読み終わったミステリについてコメント。でも最近は脇道にそれぎみ。 このブログは水樹奈々さんを応援しています。

JR福山駅前の洋食屋さん「ともんちゃ」のオムかつセット 

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ともんちゃ



 ともんちゃはJR福山駅前にある洋食屋さん。
 ハンバーグやポークソテー、オムライスなど色んな洋食を提供しています。
 ご飯ものメニューとして焼きめしもあるのがユニークです。


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オムかつセット 1,400円



 当店の看板メニューは、何と言ってもオムかつです。メニューに一番大きく載っています。
 オムかつは、単品とセットの2種類があって、この日はオムかつセット(1,400円)にしてみました。

 オムかつセットは、オムライスの上にデミかつが乗ったワンプレートに、スープとサラダが付いたセットメニュー。
 デフォルトではオムライスにケチャップが掛かっていますが、これをデミグラスソースに変更すると50円アップの1,500円になります。
 とはいえ、デミかつの方にはデミグラスソースがもともと掛かっているので、変化をもたせる意味でもケチャップのままが個人的にはおすすめです。
 スープは「お味噌汁」と「わかめスープ」の2種類から選択可能。わたしは「わかめスープ」にしてみました。

 デミかつは薄めのとんかつがカリッと揚がっていて食感が楽しい一品。オムライスのふっくら玉子と相性バツグンです。
 オムライスの方は比較的ボリュームが有って、全体としても満腹感のある一皿です。


 店内はテーブル席のみ。カウンター席もあるようでしたが開放していない感じでした。
 2階にも席があるみたいなので、結構お客さんは入れるのではないかと思います。
 とはいえやはり少人数向きで1~2人でいくのがベストなサイズ感です。

 福山駅の構内にも飲食店が多くありますが、訪問する人数が多くないのであれば、このともんちゃも十分ランチ候補に入っても良いのでは無いかと思います。福山駅南口~天満屋の間の路地にあるので、福山駅から歩いてすぐです。






関連ランキング:洋食 | 福山駅


 
[ 2025/01/13 03:36 ] 【グルメ】 | TB(0) | CM(0)

映画「アビゲイル」 

アビゲイルアビゲイル
1時間49分
2024
メリッサ・バレラ (出演), ダン・スティーヴンス (出演), マット・ベティネッリ=オルピン (監督)

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点数 4.0 ★★★★☆



 【内容紹介】

 大富豪の娘で12歳のバレリーナを誘拐した犯罪グループ。5,000万ドルの身代金を手に入れるため、残された仕事は郊外の豪邸で少女の身柄を一晩監視するだけ。だがこの少女の正体、実はバレリーナ・ヴァンパイア(踊る吸血鬼)。監禁されたのは人質ではなく誘拐犯だった。誰が何のために?返り討ちにあった彼らは、24時間のサバイバルに耐えられるのか?





 たいへん面白かったです。
 2024年公開のホラー映画で、ホラー映画ファンの間で結構話題になっていた作品。個人的にホラーはちょっと苦手なのですが、シチュエーションが面白そうだったので観てみました。
 犯罪者グループが大富豪の娘を誘拐するところから本作が始まります。犯罪者グループはお互いの素性を知らされておらず、さらにはターゲットの娘の素性までもが知らされていない、知らないづくしの少し変わった開幕です。ところが前半部分で、とんでもない娘を誘拐してしまったと知るや、犯罪者グループと娘の立場が逆転。クローズド・サークルと化したお屋敷から24時間いかに生き延びるか、いかに脱出を試みるかのサバイバルゲームが始まります。
 誘拐犯(犯人側)と女の子(被害者側)の立場が逆転してしまう、というシチュエーションは誘拐もののミステリとしても比較的めずらしいし、このシチュエーションだけでミステリファンは興味をそそられるのではないかと思います。劇中で象徴的に登場するクリスティの『そして誰もいなくなった』など、若干ミステリファンの視聴者を意識した創りなのも嬉しいところです。
 ホラー映画ファンの感想を見ていると、ほとんどに「あんまり怖くない」という言葉が見られたのですが、しかし流血シーンは血肉が飛び散るシーンなどはふんだんに有り、「ホラー映画感」は強いです。そこがまたホラー映画ファンに受けているのだと思いますが、単純にグロテスクなシーンを並べているのではなく、洋館+クラシック音楽+バレリーナ+流血!と言った感じで、とてつもなく「美しい絵面」が完成されています。ホラー映画をあまり見慣れていないわたしとしては、めっちゃホラー映画!といったような、「ホラー映画みの強さ」に大きな満足度を感じました。

