朝から各部、大掃除。
稽古場や事務所の埃を払って新年に備えます。


　夜は『前進座演技部おさらい会』の総浚い。
日頃の訓練の成果を皆様にご覧頂く集いは、
演出部若手の多大な協力も得て
出演者一同が助け合って進行。細かい打合せを重ねながら
プログラムを進めていきます。　


　素踊り乍らそれぞれ趣向の変わった演目に
近松作品の朗読、女形修行中の若手五人が揃う『藤娘』・・・
極寒に滴る汗が眩しい稽古が深更まで続きました。


　東京での初芝居は、５日６日の
吉祥寺シアター『松本清張朗読劇』シリーズ第二弾、
６日の公演後にはこのおさらい会が行われます。


京都・南座は１０日初日で『薄桜記』、今年二月から各地でご好評を頂きましたが
取敢えずはこれで観納め、お見逃し無きよう。

　元旦の早朝にはNHK総合で
『タイムスクープハンター』シーズン６の人気上位作品
　「激流！ふんどし男の渡し」「リベンジ敵を討て！　前・後編」が再放映、
前進座の役者五人が出演しております。

本放送を見逃された方、何処に出ているか捜してみて下さい。

　では、よいお年をお迎え下さいませ。
　　　　　　　　　　　　　　　　喜八郎☆記

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夢千代日記
１１月５日長野で初日を開け、
昨日１２月１７日 下諏訪で無事、千穐楽を迎えさせていただきました。





長野県ブロック４会場のあと、
中国ブロック例会１３団体１６か所。
そして、再び、長野県ブロック３会場。
旅始めの長野の上田では、
見事な紅葉

【会館前の上田公園で】



千穐楽は一面雪景色






１ヶ月以上の巡演も一日一日はとても濃く、
深い日々も、今となって思うと あっという間のような気がいたします。

夢千代日記公演
長野県ブロック・中国ブロック共に 前例会クリア

今、演劇界を取り巻く状況が、
大変厳しい中、
演劇人口が減少の一途をたどる 中、
今までより一人でも 多くの会員さんでお迎えくださるという事が、
どれ程大変な事か。
ただただ、
感謝の想いで一杯です。

「大勢の大切な命の道連れがいて、

皆が勇気付けてくれる。そう信じてる…」

終盤のせりふの一部ですが、
私自身の想いそのものです。
一つの舞台に、どれだけの多くの方が寄せられているでしょう。

６９年前の戦争に、
そして今、原発事故に苦しむ多くの方達、
スタッフ・キャ スト、
そして例会を創ってくださる会員の皆様。
夢千代にとって、
みんな‘大勢の大切な命の道連れ’
終戦・被爆６５年の節目に生まれた『夢千代日記』
あれから早４年が経ち、
来年は７０年。
『夢千代日記』は節目を越えて、再来年まで上演致します。

「あなたが伝える人になってください」

辛い体験をお話して下さった方達の言葉を心に
これからも歩き続けます

お疲れさまでした。

そして、
本当にありがとうございました




今村文美　記 ※前進座メールマガジン会員募集中です！チケット先行受付・プレゼント企画など、メルマガ会員限定のお得情報が満載。★登録・購読もちろん無料★ 【前進座メールマガジン】⇦登録はこちらから空メールを送るだけ。

『花木村月夜奇妙』、山口県宇部で千穐樂を迎えました。


６人と１頭の出演者中、３人と1頭が初参加、役替わりも１人あって
初演からの持ち役は２人だけ。
　この顔合わせは今後もないであろう幻の5ステージ
でしたが、素敵な新チームで
色々アイディアを出し合って生まれた新しい花のき村。
中四国のみな様と一期一会の舞台でした。
　
温かい客席、やわらかな感受性に支えられて
千穐楽まで走り抜けました。

　ハナノキは、新美南吉さんが生まれた愛知を中心に自生する
カエデ科の樹。
天然記念物、レッド・データブックでは絶滅危惧Ⅱ種に認定されています。
　“心のよい人が住む”花のき村も、舞台の中にしかない絶滅危惧種かもしれませんが、
誰の心の中にも少しずつある花のき村を
時々想い出して生きたいもの。

