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『創立90周年記念 五月国立劇場公演』
皆様『創立90周年記念 五月国立劇場公演』の前進座だより、お楽しみいただけましたでしょうか?
この前進座だよりを通じて、劇団の『いま』の様子を少しでも知っていただけたら幸いでございます。
大トリの矢之輔先輩の記事にもありましたが、記念公演を断念せざるを得ないような状況が何度もありました。
ですが、それでもなんとか開催が叶い、そして無事に千穐楽を迎える事が出来ましたのも、偏に、応援してくださる皆様あってこそと存じております。常日頃から、物心ともに様々な形で多大なるご支援を賜り、誠にありがとうございます。
劇団員一同、改めて御礼を申し上げます。
このコロナ禍は未だ予断を許さない状況ではありますが、我々は今後も多くの公演を控えております。
コロナに負けず、劇団前進座は皆様に楽しんでいただける芝居をつくり続けて参ります。
また全国各地で皆様にお会い出来る事を心より楽しみにしております。
それではまたお目にかかれるその日まで、さようなら。
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- カテゴリ : 2021 創立90周年記念 五月国立劇場公演
- 2021-05-19
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藤川矢之輔
ようやく、それこそようやく千穐楽。
3回目の緊急事態宣言で初日から5日間公演中止、おかげで芝居の稽古はその分さらに深めることが出来ましたが、お客様には観劇日の振り替えをお願いし、8日頃には宣言延長で全日程中止かとヒヤヒヤし、制限緩和で何とかこんにちまで、薄氷をふむ、生きた心地のしない「90周年記念公演」となりました。
しかし何があっても、芝居ができた、お客様に観ていただけた、前進座の90周年をご一緒にお祝いしていただけた、そのことが、何ものにも変えがたいことです。大変な状況の中ご来場くださいましたお客様、ご来場いただけなくても応援してくださった皆々様に、心より御礼申し上げます。本当にありがとうございました。
これからも同じような状況が続くでしょうが、私たちは負けません。コロナなんかに負けてなるものですか。さらにいい芝居を創って、皆さまにお届けします。これは「クルナ」と言われても、皆さまのところへ押しかけて参ります。
これからも前進座を、特に今回活躍した第四世代の若い人々を、何とぞよろしくお願い申し上げます。
写真は「たが屋の金太」北町奉行所配下の中村右衛門、劇中で「創立90周年」お礼の口上を申し上げました。
〜 藤川矢之輔 記 〜
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- 2021-05-19
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中嶋宏太郎奮闘公演
中嶋宏太郎は初日の集いに遅刻した。
だが、これは序章に過ぎなかったのかもしれない…
ある日のこの男の物語を楽しんでいただければ幸いだ。
5月16日、この日は貸切りを含め三回公演だった。
今回の公演は一回の公演につき、二つの演目を行っている。
つまり、この日はのべ六演目のステージを行った事になる。
今回のブログは、6ステージ中5ステージに出演し、その内の
4ステージで主演を勤めた、中嶋宏太郎の奮闘の記録である。
10:19 着到(開演の30分前の事)11分前。10時から待っているが、姿は見せず。やはり主役は遅れてやってくるのだ。この男なりの美学を感じる。
10:28 着到直前に楽屋入り。リラックスしつつも、眼光少し鋭く感じるのは気のせいか…
10:43 後輩への指導。コンプラの四文字は持ちあわせていないのであろう。
10:59 ついに始動。
11:03 違う、寝た。未だ何もせず。この男の辞書では余裕と書いてナカジマと読むのである。
11:25 ようやく金太の化粧開始。ついに動きだす。
11:44 金太の拵え中。
11:52 『たが屋の金太』開演5分前は舞台の小道具チェック。この男に抜かりは、ない。
12:40 劇中も早拵え。
12:45 花道から出る。舞台裏でも無論休みはない。
12:57 たが屋立廻りへ。
1:23 一回目の公演終了。しかし1時間7分後には『茶壺』開演。お昼ご飯は食べられるのか?体力はもつのか?自慢のノドは!?我々はただ見守るしかない。
1:49 休む暇なく熊鷹太郎の化粧。
2:14 そして扮装。「体力はまだまだ平気」と。
2:33 茶壺の出は花道、この日だけで花道を8回使用する。さすが主役だ。花道を行き来するだけでも体力を消耗することは皆が知らない裏話である。
2:46 茶壺本番中。
3:09『茶壺』終了。
3:51 次は『俊寛』舟子へ。
4:35 纜(ともづな)を引く大切な役だ。この男、『休む』という概念はあわらで浸かった産湯の中へ置いてきたようだ。
4:35 二回目の公演終了。上記と同じ時間に楽屋戻ってる!!なんという脚力だ。白い歯が実にまぶしい。
4:55 またしても熊鷹太郎へ。準備の時間は先程より短い55分!