 二転三転する犯人側と被害者側の立場が面白いし、クローズド・サークル内での鬼ごっこがハラハラして楽しかったです。やっぱりホラー映画って手っ取り早く高揚感を味わえて良いですね。怖いばかりでなく、犯人グループも個性的なメンツばかりで、海外映画のためかどこかユーモラスなところもあって面白かったです。
 和製ホラーでは味わえない魅力の大きい一作でした。ホラー映画ファンは既にチェックされている映画だと思いますが、ここではミステリファンに強くおすすめしたいところです。「本格ミステリ」では無いにせよ、誘拐もの+ホラーとして楽しめることと思います。

[ 2025/01/11 23:26 ] 【映像】 | TB(0) | CM(0)

井上真偽「【ナゾノベル】引きこもり姉ちゃんのアルゴリズム推理」 

【ナゾノベル】引きこもり姉ちゃんのアルゴリズム推理 (ナゾノベルシリーズ)【ナゾノベル】引きこもり姉ちゃんのアルゴリズム推理 (ナゾノベルシリーズ)
2024/12/9
井上 真偽 (著), くろでこ (イラスト)

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点数 3.0 ★★★☆☆



 【内容紹介】

 オレの姉ちゃんは引きこもり。めったに風呂には入らないし、部屋は汚くてゴミだらけ。
 だけど「アルゴリズム」ってやつを使って、すごい推理をするんだ──。
 究極の論理思考「アルゴリズム」を駆使し、姉ちゃんが難事件を次々と解決する!




 かつて学校教育において実施された「ゆとり教育」は、今振り返ってみると完全に失敗だと考えるのですが、そもそも「ゆとり教育」って、それまで重視されていた「詰め込み教育」――知識量偏重型の教育方針を是正するために生まれたものです。この思考力を鍛える学習へ舵を切る方針は、個人的には狙いとしては間違っていないと思います。しかし、突然の方向転換に現場が混乱して上手くいかなかったのは、当時子どもだったわたしでも、机に向かって授業を聞きながらも実感したものです。わたしが中学時代(公立中学校)の時に、突然時間割に「総合的な学習の時間」なるものが発生し、教員らが何をして良いやら訳がが分からず、あたふた混乱していたのを思い出します。
 要は「ゆとり教育」とは、決してイコール「知識を詰め込まないこと」ではないはずで、「思考力を鍛える学習」にこそ「ゆとり教育」の真価があるはずです。本書では、そんな「ゆとり教育」を理想の形をわたしたちに見せてくれます。誰も彼もが訳も分からぬまま「ゆとり教育」を受け、大人になってみたら「ゆとり教育の弊害」だなんて馬鹿にされて、「ゆとり教育のバカヤロー!」と思っている人にこそ読んでほしい一冊で、当時の文部科学省が目指したと思われる教育がこの1冊に記されています。今現在も「総合的学習の時間」というものがあるのか分かりませんが、その時間にこの本を生徒(児童)に読ませておけば事足ります。

 タイトルにもあるように「アルゴリズム」が題材になっているのが本書の大きな特徴で、真相に到達するまでのプロセスを、数々のアルゴリズムを引き合いに出して解説していきます。真相の意外性よりも、謎を解くプロセスを最重要視しており、読者も主人公たちといっしょになって謎を解いていける物語の展開が工夫されています。
 対象年齢としては小学校高学年向けくらいでしょうか?対象年齢はかなり低めだと想像しますが、しかし本書で描かれるような、考え方や見方を工夫するだけで複雑に見えた問題がスッキリと単純化され整理される面白さは、理系的な思考方法だと思うし、こういった考え方は高校~大学などの数学でも必要とされるものです。小学生の早い段階でこういった考え方が身についていれば、文系・理系いずれへ進もうが大きなアドバンテージとなるし、下手に学習塾のテキストを読ませるよりも本書を読ませたほうがためになるのではないかと思います。