思い掛けず巡りあった”村役人様“役との別れを惜しんで
一献傾けると致しましょう。
はて、今宵は月が出るかしらぬ。

喜八郎☆記

※各写真にカーソルをあてると、キャプションが表示されます。
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12月16日、
雨の飯田をバスで出発し、
大町へ。

大町は一面の雪景色！！






今日は北アルプス市民劇場の皆様に
迎えていただきました。

搬入は、もちろん雪の中。




でも、
会員の皆さんは元気いっぱい！
私たちも負けていられません！！




私は、熊本県出身なので
こんなにたくさんの雪は
たいへん珍しく、、、
地元の方にとっても大雪だと伺い、大変だなぁとは感じつつも、、、
この雪が楽しくって仕方ありません！！！
雪、大好きです（≧∇≦）




作っちゃいました笑

お通しもいただきました！
おにぎりに、豚汁、煮込みハンバーグ、お漬物。






おにぎりは、あたたかい状態で
食べられるように保温して
くださいました。
あたたかい心遣いが
本当に嬉しいです。
大変美味しくいただきました！

こんな大雪の中、
対面式にたくさんの会員さんが
集まってくださいました！




そして、
『夢千代日記』を
「待ってました〜！！」
というお言葉を
みなさん、声を揃えて
言ってくださいました。

さらに、
前例会クリアという嬉しいご報告も
いただきました！

本当にありがたいです。

外は寒いですが、
皆さんにあたたかい気持ちで
帰っていただきたいと
思いを込めて舞台を勤めました。

カーテンコールでは、
出演者全員にプレゼントを
いただきました！

私はかわいいりんごちゃんを
いただきました！




終演後は搬出まで
たくさんの会員の皆様に
お手伝いいただきました！

おしまいに
みんなで写真をパチリ




また一つ、
忘れられない公演が増えました。
幸せです。

北アルプス市民劇場の皆様、
本当にありがとうございました！

■記:有田 佳代■
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前進座ブログをご覧の皆さま、はじめまして！

今回、「花木村月夜奇妙」の、おはな役で助演させていただいております、劇団仲間の鈴木香奈子です。


徳島→福山と来て、本日は岡山での公演でした☆
私事ですが、岡山には5年前に、劇団仲間の「森は生きている」で伺ったことがありまして(りす役でした！)、今回このような形でまた岡山で舞台に立つことが出来て、とても嬉しいです。

岡山市子どもセンターの皆さまから、たくさんの、あたたかいお心遣いをいただきました。

まず、楽屋にはクリスマスの飾りの数々！


もうすぐクリスマスですからね！
バタバタした時間もほっこりしちゃう可愛さです☆

そして！
とーってもボリューム満点の小夜食！



こちらもクリスマスらしく、ツリーやリース型など、見た目もすごい！
偉策さんもびっくりです☆

本番では、客席の子どもたちが、おはなと一緒にいっぱい笑ってくれて、なんだか花木村の友だちがたくさん増えた気がしました。

終演後の交流会でも、あたたかいお言葉をかけていただき、本当に一日に渡り、大変お世話になりました。
ご飯もおいしかったです(^^)

ブログの内容が食べ物のことばっかりになってしまいましたが、残りのステージも、班の皆さんと力を合わせて、素敵な一回一回にしていきたいと思っています。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

記 鈴木香奈子 ※前進座メールマガジン会員募集中です！チケット先行受付・プレゼント企画など、メルマガ会員限定のお得情報が満載。★登録・購読もちろん無料★ 【前進座メールマガジン】⇦登録はこちらから空メールを送るだけ。

皆様こんにちは忠村臣弥です。

「花木村月夜奇妙」に出演しております。
しかも今回が初参加!

錠前屋の海老之丞を初役でつとめております。
泥棒のかしらに弟子入りした、頼りにならない三人組の一人です。

稽古場では演出家と振り付けの先生から「この役はオタクなの。鍵オタクなの」とのダメ出し。言葉だけ聞くと何か笑ってしまいますね。本気で「もっとオタクになって!」と言われるんですから。

皆さんが喜んで頂ける舞台になるように、鍵オタク魂を燃やし本場に挑んでおります!!

