11月29日｡今日は中日（なかび）！『楽しい歌舞伎/文七元結』長野・中部北陸ブロックの演劇鑑賞会の巡演も折り返し地点です。

本日はちた半島演劇鑑賞会の皆さんにお招きいただきました｡中日（ちゅうにち）ドラゴンズの地元愛知県下で中日（なかび）を迎えられるのはとっても縁起が良いです｡というわけで公演班の掲示板にはこんな告知がされています｡ドラゴンズのマスコットキャラクター､ド○ラ君は著作権の関係で掲示出来ないので目隠しされていますね(笑)



運営サークルの皆さんが心を込めて例会の準備をしてくださっています｡手作りのパネルの人物相関図は傑作です｡大川端の水の流れ､何と大太鼓の水音まで書かれています。





私は前回の近畿ブロックの巡演に引き続き､『楽しい歌舞伎』では解説者｡『文七元結』では佐野槌の若い者､藤助（とうすけ）と二八蕎麦屋のおじいちゃん､与助を勤めております｡







『楽しい歌舞伎』の解説は大変…冒頭の口上は相変わらず大緊張で心臓が飛び出しそうです｡でもまぁ最初の頃はみっともなかったたどたどしいしゃべりが少しずつスムーズに出来るようになった気がします｡今回から【所作台】の説明をつけ加えました｡



《遠い夜空にこだまする　竜の叫びを耳にして　中日球場つめかけた　ぼくらをじんとしびれさす》
七五調のご紹介はもちろん『燃えよドラゴンズ』です｡
皆さんの温かい反応に本当に助けられています｡

客席の会員さんは今日も大盛り上りの大熱狂｡ちたの皆さん､実に楽しそうに良く笑ってくださいました｡

終演後のロビー交流会には私と栄之丞さんとで参加しました｡終演は9時過ぎという遅い時間なのにロビーに50人以上の皆さんが残って下さり､お芝居の感想をたくさんしゃべってくださいました｡



「『晒女（さらしめ）』の舞踊は本来どういう意味があるのですか？」
といった専門的なご質問から､
「長兵衛さんは50両もらって絶対ばくちに使うと思っていたのに何と人助けをして50両あげちゃってビックリした｡良い意味で裏切られました」
「こんな世知辛い世の中だけど人間やっぱり捨てたもんじゃない」
などなど…皆さんの心からの笑顔が満ち溢れた素敵なロビー交流会になりました｡楽しかったなぁ｡



ちたの皆さんからいただいたパワーを支えにあと半分､元気いっぱいで旅を続けます｡


柳生啓介

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