 カーナビや電車の乗り換えアプリによるルート検索が、決して魔法によって一瞬で算出されるわけではなく、その「魔法」のような速度と正確さが、確かな理屈の上で成り立っていることに気づけば、世界の見え方も変わることでしょう。理系YouTuberのヨビノリたくみさんも推薦しているようですが、「詰め込み教育」とは違う、「ゆとり教育」が真に目指した学習要領が本書にあるのではないかと思います。

 「数学なんて大人になったら使わねーし!」

 果たしてそうでしょうか?
 そう考えているチビッコは、本書をまず読んでほしいと思います。 



0:47あたりから『引きこもり姉ちゃんのアルゴリズム推理 』

[ 2025/01/10 19:00 ] 井上真偽 | TB(0) | CM(0)

倉阪鬼一郎「最後の駅 その他の鉄道短篇」 

最後の駅 その他の鉄道短篇最後の駅 その他の鉄道短篇
2024/11/14
倉阪 鬼一郎

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点数 3.0 ★★★☆☆



 【内容紹介】

  旅か所用か、目的はわからない。とにかく、夢のどこかに必ずあの灰色の橋が現れる。その理由はまったく判然としなかった。橋の向こう側にだれかがいるような気もした。顔のわからないものが、人とも断定できないものが橋の向こう側で待ち受けている。そんな気がしてならなかった。(「灰色の橋」より)
 幻想ホラー、ミステリ、ハートウォーミングな物語まで。鉄道にまつわる十篇を収録した、すべて書き下ろしの短篇小説集。電子オリジナル作品。




 倉阪鬼一郎さんの鉄道短編集です。
 倉阪さんってホラー作家としての顔以外にも、ミステリや時代小説、さらには俳人としての顔も持っていて、引き出し豊富な作家です。マラソンやトライアスロン、将棋、囲碁、作曲、など多趣味な方でもあります。『このミス』2025年版で初めて知ったのですが、昨年2024年に「JR完乗」を成し遂げられたとのことで、鉄道ファン(乗り鉄?)としての顔も持っておられるようです。
 そういった鉄道ファンとしての立場で書かれたのが本短編集で、鉄道を舞台にした短編が10編並びます。単なる旅情小説ではなく、幻想小説やミステリ、ホラーに俳句、さらには「奇妙な味」といった倉阪氏の魅力が存分にまぶされた短編ばかりなのが読んでいて心地良いです。10編と言っても、いずれもショートショート以上短編未満の軽いボリュームなので、サクッと読めるため、それこそ鉄道旅の途中で本書を読んでも楽しそうです。
 個人的にお気に入りはミステリ色の強い、第八話「2号車4D席」でしょうか。最後のサプライズが効いています。
 鉄道ファンならではの遊びが描かれた「Ωの幻影」なども、新鮮な面白みがあって好きです。
 鉄道を人々の「想い」を乗せる乗り物として、全編共通して描かれているのが素敵ですね。それを単純にハートウォーミングな物語へ振るのではなく、時には死者の想いとして描き、ホラー・幻想タッチに仕立てているのは作者の本領発揮でしょうか。

 面白かったです。電子書籍限定リリースなので、Amazonでポチってみてください。おすすめです。

[ 2025/01/09 19:00 ] 倉阪鬼一郎 | TB(0) | CM(0)

天満天神繁昌亭の新春特別公演へ行きました。 

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 こんにちは!
 管理人のウイスキーぼんぼんです。

 天満天神繁昌亭新春特別公演へ行きました。

 天満天神繁昌亭は、大阪天満宮のすぐ近くにある上方落語の定席です。
 毎日落語の公演を行っている寄席ですが、例年正月の三が日は特別プログラムが組まれており、いつもとは少し違う雰囲気が味わえます。


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 わたしが訪れたのは、正月三が日の最終日、1月3日の夜公演です。
 ちなみに新春特別公演は1日3回メンバーを変えて行われているので、計9回です。1月3日の夜公演はその最後の9回目になります。



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 大トリは、かつて『新婚さんいらっしゃい!』でお馴染みの桂三枝さん
 例年この新春特別公演は人気なので、今日も今日とて満員御礼。桂三枝さんが出るからかもしれません。
 比較的高齢の方が多い印象なのですが、桂三枝さんが出るためか、若い人もちらほら客席にいました。

