Entries
ふるさと名古屋の『文七元結』
『人情噺文七元結』は、一杯飾り=舞台装置据置きが主流の昨今の例会の中では珍しく四つの場面毎に装置が転換するお芝居です。
回り舞台のある名古屋金山の市民会館では、幕の中ながら裏手に飾った装置をぐるりと回して転換が出来ました。
ここは本花道も付けられる会館。1954年から今回630回となる名古屋演劇鑑賞会の例会の場もこの三十年ほどは此処が舞台。
この二日間も暖かい客席と共に素敵な例会を創ることが出来ました。
中日劇場や名鉄ホールが無くなって引っ張り凧のこの会館も築52年。休館建て替えが三年後に迫りました。
厚生年金会館、勤労会館と収容1000人台の公共ホールが相次いで失われる中、900席のホールが追加され三つの劇場となるのは朗報ですが、
当初、空白期間を作らぬよう進められていた計画が変更を余儀なくされ、完成まで7年余り金山に劇場がない状況となります。
国立劇場を始め全国で起きている劇場ロス、鑑賞会さんも衆知を集めています。
市民会館一杯の二日間、沸き立つ客席と一緒に素敵な時間を過ごし、終演後久々の交流会も30名近くの会員さんのパワーを感じるひとときでした。
コロナの時代も乗り切ったパワーが劇場空白の難問にも活路を見出していって下さることでしょう。
年末も迫り、会館からの帰り道には、寒風の中にイルミネーション。
まだ珍しかった街路のライト・アップを初めて見たのは入座間もない仙台だったのを思い出します。
定禅寺通りのケヤキ並木にビッシリと豆電球をつけた労作でした。
垢抜けたLEDのイルミネーションもつくづく見れば一本一本のパイプをネジ止めし透明の板を張り合わせたもの。
手創りの光にほっと暖かくなりました。
喜八郎☆記
回り舞台のある名古屋金山の市民会館では、幕の中ながら裏手に飾った装置をぐるりと回して転換が出来ました。
ここは本花道も付けられる会館。1954年から今回630回となる名古屋演劇鑑賞会の例会の場もこの三十年ほどは此処が舞台。
この二日間も暖かい客席と共に素敵な例会を創ることが出来ました。
中日劇場や名鉄ホールが無くなって引っ張り凧のこの会館も築52年。休館建て替えが三年後に迫りました。
厚生年金会館、勤労会館と収容1000人台の公共ホールが相次いで失われる中、900席のホールが追加され三つの劇場となるのは朗報ですが、
当初、空白期間を作らぬよう進められていた計画が変更を余儀なくされ、完成まで7年余り金山に劇場がない状況となります。
国立劇場を始め全国で起きている劇場ロス、鑑賞会さんも衆知を集めています。
市民会館一杯の二日間、沸き立つ客席と一緒に素敵な時間を過ごし、終演後久々の交流会も30名近くの会員さんのパワーを感じるひとときでした。
コロナの時代も乗り切ったパワーが劇場空白の難問にも活路を見出していって下さることでしょう。
年末も迫り、会館からの帰り道には、寒風の中にイルミネーション。
まだ珍しかった街路のライト・アップを初めて見たのは入座間もない仙台だったのを思い出します。
定禅寺通りのケヤキ並木にビッシリと豆電球をつけた労作でした。
垢抜けたLEDのイルミネーションもつくづく見れば一本一本のパイプをネジ止めし透明の板を張り合わせたもの。
手創りの光にほっと暖かくなりました。
喜八郎☆記
- 関連記事
- カテゴリ : 『人情噺文七元結』併演『楽しい歌舞伎』
- 2024-11-21
- コメント : 0
- トラックバック : -