張って取った情報処理安全確保支援士を書いてはいるけど、反応見る限りあんま関係なさそうなんだよね。
(これはドラマでセキュリティっぽい仕事してる俳優さんが格好良かったからという超絶に不純な動機で勉強して取った)
なんなら「ドラゴンクエストXを支える技術」を読んでよくわかんなかったから勉強したら取れたAWS 認定ソリューションアーキテクトの方がちょっと反応あるという。
当たり前なんだけど、いまの500万と未来の400万なら、当然いま500万円使いたいじゃない。
アーマードコアの新作が出るにあたっての試遊台を遊びに行くのにさ、新幹線での遠征が必要だとして、今年使える金額を理由に諦めるの、違うじゃん。
証券会社には1億ものお金があるのに、俺は今まさに使いたい金を制限しなきゃならんのか?
そう考えた時、ああ働いたお金を全部自分のために使って良いんだ、貯金とかいろいろ考える必要もなくなったんだって考えるのは心の平穏にすごく役立つと思うわけよ。
そうするとね、生活資金とロマンス資金を除いた7000万円だけ、リスク資産の運用資金として回しておけば良いわけよ。
7000万 x 4% = 280万円
しかも、このリスク資産は、俺の中では完全に取って良いリスクなのよ。無リスクでとっておきたい3000万円は現金で持ってるから。
そして俺が仕事して生活してゲームを買って残った金は全部リスク資産を増やすのに使える。労働するとお金がもらえるのは強い。
俺がFIRE出来ると思う条件は、以下の3つ
具体的に言えば、想定リターンが400万円なら、運用資金が2億あれば、半値の1億でも逃げ切れる。
ただ、そもそもそんな半値になって戻さないと思うなら、リスク資産を1憶で現金で5000万でも持ってれば良くて、これでも逃げ切れる。
賃貸を借りるのが難しいときに、持ち家を買えるだけの現金が残っているのなら、たぶん逃げ切れる。(いざという時に中古物件を買える金額。ローン組めないからね)
FIREって要するに、社会人が積立投資している場合の、出口戦略なのよね。
仕事を止めます、収入がなくなります、じゃあどうやって資金を取り崩していきますか?というのと同じことを考えるわけ。
暴落を5年耐えた時には使うタイミングを逃してました、じゃ困るから、そこは現金でもっとこう、とか。
おれは暴落からの戻しを5年と踏んだけど、まあ外して10年くらい戻さない可能性だって全然あるわけよ。
そういうのをツラツラとスプレッドシートで計算していくと、ある日突然働かないと食っていけない可能性って全然あるな、となったので、FIREは止めることにした。
というわけで、残念ながら1億ではちょっと足りなかったな、というのが正直なところ。
日本のシステム開発って死んでも上級エンジニアやアーキテクトを置かないけどさ。素人同然のジュニアエンジニア集めて突貫工事して数年も持たない、メンテナンスも不可能なシステム作って
「安く済んだ」って喜んでるの
日本の作ったシステムってなんであんなに使いにくいの。GoogleやAmazonみたいなことすらできないの?っていうけど、素人集めて突貫工事してるだけやもんな。金が惜しいっていう理由で。
堅牢な設計を行うアーキテクトとかシステムの品質を維持する上級エンジニア不在で作ってんだから使いやすいわけがないw
そんで「日本のエンジニアはレベルが低いw」「へぼい日本人エンジニアのお前が外資で働けるかよw」っていう煽りが、(上級エンジニアにステップアップ可能な)エンジニアの国外流出を招くという
100人の凡才より1人の天才の方が生産性が高いから論、これよく言われるけど疑問なんだよなあ。
同じソフトを100個売るのと1000万個売るのでコストがほとんど変わらない。
サービスだともうちょっと事情が違うにしても、そこが圧倒的に違うような。
1人の天才の方が100人の凡人より生産性が高いのが当たり前の世界、ってのは、尖った機能を持ったソフトウエアライブラリや、単機能モジュールなんかは確かにそうだと思う。けど、一定以上の規模があると1人の天才じゃ物理的に対応ができなくなるよね。
例えば、超優秀なAIを開発したとして、それをサービス化するための作業はひとりじゃ無理。天才的能力は必要ないが、時間がかかる仕事は山のように発生する。
だから、ソフトウエアも労働集約型の性質を持っているんだよ。(もちろん例外はある)
そこで、ひとりの天才はソフトウエアアーキテクトは超高給を得られるのは当然としても、それ以外の凡人も他の産業よりも高給になっているのは何故か?
それは、限界費用がゼロに近いからだよ。それで収益力が高いからだよ。
超優秀な1人の生産性が凡人100人に勝るのは、エンジニアリングの世界ではわりと不変的な事で、ソフトウエアに限らないと思う。
その証拠に、数が出ないサービス、フルスクラッチのサービスの制作に従事する人々(増田が言う「SIerとかいうガラパゴスビジネスは労働集約型産業」のやつ)はお給料が安い訳よ。有象無象の中小企業よりはそりゃ出てるけど、大手製造業に比べると見劣りする。
そういったガラパゴスSIerので今何が起こっているかというと、収益力の高いビジネスの影響を受けた、ソフトウエア技術者の人件費高騰と人材不足。
自社はそんな収益力の高いビジネスをできているわけではないのにね。
で、SIerが一品モノの開発ビジネスから脱却して、オファリングだのルマーダだのユーバンスだのもがき苦しんでるってのが最近の話だよな。
従来はパッケージは最小限のモジュールしかなくて、、受注したら各社ごとにカスタマイズして売るって商売だった。そのカスタマイズこそが人月商売で安定した利益が望めるってんで、SE部隊と関連する下請け会社を食わせてたわけだ。各社導入時に必ず追加するような機能までコードを流用せず別開発したりして、それで商売していた。
一方で、人口減少の時代と需要爆発による人材不足に、更にカスタマイズ大杉問題によるシステムの肥大化、各種コスト上昇に加えて、株主に物言う株主、アクティビストが増えて、高収益を求められる時代に。そこで、
に行こうとしているわけだよ。
うまくいってないけどな!
うまくいってないけどな!!
うまくいってないけどな!!!
あと、パッケージ化のしようがなくてフルスクラッチで作り続けなければいけないシステムってのはどうしても存在するのも各社頭痛の種だよな。収益率低くてリスクが高いわりに儲からないし、優秀な若い人ほどやりたがらない。アクセンチュアとかが絶対手を出さない領域。
切りたいけど切れないやつ。