2020年8月18日に神戸市民劇場さんの例会で初日を開けた『東海道四谷怪談』が、大阪国立文楽劇場で大千穐楽を迎えました。
この間は常にコロナとの闘いといった感じでしたが、なんとか無事に終わらせる事が出来ました。
お陰様でご覧頂いた皆様の評判も良く、各地の市民劇場・演劇鑑賞会さんで積み上げてきた122ステージの成果のお陰と、各地でご覧頂いた皆様に感謝致します。
四役早替わりもチームワークで楽しんでいただけた事と思います。
それぞれの役を登場順に！
先ずは貧苦に苦しみ辻君に身をやつしたお岩さん

お岩さんと不義の濡れ衣を着せられて惨殺される小仏小平

小平はこの2人にも怨みがいっぱいです

産後の肥立ちに苦しむお岩さん

血の道に良いと信じて薬を飲んでしまったお岩さん

ここからが幽霊です

ガラッと変わって、茶屋女おもんの姿で皆様にご挨拶

お終いは小仏小平の女房お花が敵討ちをします


裏は大変な騒ぎでした。
又いつかお岩様とご一緒できる日まで、しばしのお別れです。
皆様、ありがとうございました。

記:河原崎國太郎

番外編
幽霊の姿になったら、楽屋から出番まではこんな感じで移動していました。
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コロナ感染が拡大して、五月国立劇場公演はじめ、中止や延期で半年間、芝居も稽古もできずに自宅待機が続き、やっと再開できても、夏の暑いさかり、マスクをしたままの稽古は苦しくて、大変な産みの苦しみをした二年前の８月、今回公演の大阪国立文楽劇場で舞台稽古をし、近畿・中国・九州・中部北陸、そして首都圏と回を重ね、本日無事、大阪国立文楽劇場公演千穐楽を迎えました。
各地で迎えてくださった鑑賞団体の会員さん、大阪公演をご覧くださった方々、そしてこの大がかりな芝居をするのに携わってくださったすべてのスタッフの皆さんに、ただただ感謝です。
なんとか無事に終わって、ホッ。


記:藤川矢之輔 ※前進座メールマガジン会員募集中です！チケット先行受付・プレゼント企画など、メルマガ会員限定のお得情報が満載。★登録・購読もちろん無料★ 【前進座メールマガジン】⇦登録はこちらから空メールを送るだけ。

『東海道四谷怪談』国立文楽劇場公演。
とても良い空間の劇場で毎回ここでお芝居をするのが楽しみであります。


本日は中日を迎えました。
あと数日でこの四谷怪談の大千穐楽を迎えると思うと感慨深く寂しさを感じますね。


私が演じる中間(ちゅうげん)の伴助。
関口官蔵(松永瑶君)の奉公人、当時の江戸の街の中間は大体が奉公人を渡り歩く渡り中間。大体があぶれ者や無頼者が多かったようです。
忠義よりは損得で奉公しており、関口さんとの関係もそのような関係だったのではと思いますが、何せ関口さんは浪人者。浪人に奉公するとは、これはかなりの利害関係があったのでしょうね。


伴助は2020年からの巡演はもとより2016年の国立劇場公演でも演じさせて頂いたお役。
ただ今でも役について気が付くことが多く、やりがいのある大事なお役となりました。
あと数日でおしまいになると思うととても寂しい思いがありますが一回一回、千穐楽まで新鮮な気持ちで演じていきたいと思います。
伴助さん、ありがとうございました。


記:寺田昌樹
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皆様こんにちわ。
秋山長兵衛役の松浦海之介です！

２年前に始まった『東海道四谷怪談』巡演も先日の首都圏ブロックの巡演で千穐楽、そして今回の大阪公演で大千穐楽を迎えますが、本当にコロナに翻弄された公演でした…
そんな中でも全国の演劇鑑賞団体の皆様のお力添えのお陰で様々な場所で公演をさせていただく事が出来ました！
三角屋敷の場を含む前進座版『東海道四谷怪談』、人間味溢れる登場人物達の人間ドラマ
を大切にしたこのお芝居、国立劇場でやった際から含めると7年間…様々多くの事を勉強させていただきました！
次の再演、いつかなぁ～？まだ生きてるかなぁ～？等々想いながら、最後の最後まで全力で勤めます！

