ふるさとの大先輩からうれしいメール。
2024-12-14
ふるさと米沢に住む高橋寛さん(山形大学名誉教授)から
うれしい便りがきた。
高橋さんは常に人類の未来を考えながら生きていらっしゃる。
今年日本の原爆被団協がノーベル平和賞を受けたように、
子や孫たちが光を見つけられるような世の中を残してやりたいと
常々考えている。
常々考えている。
金がなくても、スーパーから食料がなくなっても、
生きて行けるんだということを実証したくて、
家庭菜園に精を出して来られたという。
家庭菜園に精を出して来られたという。
放置林からクルミを拾い、実を剥いて、人付き合いの潤滑油として使ってきた。
食料自給を支えるべき有機農業者が日本から絶滅しようとしている昨今、
全ての人が自分で食べるものは自分で採取すべきだと考えるようになった。
その過程で勉強したモゾ語りを同封したいとして
添付で送られてきたのが以下に掲載する文章である。
生きていく上での参考になるので、全文を掲載したい。
「微生物の働き」
土を必要としない水耕栽培に漠然とした不信感を持っていたが、
何が問題なのかわからなかった。
何が問題なのかわからなかった。
「土と脂ー微生物が回すフードシステム(築地書館)」を読んで、
土壌細菌、腸内細菌の世界に魅了された。難解でよく理解できなかったが、
頭を整理するために、間違いを覚悟で私なりに解釈してみた。
土壌細菌、腸内細菌の世界に魅了された。難解でよく理解できなかったが、
頭を整理するために、間違いを覚悟で私なりに解釈してみた。
植物は葉緑素(緑色の色素、マグネシウム Mg が主成分)を持っている。
この生みの親である“シアノバクテリア”という細菌が光合成を行う。
太陽光の高エネルギーの紫外線で炭酸ガス CO2 と水 H20 から活性酸素 O を
剥ぎとり、安定な酸素ガス O2 にする。
残りの炭素 C と水素 H を合成して糖分を作る。
この生みの親である“シアノバクテリア”という細菌が光合成を行う。
太陽光の高エネルギーの紫外線で炭酸ガス CO2 と水 H20 から活性酸素 O を
剥ぎとり、安定な酸素ガス O2 にする。
残りの炭素 C と水素 H を合成して糖分を作る。
緑の植物を動物が食べると、葉緑素と鉄 Fe が結びついて、赤血球の
ヘモグロビンとなる。動物の細胞に住みついているミトコンドリアという細菌が、
ヘモグロビンから活性酸素 O を受け取り、食べ物から吸収した糖分などを燃焼させて、
動物の活力となるエネルギーを生む。
ヘモグロビンとなる。動物の細胞に住みついているミトコンドリアという細菌が、
ヘモグロビンから活性酸素 O を受け取り、食べ物から吸収した糖分などを燃焼させて、
動物の活力となるエネルギーを生む。
この様に、生命活動の根底である植物の炭酸同化作用と、動物の呼吸・消化作用を
担っているのは細菌である。どんなに科学が発達しても、この二つの作用を人間が
人工的に再現できないということに、我々は謙虚でなければならない。
担っているのは細菌である。どんなに科学が発達しても、この二つの作用を人間が
人工的に再現できないということに、我々は謙虚でなければならない。
さて炭酸同化作用と呼吸・消化作用に共通して、活性酸素の授受が行われている。
活性酸素が過剰に発生すると、細胞自身を傷つけて、病気や老化の原因になる。
活性酸素が過剰に発生すると、細胞自身を傷つけて、病気や老化の原因になる。
そこで、この過剰な活性酸素を無害化する抗酸化作用を担うものとして、
ほとんどの植物がポリフェノール(フラボノイド)という苦味や色素の成分を持っている。
5000種以上あると言われ、作物によって名前が変わる。
ほとんどの植物がポリフェノール(フラボノイド)という苦味や色素の成分を持っている。
5000種以上あると言われ、作物によって名前が変わる。
イソフラミン(大豆)、アントシアニン(ベリー、黒豆)、カテキン(茶)、