 今回は色物として「新春大喜利」が行われ、この色物のみに出演する桂あおばさんがイケメンなので彼目的で来ている女性客もいそうです。


 午後6時からスタートしてたっぷり3時間。
 お客さんの反応を見ながら解答へ迫る、色物の「新春大喜利」が盛り上がりました。
 この正月の新春特別公演へは、これまで何度か足を運んでいるのですが、「大喜利」は初めて。お客さん参加型のステージは今ふうで良いのでは無いのかと思います。


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 演目は、最初の林家染八さんの「時うどん」で、年明けうどんを堪能します。
 もはや説明不要の分かりやすい演目のうえ、うどんということで年明けにぴったりです。

 桂文枝一門の桂三語さんは、師匠の創作落語「青い目をした会長さん」
 意図したことなのか分かりませんが、噺の舞台がうどん屋さんに設定されており、1つ前の演目の「時うどん」とつながりを感じます。
 商店街の会長さんが外国人に決まって、同じ商店街に住む日本人の男がモヤモヤする様子を描いた噺です。
 じつはその日本人の男も引っ越してきて数年で日が浅く、大きい顔は出来ないはずなのですが、いざ外国人の会長さんが挨拶にやってくると、てんやわんやして慣れない外国語を話そうとします。
 ところがその外国人の会長さんは、日本語は達者で、しかも誰よりも日本の文化に詳しく、「年越しそば」を主人公の男性を土産として置いていき幕が閉じます。
 たぶんオチの「年越しそば」は、この新春特別公演のためのアレンジだと思うのですが、すっかり廃れてしまった日本文化を日本人よりも愛している様子に、少し皮肉が効いており面白い内容でした。

 桂春若さんの「始末の極意」、桂春団治さんの「質屋芝居」
 仲入りと色物の「新春大喜利」を挟んで、後半の桂小文枝さんの「看板のピン」と桂文枝さんの「鯛」です。



桂文枝『鯛』
めっちゃ面白いんでいっぺん聴いてみて~



 桂小文枝さんの「看板のピン」も初めて聞く演目でしたが、これも「時うどん」と同じく詐欺の噺で、オチの方向性もなんだか似ています。
 トリの桂文枝さんの「鯛」は、何年か前にも聞いたことがあるのですが、オチは同じながらも、そこへ行き着くまでの展開がめちゃくちゃレベルアップしていて楽しいです。いけすの中の鯛になりきった桂文枝さんが面白く、ツッコミどころ満載の噺はお客さんを夢中にさせます。文字通りの「初笑い」をいただきました。ありがとうございます。

 個人的に今年は厄年なのですが、なんだかそれも吹っ飛んだような気がします。
 最後、トリの桂文枝さんの噺が終わった後に、そのまま締めの挨拶になったのですが、その時の桂文枝さんの言葉が印象的です。
 「M-1グランプリ」などの漫才では若い才能が注目を集めていますが、落語界にも負けずに若い噺家がおり、そういう若い噺家も応援してほしい、とのことです。
 年明けうどんに、メデタイ鯛!ありがとうございました。最近はこの新春特別公演の時にしか繁昌亭へ足を運んでいないのですが、通常営業の時にももっと落語を聞きに行こうと思いました。


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[ 2025/01/08 19:00 ] 【おでかけ】 | TB(0) | CM(0)

稲村祐汰「リアル脱出ゲームノベル The Only 1」 

リアル脱出ゲームノベル The Only 1(謎解き)リアル脱出ゲームノベル The Only 1
2024/4/8
稲村祐汰

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点数 4.0 ★★★★☆



 【内容紹介】

 あなたが謎を解くことで完成する体験型ミステリ小説 全世界が熱狂している「リアル脱出ゲーム」を、どこでも手軽に読める小説のフォーマットに落とし込んだ「リアル脱出ゲームノベル」。その最新作は、戦いと魔法の世界が舞台。魔法使いを目指す少女は、謎の失踪を遂げた父の行方を仲間とともに探し始める。失踪時に残された「悪魔が私に取り憑いた」という書き出しの奇妙な手紙の意味とは? 突如として現れたドラゴンと「復活の呪文」の存在とは? 謎を解きながら読み進めたあなたが目にするのは、出版史上初となる衝撃のラスト1ページ。驚愕の“事実”を突きつけられたあなたは、その先の”真実”に気付くことができるか! この物語は、あなたにとって他人事ではない。この本に記されているのはただのファンタジックなミステリではなく、前代未聞の「事件」なのだから。