2020年8月26日巡演始まって何日目かに撮った写真


2022年9月2日に撮った写真

さらば、秋山長兵衛！

松浦海之介☆記 ※前進座メールマガジン会員募集中です！チケット先行受付・プレゼント企画など、メルマガ会員限定のお得情報が満載。★登録・購読もちろん無料★ 【前進座メールマガジン】⇦登録はこちらから空メールを送るだけ。

やっと、やっとこの『東海道四谷怪談』で大阪に帰ってくることができました！
コロナ禍にありながら、大勢の方が待ってくださっていたにも関わらず、やむなく中止となった2年前...。
それから日本全国津々浦々、巡演を重ね、今日やっと大阪の初日を迎えられたことを、心から嬉しく思います。

安堵の初日の集い


ただ、私ごとですが2年前とは役が変わりまして...、

お岩様の敵「お梅」


から

お岩様の妹「お袖」



へと、変わりました！

恨まれる役から、義妹へと変わるのは、なんとも不思議な気分です（笑）

2年前は臣弥先輩が配役されておりましたが、残念ながら今回出演できない先輩の分まで、精一杯努めたいと思います。
ご覧いただいた時、私が演じる「お袖」のどこかに、臣弥先輩の事を見つけていただけたら幸いです。


7日間9ステージ、千穐楽まで駆け抜けられることを祈っています。



○有之祐○

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本日2022年8月26日､『東海道四谷怪談』は埼玉会館にて3年に渡る全国巡演コースの千穐楽を迎えました｡
今日の主催は埼玉市民劇場さん｡前回からお仲間を8人も増やして､この記念すべき千穐楽をお祝いしてくださいました｡
感無量です｡


コロナ一年目の夏､2020年7月､『四谷怪談』の旅公演は神戸から始まりました｡柝が高らかに鳴り響き､さぁいよいよ開幕､と思ったその時､定式幕が引っ掛かって幕が開かないという波乱万丈のスタート｡
それから3年という月日を費やし､近畿・中国・九州・中部・北陸・首都圏と巡演は続きました｡
『四谷怪談』はあまりに大がかりな芝居ゆえ地方での上演は無理と云われた作品です｡その上に突然に襲ってきたコロナ禍｡もはや上演は不可能と思われました｡しかし全国各地の市民劇場､演劇鑑賞会の皆さんの､
「演劇の灯を消してはならない！」
という情熱と粘り強い運動が“奇跡”を起こしました｡この3年間で100ステージを越える公演が実施されたのです｡おかげさまで『四谷怪談』は全国各地で圧倒的な好評をいただくことが出来ました｡本当に感謝の気持ちでいっぱいです｡

ところで､今日の会場はある名作映画の“聖地”なのです。日本映画史に残る傑作として今なお語り継がれる作品『砂の器』のあまりにも有名なクライマックスシーン､その演奏会場として使われたのがここ埼玉会館です｡私は何度この映画を観たか知れません｡映画に登場する全ての場面､台詞､音楽は私の血肉となり今も体に宿っています｡映画の封切から46年経っていますが､埼玉会館は当時の面影そのままです｡

舞台上手袖の鉄の細い階段から逮捕状を携えた丹波哲郎さんが降りてくる姿が目に浮かびます｡
『四谷怪談』巡演千穐楽の舞台が埼玉会館であったことは生涯忘れることはないでしょう。

さぁ､いよいよ大千穐楽です。
2016年より上演を重ねて来た『四谷怪談』の締めくくりの公演が9月1日より大阪文楽劇場で開幕します｡
全国のお客様からいただいた絶大なるご声援を力にして､おそらくは我が俳優人生最期になるであろう“宅悦”を全身全霊で勤めます｡

記:柳生啓介

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7月ラストの公演は昭島市民会館KOTORIホール　三多摩演劇をみる会さんの公演でした｡なにを隠そう私もこの会のメンバーでして…　なんだか妙な気分でしたが､やっと皆さんに観ていただけて良かった!　　もっともっとお仲間が増えると良いなぁ〜　三多摩地域にお住まいの皆様､次は「雨あがる」を観に来てね！