5:12 急いで衣裳。
5:37 花道へ到着。見よ、この満面の笑みを。一体何がおかしいというのだ。
6:01 三回目の公演中。
6:13 茶壺終了。
6:18 急いで金太へ。化粧はわずか5分で完了。
6:24 衣裳を着て。
6:25 ダッシュで花道へGo !
7:00 たが屋の本番中。
7:12『たが屋』中も早拵えして、またしても花道へGo!
7:15 花道へ到着。頭の中はご褒美の餃子の事でいっぱいなのだ。
7:23 さぁ、いざ、おしまいの場面へ!
7:56 三回目の公演が終了。
約8時間30分、ほぼ休憩する事なく走り続けた。
最後の写真を見てお分かりいただけるであろうが、疲れなど微塵も感じさせずに任務を全うして見せたのである。
我々若手の心配は、この男の前では見事に杞憂に終わった。
昔、歌うたいがこう言っていた。
『高ければ高い壁の方が、登った時気持ちいいもんな』
こうなると次は、一日四回、いや、五回公演に挑む姿が見てみたくなった。
中嶋宏太郎奮闘公演~完~
〜 中嶋宏太郎若手応援団・記 〜
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- 2021-05-17
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河原崎國太郎にござりまする。
コロナ禍の中、前進座創立90周年記念公演を開催させていただけました事、大変ありがたく存じておりまする。
先人たちの意思を受け継ぎ、ようようここまで辿り着けましてござりまする。
その先輩たちの技術と想いを前進座の若い人達に、時には鬼婆ともなって伝えていく事こそがこれからの使命と存じ、来たる100周年に向かって皆と共に邁進していく所存にござります。
皆様におかれましてはこの後ともに尚も厳しく、そして暖かく前進座をお守りくださりまするよう、よろしくお願い申し上げる次第にござりまする。
『たが屋の金太』上総屋おさきにて劇中口上をさせて頂いています。
上総屋おさきです。
お花見の場面では外飲み禁止要請を受けて、「お酒」ならぬ「お茶け」で宴会しております
『俊寛』では丹波少将成経を勤めさせて頂いております。
『俊寛』は前進座にとって大切な継承演目の一つです。
この衣裳は前進座『俊寛』専用で松竹衣裳からおかりしており、前進座の歴代成経から受け継がれてきました。豪華な生地の継ぎ接ぎで、本当にぼろぼろ。帯を固く閉めると破れそうです。
この拵えで花道から登場するのですが、その花道の中、鳥屋の鏡の前にはいつもならお清めの塩が置かれているのですが、今は感染防止のための消毒用アルコールが置いてあります。
連日感染防止対策の徹底を、国立劇場さんと共に実施して、
今回の公演を開催させて頂いております。
〜 河原崎 國太郎 記 〜
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- 2021-05-17
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小野文隆 『面白いから観に来てね!』
『たが屋の金太』の改訂・演出をやらせていただいております文芸演出部の小野文隆です。
この演目は、昨年の公演中止から、ずっと温め続けてきた演目で、
この一年間、事あるごとに、「こうしたらおもしろくなるかな?」と色々アイデアを練っていたので、
今回の緊急事態宣言延長に伴って再び公演中止になったら、これまでのことが水の泡だ~と悶々と苦悩しておりましたが、、
無事幕を開けることが出来、とりあえずホッとしております。
今日まで、険しい道のりでしたが、
とにかく飽きさせず、笑わせて、ちょっぴり心を震わせるお芝居になるよう四苦八苦しながら、創り上げました。
新型コロナウイルスの蔓延を早く収束させなければなりませんが、
同時に、世の中に文化というものの存在が薄くなってゆくことも、食い止めなければなりません。
文化がなくなるということは、人が心豊かに生きてゆく術をなくすことだと思います。
劇場では、万全のコロナ対策を行って、お待ちしております。
是非とも、何にも代えがたい特別な時間を味わいにお越しください。
ちなみに、公演中は舞台裏で、『茶壺』『操り三番叟』の狂言方を担当してます。
〜 小野 文隆 記 〜
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- 2021-05-16
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折返し点 90周年五月国立 喜八郎
前進座『俊寛』は今日で897回。
