本年最初の公演が、無事千穐楽を迎えました。
　「魚屋宗五郎」も「七福神宝之入船」も、とにかくよく呑むお役で、肝臓に異常がないか心配です。
　「魚屋宗五郎」は、妹を理不尽に殺した旗本の屋敷に、酔った勢いで暴れ込んで行くところまでの上演で、後が観たかった、と言われますが、殿様が謝ると、酔いの覚めた宗五郎は「もったいねえ」と恐縮してしまうのです。そんな情け無いところはお観せしたくありません。
「七福神宝之入船」では、台本にないセリフ、俗にアドリブと言いますが、そんなのばかりで、七人の神様たちや後見さんにはご迷惑をおかけしました。でも、本当の神様は「お客様」、私は「お客様ファースト」です。
　今年もいろんな芝居をお届けします。どの公演も、よろしくお願い申し上げます。

藤川矢之輔


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『魚屋宗五郎』では「三吉」を、そして『七福神宝之入船』では「恵比寿神」を勤めております、中嶋宏太郎です。


さて、今日(1/10)は京都初春特別公演の中日でした。そして、京都ゑびす神社の「十日ゑびす大祭」の日でもあります。
「恵比寿」役を務めております私としては、これは行かずはなるまい！ということでゑびす神社に行って参りました。いやーすごい人出で境内に入るまでに30分近くかかりました。


恵比寿さんは釣竿を持って鯛を抱えていることでもわかるように漁業の神様、そして商売繁盛の神様です。前進座をご覧くださった皆様に少しでも福をお分けできるように『えべっさん』にお願いをしてきました。

千穐楽まで一生懸命に勤めたいと思っております！ぜひぜひ皆様のお出かけをお待ちしております。
舞台から福餅を撒いてますので、ゲットして帰ってくださいね〜！

一方、その頃渡会は…。
「せっかくなので十日戎に行って来る！」と言い残して楽屋を飛び出していった恵比寿さん役の中嶋さんを見送り、ゆっくり京都劇場を出たワタライ。ふと目の前には「薬ダイコクドラック」。


おー、ちょうどいいじゃん！！
大黒さん役の渡会、一応（？）ゆかりのダイコクドラックの前でパチリ！（ついでにエビスビール飲み干してやったー！）

そこで閃いた❗️
Googleマップで「だいこく」と検索したら…！意外と近く、ひと駅先の東福寺に「大黒ラーメン」！！！！
で、そのまま行ってきました〜！
今夜の大黒さんは、ダイコクドラックでニベアを買い、大黒ラーメンでラーメン&餃子！これでダイコクパワー充電だー！！


中嶋さんはマジメに四条まで行ったというのに、渡会は近場で済ましました！
実はこの日は以前撮影したテレビ（再現ドラマ）の放送日だったんですが、ダイコク巡り（？）ですっかり忘れてて、ホテルで慌ててテレビつけたんですが、最後の３分だけ観ることが出来ました。トホホ。


前進座初春特別公演、京都劇場で14日までです。
まだご覧になってない方は急いでお問い合わせを！！

ダイコク役　渡会！



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新年明けましておめでとうございます。
昨年より一般社団法人劇団前進座の代表理事を勤めております河原崎國太郎です。
先ずはこの度の能登半島地震の犠牲になられた方、そして支援物資を運ぶ最中に羽田空港で起きた事故により犠牲となられた海上保安庁の職員の皆様に哀悼の誠を捧げ、被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。


本年は京都劇場の初春公演にて幕を開けさせて頂きました。
昨年五月に国立劇場のお名残公演として上演致しました『魚屋宗五郎』と、朱海青書き下ろしによります『七福神宝之入船』にて本日初日を迎えさせて頂きました。
この様な中ではありますが、福の神が勢揃いする、大変おめでたく楽しい一幕でございます。
私は浜の騒ぎに誘われて、竜宮城より参ります乙姫を勤めさせて頂いております。
(写真)
大変な一年の幕開けとなってはしまいましたが、一日も早い復興と皆様のご多幸をお祈りし、千穐楽まで精一杯勤めさせて頂きます。
14日までの公演となります。
何卒京都劇場にお運び下さいませ。
本年もどうぞよろしくお願い致します。

河原崎國太郎


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少し時間が経ちましたが

皆さま、明けましておめでとうございます。

本年も劇団前進座を宜しくお願い申し上げます。

年始から悲しい出来事が立て続けに起こり

日本中が悲しみに暮れている事かと存じます。

お亡くなりになられた方々のご冥福をお祈りいたしますとともに、被害に遭われた方々のご無事を心より願っております。

我々は芝居の持つ力を信じて、精一杯京都での初春公演を勤めさせていただきます。

私たち新村宗二郎と石嶋隆生は『縁の下の力持ち』という事で、『魚屋宗五郎』には黒衣として、そして『七福神宝之入船』には後見として出演させていただきます。
こちらの後見は一般的な後見とは違い『喋って踊る後見』という愉快な役どころになっておりますのでどうぞご期待ください。


さてここからは、普段お客様の目には決して触れる事のない
『リアル縁の下の力持ち』！！そうです、、、裏方スタッフの
皆さまのご紹介をさせていただきます！


まず初めに、こちらは大道具さんたち。
文字通り大道具（舞台のセット）の制作や、それらを組んだり
バラしたりしてくださる方たちです。


そして小道具さん。
こちらは舞台に飾ってある小道具や、役者が出番の時に持って出る小道具を管理してくださる方たちです。


こらちは照明さん。
舞台のそれぞれのシーンに合わせて多種多様な照明を仕込んでくださります。


こちらは音響さん。
今回は歌舞伎公演ですので、音楽は基本的には邦楽の皆さんに
よる生の演奏なのですが、そのサポート的な役割であったり、
開演前や終演後の挨拶時にマイクの調節などをしてくださっています。


こちらは衣裳さん。
役者に舞台用の衣裳を着させてくださったり、衣裳を管理してくださる方たちです。


こちらは床山さん。
舞台用のカツラを役者にかけてくださったり、綺麗に撫で付けをして管理してくださる方たちです。

細かくいえば、その他にも様々なセクションのスタッフさんが
いらっしゃいますし、劇場の表方や営業所の皆さんもまさしく
『縁の下の力持ち』ですよね。

たくさんの方に支えていただいて舞台が出来上がり、役者は板の上で芝居が出来るというワケです。

皆の力が合わさった、お正月らしい華やかで楽しい公演をどうぞお楽しみに！！

皆さまのご来場を出演者・スタッフ一同でお待ちしております！


〜〜〜 新村宗二郎・石嶋隆生 記 〜〜〜


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