例会でご観劇になる皆さん、鍵屋のオタクっぷりに是非注目を！
よろしくお願いいたします！

写真は福山おやこ劇場さんロビーの様子です。




忠村臣弥 記
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『夢千代日記』は中国ブロックの巡演を終え、
再び長野県の飯田にやってきました！




飯田に入った日は雪もちらついていて、
雪が残ってる。


寒いわけです。

ですが搬入の時間は少し日が差し心地いい気候。

夢千代日記班は大道具、小道具、衣裳、カツラ,,,
とにかく荷物が多く、
搬入搬出を手伝ってくださる運営サークルの皆様に申し訳ない気持ちでいると,,,
「いい運動で健康になるねー！」
と笑顔で荷物を運んでくださり,,,
大変助かりました(T-T)
本当にありがとうございます。

また疲れた身体にしみわたる、
煮物や漬物、お菓子まで用意してくださり




飯田の前進座友の会の方からはカツ丼を頂きました！


うまーい！！

リンゴもたっくさん頂きました！


さすが信州のリンゴ！
みずみずしくて食べ続けちゃう♪

そして、
飯田市民劇場の皆様は、なんと
前例会を４名クリアという、
素晴らしいニュースまで聞かせていただきました。

何から何まで貰いっぱなし,,,(T-T)

だからこそ
皆様がお芝居って素敵だなと思っていただける
感動をお土産に出来ればと思い、
夢千代日記班、全身全霊で舞台を勤めあげます！！

飯田市民劇場、飯田友の会の皆様、
本当にありがとうございました！

平澤愛　記 ※前進座メールマガジン会員募集中です！チケット先行受付・プレゼント企画など、メルマガ会員限定のお得情報が満載。★登録・購読もちろん無料★ 【前進座メールマガジン】⇦登録はこちらから空メールを送るだけ。

12月14日。
1ヶ月にわたる『夢千代日記』中国ブロック巡演を終え、
今日は山口県の徳山から長野県飯田への超ウルトラな大移動日。
新幹線で名古屋まで行き、
そこから貸切バスで飯田に向かうのですが、
その飯田の手前、
下伊那郡の阿智村にある【満蒙開拓平和記念館】に全員で訪問しました。




この記念館はかつて“満州国”(中国東北部)と呼ばれた幻の国に入植した満蒙開拓団の苦難の歴史を伝え、
平和の尊さを次世代に語り継ぐために設立された日本で唯一の施設なのです。




「王道楽土」「20町歩(何と東京ドーム4個分)の地主になれる」
国をあげての大宣伝を信じて夢を抱いて渡った新天地でしたが、
突然のソ連軍の侵攻で満州は戦場と化します。
移民を守るはずの関東軍はすでに撤退、
置き去りにされた開拓団員は女、子供、老人ばかり…
『夢千代日記』1幕でスミさんが涙ながらに語る逃避行、
集団自決の悲惨な出来事が、数々の生々しい証言としてここに展示されていました。
私が演じる王永春、中国残留孤児はこうして生み出されたのです。




33人と私達の人数が多かったのでA班、B班に分かれての見学でした。
私のA班のガイドをしてくださったのは記念館事務局長の三沢亜紀さん。
本当に丁寧で、分かりやすい解説です。




そんな三沢さんから衝撃の事実が語られました。
「実はここに前進座が登場するのです」
と言って手渡された小冊子は昭和14年に新橋演舞場で上演された前進座の公演パンフレットでした。
芝居のタイトルは『大日向村』。



当時、満蒙開拓に反対した政治家高橋是清は2.26事件で暗殺され、
以後政府は国策として満州に村ごと入植する“分村移民”を強硬に推し進めました。
その最初のモデルケースとなったのが長野県南佐久郡大日向村です。
そしてこの大日向村の分村移民の実話を舞台化したのが前進座公演『大日向村』だったのです。
『大日向村』はその後映画化もされ、
長野県を筆頭に全国の多くの貧しい村の人々にそれを観せ、
満州行きを決意させる宣伝に使われたのです。
満蒙開拓団の悲劇に前進座は深く関わっていた…
この小冊子はその事実をはっきりと刻んでいました。