70年も上演している作品では数えきれないところがあって「少なくとも~以上」という但書が付いて、「897回以上」となりますが…。
とは言え諸士、舟子まで全員初役。この顔触れではようやく4ステージ。
厳しい状況の中ですが千穐楽迄無事お届けできることを祈っております。
わたくし喜八郎、前回国立劇場の前進座『俊寛』にも出演していました。
一幕は上の役、二幕は下の役。
お気付きでしょうか、鬘が替っているだけで衣裳はそのまま。開演三十分前に衣裳を着けて幕開きから、30分の休憩を挟んで鬼界が島・俊寛の場。という事は三時間くらい衣裳を着っぱなし。不用意に動くと高股立ちの形を崩してしまうのも然ることながら、この間トイレには行けません。
朝から水分を控えて、夜の交流会でその話をすると「それは喉が渇いたでしょう」と
じゃんじゃんビールを注がれるという毎日を送っておりました。
二年ぶりの五月公演も明日からもう後半。
前進座YouTubeのふかぼり講座では、『操り三番叟』をご紹介中です。
実は『牛若丸』『裏長屋―』を経て三月末には三番叟もアップし終えている予定だったのですが、諸般の事情で遅れております。
舞台をご覧になったアフターにもお楽しみ頂ける内容ですので、アップ済の『俊寛』『たが屋―』『茶壺』と合わせてご覧賜れば幸いです。
アフターといえば、本日は午後の部の終演後にアフタートーク『歌舞伎がもっと楽しくなる歌舞伎音楽入門』がございます。
『たが屋―』音楽担当の杵屋勝彦師匠御自ら軽妙なトークで紹介する歌舞伎音楽の世界をご堪能下さい。
喜八郎☆記
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- 2021-05-15
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益城 孝次郎 「68歳で『瀬尾』を初めて演じて」
私が『瀬尾』役を拝命したのが、2019年の夏の頃でした。『瀬尾』と言えば、大変な敵役です。
早速前進座の後援会の方々から「益城さん、『瀬尾』演じるのだったら、ちゃんと屋号をつけてくださいよ。」とご意見を頂きました。この事は前々から考えてはいたことでした。
ようし、ここは『瀬尾』に挑戦するためにも、一念発起して改名し屋号を付けようと決心しました。
「益城」という名は残したいので、芸名は「益城孝次郎」屋号は「斗南屋」。
斗南とは、幕末に会津藩が戊辰戦争に敗れて、本州の北のはずれに移封され、「斗南藩」となりました。
明治となり藩は解体されましたが、斗南の地名は今でも残っています。私は、その下北半島の出身なのです。
「孝次郎」は14年前に他界した父の名を頂きました。
こうして、自らの気を高め、いよいよ2020年五月国立劇場公演の稽古入り、と思っていたところに、新型コロナの来襲です。結局お稽古はたった一日の読み合わせだけ。公演は中止。2021年5月に延期。
今年こそはと稽古を重ねてきましたが、この頃のこの状態で、公演ができるのかどうかと気が気でなりませんでした。でもどうにか半分でも、創立九十周年記念公演ができました事に、心より感謝しております。
昨日2021年5月14日は、私の68歳の誕生日。誕生日だからかもしれませんが、今68歳にして『瀬尾』を初めて演じることを、しみじみと噛み締めています。まだまだ課題は山ほどあるぞ。
兎に角、千穐楽までがんばります。
2021年5月15日 記 益城 孝次郎
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- 2021-05-15
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早瀬栄之丞『二日目 貸し切り二回』
昨日、ありがたいことにこの状況下にもかかわらず、二回の貸し切り公演をやって下さいました。本当に感謝申し上げます。
この日は特別番組で、二公演とも「操り三番叟」と「俊寛」。
こうなると私や宏太郎さんや寺田さんは「俊寛」の舟子しか出ていないので余裕が(^○^)
同部屋の渡会さんは両方出てますので大変な1日になってました。
番組の並びが日によって違うので間違わないように気をつけております。
こちらは『茶壺』の目代で出番を待つ様子。
公演期間が短くなってしまいましたが、とにかく千穐楽まで無事に勤められますよう❗
皆様お待ちしております。
〜 早瀬 栄之丞 記 〜
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- 2021-05-15
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こんにちは、演出部の小林楓と申します!