写真は佐藤与茂七の男前四パターン､モニターと私　あれ､もうひとり男前？

記:早瀬栄之丞 ※前進座メールマガジン会員募集中です！チケット先行受付・プレゼント企画など、メルマガ会員限定のお得情報が満載。★登録・購読もちろん無料★ 【前進座メールマガジン】⇦登録はこちらから空メールを送るだけ。

　85周年の国立劇場で幕を開けた当代の『東海道四谷怪談』は、ここ
千葉で125ステージ。うち大劇場での公演は二十回ほど、こうして
全国の鑑賞会員さんが地元でお迎えくださった
巡演が圧倒的多数です。
　ちば演劇を見る会さんは、創立30年。
『女殺油地獄』以来わたくしも主に歌舞伎作品でお世話になっております。
退会者を超える沢山の新入会の皆様と共に熱くお迎えくださいました。

　さて、わたくし勤める伊藤喜兵衛は、国立劇場公演からの役。
お岩・伊右衛門家の隣に住む伊藤家当主。

イトー家のウラワザ“家伝の妙薬”が怪談の引金を引き、
伊右衛門に嫁ぐ孫娘に手渡した掛け守りは
隠亡堀の場でも活躍します。
　首都圏の鑑賞会さんの巡演を無事勤め終えると、これも二年お待ち頂いた
9月大阪文楽劇場公演で六年越しの『東海道四谷怪談』もいよいよ
総千穐楽を迎えます。

喜八郎☆記
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　７月２５．２６日両日は、【ねりま演劇を観る会】様の例会です。
コロナの影響で、スケジュール変更を余儀なくされた首都圏ブロック例会も丁度、中間点を迎えています。
大ホール(1486名)　小ホール(592名)を完備した　練馬文化センターもオープンしてから既に40年が経過。この秋から改修工事に入るとの事です。
オープン直後から、何度も公演させて頂いていますが、これまでは、専ら大ホールでの公演でした。　今回は小ホールでの『東海道四谷怪談』公演。　舞台をじっくり楽しんでいただくには、もってこいの空間、とても素敵な舞台条件でした。

　まことにもって、残念至極なのですが、只今は、コロナ感染者数拡大の第７波の真っただ中にあります。　東京都は一週間連続で新規感染者数が2万人超という、にわかには信じ難い発表が続いており、一日一日何事もなく公演を済ます事が、最大の課題になっています。　そんな中、大幅に会員数を増やして迎えて頂いた【ねりま演劇を観る会】の会員の皆様には、感謝の念しかありません。
　本当にありがとうございます。
　
　今回の「東海道四谷怪談』。　私は、　伊藤家後家・お弓　役を務めさせていただいております。　娘可愛さの余り、結果的には、お岩さんに毒薬を飲ませることとなり、因果応報、隠亡堀に蹴落とされて命を落とすという気の悪い役処です。　　わずか、二か月程で、かくも落ちぶれるのです。　二か月前・二か月後のお弓の舞台写真を、まずは御覧下さいませ。
　

　怖いのは、幽霊でなく　定めです！！
記:辰三郎
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おはようございます
四谷怪談巡演班から和田優樹です


本日は川崎麻生市民館にてNPO法人町田演劇鑑賞会様の例会でした、朝には雨が降りましたが昼には晴天になり夏らしさを感じられる暑い1日となりました。
公演も熱い拍手に迎えられる素敵な例会でした。皆様ありがとうございました。


首都圏での公演も5日目となり少し緊張も落ち着いてきました
というのも、今回の巡演では前回と役が代わっているのです、その役は喜兵衛孫娘お梅、四谷怪談で起こる事件の原因の一つになる大事な役です。
五月国立劇場公演の杜若艶色紫の中居お村役から続いて女形への挑戦、日々稽古を積み重ねて成長して行きたいです。