言葉もありません。
私たちは劇団のこの「負の歴史」を決して忘れてはなりません。
いったん演劇が権力に利用されたら、このような取り返しのつかない間違いをしてしまうのです。
演劇は一体誰のために、何のためにあるのでしょうか。

奇しくも今日は衆議院選挙の投票日。
圧勝した与党はいよいよ“憲法改正”を明言しました。
「相手はますます力を増してきている」
劇中の夢千代さんの台詞がにわかに現実味を帯びてきました。

辛い一日でした。
本当に深く考えさせられた今日の移動日でした。
明日の飯田公演、
今一度『夢千代日記』に込められた平和への熱い思いを心に刻み込み、
原点に戻って、王永春を演じます。

柳生啓介　記 ※前進座メールマガジン会員募集中です！チケット先行受付・プレゼント企画など、メルマガ会員限定のお得情報が満載。★登録・購読もちろん無料★ 【前進座メールマガジン】⇦登録はこちらから空メールを送るだけ。

花之木班徳島から福山へ！

無事徳島に着いた花之木班


「徳島阿波おどり空港」
こういうネーミング結構好きです♪

そして荷物受け取りのベルトコンベアにはなにやら可愛い子が


わかる方、ぜひコメントで教えてください！！
（べ、別にコメント稼ぎじゃないですよ！！）

立て看板も用意していただきました！！


（ロビーまで伺えずすみません！）
そしていざ本番！
ドキドキの初日でしたが、客席の子供たちに助けてもらい無事終えることができました！

搬出後は、振り付けの寛穂先生を囲みみんなで夕食。


充実した1日でした♪


おっと、忘れちゃいけない！
自分の紹介がまだでした。
今回は平澤さんから受け継いだ
「角兵衛」


なんとか「軽業師」として子供たちに見てもらえるよう、精一杯太もも上げて飛びまくってます(笑)
軽業師は現代にはあまり馴染みのないキャラクターであり職業なので、とにかく猛烈アピールして、なんとなくでもいいから理解してもらえたら嬉しいなと思ってます。


さぁ、徳島での公演も終え花之木班はただいま福山です！

どんな出会いがあるか楽しみです。
福山のみんなも、まっててねー！！


記 本村祐樹 ※前進座メールマガジン会員募集中です！チケット先行受付・プレゼント企画など、メルマガ会員限定のお得情報が満載。★登録・購読もちろん無料★ 【前進座メールマガジン】⇦登録はこちらから空メールを送るだけ。

こんにちは、「夢千代日記」で舞台監督の、小野です。

中国ブロック最後の公演場所は、周南市文化会館。



隣に「徳山動物園」があります。



祝！周南市民劇場さん　前例会クリア～～

これによって、なんと！中国ブロック全ての団体が前例会クリア達成という
ビックリするほど素晴らしい結果となりました。（拍手）

市民劇場さんの一つ一つの努力の積み重ねによって、良い結果が生まれたことに、
僕たちは喜びと感謝でいっぱいです。




この旋風が全国の演劇鑑賞会へ派生して巻き起こり、
日本の演劇が活性化していけたら、
それは、日本の文化の活性化に繋がり、
それは、日本の豊かな未来につながるものと信じて
これからも、良いお芝居を創ることを目指してゆきたいと思っております。
全国の鑑賞会のみなさ～ん、演劇の可能性を信じて、共にがんばりましょう！