セサミン(ごま)、ケルセチン(玉ねぎ)、ルテオリン(春菊、しそ)など。
セサミン(ごま)、ケルセチン(玉ねぎ)、ルテオリン(春菊、しそ)など。
これらを人間が摂取すると、ガン予防、抗アレルギー、抗炎症作用、精神安定などの
効果があるという。色、苦み、辛味、渋みは作物の表面に集まる。
したがって皮ごと食べるのが良い。米や麦もあまり精白しないのが良い。
日本人に前立腺がんと乳がんが少ないのは、あまり加工しない大豆を多く食べている
ためだと言われている。
効果があるという。色、苦み、辛味、渋みは作物の表面に集まる。
したがって皮ごと食べるのが良い。米や麦もあまり精白しないのが良い。
日本人に前立腺がんと乳がんが少ないのは、あまり加工しない大豆を多く食べている
ためだと言われている。
さて葉緑素にはMg、ヘモグロビンにはFe が必須である様に、微量な無機栄養素として
ミネラルが、植物・動物にとって重要な意味を持っている。
ミネラルが、植物・動物にとって重要な意味を持っている。
カルシュウムCa は骨の材料としてだけでなく、筋肉にも含まれていて、脳からくる
電気信号で筋肉を収縮させる働きをする。亜鉛 Zn は傷の治療や味覚臭覚の働きを助ける。
銅 Cu は細胞の呼吸に必須。モリブデン Mo は植物が窒素を取り込む役をする。
電気信号で筋肉を収縮させる働きをする。亜鉛 Zn は傷の治療や味覚臭覚の働きを助ける。
銅 Cu は細胞の呼吸に必須。モリブデン Mo は植物が窒素を取り込む役をする。
リン P は骨・歯やDNA・細胞膜の材料であるだけでなく、体内でのエネルギー利用・
貯蔵に寄与する。
ミネラルは通常岩石に含まれ、酸化物として、水に溶けない化学的に安定な状態で
存在している。ところが土の中にいる土壌細菌や菌類(キノコ)が酵素と酸をだし、
水溶性に変えるため、植物が吸収できる様になる。
土を使わない水耕栽培や、農薬で無菌状態になった大規模農地の場合、
微生物の働きがなく、ミネラル不足に陥ることになる。
存在している。ところが土の中にいる土壌細菌や菌類(キノコ)が酵素と酸をだし、
水溶性に変えるため、植物が吸収できる様になる。
土を使わない水耕栽培や、農薬で無菌状態になった大規模農地の場合、
微生物の働きがなく、ミネラル不足に陥ることになる。
動物の場合は、腸内細菌がこの働きをする。もし腸内細菌が不足していると、
煮干の骨を食べても Ca として吸収できない。放し飼いの鶏は土中のミミズをつつき、
腸内細菌を補充する。哺乳類動物は出産の際、母親の産道で細菌を受け取り、
その後食べ物から補充される。
煮干の骨を食べても Ca として吸収できない。放し飼いの鶏は土中のミミズをつつき、
腸内細菌を補充する。哺乳類動物は出産の際、母親の産道で細菌を受け取り、
その後食べ物から補充される。
17世紀末パスツール・コッホ・北里らが、病気の原因が細菌であることを突き止めた。
そして今、コロナウイルスが猛威をふるっている。
このため、細菌やウイルスは悪者だというイメージが定着してきた。作物に虫がついたり、
病気になったら、農薬を使って無菌状態にしようという農業が、
これまでの農業の主流となってきた。
そして今、コロナウイルスが猛威をふるっている。
このため、細菌やウイルスは悪者だというイメージが定着してきた。作物に虫がついたり、
病気になったら、農薬を使って無菌状態にしようという農業が、
これまでの農業の主流となってきた。
ところが一旦農薬と肥料を施してしまうと、収量は上がるが、その後農薬を止める
ことができなくなる。昆虫や鳥もいなくなり、人間の健康にも影響を及ぼす(発達障害)。
ことができなくなる。昆虫や鳥もいなくなり、人間の健康にも影響を及ぼす(発達障害)。
植物は本来、身体の表面に苦味・辛味・渋みをつけて草食の動物から身を守ったり、
病原体を撃退する物質(ファイトケミカル)を用意したり、
害虫の天敵となる益虫を呼び寄せる花を咲かせたりして、身を守るすべを身につけてきた。