2016年の5月国立劇場公演での四谷怪談ではスタッフ参加、2020年の巡演からは奥田庄三郎役、今回は娘お梅役、同じ演目に違う関わり方が出来たことで沢山勉強する事が出来ました。
今回の巡演から続く文楽劇場公演で一区切りとなる四谷怪談、悔いの残らぬよう1ステージ1ステージ精一杯努めたいと思います


記:和田優樹 ※前進座メールマガジン会員募集中です！チケット先行受付・プレゼント企画など、メルマガ会員限定のお得情報が満載。★登録・購読もちろん無料★ 【前進座メールマガジン】⇦登録はこちらから空メールを送るだけ。

こんにちは。
今回でブログ7回目の登場になります、奥田庄三郎役の石嶋隆生です！

奥田庄三郎役の石嶋隆生…良い響きですね(^^)


今回は、NPO法人ふなばし演劇鑑賞会様の例会で、千葉県は船橋市民文化ホールに三日間お邪魔しました！！



昨年の東海道四谷怪談は、演出部として参加していましたが、今年は奥田庄三郎役での参加になります！精一杯努めると同時に、何か一つでも掴める様な意識で常に本番へ臨みたいと思います。


夏にピッタリの背筋も凍る怪談話ですが、熱い人間模様も描かれております。大道具や仕掛けの細部まで、楽しさ満点の東海道四谷怪談を是非お楽しみ下さいませ！！

以上、奥田庄三郎役の石嶋隆生からでした(^^)


記:石嶋隆生 ※前進座メールマガジン会員募集中です！チケット先行受付・プレゼント企画など、メルマガ会員限定のお得情報が満載。★登録・購読もちろん無料★ 【前進座メールマガジン】⇦登録はこちらから空メールを送るだけ。

嵐芳三郎です。

本日、７月１８日は『東海道四谷怪談』巡演の初日です。再びこの芝居が始まりました。

さて、今回も私は〝民谷伊右衛門〟をやらせて頂きますが、この役は五月公演の『お六と願哲』で演じた〝佐野次郎左衛門〟と同じ、白塗りの二枚目です。ただし伊右衛門はご存じのように悪人。歌舞伎の世界では〝色悪〟という役柄で、いい男だけど心は残忍、人の命を奪うことを何とも思ってない男。

と言うわけで今日は、次郎左衛門と伊右衛門のお化粧の違いをご覧に入れます。

先ずは次郎左衛門。



こんな感じです。そして伊右衛門。



さらにフル扮装の伊右衛門。



両者の違いは、目張りの入れ方と、眉毛の形。次郎左衛門は優しい感じで、伊右衛門は強い感じ。特に眉毛がポイントですね。眉頭と眉尻にアクセントを付けていて、次郎左衛門より太い眉毛。印象が変わります。

この顔で悪いことを沢山していきます。現実では決してしてはいけないことを、舞台の上ではできてしまう。役者稼業の醍醐味です。

恐縮ですが、この場をお借りして個人的な宣伝をさせて頂きます。私の著書、小説｢受け継ぐべきもの｣が、この公演を主催してくださる各地の演劇鑑賞会様のご厚意により、ロビーにて販売して下さることになりました。本当に感謝しております。この小説は私と同じ姓名の〝嵐芳三郎〟という役者が、苦悩や、葛藤を抱えながら懸命に役に向かい、芝居の素晴らしさ、舞台に立つ喜びを綴った物語です。登場人物や劇団は架空の物です。もしお読み頂けたらこんなに嬉しいことは御座いません。何卒宜しくお願い致します。

それはさておき、今日の初日は松戸演劇鑑賞会様の例会でした。会の皆様のお陰で舞台と客席が一体となり、最高のスタートを切ることが出来ました。これから伺う各地の鑑賞会の皆様、どうぞ楽しみに待っていて下さい。公演班一同、この時期に舞台に立てることを感謝し、皆様の心に残る、『東海道四谷怪談』をお届けします！！

嵐芳三郎でした！



記　嵐芳三郎





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皆様こんにちは、藤井偉策です。
四谷怪談は前進座の稽古場を離れ、今日は舞台で居所や仕掛けを確認する
(居所あたり)です。

