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アートフェアーフリーを成功させた0000(オーフォー)ギャラリーが狙う次のターゲット
アートを取り巻く現状に一石を投じる試みとして、多くの関係者に賛否両論を巻き起こしたイベントから1ヶ月。今回はその舞台を京都に移して開催される「¥2010exhibition」。次の標的は、最近の美術市場の流行を取り入れたホテル型イベント「アートフェア京都」。
全国より30以上の画廊が集い、ホテルのワンフロアーを借り切って行われるイベントに参加するためには、入場料兼作品購入時のデポジットとして2000円が必要となる。それに対する皮肉として、この2010年に、あちらより10円だけ高い2010円で作品購入できる展覧会をしようというのが今回の狙い。
出品作家はアートフェアフリーでも出品したアーティストを初め、京都、東京を中心に全国から36名の作家の160点が並ぶ。日頃はアートを鑑賞するだけの人、まだ作品を購入したことがない人など、一人でも多くの人にアートを所有する歓びを知ってもらいたいという展覧会。
ある意味無謀ともいえるこれらの企画に、多くの若手アーティストが出品するのは、0000ギャラリーの幅広い人脈と、彼らなら新しい何かをアート世界にもたらしてくれるという期待値の表れだといえる。京都で起きているアートシーンの動きを知るためにも、このイベントは見逃せない!
開催日時:2010年5月7日(金) Opening Party 18:00 open-24:00 close
8日(土) 12:00 open- 22:00 close
9日(日) 12:00 open- 22:00 close
場所:0000 Gallery
0000ギャラリー『2010 exhibition -Spring 2010』のページ
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