山の中の自然本来のフカフカの土で育ったリンゴは、農薬も肥料も不要でリンゴ本来の味を
取り戻したという報告がある(“奇跡のリンゴ”石川拓治、幻冬社)。
病原体を撃退する物質(ファイトケミカル)を用意したり、
害虫の天敵となる益虫を呼び寄せる花を咲かせたりして、身を守るすべを身につけてきた。
山の中の自然本来のフカフカの土で育ったリンゴは、農薬も肥料も不要でリンゴ本来の味を
取り戻したという報告がある(“奇跡のリンゴ”石川拓治、幻冬社)。
動物の場合、病気と戦う力(免疫力)が植物から引き継がれる。腸内のビフィズス菌が
作る醋酸(=酢酸)が、免疫細胞に働きかけて、免疫グロブリンを生成する。
これが口や鼻に移動して、外から侵入してくる病原体と闘う。
作る醋酸(=酢酸)が、免疫細胞に働きかけて、免疫グロブリンを生成する。
これが口や鼻に移動して、外から侵入してくる病原体と闘う。
下水道が完備して畑に下肥を使わなくなり、お腹に回虫がいなくなったら、花粉症や
アトピー性皮膚炎が増えたという報告がある(“笑うカイチュウ”藤田浩一郎、講談社)。
アトピー性皮膚炎が増えたという報告がある(“笑うカイチュウ”藤田浩一郎、講談社)。
植物の細胞膜を形成しているのは、周囲と反応しやすい不飽和脂肪酸である。
これが動物に食べられると、動物の免疫作用の ON・OFFを司ることになる。米・豆など
タネ類の脂肪酸は ON、葉緑体の脂肪酸は OFF のスイッチを入れる。
これが動物に食べられると、動物の免疫作用の ON・OFFを司ることになる。米・豆など
タネ類の脂肪酸は ON、葉緑体の脂肪酸は OFF のスイッチを入れる。
スイッチが ON のままだと、免疫系が暴走状態となり、外敵だけでなく、
自分自身をも傷つける。したがって両者のバランスが重要である。
牧草地で生きた草を食べた牛は、健康で病気に対する免疫力を持っている。
しかし牧草を干し草にしてしまうと、葉緑素が消え、OFF作用も消える。
自分自身をも傷つける。したがって両者のバランスが重要である。
牧草地で生きた草を食べた牛は、健康で病気に対する免疫力を持っている。
しかし牧草を干し草にしてしまうと、葉緑素が消え、OFF作用も消える。
干し草や配合飼料(タネ類)だけで飼育された牛は、成長は早いが、
病気に対する抵抗力が弱い。抗生物質を与えると、腸内細菌も死滅する。
鶏舎飼いで配合飼料だけの鶏は、インフルエンザなどに抵抗出来ない。
病気に対する抵抗力が弱い。抗生物質を与えると、腸内細菌も死滅する。
鶏舎飼いで配合飼料だけの鶏は、インフルエンザなどに抵抗出来ない。
たね由来の脂肪(トウモロコシ、大豆、オリーブなど)やマーガリンは肥満に
繋がりやすい。緑の野菜由来の脂肪(牛乳、卵)や、クルミ、
魚(鮭、鯖、イワシなど)の脂肪は肥満の心配がなく、成人病を抑制し、
コロナウイルスにも免疫力があるという。
繋がりやすい。緑の野菜由来の脂肪(牛乳、卵)や、クルミ、
魚(鮭、鯖、イワシなど)の脂肪は肥満の心配がなく、成人病を抑制し、
コロナウイルスにも免疫力があるという。
以上、何万年と続いてきた生命の連鎖の神秘は奥深く、容易にうかがい知る
ことができない。微生物は我々にとって、時に害となったり、益となったりする。
微生物と共存し、そのバランスを図ることが大切なのだろうと思う。
ことができない。微生物は我々にとって、時に害となったり、益となったりする。
微生物と共存し、そのバランスを図ることが大切なのだろうと思う。
畑も自然の山林の様に微生物の住処となるよう、表面を常に作物や雑草や落ち葉で覆い、
保湿・保温を心がけ、過度な耕起は控えたほうが良いと言われる。 (文・高橋寛氏)
保湿・保温を心がけ、過度な耕起は控えたほうが良いと言われる。 (文・高橋寛氏)
非常戒厳令を宣布と内乱罪。
2024-12-10
尹錫悦大統領が12月3日に非常戒厳令を宣布した。
これには韓国国民全員が驚愕した。
