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『小倉日記』だより

ブログを御覧の皆様
『或る「小倉日記」伝』はお蔭様をもちまして無事終了することができました。
10月の2日、小倉芸術劇場で幕を開け、11ステージを公演いたしました。
大変好評をいただき関係者一同胸をなでおろしております。

前進座は松本清張先生とは長いお付き合いで、
座の若手を育てる“矢の会”の代表世話人を引き受けていただき、座を支えていただきました。
今回、松本清張生誕100年にあたり少しでもご恩返しが出来ればと思っておりました。

この『或る「小倉日記」伝』を御覧になった方、
もしご感想などをお聞かせいただけたら幸いです。
またいつか再演できたら、と思っております。
ありがとうございました。

□津田恵一:記□
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『小倉日記』だより

セイチョウする『小倉日記』
「夢は短い!」というのが今の私の実感です。

『或る「小倉日記」伝』は昨日12日、前進座劇場で無事に千穐楽を迎えました。
2日の北九州の初日から昨日まで……
私の人生の中でもかつて体験したことのない、生涯初の激動の10日間でした。
私はこれまで、この芝居の実現を大きな目標にしてきましたので、
その夢がかなう日をどれだけ楽しみにしていたかしれません。


ところがです。
その実感もないまま、無我夢中で演じているうちに、10日間はあっという間に過ぎてしまいました。
夢がかなった瞬間の時間のなんと短いことでしょう。
本当に唖然とするくらいの瞬間の出来事でした。

けれど私は今思っています。
本当に大切なのは、夢をかなえたことではない、目標に向かって懸命に歩んできたこの数年の日々であったのだということを。
私は今回もまた、田上耕作さんに、清張さんに、人間にとって価値ある生き方とは何かということを教えてもらいました。


『或る「小倉日記」伝』がどんな芝居だったのか、どんな成果があったのかは正直今の私にはわかりません。
ただこれだけは言えます。
清張生誕百年記念公演はたしかに終わりました。
けれどこれは終わりではない。
始まりなのだと。
清張さんの、作品にこめられた熱いメッセージを全国各地に届けるという大事な仕事がまだ私には残っているのです。
『小倉日記』はもっともっと“セイチョウ”しなければならない芝居なのです。


明日から私は新しい夢、新しい理想に向かって一歩ずつ歩んでまいります。

この公演の実現のために共に夢をみてくれたたくさんの人たちの顔が浮かびます。
私がどれだけ感謝しているか、それを今言葉にすることは不可能です。
本当にありがとうございました。
小倉でも東京でも、連日満席の客席に、本当に感激しました。
カーテンコールはいつも泣いていました。
これもまた言葉になりません。
『或る「小倉日記」伝』を観てくださった皆さん、本当に本当にありがとうございました。

出演者、スタッフ、北九州の関係者の皆様 大集合!! 

□柳生啓介:記□
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『小倉日記』だより

公演の幕が開きました!
この企画は柳生君が今をさかのぼること9年前、
“花みづきの会”公演で『或る「小倉日記」伝』の主役・田上耕作を演じる際、
自分も耕作と同じ軌跡を辿ってみたい、
それにはどのようにしたらよいかを、
松本清張記念館へ相談に行ったことから始まっています。
その時、親切に案内していただいた職員の方との繋がりで、
清張記念館友の会での企画として
“松本清張朗読劇”という形で足掛け6年もの間、公演を続けてまいりました。
『西郷札』
『或る「小倉日記」伝』
『天城超え』
『鬼火の町』
『ゼロの焦点』
『点と線』
と作品を上演するなかで、
「『或る「小倉日記」伝』を、清張生誕100年記念の年には舞台劇として、この小倉の地で上演したい」
その思いを、私たちは清張記念館の職員の方々との共通のものとして、今日まで持ち続けてきました。