見てください、動物たちもこんなに喜んでいます









ちなみに、我々のパワーの源、お通しです。



こうやって、皆さんに支えられながら、
お芝居が出来上がっていることは、重要なことだと思います。



例会クリアの感激が冷めやらぬうちに、夜はみんなで、すき焼き。

すきやき好きや！



我々、夢千代日記班の巡演は、この後、長野へと続きます。

残りわずかですが、最後まで気を緩めず頑張ります！

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　《小野　文隆：記》

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花之木班、徳島へ！

皆さんお久しぶりです。
海老…、いえいえ、軽業師の本村です！

今日はいよいよ徳島へ！


そして、明日はいよいよ新たなメンバーでの初日！
と言いますのも、今回はいろんな役変わりがありまして、

村役人は
柳生さんから松濤さんへ

海老之丞は
私本村から忠村さんへ

角兵衛は
平澤さんから私本村へ

お花は
有田さんから、劇団仲間の鈴木さんへ
と、ほぼ変わってるやないか！！
と思ってしまうほどですが、ご安心下さい！

初演から作り上げてきたメンバーの意思と想いをしっかり受け、そして負けないようにお稽古を重ねてきました！！


昨日三鷹市公会堂にて本番通りの通し稽古も終え、準備は万端です！

新たな花之木村月夜奇妙、是非お楽しみに！

そして、新メンバーの紹介等々は、ブログにて初日から始めていきますのでこちらもお楽しみに！
さぁ！徳島のみんな！まっててねー！！


記 本村祐樹 ※前進座メールマガジン会員募集中です！チケット先行受付・プレゼント企画など、メルマガ会員限定のお得情報が満載。★登録・購読もちろん無料★ 【前進座メールマガジン】⇦登録はこちらから空メールを送るだけ。

『夢千代日記』班は呉から柳井へ大移動です！！
広島での素敵な出会いと時間を胸に
山口県へいざいざ！！

柳井は金魚でいっぱい。




白壁の町並みに金魚が泳いでいます。


かーわいいー(*^o^*)

呉からの移動と搬入で疲れた私達を待っていたのは,,,
柳井市民劇場の皆様が用意してくださったご馳走♪♪♪



とってもとっても美味しくいただきました◎
ごちそうさまでした(^.^)

そして、柳井市民劇場の皆様も
本当に本当に御尽力してくださり,,,
前例会をクリアで迎えてくださいました！！
感謝の気持ちでいっぱいです。

長い移動も搬入の疲れなんかも吹っ飛んでしまうくらい、
むしろ嬉しさや楽しさが勝って、
元気になってしまうくらい、
いい公演でした。
柳井で観劇してくださった皆様、
今日の公演を支えてくださった柳井市民劇場、運営サークルの皆様、
ありがとうございました！

平澤愛　記 ※前進座メールマガジン会員募集中です！チケット先行受付・プレゼント企画など、メルマガ会員限定のお得情報が満載。★登録・購読もちろん無料★ 【前進座メールマガジン】⇦登録はこちらから空メールを送るだけ。

夢千代班は呉にやってきました！




たくさんの会員さんに
搬入からお手伝いいただきました！

「重たいのでお二人でお願いします。」と声をかけると
「これなら一人で平気よ。」と
ひょいっと荷物を持って
運んでくださいました。

会員の方達と一緒に荷物を運ぶと
搬入はあっという間に
終わってしまいます！

そして、15時には
あったかい豚汁と
たくさんのおにぎり
手作りのお新香と酢の物を
作ってきてくださいました。




その後、ロビーでは
会員の方達が開演までの
準備をされていました。




そして、
大変なご苦労をしていただき、
前例会クリアで迎えてくださいました。

対面式の際の運営担当の皆さんの
「バンザ〜イ！！」の姿に
皆さんの団結力と舞台への想いを
強く感じ、感動しました。

18時30分、幕が開き
皆さんの笑い声やすすり泣き、
あたたかい拍手で
舞台はどんどん盛り上がりました。

カーテンコールでは
皆様のお顔がよ〜く見えます！
手を振ってくださる方、
手を前に出し拍手してくださる方、
本当にありがとうございました。

終演後もたくさんの会員さんが
搬出を手伝ってくださいました。
遅い時間まで本当にありがとうございました。
最後に、
「また来てね」と声をかけていただきました！

はい！また来ます！！
呉の街ももっと知りたいし、
何よりあたたかい会員のみなさまに会いにまた来ます！！！（≧∇≦）

呉市民劇場のみなさま、
本当にありがとうございました！

■記:有田 佳代■ ※前進座メールマガジン会員募集中です！チケット先行受付・プレゼント企画など、メルマガ会員限定のお得情報が満載。★登録・購読もちろん無料★ 【前進座メールマガジン】⇦登録はこちらから空メールを送るだけ。

12月10日、
広島は晴れ。
これから広島駅から呉へ向かいます。
69年前、
原作者の早坂先生はこの広島の駅で、
ピカに遭った人たちの何千、何百の遺体から生まれたリンが燃えるのを見て
「地獄の眺めだ」と思ったそうです。