千葉市民会館大ホールの舞台で民谷伊右衛門役の芳三郎先輩との写真です。仲良く写っていますが、この後芝居で斬り合いをします。

四谷怪談は2016年の国立劇場公演から始まり、今年の夏の巡演で最後です。
練り上げられた舞台を皆様にご披露致します。真夏の四谷怪談をお楽しみ下さいませ。

記:藤井偉策 ※前進座メールマガジン会員募集中です！チケット先行受付・プレゼント企画など、メルマガ会員限定のお得情報が満載。★登録・購読もちろん無料★ 【前進座メールマガジン】⇦登録はこちらから空メールを送るだけ。

　おはようございます。松永瑤です。

　今の季節にピッタリの東海道四谷怪談、ついに首都圏の巡演が始まります。
　千葉市民会館さんにて舞台稽古をし、出発いたします。

　数ある作業の中から、搬入〜仕込みの様子をご紹介。

東海道四谷怪談　搬入〜仕込みの様子です pic.twitter.com/P32UkHh3F8

— 松永瑤 (@Yo_MTNG) July 15, 2022

とても大掛かりな道具となっております。
お楽しみに！

記:松永瑤 ※前進座メールマガジン会員募集中です！チケット先行受付・プレゼント企画など、メルマガ会員限定のお得情報が満載。★登録・購読もちろん無料★ 【前進座メールマガジン】⇦登録はこちらから空メールを送るだけ。

皆さんこんにちは、東海道四谷怪談班の嵐市太郎です！
いよいよ初日が近づいて参りました四谷怪談ですが、ここではお稽古場での様子をチラッとお見せいたします。
全国でお待ちの皆々様、巡演での四谷怪談スタートから3年掛けて練り上げられた今回のお芝居、どうぞご期待ください！



さてさて、稽古場で撮影されたこのシーンたち、どこのシーンだか予想してみて下さいね！
答え合わせは是非劇場で、大道具、照明、衣裳、小道具その他諸々の素晴らしい効果的な演出を掛け合わせるとどんなシーンになるのか是非劇場にてお楽しみください！
出演者一同一所懸命稽古に励んでおります、皆様のお越しをお待ちしております！

記:嵐市太郎 ※前進座メールマガジン会員募集中です！チケット先行受付・プレゼント企画など、メルマガ会員限定のお得情報が満載。★登録・購読もちろん無料★ 【前進座メールマガジン】⇦登録はこちらから空メールを送るだけ。

『東海道四谷怪談』千穐楽!

こんにちは。『残り者』に続き2回目のブログ登場になります、演技部研修生の石嶋隆生です！


今回は『東海道四谷怪談』に、『残り者』以来またまた演出部として参加させて頂きました。
7月8日から始まった中部・北陸ブロックの巡演も１ヶ月が経ち、8月8日まで無事に例会を続ける事ができました。

その巡演も千穐楽を迎えました！
会場は富山県の砺波市文化会館です。

生憎の曇り空でしたが…会館の裏には豊かな自然とチューリップの塔が立っていました。

中部・北陸ブロック千穐楽も最後まで精一杯、無事にやり遂げました!
会員の皆様ありがとうございました!

以上、石嶋隆生からでした(^^)

石嶋隆生　記

※追記　
皆様こんにちは忠村臣弥です。石嶋隆生君ブログ記事にお邪魔しましております！
となみ演劇鑑賞会の皆様には前例会クリアでお迎え頂きました。
しかも会員数の前例会クリア20年達成です!!

信じられない数字にビックリしました。
この状況下での演劇鑑賞運動は本当に大変だと思います。運営担当サークルの皆様を中心に、会員の皆様クリアでお迎え頂き、ありがとうございます。鑑賞団体と創造団体は車の両輪!事務局長の上田さんから｢劇団と共に演劇の灯を守りたい｣とのお言葉を頂戴しました。これからも皆様が感動出来る舞台の創造の為、一所懸命精進致します。

中部・北陸ブロックの皆様と、またお会い出来る事を楽しみにしております。
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『東海道四谷怪談』班は高岡演劇鑑賞会さんの例会でお世話になりました。
高岡駅前には人気アニメキャラクターがお出迎え。藤子・F・不二雄先生は故郷が高岡。納得です。