この度、舞台監督助手と、『たが屋の金太』の装置を務めております。
駆け出しの装置家が恐縮ですが、舞台セットができるまでを簡単にご紹介!
こちらは、「平面図」と、「道具帳」と言われる、デザイン図のようなもの。
まず、装置家が台本を読んだり、演出家と話し合ったりして、これらを用意します。
そして、装置プランが固まると、平面図と道具帳をもとに、大道具さんに製作をしてもらいます。
また、小道具さんや小裂さん、照明さんなどにも、この装置プランを伝え、それぞれのセクションでプランを立ててもらいます。こうして、演出家を中心に、舞台全体が考えられていきます。
様々な方が関わり、色々な過程がありまして……
完成した舞台がこちら!
大道具さんたちの力で、私のイメージに沿うように装置が飾られています!そこに、小道具さんが細部を丁寧に飾ってくれることで、彩りが生まれたり、照明さんが明かりを作ってくれることで、一つの装置が昼間にも夜にもなったりしています…!
それから、国立劇場ではなんといっても盆廻しの転換ができることが良いです…!
こうして出来上がった舞台を見ると、本当に感動と喜びでいっぱいです。そして、支えてくださっている様々なセクションのプロの仕事に感謝すると同時に、私はまだまだ学ぶべきことがたくさんあると痛感いたします。
前進座の舞台を一緒につくってくださる多くのスタッフさん、そして何より観劇してくださるお客様、まわりに感謝の気持ちを持って、公演ができることの幸せを噛み締めながら、千穐楽まで頑張ります!
そして!一人前の美術家になれるよう、日々精進してまいります!
〜 小林 楓 記 〜
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- 2021-05-14
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五月公演二日目!忠村臣弥です。
皆様こんにちは忠村臣弥です。
4月後半からの緊急事態宣言。5月にはさらに延長。日々状況が変化する中、公演が出来るのか?出来ないのか?不安な日々を過ごして来ました。
それがどうにか昨日、5月13日に初日を迎える事が出来ました。
今まで以上に熱気と緊張感のある初日でした。
私は『たが屋の金太』で花見の客。
『俊寛』で千鳥を勤めております。
千鳥は國太郎先輩に手とり足とりご指導をして頂きました。
この公演で大きく成長出来るよう、精一杯勤めさせて頂きます。
この状況下にご来場頂いた方々、ご来場出来ずとも前進座を応援して下さる皆様、本当にありがとうございます。皆様の心に届く芝居を千穐楽まで一所懸命頑張ります。
『たが屋の金太』花見の客です。皆さん群衆の中から探して下さい!
忠村臣弥・記
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- 2021-05-14
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山崎辰三郎 『38回目の国立大劇場』
「誠に役者冥利、有難いの一言です。」と、パンフレットにも書かせて頂きましたが、私、今回の国立劇場公演出演が、通算38回目。
1981年8月の「佐倉義民伝」「お六と願哲」「阿部一族」昼夜二部制の前進座国立劇場初出演の公演以来、その全ての舞台に出させて頂く事になります。劇団内では、矢之輔氏と二人だけ。いや、嬉しいですねぇ!