すぐに国会にて戒厳令無効の表決がなされ
大統領は戒厳令を解除した。
戦争状態でもないのに戒厳令などというものを
持ち出したことに対して「内乱罪」の適用が話題となっている。
これには韓国国民全員が驚愕した。
すぐに国会にて戒厳令無効の表決がなされ
大統領は戒厳令を解除した。
戦争状態でもないのに戒厳令などというものを
持ち出したことに対して「内乱罪」の適用が話題となっている。
国会は12月10日、本会議を開き
「違憲的非常戒厳宣言を通じた内乱行為の真相究明
のための特別検事の捜査要求案(常設特検案)」を上程し、
在席287人のうち賛成210人、反対63人、棄権14人で通過させた。
常設特検案は尹大統領の戒厳宣布行為を内乱と規定し、
尹大統領を「内乱の首領」と明示している。
捜査対象にはユン大統領とキム・ヨンヒョン元国防部長官、
パク・アンス戒厳司令官、
国務会議に参加して戒厳宣布を審議した国務委員などの他に、
ハン・ドクス首相とヨ・インヒョン元防諜司令官、
国民の力のチュ・ギョンホ院内代表が含まれている。
尹大統領を「内乱の首領」と明示している。
捜査対象にはユン大統領とキム・ヨンヒョン元国防部長官、
パク・アンス戒厳司令官、
国務会議に参加して戒厳宣布を審議した国務委員などの他に、
ハン・ドクス首相とヨ・インヒョン元防諜司令官、
国民の力のチュ・ギョンホ院内代表が含まれている。
常設特検は、一般の特検と違って、大統領が再議要求権
(拒否権)を行使することはできない。
このため、本会議の議決は即時に実施できるが、
尹大統領が特検を任命しなければ、
特検の発足が見送られる可能性もある。
民主党は「明白な法律違反」として、こうした場合、
尹大統領の弾劾事由に追加するという計画だ。
[東亜日報参照]
ユン・ソンヨルの戒厳令宣言はいかに味方しようとしても
やってはいけない行為だった。
残念でしかたがない。
ユン・ソンヨルの没落に反比例して
(拒否権)を行使することはできない。
このため、本会議の議決は即時に実施できるが、
尹大統領が特検を任命しなければ、
特検の発足が見送られる可能性もある。
民主党は「明白な法律違反」として、こうした場合、
尹大統領の弾劾事由に追加するという計画だ。
[東亜日報参照]
ユン・ソンヨルの戒厳令宣言はいかに味方しようとしても
やってはいけない行為だった。
残念でしかたがない。
ユン・ソンヨルの没落に反比例して
反日をかかがる野党がこれ以上ないほど傲慢な態度となっている。
彼らの横暴が堂々とまかり通るこの社会が
実にうっとうしい空気になっている。
なんとかしないといけない。
赤い韓国にならないように祈るしかない。
彼らの横暴が堂々とまかり通るこの社会が
実にうっとうしい空気になっている。
なんとかしないといけない。
赤い韓国にならないように祈るしかない。
ヘリコプター親。
2024-12-03
韓国のある証券会社の部長、パク・ユジンさん(仮名・46)
成人会社員が子供の会社生活まで介入する
1990年代初めに誕生した概念である「ヘリコプター親」
情報通信(IT)分野のある大企業チーム長は
また別の大企業人事チームの採用担当課長は「入社試験に
ある金融会社の部署長も「家族旅行計画をうっかりして
企業人事担当者約580人余りが集まったカカオトークオー
10月、あるカカオトークルームでは「無断退社した
「父親が代わりに辞職届の内容を書いた」などの
ある会計法人ではチーム長は新入会計士の母親から
採用公告が出れば、両親が問い合わせてくるのは
国内のある流通大企業の人事担当者は「COVID-19期間
ある採用代行会社の関係者は「面接の時に両親がつい
成人になった後、職場・結婚など重要な人生の決定
国会立法調査処のホ・ミンスク調査官は
大韓精神健康医学科のチョン・チャンスン理事
は最近、新入社員の母親から電話を受けた。
「うちの子が顧客応対を苦しがって実績目標を負担に思って
いるので営業部から他の部署に移してほしい」という話だった。