その思いが今、結実。
ここ芸術劇場で幕が開き、
小倉の皆様に見ていただくことへの、期待と不安が入り混じる中、
初日は、小倉の県内の中学生5000人に及ぶ応募のなかから選ばれた、700人に観劇していただきました。
そして、幕が降りるといままでの不安を打ち消すような拍手を、私達は体で感じることが出来ました。
そして、一般のお客様の公演と3回の公演を無事に終え、多治見公演、
そしてご当地、吉祥寺の公演と駆け足のように上演してきました。
この劇場では7ステージの舞台で幕が下ります。
この舞台を通して清張さんの思いを精一杯伝えていきたいと思っております。

耕作を見守る叔母・もと、母ふじ  玉水アキを訪ねて…、二人三脚の耕作とふじ  耕作とふじ
      耕作と看護婦のてる子  清張記念館友の会の皆さんと、柳生

□津田恵一:記□ ※前進座メールマガジン会員募集中です!チケット先行受付・プレゼント企画など、メルマガ会員限定のお得情報が満載。★登録・購読もちろん無料★ 【前進座メールマガジン】⇦登録はこちらから空メールを送るだけ。

『小倉日記』だより

或る「小倉日記」伝
大好評につき追加公演決定!

『或る「小倉日記」伝』の観劇に、
多くの申し込みをいただきまして、ありがとうございます。
おかげさまをもちまして、残席僅少となり、
新しくお申し込みいただくお客様のお席が、非常に取りにくくなっています。

そこで前進座では、
出来るだけ多くのお客様に観劇していただけるよう、
前進座劇場におきまして、
追加公演をすることを決定いたしました。
日時は、下記の通りです。

☆10月11日(日) 午前11時 開演☆

公演期間が短くて申し訳ありませんが、
この秋の話題作になること必定の作品です。
是非お見逃しなきよう、お願い申し上げます。

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『小倉日記』稽古場だより

稽古場からこんにちは
今年は松本清張先生の生誕100年を記念する年です。
清張先生には、座の若手俳優を育てる「矢の会」の代表世話人をやっていただき、
また、『左の腕』という座を代表する作品を提供していただいたりと、
前進座は長いお付き合いをさせていただきました。
そうした経緯もあり、
このたび、北九州市の“松本清張記念館”より『或る「小倉日記」伝』の上演依頼があり、
今その稽古の真っ最中です。

ここで稽古風景を皆様に御覧いただきましょう。

稽古風景① もと「耕ちゃんは?」ふじ「白川先生んとこ」  稽古風景② もと「恩に着るわ。本当に助かった。」  稽古風景③ 耕作「ただいま~」
稽古風景④ ふじ「あら、仙蔵さん、しばらくぶりやね」仙蔵「こりゃどうも、奥さん、いや、とてもこう面出せるもんやないんやけど…」  稽古風景⑤ お末「じいちゃん!」  稽古風景⑥ 仙蔵「えれえもんや、まったくありがてえもんや」
稽古風景⑦ とめ「書き置きやね?」ふじ「[本当に長い間お世話になりました。さようなら。お末]」  稽古風景⑧ ふじ「東禅寺でそんな会が…」アキ「と云って、それ以上のことは、私には分かりません…。」  稽古風景⑨アキ「あそこにある人力車は、あんた方のですか?」ふじ「はぁ。」
稽古風景⑩ ふじ「あの人たち、決して悪い人たちやないけね」耕作「違う、ただ…」  稽古風景⑪ ふじ「耕ちゃん、もとおばさんがおいしい魚を持って来てくれたよ」もと「ほら、ヒラメの刺身よ。一口食べちゃらんね」  稽古風景⑫ もと「もうすぐお医者さんが来てくれるけね」耕作「いやだ!もうじっとしてられない!」


お末=森 愛美
こんにちは!
研修生の森 愛美です。
今回私は『或る「小倉日記」伝』というお芝居で【お末】という役をやらせていただきます。
このお末ちゃんという子は主人公である耕作の幼なじみであり、初恋の女の子でもあります。
とても重要な役なので大切に演じたいと思います。
ただ今、稽古の真っ最中で悪戦苦闘の毎日ですが、
稽古場の雰囲気もとても良くお客様の心に残るような作品になるように頑張ります。!

◆津田恵一:記◆

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