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『赤ひげ』旅だより

「赤ひげ」班再出発しました。
「赤ひげ」班は、11月22日いい夫婦の日に、長野県伊那で再出発しました。この日の公演は、「上伊那医療生協創立20周年記念公演」と銘うって実現したもので、満席に近い1200名の皆さんに観ていただけました。
 ぎっしり詰まった客席を前にして、お芝居ができる。全く役者冥利に尽きるというものです。客席には、若い人達の姿が目に付き嬉しい限り。終演後の交流会も、中心になって苦労してくれた若い生協職員さんが大勢参加してくれて、時間のたつのを忘れる程の盛り上がりをみせました。
 
 そして中三日おいて、今日(26日)は空路四国愛媛の西の端、宇和島に来ています。
 宇和島には、元、藤浪小道具に在籍した、善家さんという人がいて、大変な苦労を重ねつつ、お仲間に呼びかけていただき、実行委員会の形式で公演を何度も、実現させてくれています。
 明日の公演を前に、居酒屋「鋒鋩」ホウボウで歓迎会を開いていただけました。宇和島といえば、ジャコ天が有名ですが、刺身もお肉もうまい事、うまいコト。長屋の貧乏暮らしをしている市井の人々を演じる我々が、こんなに食べちゃマズイヨネ!と言いながらもしっかり食べかつ飲んでいる写真をとくとご覧下さい。明日の舞台は頑張るぞ!!!
                      辰三郎記

益城、浜名と皆さん
益城、浜名と皆さん
小道具熊坂、丸山と皆さん
小道具熊坂、丸山と皆さん
演出部金子、西川、佑一郎と皆さん
演出部金子、西川、佑一郎と皆さん
制作豊田、妻倉と皆さん
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『三人吉三巴白浪』より

    こいつぁ春から大風呂敷

 2008初春狂言『三人吉三巴白浪』の稽古が始まりました。
 当代の『三人吉三』になって丸九年、98年の今日には信州松本で『吉三』を上演していたわけです。
 十周年を迎えて、リニューアル。いろいろ見直して、旅では出来ない南座版に臨みます。
歌舞伎の殿堂南座でも、両花道を使うことは滅多にないそうです。大詰めの立回りも、セリ(舞台の切り穴)と盆(回り舞台)をうまく使って面白く、と勘考中。
これまでの立回りを検討しながら新たにつけていきますお嬢吉三と捕り手たち

        新人たちも必死です


 前進座歌舞伎の伝統ブレーン・ストーミング。一年生に至るまで思い付きを出し合って楽しい舞台をと稽古場が熱くなって来ました。
 幕開きには、旅では出せなかった場面を若手ばかりで担当。明日の主役が総出演です。
開演時間に御遅刻なきよう。面白い場面を見逃しますよ。

                         ☆松涛喜八郎★記

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『あなまどい』だより

読み合わせ中


いよいよ前進座劇場初春公演「あなまどい」
の稽古が始まりました。
しかし、まだ「赤ひげ」は公演中「龍の子太郎」も
これから巡演に出発。その公演の合い間での稽古入りです。
でも新作に取り組む気合でで稽古場は熱気に包まれています。
まずは2日間の読み稽古でしたが、いい芝居になる予感。
皆様、楽しみにしていてください!

佑一郎 記

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『銃口』班旅日記

竜太と芳子祝☆千穐楽(2かいめ。)

名古屋公演の千穐楽から約ひと月。
全国巡演のほうも無事千穐楽を迎えました。

トラックに積んで一緒に旅したたくさんの荷物は、前進座に戻ってきたり、山梨の倉庫に収めたり…。出演者もスタッフも、もうすっかり次の準備に取り掛かっています。

  ***

千穐楽ということで、北森一家の記念写真を。

家族写真

(↑前列左より志村智雄、いまむらいづみ、今村文美、
 後列左より高橋佑一郎、坂本敦彦)

戦争がなかったなら、いつまでもこの笑顔が続いたことでしょうね。
戦争は、マイナスにこそなれ、プラスにはならない。
誰もが知っていることだけれど、そのことだけは忘れてはならない、皆の心から消してはならないと思います。

  ***

そして、今回の新メンバー。

新人の・・・ 


お芝居でも、新人刑事・佐上の役などやっている新村宗二郎です。
今回の出演者の中では、最も戦争から遠い時代に生まれた人。
これからも、ずっと戦争を知らない子供たちが増え続けますように。

  ***

ほとんどの写真の撮影は↓

父さんの素顔

竜太の父さん(志村智雄)でした。

■11月20日 山本響子:記 ※前進座メールマガジン会員募集中です!チケット先行受付・プレゼント企画など、メルマガ会員限定のお得情報が満載。★登録・購読もちろん無料★ 【前進座メールマガジン】⇦登録はこちらから空メールを送るだけ。

『銃口』班旅日記

坂部です  先生たちの素顔

東京は生憎の雨です。
皆様、いかがおすごしでしょうか。

 * * *

さて、先日は銃口学級の生徒たちの元気な姿をご覧いただきましたので、今日は先生たちの日常を少しだけ。

防人に…?