 『2025本格ミステリ・ベスト10』の第23位にランクインした作品です。ランクインと言って良いのか分かりませんが、ひとまず30位までで唯一の読み逃し作品。せっかくなので綺麗に30位まで読んでしまおうと手に取ったのですが、これが意外と当たりでした。
 電子書籍版は販売されていません。そうです、紙の本でしか成立しない仕掛けが仕込まれているのが本書の大きな特徴で、そればかりでなく「リアル脱出ゲーム」の愉しさを、一風変わった読書体験と共に味わえるのがオリジナリティに溢れています。
 「リアル脱出ゲーム」って、街なかのイベントスペースとかでやっているのはよく見かけるものの、実は遊んだことがありません。リアルの「リアル脱出ゲーム」(?)を知らないので、それと比べてどうのこうのは言えませんが、とはいえ、謎と解いていくと物語の新たな扉が開いていく展開が面白く「あっ!こういうワクワク感がきっと「リアル脱出ゲーム」の楽しみなんだな」と妙な説得力が有ります。
 昨今、ミステリ界隈でも「紙の本でしか成立しない仕掛け」を有した作品が話題になっていたりしますが、そういったここ数年の「紙の本トリック」(←暫定的にこの呼び方にします)の中では一番クオリティが高いのではないかと思います。本書の中に仕込まれた「紙の本トリック」の中には、物語との親和性に欠けた、いまいち必然性の分からないものも一部ありましたが、しかし最後の最後に読者に対して要求する謎解きの解法にはのけぞりました。真相の記されている場所のみならず、その真相を暴くその「手法」自体が斬新で、そのうえ衝撃的で、そして物語の結末を示唆するものであるのは、もっと注目されて良いと思います。
 読んでいて島田荘司御大の作品を想起しました。ファンタジー小説やホラー小説、幻想小説などの空想が、現実レベルに着地する、あの島田荘司氏ならではのスケールの大きな物語です。『アトポス』『アルカトラズ幻想』『ローズマリーのあまき香り』などなど、本書でも似たようなことが行われているのですが、島田御大と違い、そのやり方がまさに「令和の本格」と言っても良い方法で成し遂げられるのです。作者は「ネタバレしても構わない」とあとがきで書いていますが、一応伏せておきます。

 得てして本格ミステリに挿入される「読者への挑戦」は、読者に犯人を特定してもらうことを目的とするよりも、どちらかというとフェアプレイの保証という意味合いで挿入される場合が多いように思います。実際に「読者への挑戦」が行われたページで立ち止まって、犯人探しに挑む読者はどれほどいることでしょうか?
 しかし本書の場合は、数多くの「読者への挑戦」が挿入されますが、本作終盤で挿入される「読者への挑戦」には、読者に対して「謎を解いてもらおう」とする作者の強い意思を感じます。そして読者がその「謎」を解き、幻想を振り払った時に見えてくる物語の結末は、ひとつの達成感とともに感動を味わえます。

 この感動を味わうには紙の本を買わねばならず、そういう意味で書店はもっとプッシュしてバズらせても良いのではないかと思います。
 なんだか「手間ひま掛けて創りました」感の強い一作で、たとえば泡坂妻夫氏の『生者と死者』や杉井光氏の『世界でいちばん透きとおった物語』のような作品とはまた違った労作感を感じます。それらの作品のように「1冊の紙の本の中で仕掛けを完結させる」という考えが本書では薄く、良い意味で読者を振り回してやろう、というサービス精神が感じられるのも良いですね。これも「リアル脱出ゲーム」の思想のひとつでしょうか。
 このまま埋もれさすには勿体無い作品です。強くおすすめします。
 島田荘司氏や泡坂妻夫氏の手法を、令和の手法でやってのけた本格ミステリとして、新たな可能性を感じます。個人的には大いに評価したい作品です。
 インターネット環境必須です。スマホがあればOKです。




2025本格ミステリ・ベスト102025本格ミステリ・ベスト10
2024/12/9
探偵小説研究会 (編集, 著)

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[ 2025/01/07 19:00 ] 未分類 | TB(0) | CM(0)