コロナの影響で一年越しの舞台、危うく再延期やむなしかと思われた6日間の短縮記念公演。
色んな意味で特別な公演でしたが、昨日13日、無事初日の幕が開きました。
私は「操り三番叟」で、翁を踊らせて頂き、「たが屋の金太」では、金太の母・おやすを勤めます。
立ち役と女形、ガラリと違った役どころ。これ又、役者冥利と言えましょうか。
「たが屋の金太」では、女優陣と共に、大いに舞台を盛り上げ、客席を笑いで包みたいものです。
コロナ対策・対応に、おおわらわの今公演。
95周年、100周年を迎えた時、「そんな事もあったねぇ!」と、笑い話になりますように!!!!!
〜 山崎 辰三郎 記〜
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- 2021-05-14
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前進座創立90周年記念公演初日!!!
前進座創立90周年記念公演、初日を迎えました!!
公演が無事に出来るのか、本当に不安ばかりでしたが、初日の幕を開けられ、劇団員一同安堵しております( ; ; )
私、平澤は『操り三番叟』で千歳の役を勤めさせて頂きます。
三味線の音、笛に鼓や太鼓、長唄というのは本当にワクワクします。
生の演奏でこうして踊らせて頂けることは、とても貴重な経験で、緊張はもちろんしますが、宝物にしたい公演です。
90年の歴史ある劇団、こうした身をもっての経験を先輩達から伝えられて今に繋がってきたものなのだと、今改めて感じています。
必死でなかなか先輩の教えに追いつけずにもがいている毎日ですが、この苦しさ・悔しさも含めて、いつか私も後輩達に残していけるような役者になっていきたいです。
とはいえ、まだまだまだまだ、自分のことで手一杯ですので…
先輩達の厳しいご指導のもと、この公演千穐楽まで諦めず精進していきたいと思います。
記・平澤愛
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- 2021-05-13
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玉浦有之祐です!
本日5月13日、なんとか初日を開けられました!!
お稽古中も、もう公演は出来ないだろうと何度も諦め、でもきっとできると奮い立たせ、ギリギリのラインで開けられた初日、本当に嬉しかったです。
そして緊急事態宣言下の中、かくも多くのお客様にご来場いただけたこと、本当にありがとうございます!
劇場に来られるまでにも、いろんな葛藤があったと思います。それでも!と来てくださった皆様へ心から感謝しております。
今回は『操り三番叟』の着付後見、『俊寛』の諸士、
そして、チラシの表にも載せていただいている、『たが屋の金太』の三之丞で出演させていただいております。
たが屋はある意味新作に近く、手探りで創り上げてきた作品です。
初日独特の緊張感もあったかもしれませんが、それでも幕切れには大きな拍手と笑い声が聞こえてホッとしました。
チラシやパンフレットは、割とキリッとしてますが、芝居中にはこんな顔もしてます(笑)
今日の公演を除くとあと4回!!!
千穐楽まで、まだまだ工夫し続けます!
奇跡的に開けられた初日、なんとか千穐楽まで上演出来ることを、切に願っております。
ち・な・み・に、15日の午後の部終演後のアフタートークに、急遽出演することになりました(5日前に栄之丞さんから聞きました)。
まだ多少ですがお席もございますので、ぜひぜひ!ご来場下さいますよう乞い願い、あ〜げ〜奉りまする
m(_ _)m
記・玉浦有之祐
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- 2021-05-13
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二年ぶりの……嵐芳三郎
皆様、こんにちは。嵐芳三郎です。
明日、やっと、やっと、二年ぶりの五月国立劇場公演の初日を迎えます。
嬉しいです、心から。
二年前の五月、「佐倉義民伝」を国立で公演したときは、新型コロナウイルスで世界中が混乱するなど、夢にも思いませんでしたが、
昨年の四月。舞踊「操り三番叟」の稽古中に、コロナの影響で五月公演が中止になったと知らされたときには、目の前が真っ暗になりました。
中止になっても、これまでの稽古は決して無駄じゃない。必ず、来年は公演できると信じて、一年間を過ごしてきました。
そしてついに!初日を迎えます。私芳三郎は、「操り三番叟」と、狂言舞踊「茶壺」の麻估六を勤めます。短い公演になってしまったのは残念ですが、何よりも大切なのは命。そのことを十分に理解し、万全のコロナ対策を施しながら千穐楽まで無事に舞台を勤めたいと思っております。
昨日は舞台稽古でしたので、楽屋で三番叟のお化粧をしました。
フル扮装するとこんなこしらえ。
狂言舞踊『茶壺』の麻估六はこちら。
どちらの演目もぜひ、多くの皆様に観て頂きたいですし、時代物の名作「俊寛」、世話喜劇の「たが屋の金太」も見応え十分です。18日まで公演しておりますので、何卒、宜しくお願い申し上げます。
記 嵐芳三郎
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- 2021-05-12
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舞台稽古終わりました…中嶋宏太郎
中嶋宏太郎です。
『茶壺』の熊鷹太郎と
『たが屋の金太』の金太を勤めております。
何とかここまで来ました…と言うのが正直なところ。
稽古中、2度ばかり心が折れかけました。(笑)
お芝居はお客様あってこそ!