2日間の広島公演が終わりました。
広島市民劇場さんは10名の前例会クリアで迎えて下さいました。
本当にありがとうございます！
『夢千代日記』の舞台である広島での公演。
平和記念公園から程近いアステールプラザ。
69年前、
この舞台がある場所でもどれだけの方亡くなったのか。
前日には公演班で市内を巡り学習会をやり、
自然と舞台にも力が入ります。
しかし、
その思いは深いところで感じ、
100ステージを重ねてきた舞台を気負わず、
ニュートラルに勤めなければと舞台に臨みました。

交流会では、
押し付けでも誇張でもなく、たんたんと、
しかし深くメッセージが届き、
大変感動する舞台でしたと感想を頂きました。
また、
原爆投下の数日後に広島の銀行にお金を降ろしに来て、
目の当りにした広島の惨状をお話して下さった会員さんも。




貴重なお話やありがたい感想を聞く事が出来る交流会でした。

12月中旬まで帰京出来ない『夢千代日記』班は
広島の地で衆議院選挙の期日前投票に行きました。
二度と戦争を起こしてはならない、
核兵器が使用されてはならないという気持ちも込めて一票を投じました。
これからの国の行末を決める選挙にこの広島で行けた事はとても深い思いです。

気持ちを新たに、
これからも全国に『夢千代日記』のメッセージを伝えていきます。




高橋佑一郎　記 ※前進座メールマガジン会員募集中です！チケット先行受付・プレゼント企画など、メルマガ会員限定のお得情報が満載。★登録・購読もちろん無料★ 【前進座メールマガジン】⇦登録はこちらから空メールを送るだけ。

１２月７日
お芝居はお休み。
夢千代日記班は広島に来たということで、
広島県年金者組合の委員長、高橋信雄さんにガイドをお願いし、
広島の原爆ゆかりの地を歩いて回りました。









夢千代日記と広島の原爆は最も重要なキーワードです。




広島は賑やかな都会で
ここで起きた恐ろしく悲しい歴史があったことを忘れてしまいそうになります。
しかし、高橋さんのお話、そして広島の至るところに、
原爆という歴史のしるしが残されていました。







今回は広島の地での公演ということで
『夢千代日記』の演出、橋本英治さんに夢千代日記と広島への想いをうかがいました。


演出の橋本英治です。

夢千代班のメンバーは、12月7日の休演日に、広島に落とされた原爆の傷跡を巡る学習会を行いました。
私は旅に同行しておりませんので、
残念ながら参加できなかったのですが、
みんな思いを新たにしたことと思います。

原爆がもたらした悲惨な状況は、
みなさんもよくご存知だと思いますが、
悲劇はそれだけに留まりません。
生き残った被爆者への差別です。

私の母は被爆者ですが、
彼女は晩年癌を患うまで被爆手帳の申請をしませんでした。
理由は、私と妹の結婚や就職への影響を恐れていた為です。
夢千代のお母さんの思いは、私の母の投影です。
60歳の時、癌でなくなりました。
原爆との因果関係は、判りません。

私は、昭和48年に広島から上京しました。
その頃地元では、
「広島出身だと言わない方がいい」と言われ、
東京で広島出身だと言うと「ご両親は被爆者なの？」と何度か訊かれました。
私は葛藤を覚えながら「いいえ」と答えていました。
当時母は被爆手帳を持っていなかったので〈正式な被爆者〉ではない訳で、
そう答えてもいいのですが、
私は母が被爆手帳を取れる要件を満たしていることを知っていましたので、
複雑な思いでした。

近年さすがにそんなことを訊かれることはなくなりましたが、
果たして被爆者差別がなくなったからでしょうか。
そうではないと思います。
ヒロシマ・ナガサキの記憶が遠い過去のものとなり、
忘れ去られようとしているからではないでしょうか。

この頃、先の戦争は過ちではなかった、
戦争は絶対悪ではなく必要悪であるという考えを持っている人が少なからずいることが気になっています。
我々は学んだはずです。
戦争は絶対起こしてはいけないことを。
そしてその反省から、戦争ができない国の仕組みを作ったはずです。
それが今崩されようとしています。
今一度、戦争というものの本質を観察し、
考えてみなければならないと思います。