映画「あのコはだぁれ?」 

あのコはだぁれ?あのコはだぁれ?
1時間47分
2024

監督:清水崇
出演者:渋谷凪咲, 早瀬憩, 山時聡真, 荒木飛羽, 蒼井旬, 今森茉耶, 穂紫朋子, 染谷将太

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点数 4.0 ★★★★☆



 【内容紹介】

 とある夏休み、臨時教師として補習クラスを担当することになった君島ほのかの目の前で、ある女子生徒が突如屋上から飛び降り、不可解な死を遂げてしまう。“いないはずの生徒“の謎に気がついたほのかと、補習を受ける生徒たちは、“あのコ”にまつわるある衝撃の事実にたどり着く……。彼らを待ち受ける、予想もつかない恐怖とは……?





 Xを眺めていると、2024年のベストホラーとしてこの映画を挙げている方が結構いて、気になったので見てみました。
 監督は清水崇氏で、見ている途中で「なんかどこかで見たことあるな」と既視感を抱いたのですが、実は本作は、同監督の『ミンナのウタ』と緩い繋がりがあるみたいです。続編と言えば続編ですが、『ミンナのウタ』とは姉妹作あるいは精神的続編といったような立ち位置の作品。本作から観ても問題有りませんが、背景となるエピソードは『ミンナのウタ』のほうがより詳細に描かれているので併せて観るとより楽しめそうです。
 しかし、そうはいっても本作単体でも、冷静に考えて令和の和製ホラーとしてなかなかのクオリティなのでは無いかと思います。視聴者がどういう視覚演出に対して恐怖を覚えるのかを心得て、制作者が的確にツボを突いて怖がらせてくる印象で、ともすればギャグ領域に踏み込んでしまいそうな場面でも、全編きちんとホラー領域に留まって見せているのが素晴らしいです。
 恐怖の本体が、ある動機から登場人物の死を看取る(というより死へ引きずり込む)恐怖演出が続くのですが、こういった「数珠つなぎ」の恐怖演出であっても、大きな物語の流れは損なわれておらず、最終場面の屋上のシーンへ収束していくプロットはしっかりしているし、やはり本作を語るうえで見逃せないのはフィニッシングストロークでしょう。こういった「めでたしめでたし」で視聴者を油断させてからの~……で恐怖の底へ叩き落とす演出はやっぱり好きです。

 ミステリ的な面白みは完全に度外視して、純粋にホラー映画として鑑賞し始めたのですが、ラストのどんでん返しはなかなか楽しめました。意外な収穫でした。おすすめします。

[ 2025/01/06 19:38 ] 【映像】 | TB(0) | CM(0)

2025年初詣に行きました。 

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塩崎神社



 こんにちは!
 管理人のウイスキーぼんぼんです。

 改めまして新年明けましておめでとうございます。

 福山の実家に帰省して初詣に行きました。
 例年、近所の塩崎神社という小さな神社に初詣に行くのが恒例になっているのですが、実は2024年の頭に火災で本殿が焼失してしまいました。



めっちゃ燃えとる



 結構地域密着型(?)の周辺住民に愛されていた神社だった(確かわたしが幼い頃に写生会をやっていた記憶もかすかにあります)だけに、結構ショックは大きいです。
 とはいえ、本殿は無くとも初詣は実施しているみたいだったので、気分だけでもお参りです。


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御本殿無くなっちゃった(´・ω・`)



 本殿のあった場所は、すでに綺麗な更地になっていました。
 境内のすみっこにある末社(賀茂神社と荒神社)については、無事だったようなので、ひとまずそこをお参りするだけにとどめておきました。
 焼失してしまった塩崎神社の本殿については、再建を目指しているそうなので、今後の展開を見守っていきたいと思います。


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2025年初日の出



 塩崎神社へ初詣に行った後は、初日の出を見るために「福山市みのしま運動場」へ移動です。
 ここは福山っ子の初日の出スポットになっており、年々初日の出を拝む人が増えている印象。場所取りさえ早めにやっておけば、車の中から初日の出を拝めるのも人気の理由かもしれません。


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 初日の出を見た後は、芦田川の近くにある草戸稲荷神社へと移動します。ここも初詣ルーティンのひとつとして毎年参拝する神社です。日本稲荷5社の一つに名が挙がる「こともある」神社で、福山っ子で知らない人はいません!
 草戸稲荷神社よりも、その奥にある明王院の方が強くて、明王院の本堂と五重塔は国宝指定されています。そちらも併せて参拝です。