会場は富山県高岡文化ホールです。

開演前には8月9日から始まる『歌舞伎ことはじめ』のお稽古しました。お稽古に本番と充実した毎日です。
(早瀬栄之丞　口上)

ロビーには運営担当サークルの皆様の心のこもったホワイトボードがあります。
高岡演劇鑑賞会の皆様には前例会13名クリアでお迎え頂きました!
この状況下にこれだけのクリア数は驚きと共に感謝しかありません。我々に出来る事は全身全霊で舞台に立つだけです!本当に本当にありがとうございます。

富山県と言えば名地酒｢立山」
2019年に『裏長屋騒動記』の例会でお世話になった時、鑑賞会さんの事務所で｢立山｣を飲みながら交流会させて頂きました。参加した松浦海之介君が｢いやぁ～あの時は臣弥さんに沢山飲まされまし・・・いや楽しくて自分から沢山飲みました!(笑)｣と言うくらい、大盛り上がりした心暖まる思い出があります。
が、今回はそれが出来ない。まだまだ我慢の時期で仕方ありません。誠に残念です。
次回例会でお世話になる機会があれば、｢立山｣を飲みながら、会員の皆様とお芝居の話で沢山交流出来る事を信じ心から楽しみにしております。
※｢立山｣は帰京後、ゆっくり自宅で１人で楽しみたいと思います。

高岡演劇鑑賞会の皆様ありがとうございました。

千穐楽まで残り2ステージ!頑張ります。
忠村臣弥　記 ※前進座メールマガジン会員募集中です！チケット先行受付・プレゼント企画など、メルマガ会員限定のお得情報が満載。★登録・購読もちろん無料★ 【前進座メールマガジン】⇦登録はこちらから空メールを送るだけ。

【炎のゆらめき】

お岩「おはぐろ道具､これここへ」
宅悦「産婦のお前が鉄漿(かね)をつけては」
お岩「大事ない｡ささ早う」
宅悦「すりゃどうあっても」
お岩「ええ､持ってこいと言うに」
宅悦「はーい」
私のこの返事を合図に独吟『瑠璃の艶』がかかります｡お岩様究極の見せ場“髪梳き”の始まりです｡

猛暑の8月､『東海道四谷怪談』中部・北陸巡演もいよいよ終盤戦｡本日の主催は富山演劇鑑賞会の皆様です｡前例会8名クリア(8月3日現在)で迎えてくださいました｡県民会館での2ステージです｡

2016年の国立劇場での初日から数えて､今日の富山の例会まで通算119ステージ｡“宅悦”という超のつく大役を100回以上も勤めさせていただけるなんて､私は何て幸せ者か､役者冥利に尽きるとは全くこのことです｡
最初はただもう無我夢中､猪突猛進で演じていましたが､回数を重ねてこられたおかげで､ようやく役と自分との“一体感”というものを感じられるようになりました｡“宅悦さん”は今も私の体の中でずっと息づいています｡
まわりも少しずつ見えてくるようになってきました｡当たり前のことですが､舞台というものは役者だけで成立するものではありません｡狂言方､道具方､鳴物､音響､衣裳､床山､照明…すべての裏方さん､一人ひとりが私たち役者と同じ呼吸で､文字通り心を一つにして舞台を創ってくれている､そのことのありがたさをしみじみと感じる今日この頃です｡

話を“髪梳き”に戻します｡
独吟が始まると宅悦はおはぐろ道具の準備にかかります｡
♪竹垣の草にやつれし軒の端~
ここまでに私は鏡台をお岩さんの正面に移動させ､火鉢におはぐろをかけ､うがい茶碗と柳の枝の楊枝を運びます｡
♪のきものかれぬ中々を~
鉄漿を塗る筆の入った筆箱を丸盆に載せてお岩さんの横に置き､温まったおはぐろを鍋に移そうと火鉢に近づいたその瞬間に､何と行灯の炎がゆらめいて消えそうになるではありませんか｡私は慌てて行灯にかけより､震える手で油を差します｡怯える宅悦の心情に重なるように炎はゆらぎます｡
実はこの【浪宅返しの場】の最初に宅悦はお岩に言われて足らなくなった油を買いに出かけています｡お使いから戻った宅悦はお岩を口説くのに必死で油を注ぎ足すのを忘れていたのです｡そして今まさに油が切れて灯りが消えそうになったというわけです｡
この消えんとする灯りを“演じて”いるのが照明オペレーターの田中祐太さんです｡祐太さんは舞台から一番遠く離れた照明調光室にいて私の動きを見ながら“ここしかない”という絶妙のタイミングでフェーダー(調光レバー)を上下させて炎をゆらしてくれているのです｡江戸時代では考えられない､まさに“離れ業”です｡
田中祐太さんは俳優かと見間違うほどのイケメンの好青年｡
三児の父｡奥さまは元前進座の音響さん｡

