君は何故 君は何故 TOYを買い続けるのか 三十路を過ぎて
中学生時代 からプラモ中心だった趣味に転機が訪れたのは高校に入学して間もなく。「06R」というキーワードから話が弾んでできた友人からDXポピニカ・シャリンガータンクを見せてもらい、その精密さに、テスター2号機以来から持っていたポピニカのイメージがガラリと変わりました。
その友人のお陰でもう一つ変わったのが、特撮の見方。うまい説明が見つかりませんが、“話も見る”と言えば良いでしょうか。ウルトラセブン等にも、「そんなところをそんな風に観たこと無いや」と、目から鱗が43枚は落ちる思いでした。
そんなこんなで、シャリバンやバイオマンを通じて友人たち付き合ううちに、当時たまたま再放送で観た「スパイダーマン」が何故か気に入って、勢いでDX超合金レオパルドンを買ってしまう有様。本放送時も観ていたんですけどね。あんな「マシーンベムが巨大化したらソードビッカーで終わりやん」な内容のどこが・・・?と(今でも)思うのですが、25分の尺でそんな2、3分の部分だけ見て全てを語るのはどうかとも思う訳でして。先日も友人らと「鉄十字キラー、スパイダーマン!」は良いとして、「キノコ狩りの男スパイダーマン!」はどうよ?等と口上で盛り上がる中、宮内氏演ずる子連れ刑事の存在をふと思い出したりと、話題は膨らむばかり。
こうして今尚こんなことをやっているのは、「小学校に入ったら怪獣は卒業。」「中学に入ったらおもちゃは卒業。」「高校に入ったらプラモは卒業。」学年の節々でこう言われてきたことで、抑鬱を払拭できずにきた為なのかもしれません。
歳相応に観るものや遊ぶものを変えなくてはならないのではなく、歳相応に見方や遊び方を変えていれば良いのではないでしょうか。
いやいや、気が済むまで好きにやりゃあ良いんだよ。好きにやりゃあ。
「いい歳しておもちゃを買う男、スパイダーマン!!」
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