Entries
『小倉日記』だより
セイチョウする『小倉日記』
「夢は短い!」というのが今の私の実感です。
『或る「小倉日記」伝』は昨日12日、前進座劇場で無事に千穐楽を迎えました。
2日の北九州の初日から昨日まで……
私の人生の中でもかつて体験したことのない、生涯初の激動の10日間でした。
私はこれまで、この芝居の実現を大きな目標にしてきましたので、
その夢がかなう日をどれだけ楽しみにしていたかしれません。
ところがです。
その実感もないまま、無我夢中で演じているうちに、10日間はあっという間に過ぎてしまいました。
夢がかなった瞬間の時間のなんと短いことでしょう。
本当に唖然とするくらいの瞬間の出来事でした。
けれど私は今思っています。
本当に大切なのは、夢をかなえたことではない、目標に向かって懸命に歩んできたこの数年の日々であったのだということを。
私は今回もまた、田上耕作さんに、清張さんに、人間にとって価値ある生き方とは何かということを教えてもらいました。
『或る「小倉日記」伝』がどんな芝居だったのか、どんな成果があったのかは正直今の私にはわかりません。
ただこれだけは言えます。
清張生誕百年記念公演はたしかに終わりました。
けれどこれは終わりではない。
始まりなのだと。
清張さんの、作品にこめられた熱いメッセージを全国各地に届けるという大事な仕事がまだ私には残っているのです。
『小倉日記』はもっともっと“セイチョウ”しなければならない芝居なのです。
明日から私は新しい夢、新しい理想に向かって一歩ずつ歩んでまいります。
この公演の実現のために共に夢をみてくれたたくさんの人たちの顔が浮かびます。
私がどれだけ感謝しているか、それを今言葉にすることは不可能です。
本当にありがとうございました。
小倉でも東京でも、連日満席の客席に、本当に感激しました。
カーテンコールはいつも泣いていました。
これもまた言葉になりません。
『或る「小倉日記」伝』を観てくださった皆さん、本当に本当にありがとうございました。
□柳生啓介:記□
「夢は短い!」というのが今の私の実感です。
『或る「小倉日記」伝』は昨日12日、前進座劇場で無事に千穐楽を迎えました。
2日の北九州の初日から昨日まで……
私の人生の中でもかつて体験したことのない、生涯初の激動の10日間でした。
私はこれまで、この芝居の実現を大きな目標にしてきましたので、
その夢がかなう日をどれだけ楽しみにしていたかしれません。
ところがです。
その実感もないまま、無我夢中で演じているうちに、10日間はあっという間に過ぎてしまいました。
夢がかなった瞬間の時間のなんと短いことでしょう。
本当に唖然とするくらいの瞬間の出来事でした。
けれど私は今思っています。
本当に大切なのは、夢をかなえたことではない、目標に向かって懸命に歩んできたこの数年の日々であったのだということを。
私は今回もまた、田上耕作さんに、清張さんに、人間にとって価値ある生き方とは何かということを教えてもらいました。
『或る「小倉日記」伝』がどんな芝居だったのか、どんな成果があったのかは正直今の私にはわかりません。
ただこれだけは言えます。
清張生誕百年記念公演はたしかに終わりました。
けれどこれは終わりではない。
始まりなのだと。
清張さんの、作品にこめられた熱いメッセージを全国各地に届けるという大事な仕事がまだ私には残っているのです。
『小倉日記』はもっともっと“セイチョウ”しなければならない芝居なのです。
明日から私は新しい夢、新しい理想に向かって一歩ずつ歩んでまいります。
この公演の実現のために共に夢をみてくれたたくさんの人たちの顔が浮かびます。
私がどれだけ感謝しているか、それを今言葉にすることは不可能です。
本当にありがとうございました。
小倉でも東京でも、連日満席の客席に、本当に感激しました。
カーテンコールはいつも泣いていました。
これもまた言葉になりません。
『或る「小倉日記」伝』を観てくださった皆さん、本当に本当にありがとうございました。
□柳生啓介:記□
- 関連記事
-
- 『小倉日記』だより (2009/10/16)
- 『小倉日記』だより (2009/10/13)
- 『小倉日記』だより (2009/10/11)
- 『小倉日記』だより (2009/09/21)
- 『小倉日記』稽古場だより (2009/09/20)
- カテゴリ : 或る「小倉日記」伝
- 2009-10-13
- コメント : 0
- トラックバック : -