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JR西日本419系電車

 JR西日本の419系電車は、国鉄時代末期の1985(昭和60)年、寝台特急の衰退により余剰となった581・583系電車を改造して登場した近郊型電車です。

 登場時は長期間使用する予定ではなく、改造も必要最小限にとどめられた結果、前後で異なる形の先頭部分や寝台用車両の名残を強く感じさせる車内など、非常に趣のある車両となりました。

 同じコンセプトで登場した九州地区や仙台地区の車両が10年程度で早々に新型車両に置き換えられたのに対して、北陸地区に投入された419系電車は登場から約25年もの長い間活躍を続け、2011(平成23)年の春、ついに現役を引退します。

 ▼419系電車。正面から見ると昔よく走っていた特急型車両と何も変わりありませんが…。
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 ▼反対に回ると、先頭の形が違います。特徴的な断面からついたあだ名が「食パン電車」。
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 ▼高い天井や収納されたままのベットなど、寝台用車両の名残を強く感じさせる車内です。
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 ▼このせまい扉が通勤通学時間帯の遅延を招くなど、近郊型電車として多くの問題点がありました。
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 ▼寝台特急としての登場から40余年。役割を変え走り続けましたが、ついに姿を消します。
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 訪問日:2008年3月

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