最初は両親が電話をかけたということが信じられず、
ボイスフィッシングを疑って「間違い電話ですね」と言った後、
電話を切った。
パク氏は再びかかってきた電話を受けてやっと本物であること
を知って慌てたという。
今年初め、国内流通大手人事チーム課長のパク・ソヒョンさん
(仮名・41)は、社員の父親が送った長文の手紙を受け取った。
A4用紙4枚分の手紙は「留学に行くという息子が会社を辞められ
ないように防いでほしい」というのが要旨だった。
父親の手紙には「課長が息子に苦労させたため息子が辞めたい
って言っているのではないのか」と脅しに似たくだりも書かれ
ていた。
成人会社員が子供の会社生活まで介入する
「過剰養育(overparenting)」両親が増えている。
親が子供の休暇日程、年俸交渉、部署配置まで子供の会社の
ことにいちいち口出しするやり方だ。
不都合なコミュニケーションを避ける子供の代わりに、
両親が職場の上司や人事チームと問題を解決してやると乗り
出す場合も多い。
1990年代初めに誕生した概念である「ヘリコプター親」
(青少年の子供の頭の上をうろつき、すべてのことに干渉する
親)の過保護が成人会社員の子供にまで拡張された格好だ。
情報通信(IT)分野のある大企業チーム長は
「社員の父親が『地方に祭祀(ジェサ=先祖の命日などに
行われる韓国式の行事)を行ないに行かなければならないん
だけどうっかり半休を取れなかったらしい、どうか急いで
処理してくれ。よろしく頼む』と言った」と話した。
また別の大企業人事チームの採用担当課長は「入社試験に
落ちた志願者の母親が『我が子のスペックがこんなにも良
いのに合格させないのか』と問い詰めてきた」と伝えた。
ある金融会社の部署長も「家族旅行計画をうっかりして
休暇計画を見ないで立ててしまった、ついてはこの日程で
調整してほしい」という電話を受けたと話した。
企業人事担当者約580人余りが集まったカカオトークオー
プンチャットルームでも後日談が続出した。
10月、あるカカオトークルームでは「無断退社した
新入社員の両親が『子供がよく知らなかったからです。
もう一度会社に通えるようにしてもらえないかと言ってきた」
「父親が代わりに辞職届の内容を書いた」などの
エピソードが上がってきた。
ある会計法人ではチーム長は新入会計士の母親から
「退勤後に塾に行かなければならないのに残業が
こんなに多くて困っている」という抗議電話がかかって
きたという。
新入社員の採用過程では大学入試より親の介入が
頻繁に・広範囲に起きている。
採用公告が出れば、両親が問い合わせてくるのは
日常茶飯事で、入社説明会に代わりに参加することも
あるほど。
国内のある流通大企業の人事担当者は「COVID-19期間
にオンライン仮想空間で『メタバース採用説明会』を
開くと、両親からどのように入場するのかという問い
合わせ電話を数十通受けた」と話した。
ある採用代行会社の関係者は「面接の時に両親がつい
てきて控え室に一緒に入ろうとしたり『いつ終わるの
か』と尋ねることが最近は公開採用の度の定番になっ
てきている」と伝えた。
成人になった後、職場・結婚など重要な人生の決定
から日常生活に至るまで親に依存するいわゆる
「大人カンガルー族」が多いという意味だ。
専門家たちは両親に依存し続ける未成熟な成人が
増えるのは社会的・心理的要因が複合的に作用した
結果だと分析している。
国会立法調査処のホ・ミンスク調査官は
「社会的には出生児急減で両親の関心が一人の子供に
集中し、低成長長期化で両親世代より経済力が落ちた
初めての子供世代が登場した」として
「その結果両親が成人の子供を世話し続けることが
一つの社会現象・文化現象になっている」と分析した。
大韓精神健康医学科のチョン・チャンスン理事
(精神健康医学科専門医)は「子供に対する不信と不安
を持った両親は子供の人生に過度な介入をすることに