無観客では寂しすぎる!
開催に漕ぎ着けて本当に嬉しいです。
ご来場くださったお客様に心からの感謝を込めて、精一杯勤めたいと思います!
さて、写真は「熊鷹」役です。宗二郎くんが撮ってくれました。(笑)
(たが屋の写真は、撮り損ねました…すいません。)
浴衣に肩衣と袴をつけているのは、居所当り稽古といって、実際の舞台の寸法で何処に立つか、何処まで動くかなどを決める稽古です。この時まではマスク着用です。もちろん不織布の!
そして、舞台稽古は、お化粧も衣裳も全て本番通りに行います。休憩も当日の通りに取って、着替えや転換が間に合うかなどもチェックします。今回は何とか無事に終わった様です!(笑)
あとは、お客様を待つばかり!
皆様のご来場を心からお待ちしております。
頑張ります!
記⭐︎中嶋宏太郎
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- 2021-05-12
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柳生啓介《遂に舞台稽古!明後日いよいよ開幕です》
「艱難辛苦(かんなんしんく)いかばかり。一日千秋の思いなし。」
『たが屋の金太』の仇討の台詞はそのまま今の私たちの熱い思いに重なります。
創立90周年国立劇場公演は緊急事態宣言の発出によって宣言期間中の5月11日までの公演の中止、11日の解除を受けて5月13日を初日にして開幕することを決定しました。私たちはその日を信じて今日まで連日稽古に汗を流してきました。
ところが!
連休明けの先週末に宣言の延長が決まり、
「もう公演は出来ないのか」
と一時は絶望的な気持ちになりました。
ところが!!
国からの要請は“無観客”から感染予防対策を徹底した上での観客50%までの上演に緩和されることになり、
「これでやっと芝居が出来る」
と安堵。
ところがところが!!
小池知事から東京都は”緩和はしない”との発言があり
「えっ、やっぱりダメなのか」
とまたしてもガックリ。
結局、美術館や博物館などの国立施設は休業だけど、国立劇場は上演しても良いということになりました。どうやらギリギリセーフのようです。
艱難辛苦、一日千秋。二転三転の情報に翻弄され、右往左往いたしましたが、ともかくも明後日13日、無事に初日を迎えることが出来そうです。本当に嬉しいです。
というわけで今日11日は舞台稽古。12時から『茶壺/俊寛』16時から『操り三番叟/たが屋の金太』が本番通りに行われました。本番通り、とはいえ客席は関係者だけの“無観客状態”…特に『たが屋の金太』は落語の『たが屋』『長屋の花見』『花見の仇討』をミックスさせたコテコテの爆笑喜劇ですから、笑いの起こらない舞台稽古では手応えがなく、
「あぁ、早くお客様の前で芝居がしたい」
と今、渇望感が半端ではありません。
「花見に行くの!」
「相模に行くのか」
「違うったら」
私は『たが屋の金太』に五兵衛という役で出演します。道楽息子忠七の叔父で、頑固者で力が強くて、おまけに耳が遠いという本当に困った叔父さんです。けれどコロナ禍で苦しむ国民の声に“聞く耳を持たない”どこかの偉い政治家よりはずっとましだと思って明るく楽しく演じます。
二年ぶりの国立劇場公演。
「芝居がしたい」
「お客様に観ていただきたい」
とこれ程に切望したことはかつてありません。舞台に立てる喜びを全身に感じて明後日からの舞台を全力で勤めます。
〜 柳生 啓介 記 〜
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- カテゴリ : 2021 創立90周年記念 五月国立劇場公演
- 2021-05-11
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いよいよ舞台稽古!!