『夢千代日記』がその一助となれば幸です。


橋本英治　記 ※前進座メールマガジン会員募集中です！チケット先行受付・プレゼント企画など、メルマガ会員限定のお得情報が満載。★登録・購読もちろん無料★ 【前進座メールマガジン】⇦登録はこちらから空メールを送るだけ。

いよいよ広島にやって来ました！
5日６日は安佐南区の会館です。






夢千代さんは広島で胎内被爆しています。
私の役「雀ちゃん」はまだ若いし、
原爆の事もあまり良く知りません。
でも…カーテンコールでは何故か涙が出ました。
ここで、この土地で起こった事なんだと思ったからでしょうか。

終わって交流会に出て、会員の皆さんと交流、
そのなかで実際に被爆されている方のお話を聴くことができました。

まだ小学生だったその方は、その体験をほとんど話してこなかったそうです。
でも、今回のお芝居を観て原爆の事を良い意味で力が入ることなく、
自然に扱われているのを観る方も自然に受け止められた、
良かったですとのお誉めの言葉を頂きました。
自分は被爆体験について語る最後の世代ですが、
この芝居を通してこの事をぜひ広めて欲しいとのお言葉も、
しっかりと受けとめました。

体験された方はもう一人いらっしゃり、
淡々と語るそのなかで一瞬言葉を詰まらせた、
その小さな「間」に、その方の体験の全てが詰まっているのを感じました。
本当に、普通の人や子供が、体験した事なんだなと、
改めて恐ろしさを感じました。
この芝居を上演する意味を改めて深く感じた2日間でした。

安佐南区の皆さん、またぜひお会いしたいです。
本当にありがとうございました！

黒河内雅子　記 ※前進座メールマガジン会員募集中です！チケット先行受付・プレゼント企画など、メルマガ会員限定のお得情報が満載。★登録・購読もちろん無料★ 【前進座メールマガジン】⇦登録はこちらから空メールを送るだけ。

１２月に入り、寒波がやって来て,,,
寒いです！！　
みんなキャーキャー言いながらも、
季節の移り変わりを肌で感じながら楽しく元気にやっています(笑)

夢千代日記班は安佐南での公演です。

広島市民劇場、安佐南の運営担当の皆様も
本当に本当にこの公演にたくさんのお力をくださり,,,
前例会クリアで迎えてくださいました！！




やはり広島で夢千代日記を公演するということに
意味を感じてくださっているようで

夢千代日記と広島の繋がりを分かりやすく語ってくださいました。





なんでも、夢千代日記の舞台のモデルである湯村温泉にある“夢千代像”、
その台座に使われている敷石は、
実は広島市から寄贈された立て替え前の被爆した庁舎の敷石だそうです！

また、
原爆被害者の方が入所されている広島原爆養護ホーム
“倉掛のぞみ園”、“神田山やすらぎ園”に、
平成四年から今日まで２２年にわたり
湯村温泉から毎年タンクローリー車で湯村温泉の湯が届けられているそうです。

そんな繋がりのお話を聞き、
なんだか優しい気持ちをじわじわ感じました,,,

お芝居を観てくださったお客様も
よく笑ってくださり、
グスンとすすり泣いてくださり,,,
集中して観てくださっていることが手に取るように分かりました！！

素敵な時間をありがとうございました！


P.S.
はるや芸者・雀役の黒河内雅子さんの『外郎売』の動画が再生回数１０万回を突破しました！！
http://youtu.be/cZS5wPvRiPU



平澤愛　記 ※前進座メールマガジン会員募集中です！チケット先行受付・プレゼント企画など、メルマガ会員限定のお得情報が満載。★登録・購読もちろん無料★ 【前進座メールマガジン】⇦登録はこちらから空メールを送るだけ。

夢千代日記班は尾道へやってきました。
しまなみ交流館テアトロ・シェ・ルネで公演です。

女優楽屋で準備をしていると,,,
置屋はるやの芸者、菊奴(西川かずこ先輩)の日記を見つけました。
なので,,,
こっそり,,,

見ちゃいましょう♪

《１２月３日(水)　晴れ時々くもり
４日　明け方より雨




「こゝはえゝところぢゃ、
驛を降りた時から、
気持ちが、ほんまによかった。
ここは何ちゆうてな？」

「尾の道よ！伝うてみぃ？」

「をのみち、か？」

「海も山も近い、えゝところぢゃ。」

(『風琴と魚の町』より)