なり、このような両親の過剰世話に慣れてしまった
子供は、成人になってもすべての問題を両親に頼って
簡単に解決しようとする性向を持つようになる」とし、
「このため心理的で未成熟な『大人の子供』が組織内
のコミュニケーションのようなやりにくく不都合な
ことを両親が代わって解決しようとする」
と説明した。[中央日報参照]
大企業の金。
2024-11-30
「お母さん、ぼく、病気が治って大人になったらKTXの運転手になりたい。」
慶尚北道亀尾市(キョンサンブクド・クミシ)に住む5歳の
ジハン君は最近母親に言ったことばだ。ジハンは昨年5月、
お腹が痛いと言うので近くの大学病院の救急室に行った。
そこで「すぐに大きな病院に行きなさい」と言われてソウル
大学病院に行くことになった。
1か月後、急性リンパ芽球白血病の診断を受けた。全ゲノム
検査(すべての遺伝子を検査)の結果、治療が難しい高危険群
であることがわかった。
ジハンの母親イム・ミギョンさん(45)は「考えてもみなかっ
た白血病であるうえ治療も難しいなんて、頭が白くなってし
ばらく何も考えられなかった」と話した。
抗がん治療を数え切れないほど繰り返すことになった。
高熱が出て、肝臓の数値が急激に跳ね上がって輸血したりも
した。母親はジハンといっしょにほぼ毎週ソウル行きのKTX
に乗り、父親は弟(3)の面倒を見るため職場を辞めること
になった。
ジハン君は最近母親に言ったことばだ。ジハンは昨年5月、
お腹が痛いと言うので近くの大学病院の救急室に行った。
そこで「すぐに大きな病院に行きなさい」と言われてソウル
大学病院に行くことになった。
1か月後、急性リンパ芽球白血病の診断を受けた。全ゲノム
検査(すべての遺伝子を検査)の結果、治療が難しい高危険群
であることがわかった。
ジハンの母親イム・ミギョンさん(45)は「考えてもみなかっ
た白血病であるうえ治療も難しいなんて、頭が白くなってし
ばらく何も考えられなかった」と話した。
抗がん治療を数え切れないほど繰り返すことになった。
高熱が出て、肝臓の数値が急激に跳ね上がって輸血したりも
した。母親はジハンといっしょにほぼ毎週ソウル行きのKTX
に乗り、父親は弟(3)の面倒を見るため職場を辞めること
になった。
ソウル大学病院小児青少年科のカン・ヒョンジン教授は
「ジハンの事例は移植を受けても再発の可能性が高く、
そうなると生存率が30%未満に落ち、選択肢がほぼなくなる」
と説明した。
全ゲノム検査がなければ、このような事実さえ知ることがで
きないのだった。幼い年齢で造血幹細胞(骨髄)移植を受けると、
永久不妊・脱毛などの合併症を患う恐れが大きいのだった。
「ジハンの事例は移植を受けても再発の可能性が高く、
そうなると生存率が30%未満に落ち、選択肢がほぼなくなる」
と説明した。
全ゲノム検査がなければ、このような事実さえ知ることがで
きないのだった。幼い年齢で造血幹細胞(骨髄)移植を受けると、
永久不妊・脱毛などの合併症を患う恐れが大きいのだった。
カン教授はCAR-T(カーティー・キメラ抗原受容体T細胞)治療が
最善だという判断を下した。カーティーは遺伝子細胞治療だ。
患者の血液から取り出した免疫細胞(T細胞)の遺伝子を操作して、
特定のがん細胞を敵と認識して攻撃できるようにし、これを
培養して患者に注入するのだ。
一度の注射で治療が終わり、免疫細胞がガン細胞だけを正確
に攻撃する。現在、世界的に使用中のカーティー治療剤は7種類
だが、韓国国内ではノバルティスのキムリアだけが承認されて
いる。費用が4億ウォン台に達したが、2022年に一部の患者に
健康保険が適用され、600万ウォン台に落ちた。
最善だという判断を下した。カーティーは遺伝子細胞治療だ。
患者の血液から取り出した免疫細胞(T細胞)の遺伝子を操作して、
特定のがん細胞を敵と認識して攻撃できるようにし、これを
培養して患者に注入するのだ。
一度の注射で治療が終わり、免疫細胞がガン細胞だけを正確