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 初日の出前が参拝客が少ない穴場時間で、それ以降はわたしのように、初日の出を見た後に参拝する客で境内がいっぱいになります。
 なので人混みを回避しながらサクサク参拝します。境内には末社が数多く点在するので、いっこずつ手を合わせていると結構時間がかかります。


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 草戸稲荷神社って、日本稲荷5社の一つって言う割には聞いたことねえぞ、とツッコミが入りそうですが、実は大阪の方で『関西ウォーカー』を読まれている方の中には、この草戸稲荷神社が同誌面に度々登場することに気づいている人もいるかも知れません。
 草戸稲荷神社が有名なのは、日本稲荷5社の一つであることよりも、おみくじに「大大吉」が存在する点にあると思います。



「大大吉」が出る確率は8%らしい



 その「大大吉」を引き当てるべく、おみくじ売り場に向かいます。
 おみくじ1回200円に張り替えられていて、物価高の影響か、はたまた初詣シーズンのみなのか、訝しく思いながらも1回引きます。


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 なんということでしょう!当たったのは「小凶」でした。長年この草戸稲荷神社でおみくじを引いてきましたが、たぶん初めて引きます。
 「吉」だけじゃなくて「凶」も細分化されているのかよ!とツッコミを入れたくなりました。
 もう一回引こうかと悩みましたが、200円に値上がりしていたので、懐具合と相談して辞めておきました。今年1年はこの「小凶」を背負って生きていきます。応援してください。


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 一応、親のおみくじも見せてもらいましたが、父が「半凶」、母が「吉」でイマイチ冴えません。
 というか「半凶」ってなんなんでしょう!?わたしの「小凶」どっちが運勢が良いのでしょうか。細分化されすぎていてもはや分かりません。


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明王院
五重塔(左)と本堂(右)



 おみくじを引き終わった草戸稲荷にもはや用は無いので、石段を駆け上って明王院へ参拝に向かいます。
 明王院は前述のように本堂と五重塔が国宝に指定されています。
 その割に、草戸稲荷神社よりも参拝客が多くなく、例年比較的空いています。


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 明王院アクティビティのひとつ、鐘つきをやってみました。
 おみくじの引きの悪さが吹っ飛んだ気がします。


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 境内をウロウロしていると、張り紙を発見。
 なんでも御開帳記念の御朱印が限定3333枚、1枚1000円で授与されるとのこと。

 気になったので1枚買って帰ることにしました。


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 日付の記入も無く、全てプリントで1枚1000円。
 うわ、こんなん刷れば刷るだけ金になるポケカと一緒じゃん、と不埒なことを考えてしまいます。全部売れたら333万円の売上です。めっちゃいいやん、と明王院の新たなビジネスモデルを想うのでした。


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 さらに境内をウロウロしていると、「令和7年 数え年 早見表」なるものを発見!
 こうやって見ると、いわゆる「厄年」以外にも、小厄と呼ばれるイケてない年が散りばめられていることに驚きます。


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 ががーん!なんということでしょう!今年は厄年、しかも「本厄」でした。
 一般的に「前厄」「本厄」「後厄」の3年1セットで「厄年」が構成されているものだとばかり思っていたのですが、20代と60代の頃の「厄年」には、この「早見表」では「前厄」「後厄」が無くて驚きました。
 つまりこの40歳の時に訪れる「前厄」「本厄」「後厄」が人生の中で一番ヤバい3年間であるというのです。
 身の毛がよだちます。おみくじの「小凶」で一喜一憂している場合では有りませんでした。


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 とはいえ、以前推理作家の笠井潔さんが「このミス」の隠し玉コーナーで言っていた、人間の寿命が伸びたため厄年もそれに伴って後ろにズレている、理論を適用すると、たぶんガチの「本厄」はもう数年後に訪れるであろうと、勝手に楽観視して深く考えないようにします。

 とはいえ、昨年2024年の「前厄」の時に、厄払いに行っていないので、今年は必ず行きなさい、と両親にめっちゃ詰められるのでした。


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 参拝後は、屋台で豚平焼きを買って帰りました。
 参拝客が少ない時間を狙って来た弊害か、屋台も全体的にお休みモード。半分しか営業してませんでした。