↑新学期の一番はじめ、思い出話を語る北森先生(高橋佑一郎)。
もちろん、タイトルは「廻り道」です。

私も先生よ~♪

↑劇中では授業をしていませんが、この人も先生。坂部夫人=谷川冴子さん(高柳育子)です。


こちらも先生です

↑こちらも、先生です。きっとやさしい先生でしょうね。竜太夫人=中原芳子(上沢美咲)。

矢須崎です

↑こういう先生、学校に一人はいそうです。熱血指導の河地三造先生(松浦豊和)。

ほら、今日も大きな声で
「こら、浅田!」と……

こらっ浅田ーっあれ?


あれ???

臨時ニュースを申し上げます!

↑臨時ニュースの小山光子先生(北澤知奈美)と真面目一直線、杉野景子先生(黒河内雅子)。実は、仲良しなのかもしれません。

そして、校長先生(津田恵一)は…
校長の休み時間

休憩中でした。

  * * *

『銃口』班は高崎での公演を終え、本日銚子に旅立ちます。
明日は公演の前に太鼓の演奏があるとか…
ちょっと楽しみです。

■11月10日 山本響子■

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『俊寛』『一夕噺』だよ


三年経ちゃあサンジュになりやす
 
 そう、20年前この十一月に生まれたのが『赤ひげ』でした。

 この歳、前進座劇場五周年。青少年劇場では『セロ弾きのゴーシュ』や『やんぼうにんぼうとんぼう』が初演。
 三月には『たいこどんどん』初演。前進座とは縁のなかっただろう若い人たちが前進座劇場に押し寄せました。

 五月国立では『毛抜』『権三と助十』と共に『南総里見八犬伝』屋根上の立回り、20分の作品ながら若手メンバーだけで一本を上演。
 これに向けて、四月に前進座劇場で若手試演会を開催。公演の合間を縫って稽古を重ねました。
 『屋根上の立回り』は怪我人続出、苦い思い出でもありますが、兎も角やらなきゃと結果を恐れず限界に挑戦した記念碑でもあります。

 翌月には梅之助らによる『俊寛』が幕を開けています。
その『俊寛』と『出雲の阿国』が楽を迎えて二週間足らずで青山劇場公演『赤ひげ』の初演をあけて大好評を頂いたんですから、大変な集中力です。

 あたしは入ったばかりで良くわかりませんでしたが、こう並べてみるととんでもない活動をやってたわけです。
浅草公会堂さんの杮落としは前進座のそれのちょうど五年前
《浅草公会堂の誕生日は前進座劇場と同じ10月27日。五歳だけお兄さんです》

 『俊寛』は流罪から、『一夕噺』は夫婦別れから、三年目のドラマ。
 「三年たちゃあ三つになりやす」とは、来春京都で上演する『三人吉三』の台詞。

 前進座は三年と一寸たちゃあ傘寿になりやす。
本卦に返って再び成人式。新たな実りの刻です。
               
 さて、『俊寛』『一夕噺』も本日千穐楽。
次の芝居では皆々少しでも大きくなった姿でお目に掛かりたいと
みなみな精進いたして参ります。

 有難うございました。

        ウルトラ兄弟に変身しようとしているわけではありません

 《舟子役の又野君が舞台袖で、諸士の三里あて(諸士が膝につけている白い布)をチェック。持ち場持ち場で協力し合って芝居が出来上がります》
                      文責★松涛喜八郎

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『銃口』班旅日記

今日の授業は…?  銃口学級授業参観

ぽかぽかの小春日和の中、水戸での公演も無事終了し、今年の『銃口』は残すところあと6公演となりました。ずいぶん遅くなってしまいましたが、やっと竜太のお父さん=志村さんにカメラマンをお願いして写真を撮ってもらいましたので、これからまとめてアップします!

 * * *

まず今日は、銃口学級授業参観。
ある日の生徒たちを覗いてみましょう~

はじまるよー

銃口学級の授業は、いつも小使さん(現在は差別的な呼び方とされ、使われていませんが、『銃口』の舞台となった時代はこう呼ばれていました)<津田恵一>の鐘ではじまります。

優等生

よく作文を読まされる優等生もいれば<柳生啓介>


サスペンダーの仲

妙にかしこまって座っていますが、いたずらっ子もいて
<左:益城宏、右:渡会元之>


最後のお返事はぼくです

いつも大きな声でお返事をする元気っ子もいる<山崎杏佳>、実に楽しいクラスです。

銃口学級の「クラスの言葉」は

<返事が良いと幸せがくる!>

はい、北森くん!