に攻撃する。現在、世界的に使用中のカーティー治療剤は7種類
だが、韓国国内ではノバルティスのキムリアだけが承認されて
いる。費用が4億ウォン台に達したが、2022年に一部の患者に
健康保険が適用され、600万ウォン台に落ちた。
しかし、ジハンはキムリア健康保険の適用対象に含まれなかった。
カン教授は「キムリアはがん細胞が骨髄の5%以上を占める再発性
・治療不応性患者にのみ保険が適用され、ジハンのような患者は
死角地帯に陥ることになっている」と述べた。健康保険が適用さ
れず、キムリアを使う場合には数億ウォンがかかる。
カン教授は「キムリアはがん細胞が骨髄の5%以上を占める再発性
・治療不応性患者にのみ保険が適用され、ジハンのような患者は
死角地帯に陥ることになっている」と述べた。健康保険が適用さ
れず、キムリアを使う場合には数億ウォンがかかる。
幸いなことに、ジハンのカーティー治療費とゲノム検査は、
サムソンの李健煕(イ・ゴンヒ)前会長の遺族が2021年5月に寄付
した3000億ウォンから出ることになった。
ジハンは4月、ソウル大学病院が独自生産したカーティー治療剤を受
けることになった。母親のイムさんは「カーティー治療を受けて熱が
少し出たけど、他の後遺症はない」と話した。ジハンは以後7か月間、
微細残存癌検査(血液に残った癌細胞を探す検査)を受けたが、
ずっと「0」を維持している。
イムさんは「昨年、家族全員が毎日泣いたが、カーティー治療のおかげ
で少しずつ日常に戻っている」として「微細残存癌検査が非常に高く、
カーティー治療は考えられなかったが、大きな恩恵を受けた。李健煕
前会長に感謝する」と語っている。ジハンはもう体具合いの悪くない
明日を夢見ることができるようになった。
サムソンの李健煕(イ・ゴンヒ)前会長の遺族が2021年5月に寄付
した3000億ウォンから出ることになった。
ジハンは4月、ソウル大学病院が独自生産したカーティー治療剤を受
けることになった。母親のイムさんは「カーティー治療を受けて熱が
少し出たけど、他の後遺症はない」と話した。ジハンは以後7か月間、
微細残存癌検査(血液に残った癌細胞を探す検査)を受けたが、
ずっと「0」を維持している。
イムさんは「昨年、家族全員が毎日泣いたが、カーティー治療のおかげ
で少しずつ日常に戻っている」として「微細残存癌検査が非常に高く、
カーティー治療は考えられなかったが、大きな恩恵を受けた。李健煕
前会長に感謝する」と語っている。ジハンはもう体具合いの悪くない
明日を夢見ることができるようになった。
「カーティー治療剤」は、カン教授とソウル大学病院研究チームの17年間
の執念の作品だ。カン教授は師匠であるキム・ジュンゴン、キム・ソン
ヨン教授などと共に2007年にカーティー研究にとりかかった。
2021年に国内初の高危険先端再生医療の臨床研究で承認を受け、2022
年に国家研究費の支援を受けた。「カーティー治療剤は、研究者主導の
臨床試験治療(患者5人)で終わるところだった。李健煕寄付金のおか
げで現在も続いている。カン教授は「国家研究でやってきたことが寄付
金の恩恵を受けて拡大し、花を咲かせることになった」と話した。
[中央日報参照]
の執念の作品だ。カン教授は師匠であるキム・ジュンゴン、キム・ソン
ヨン教授などと共に2007年にカーティー研究にとりかかった。
2021年に国内初の高危険先端再生医療の臨床研究で承認を受け、2022
年に国家研究費の支援を受けた。「カーティー治療剤は、研究者主導の
臨床試験治療(患者5人)で終わるところだった。李健煕寄付金のおか
げで現在も続いている。カン教授は「国家研究でやってきたことが寄付
金の恩恵を受けて拡大し、花を咲かせることになった」と話した。
[中央日報参照]
「👩🦰おこげばあさんの家」
2024-11-21
田舎の家だった私は
高校3年間ずっと自炊をしました。
月末あたりです、