祐太さんは俳優座の舞台『マクベスの悲劇』で2020年度の日本照明家協会新人賞を受賞された､今最も期待されている新進気鋭の舞台照明家なのです｡

富山の会員さんはじっと息を詰めてお岩さんの髪梳きを見守っています｡時折宅悦が見せる恐怖の仕草に笑ってくださいます｡今日の客席も実に素晴らしい雰囲気です｡
今年の『東海道四谷怪談』も4ステージを残すのみ｡つたない私を支えてくれるチームYOTSUYAの仲間たちに感謝を込めて､残りの舞台､心を尽くして勤めます｡

柳生啓介　記 ※前進座メールマガジン会員募集中です！チケット先行受付・プレゼント企画など、メルマガ会員限定のお得情報が満載。★登録・購読もちろん無料★ 【前進座メールマガジン】⇦登録はこちらから空メールを送るだけ。

連日真夏日、猛暑日が続いておりますが皆様にはいかがお過ごしでしょうか。

加賀百万石のお膝元ここ金沢も暑い日が続きました。


今回は金沢市民劇場さん第351回の例会です。
しかも前例会クリアでお迎え頂きました！
会場はいつもお世話になっている金沢市民文化ホール。

ロビーでは四谷怪談巡演後に控えている歌舞伎教室のお稽古に熱が入り、


舞台では例会の準備が整っております。

本来なら実際に会員さんとお会いして色々お話しをしたいところですが今はそれが叶いません。

ただ例会が始まると場面場面での大きな拍手を頂き、時には笑いも起こり、カーテンコールでは割れんばかりの大きな拍手。
皆さん本当に楽しんでご覧になっているんだと嬉しさと感動で一杯になりました。

巡演は後半ですが暑さに負けないよう旅を続けて行きたいと思います。

金沢市民劇場の皆さん、お世話になりました。
ありがとうございました。


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皆様こんにちは、松浦海之介です！
昨日は教科書にも出てくる著名な画人、長谷川等伯生誕の地、石川県七尾市にお邪魔して、
七尾演劇鑑賞会さんに迎えていただきました！
前進座は11回目、僕としては2016年「夢千代日記」以来5年振り2回目でした！
ロビーには今までの前進座の過去上演演目や歴代の手拭いと共に「祝　90周年」の言葉が！
ありがとうございました！

皆さまのあたたかい応援のお陰と改めて感じさせていただきました！

さて、会場である七尾市文化ホールの搬入口のすぐ横の窓の窪みにスズメバチの巣がありました。
搬出の際に何かあると怖いので、
蜂さんには申し訳ないですが、
我が劇団が誇る害虫駆除リーダー・藤井偉策先輩が出動いたしました。
作業着の黒Tシャツを脱ぎ、少し薄い色の灰色に着替え駆除スプレーと長い木材を持ち、挑みました！
いざーーッ！！！！



結果…2分半で終了。


笑顔で、「いる？」と偉策先輩。
いや、いらないです。

その後は近くのスーパーに行く途中、
ザリガニが挟まってました。
そんな自然溢れる七尾市での例会でした！

(舞台を見守る幕開きのお地蔵様)


追伸：七尾駅前に能登初のドン・キホーテが出来ました！なんと七尾での例会翌日にオープン！！

では次の地、金沢へ行ってまいります！
七尾演劇鑑賞会の皆様、ありがとうございました！

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