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 本年も良い年でありますようにお祈り申し上げます。

 おわり。





[ 2025/01/05 19:00 ] 【おでかけ】 | TB(0) | CM(0)

映画「この動画は再生できません THE MOVIE」 

この動画は再生できませんTHE MOVIEこの動画は再生できませんTHE MOVIE
2024年
加賀翔 (出演), 賀屋壮也 (出演), 谷口恒平 (監督)

商品詳細を見る

点数 3.0 ★★★☆☆



 【内容紹介】

 ホラーDVDを制作している編集マンの江尻とオカルトライター・鬼頭のもとには、さまざまないわくつきの映像が届く。編集マンとしての知識や持ち前の洞察力を駆使して、動画の裏に隠された秘密を推理する江尻と、それを見守る鬼頭だったが…。





 『2025本格ミステリ・ベスト10』の映像本格ミステリのコーナーで紹介されていた作品です。
 フェイクドキュメンタリーホラーと謎解きミステリーを組みあわせた作品で、もともとは深夜帯に放送されていたTV番組の劇場版らしい。TV番組の方も過去の『本格ミステリ・ベスト10』で取り上げられていましたが、わたし自身はこのシリーズ自体観るのは実は初めてです。いきなりこの劇場版を視聴しても問題ないだろうと見始めましたが、主要キャラクターにまつわるシリーズを通した大きなネタバレを踏んでしまった気がします。なので、いきなり本劇場版を視聴するのは非推奨で、時間に余裕のある人はTVドラマ版から視聴するのをおすすめします。

 昨今のホラー作品のトレンドでもあるモキュメンタリーに、本格ミステリ的な要素を混ぜ込んだ今ふうの作品。主人公が動画編集マンということもあり、劇中にはYouTuberなども登場し、非常にカジュアルに観ることのできるホラー映画のように思えます。
 「この動画は再生できません」というタイトルから、「呪いのビデオ」的な雰囲気を想像してしまいますが、そのようなおどろおどろしさはなくて、視聴時の恐怖体験という点では物足りなさが残ります。しかし作中作として描かれる「動画」は、視聴者も主人公も同じものを視聴することになるのが本作の大きな特徴であり、あるタイミングで主人公が動画内に映り込んだわずかな「違和感」を指摘する瞬間は盛り上がりどころのひとつです。ホラー映画よりもミステリ映画としての魅力を強く感じました。視聴者も劇中人物も同じものを見ていたのにもかかわらず、視聴者が見落としていたものを指摘されるとそれ自体がミステリ的なサプライズにもホラーとしての恐怖演出にも、双方につながるのが上手いです。
 一方で、動画編集マンとしての立場から、動画内に「写っていないもの」を指摘するシーンは面白いです。ミステリ作品として斬新な「手がかりの隠蔽方法」として楽しめます。
 劇中内に登場する「動画」がミステリにおけるいわゆる「問題編」のような役割をしており、その「問題編」に映される手がかりは視聴者と探偵役(主人公の動画編集マン)に共有されます。このような創りは本格ミステリ的でミステリファンの琴線に触れることと思います。
 一応伏せますが、本作品はある種の「特殊設定」が描かれています。ホラー要素とミステリ要素を明確に分断するために「幽霊は映像や写真には映らない」というルールが敷かれており、これは単純なものですが視聴者にとっては分かりやすく、そのうえきちんとそのルールに沿って謎解きが行われるのはミステリとして好印象です。

 もともとが深夜のローカルTVドラマのためか、本劇場版もあまり制作費がかかっていない印象です。しかしそれは作品としてマイナスにはなっておらず、モキュメンタリーとしてはむしろプラスになっているようにも感じました。
 「本ミス」紹介作品とは言え、ホラーブームに乗っかって視聴するのも有りだと思います。おすすめです。




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[ 2025/01/04 21:00 ] 【映像】 | TB(0) | CM(0)
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ウイスキーぼんぼん

Author:ウイスキーぼんぼん

初めて読んだミステリは『そして扉が閉ざされた』(岡嶋二人)。以来ミステリにどっぷりハマリ中。
「SUPER GENERATION」で水樹奈々さんに興味を持ち「Astrogation」で完全にハマる。水樹奈々オフィシャルファンクラブ「S.C. NANA NET」会員。

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