そう、ここは、
林芙美子が１３歳(大正５年)～１９歳(大正１１年)で上京するまで住み、
以後毎年、尾道に帰郷しており
東京での生活を支えたのが他ならぬ
古里“尾道”





花のいのちは　みじかくて　苦しきことのみ　おおかりき
(私のこと,,,？と、思う女子は多いはず)

でも芙美子は最後は必ず
強く生きます、
と書いたそうです。
生きることへの希望をつないでいきたい、
夢千代さんしかり菊ちゃんも,,,

尾道水道は、昔も今も、静かにゆらいでいます。

菊奴(西川かずこ　記)　》


うーん◎
尾道の美しさと穏やかな時間の流れ,,,
菊奴姐さんも尾道の魅力に酔いしれてますね♪




尾道の公演も前例会クリアでお迎えくださり、
席もお客様でいっぱい！！
夢千代日記班、本当に素敵な時間を過ごすことが出来ました！
ご観劇くださいました皆様、
御尽力頂いた市民劇場様、
ありがとうございました！

平澤愛　記 ※前進座メールマガジン会員募集中です！チケット先行受付・プレゼント企画など、メルマガ会員限定のお得情報が満載。★登録・購読もちろん無料★ 【前進座メールマガジン】⇦登録はこちらから空メールを送るだけ。

「私は子供の頃、中国にいました。
ついせんだって、母の手紙が見つかっんです。
大きな穴に子供を埋めた事、
兄は死に遺骨に、貨物船の船底にぎゅうぎゅうになりようやく日本に帰りついた事。
今日のお芝居は身につまされました。
中国残留孤児の場面、素晴らしかったです。
本当にいい演劇を観られました。
感謝の気持ちでいっぱいです。」
と、涙を流しながら語る会員さんのお言葉。
物語が、生の声となり出演者皆の心を打ちました。


さて！
岡山県は、最後の公演地倉敷にやって参りました。
倉敷芸文館で三日間3ステージです。


初日は舞台にて、
倉敷演劇鑑賞会の皆様と顔合わせ。



楽屋には沢山のお通しを頂きました。
カレーにおでんにおかずがいっぱいです！
満腹になったらお芝居できませんね。
とっても美味しかったです。
運営担当サークルの皆さん、ありがとうございます。




二日目は、夜の公演。
倉敷と言えば、観光地でも有名な美観地区。
美観地区の川沿いを歩いて行くと、会館に着きます。

前園恵子先輩は、アイビースクエアの陶芸教室で絵付を楽しんだようです。
素晴らしい作品の数々。
一番右は、ご自分の役、春川五十鈴。隣は、文美さん演じる夢千代。
猫ちゃんの絵は、恵子ブランドができそうですね。





蔵の街並みをぶらぶら歩くと、夢千代日記のポスターに出会いました。




今日から本格的な冬将軍の到来、
倉敷の最高気温も8℃。
寒い中、素敵な帽子屋さんを見つけてしまいました。




ホームページのブログに前進座の宣伝もして下さいましたよ！
ありがとうございます。

http://blog.goo.ne.jp/eritatehatmade/e/d76c3a94807ba84f5f040adbd3c54c51




最終日は、公演終了後大交流会です！



地元、倉敷市児島出身の柳生さんが指名されジャンケン大会で色紙の贈呈。



この色紙は特別バージョン。
渡会元之画伯の作品です。




始めの
「このお芝居を観て、本当に良かったです。
ありがとうございました。」
とは、この交流会で頂いたお言葉です。
『夢千代日記』は、沢山の人生を抱えた様々な登場人物の織りなす物語です。
ご覧になっている皆さんの見所も、その時その時でそれぞれです。
一瞬一瞬を精一杯生きようとする登場人物達ー。

私達も、倉敷で頂いた皆さんの思いを大切に胸におさめ、
明日から出会うお客様の元へ日々新鮮な気持ちでお芝居をお届けします。




江林 智施　記
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