沢田マンション（高知県/高知市）

　「日本の九龍城」「軍艦島マンション」などと呼ばれ、建築物愛好家などの間では有名な「沢田マンション」（高知県・高知市）。建築には素人の沢田嘉農氏（故人）夫妻が独学かつ自力で作った地下1階・地上5階建ての鉄骨鉄筋コンクリート構造の建築物です。

　1971（昭和46）年に建設を開始、3期の工事を経て1985（昭和60）年にはほぼ現在の規模に近い形に仕上がりました。2003（平成15）年の沢田嘉農氏逝去以降は増築は行われていませんが、今も多くの住民が生活を営んでいます。

　かねてよりネット上で複雑怪奇に伸びる通路や屋上に広がる庭園などを見るにつけ、いつか実物を見てみたいと強く願っていたところ、2024（令和6）年6月にその機会を手にすることができました。その時の様子をコメントなしで順にご紹介したいと思います（公式ＨＰのガイドラインに基づき見学）。

　