家で送ってくれたお金がなくなったら、
ラーメンで夕食を解決したりしました。
そうしていて飽きたら、
学校の前にある「ご飯おばあちゃんの家」で
ご飯を食べました。
おばあさんの家にはいつもご飯の他に真っ黒な釜に
おこげがぐつぐつ煮えていました。
おばあさんはこんなふうに
おっしゃったりしました。
「今日もご飯を焦がしてしまっておこげが多いです。
ご飯だけでお腹がいっぱいにならないときは、
思う存分すくって食べていいよ。
思う存分すくって食べていいよ。
このご飯、なんでこんなにもよく焦げるんかね。」
私はお金を節約するため、
いつも友達とご飯一杯を注文しておいて、
おこげ2杯を軽くたいらげました。
あの頃は、幼い年で食べてもすぐまた
お腹が空く年ごろじゃないですか。
さて、ある日はびっくりしました。
おばあさんがあまりにも年取ったせいか、
お釣りを元々差し上げたお金よりもっとたくさん
出してくださるんです。
お金もないのによかったです。
今回一度だけ目をつぶって知らないふりをしよう。
お婆さんは私よりお金が多いですから。
そのように1回、2回と延期するようになりました。
おばあさんの錯覚かミスか、不器用なおつり渡しが続くと
私も当然のようにポケットに
小銭をためることになりました。
そうすること数か月、
ある日、おばあさんの家にはシャッターが下ろされました。
降りたシャッターはなかなかまた上がりませんでした。
数日後の朝礼の時間でした。
先生が深刻な顔で壇上にお上がりになりましたが、
断固とした声でおっしゃいました。
「皆さん、目を閉じてください。
学校の前のご飯おばあさんの家でご飯をべて、
お釣りを間違ってもらった人は手を上げなさい。」
一瞬、私はドキッとしました。
私たちはお互いを見つめながらガサガサと音を立てながら
手を挙げました。
「多いことも多い、半分以上です。」
先生は沈鬱な声で言いました。
「ご飯屋のおばあさんが亡くなりました。
お祖母さんが息子に残した遺言状によりますと
お祖母さんの全財産を学校の奨学金に使ってと
言っていたそうです。そして、、、」
先生はしばらくポーズをおいてから
「その息子さんから聞いた話ですが、
お釣りは自炊をしたり、お金がなさそうに見えた
学生たちにわざともっとくださったそうです。
そして、、、
朝方から起きて、その日に作るおこげのために
ご飯をわざと焦がしたそうです。
そうしてこそ、子どもたちが気楽に食べるんですよ…」
その日、学校が終わってから下校するとき、
特に「ご飯おばあちゃんの家」という看板が
大きく目に入ってきました。
私は固く閉ざされたシャッターの前で、わんわん泣いてしまいました。
「おばあさん、すみません。
ほんとうに、すみません。
おばあさんが作ったおこげは
世の中で最高でした、、、」
最近の世の中を見ると、総選挙を控えて
国会議員出馬の弁がすべて一様に
ひたすら国民のために働きます、
ひたすら自分だけがその仕事ができるということを
口に泡を立てて騒ぎます。
犬が草を食べている音です。
当選した瞬間から国民の上に君臨し
上から目線で
自分の利益を奪い取ろうとする戦いだけを
やってるじゃないですか。虚構です。
ご飯屋のおばあさんのように
学生たちを知って、国民の心を本当に
考えている候補がいますか。
もう一度よく見て、考えてみなければなりません。
祈りをたくさんしなければなりません。
本当に国民に仕えることができる
そんな善良な人々に祝福を与えてほしいと。
おこげおばあちゃんみたいな方を送ってほしいと。
インターネット掲示板からの引用
お焦げにたっぷりの水をいれて煮て食べるのは
今でもこちら韓国ではたまに食堂などで見られる。
それも結構高級目の食堂でやってるところがある。
メインの食事を終えて最後の締めくくりとして
このお焦げスープ(ヌルンジ)をいただく。
これもかなりおいしいものだ。
筆者の幼き頃も我が家ではお焦げにお湯を満たして
締めくくりとして飲んだりもしていた。