皆様こんにちは!
『前進座創立90周年記念 五月国立劇場公演』に向けてのお稽古もいよいよ大詰め!!
本日、本番通りの舞台稽古が行われました!
こちらは『茶壺』通し稽古開始直前に、お師匠番の勝見流家元・勝見嘉之師匠に助言を戴き、細かいチェックを行っている様子です。
そしてこちらは『俊寛』の通し稽古終了後に、鳥居派九代目浮世絵師であり、歌舞伎の舞台美術家でもあられる鳥居清光先生に化粧含め様々なダメ出しを戴いている様子です。
おしまいは、拵えをおとしたのちに客席にて演出家がダメ出しをする様子です。
どの演目も見所満載の仕上がりになっております!
13日初日の今公演にどうぞご期待くださいませ!!
〜 新村 宗二郎 記 〜
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- カテゴリ : 2021 創立90周年記念 五月国立劇場公演
- 2021-05-11
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横澤寛美『いよいよ始まります!』
前進座創立90周年記念国立劇場公演が、いよいよ始まります!
本来なら、5月7日に初日を迎えていたはずでしたが、緊急事態宣言発出のため前半の5日間12ステージを中止いたしました。
緊急事態宣言は、延長されることになりましたが、政府、東京都ともにイベントに関しては、緩和措置が出ましたので、そのすべての条件をクリアしているこの公演は、何とか13日を初日として、開幕する事が出来ます。
昨日は、国立劇場大劇場への搬入と大道具等の仕込み、楽屋設営がありました。
多くのスタッフさんの手で、本番に向けての準備が続けられてます。
私にとって、1年半ぶりの舞台です。
ドキドキが止まりません!
私は、『たがやの金太』で、大道講釈師で、長屋の月番・勝蔵の女房“おはる”を演じます。
講釈師の女房と言っても、長屋のおかみさんですから、何の取り柄もないのですが、そこは、芸人の女房ですから!お花見のシーンでは、ちょっとした芸?を披露いたしますので、お見逃しなく!
とにかく『たがやの金太』は、落語の良いとこ取りの、明るく楽しいお芝居です。
コロナ下で、ゆっくりお花見も出来ない春をお過ごしだった皆さま!お花見の季節は過ぎてしまいましたが、せめてお芝居の中だけでも、陽気な長屋のお花見をお楽しみ下さい。
ご来場を心よりお待ちしております。
横澤寛美 記
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- 2021-05-10
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国立劇場入り。
皆様こんにちは。
稽古場でのお稽古を終え、いよいよ本日国立劇場に入りました。
こちらは楽屋で使う物をトラックから搬入している様子。
皆で協力してせっせと物を運びます。
続いてこちらは、姿見を各楽屋にふりわけている様子。
楽屋には身だしなみを確認する為に至る所に鏡があります。
そしてこちらは仕込中の舞台の様子。
全てはお見せ出来ませんが、大勢のスタッフが13日の初日のために準備をすすめてくれています。
皆様、どうぞ前進座の創立90周年記念公演にご期待くださいませ。
〜 新村 宗二郎 記 〜
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- 2021-05-09
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江林智施です。
いよいよ稽古も終盤となりました!
私は『たが屋の金太』に長屋の「お光」で出演します。藤井偉策君演じる六助女房25歳⁉️です。
背中には赤ん坊のタケ坊、お腹には生まれて来る赤ちゃんが。
何故か今回の長屋女房達は、どこからどう見ても姉さん揃い。
長屋物は、『実』を出すのがとても難しいです。稽古は大変だけど、本当に楽しい。ずっとずっと稽古を続けたい。だって、私達、芝居しかできないんですもの!
『人間生きているうちに楽しまなきゃ…』とは大家さんの言。
皆さま、快活で大らかなお芝居をどうぞお楽しみくださいませ。
〜 江林 智施 記 〜
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- 2021-05-09
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