さすが竜太のお姉さん、良いお返事です!<今村文美>

  * * *

こんな楽しい『銃口』学級の仲間に、ぜひ会いにきてくださいね☆

次回は、先生たちの素顔にせまります!

■今日の日直:山本響子■

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『赤ひげ』だより

まもなく「赤ひげ」の稽古入り!
今月22日の伊那公演から、「赤ひげ」は再出発です。
12月16日の水戸公演まで、都合9回。数はすくないですが、その間、四国、東京、金沢、和歌山と各地を転々とします。
公演数が少なく、稽古期間も充分には取れません。しかし、その分集中して、新鮮に再演の舞台を作り上げたいと張り切っています。

前進座での「赤ひげ」の初演は、ちょうど20年前(1987年)の11月東京青山劇場でした。赤ひげ役が梅之助、保本登は嵐圭史です。
以来、演出も勿論配役も、色々変化を遂げて現在に至ります。実は私は初演いらいの「赤ひげ」のそのほとんどの舞台に出演しているんですよ。これは、チョッピリ私の自慢でもあります。
とにかく、周五郎先生の素晴らしい原作があり、黒澤明監督の見事な映画もあります。追いつき追い越せの心意気で、素敵な舞台づくりをしたいと思います。皆さんご期待下さい。
                 山崎辰三郎 記 ※前進座メールマガジン会員募集中です!チケット先行受付・プレゼント企画など、メルマガ会員限定のお得情報が満載。★登録・購読もちろん無料★ 【前進座メールマガジン】⇦登録はこちらから空メールを送るだけ。

『俊寛』『一夕噺』だよ

        
 一歩、そして一歩

            前進座劇場エントランス


 お蔭様で前進座劇場公演の千穐楽を迎えました。
前進座劇場は満25年を越えて、26年目の第一歩を踏み出したことになります。
ここで生まれた新作は約60本。再演のものも含めて、ここで舞台稽古をして全国に飛出していった舞台は数え切れません。
               改修募金の方々のパネル

 全国の(海外からも)皆さまからお寄せ頂いた御浄財のお助けも頂いて、舞台設備のメンテナンス、分煙、バリアフリーの整備、身障者トイレの改善、
などなど手入れをさせて頂きました。30年、40年と、末永くいいお芝居でお迎え出来る様に。
顔が映るほどピッカピカ
≪今出来ることを、今出来る人が。楽屋自主メンテナンス中≫怪しいものではございません:俳優陣の楽屋の床磨き

         
 公演中の一日、若手が日々稽古した“日課”を終演後の舞台で発表いたしました。
ここは、私達のホーム・グラウンドであり、学び舎。
 劇場と共に、これからの劇団員も、半歩でも一歩でも前進を続けて行きたいと決意を新たに致しました。

 吉祥寺でお目に掛かれるのは、2008年一月の『あなまどい』です。「よいお歳を、来年もよろしくお願いいたします」。
              あなまどいのポスター:上村松篁画伯の『晨(あした)』
   
 でも、『人情一夕噺』『俊寛』は、まだ五日六日の浅草公会堂が残っていますし、『銃口』『赤ひげ』『龍の子太郎』と今年の前進座のお楽しみはまだまだございます。


                     松涛喜八郎 記





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『銃口』班旅日記

竜太と芳子松本公演を終えて

10月29日(月)に、故郷松本での公演がありました。前進座が松本で公演する機会はたびたびあるのですが、私自身は7年ぶりの地元公演出演です。
 2月に公演実現のための準備会を開いて頂いて8ヶ月。その時出された問題は山積みでしたが、さまざまな団体や個人で参加して下さった皆さんの力が結集して公演当日を迎える事が出来ました。
 私は松本生まれの松本育ちです。小学校の時は綴り方教育に熱心な先生に教わり、6年間毎日日記を綴って提出し、帰りに先生が赤ペンで感想を書いて下さるのを、家に帰って読むのが楽しみでした。中学でも高校でも、実に個性豊かな先生がたくさんおられて、松本の豊かな自然の中で、のびのびと自由な教育を受けて育ちました。それはなんと幸せな事かと、今改めて実感しています。
 子供達が豊かな感性を発揮できる教育が、この先未来まで守られる事を願ってやみません。そのためにも、過去に起こった悲惨な出来事から目を背けることなく見つめ、語り継いでいかなければならないと思います。この『銃口』を松本の皆さんに観て頂けて、本当に嬉しかった!
 『銃口』を観るために劇場に足を運んで下さった皆さんに、感謝の気持ちで一杯です。そして、舞台と客席が一体となった、素敵な出会いの機会を与えて下さった実行委員会の皆様、本当にありがとうございました。『銃口』を通して松本に生まれた人と人とのつながりが、これからさらに広がっていく事をお祈りしています。

■小山光子先生役 北澤知奈美■

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