
鞍馬寺金堂

義経の守り刀「今剣」(いまのつるぎ)
鞍馬寺は京都の鞍馬山にあるお寺です。
源義経(牛若丸)が幼い頃に修行を積んだ地として有名です。
またさらに、ここは
京都で一番と言われるほどの強大なパワースポットで、宇宙エネルギーを一点に集める金堂前の六芒星はたいへん有名です。
御本尊は毘沙門天王、千手観世音菩薩、護法魔王尊で、鞍馬寺ではこれらを
「尊天」と呼んでいるのだそうな。
もともと天台宗のお寺だそうですが、いろいろあったらしく今では鞍馬弘教の総本山となっているようです。
最近では、
刀剣乱舞-ONLINE-に登場する
「今剣」の聖地としても若い女性に人気のようです。
この「今剣」は『義経記』に登場する源義経の守り刀で、現存はしないものの、義経と今剣の出会いの地がここ鞍馬寺です。『義経記』によると、刀工・三条宗近によって制作され奉納された今剣は、義経が鞍馬寺に預けられた際に守り刀として彼の手に渡ったとされています。
山下の
由岐神社を参拝した後に、引き続き山を登り続けて
鞍馬寺金堂を目指します。

中門(四脚門・勅使門)

由岐神社を出てしばらく歩くと
中門が見えてきます。これは四脚門や勅使門とも呼ばれる門らしく、勅使が通る門でした。
もともと仁王門の横にあったらしいのですが、その後今の場所に移築されたそうです。
中門のまわりには小川がちょろちょろと流れており、今のような夏場では涼しげな眺めです。マイナスイオンを浴びがら体力回復を狙います。

この中門をくぐると、足元は石段に変わります。整備されていてとっても歩きやすい!
しかし前を見るとズラッと続く石段に思わずのけぞります。

石段を上ると、踊り場のようなところから遠く山々を望むことができます。
ここまで来れば鞍馬寺金堂までもう一息です。

金堂に続く最後の直線

手水舎
このあたりに、
転法輪堂と
洗心亭という休憩所があるので、休憩してから鞍馬寺まで行くのも良いでしょう。トイレもここにあります。
金堂へと続く最後の直線では、石段の中ほどの
手水舎があるので、ここで手を清めておきましょう。
階段の両脇に朱色の灯篭、だんだん“らしく”なってきました!

鞍馬寺金堂と金剛床
ついに鞍馬寺金堂に到着です!
山の上ですが、金堂のある場所は結構開けていて広々としていました。
ちなみにここは京都一のパワースポットとも言われています。
金堂正面の地面にある
金剛床は宇宙のエネルギーである尊天の波動が果てしなく広がる星曼荼羅を模しており、
中心部に描かれている六芒星の上に立つと、人間の内奥に秘められたる宇宙の力(尊天)が、一点に集約される宇宙エネルギー(こちらも尊天)と一体化するのだそうです。
なんかもうすご過ぎてよく分かりませんが、参拝客の多くはこの六芒星の上に立ち、宇宙からエネルギーをもらっていました。
もはやみんな金剛床に夢中で御本殿のほうに向いていません。

ちょうどわたしが訪れた時、夏休みに突入したと思しき大学生らしき若者が金剛床で遊んでいました。

金堂からの眺め

阿の虎

吽の虎
金堂の両脇には、狛犬ではなく虎がいました。一対で
阿吽の虎と呼ばれているそうです。
虎は鞍馬寺の御本尊である毘沙門天のお使いである神獣です。
五十音が「あ」から始まり、「ん」で終わることから「阿吽」は、宇宙の全てを包含するといわれています。
いわれを知って今更ながらビビるのでした。
なんということでしょう、この境内にはプチ宇宙が出来上がっているではありませんか。

鞍馬寺 御朱印
鞍馬寺の
御朱印は
金堂の中でいただくことが出来ます。 わたしのように気づかず寺務所へ行かないようにしましょう。
御朱印の中心には大きく
「尊天」の文字!
来ました!
前述の通り、
「尊天」とは御本尊の毘沙門天王、千手観世音菩薩、護法魔王尊を指し、またさらに宇宙エネルギーを意味する言葉です!
毘沙門天王は「光」を、千手観世音菩薩は「愛」を、護法魔王は「力」を象徴しています。 やばすぎるぜ!
鞍馬寺らしいたいへんパワーあふれるありがたいお言葉です。この御朱印を持っているだけでなんだかご利益がありそう!
苦労して山を登ってきた甲斐がありました!一気に疲れが吹っ飛びます!これも尊天のおかげでしょうか。
体内からとめどなくあふれ出す宇宙エネルギーを感じながら、次の目的地、貴船神社へと向かうため鞍馬寺を後にしたのでした。

鞍馬寺の寺紋は
団扇紋。まさに鞍馬天狗を象徴する紋です。

鞍馬寺から貴船神社へと向かう山道には、見どころスポットが数多く存在します。
ここで少し紹介していきます。
鞍馬寺を出ると
奥の院参道が始まります。
お日様の光は木々の葉っぱで遮られて、すこし薄暗くなります。

木の根道

声優界の歌姫系アクションフィギュア
このあたりは
木の根道といわれており、木々の根が剥き出しの地面が続きます。なんでも地盤が固くて、木の根っこが下へ伸びていけなかったのだそうです。
源義経もこの木の根道で兵法の修行を積んだといわれています。手元にあるパンフレットによると、跳躍の訓練をしたとか。幼き牛若丸がぴょんぴょん跳ぶ姿を想像すると萌えてきます。
ちょっぴり気持ち悪いですが、なんだか神秘的な光景でした。

義経公背比石
木の根道が一面に広がる地帯があるのですが、そこには
義経公背比石なる石が祀られていました。
これは義経が奥州平泉の藤原秀衡を頼って鞍馬寺を出奔する際に、名残を惜しんで背比べをしたのがこの石だそうです。

義経堂

義経堂
木の根道をしばらく歩くと、
義経堂というお堂が右手に見えてきます。
奥州で非業の死を遂げた義経の御魂は、懐かしい鞍馬山に戻り安らかに鎮まっていると伝えられ、その義経が眠るとされるのがこの義経堂です。遮那王尊という名で祀られていました。
たしか吉野山にもあったぞ…と思いましたが、あちらは「義経隠れ堂」でした。

僧正ガ谷不動堂

ここにもパワースポットが!
義経堂の正面にある比較的大きなお堂が
僧正ガ谷不動堂です。
このあたりを僧正ガ谷と呼ぶそうで、義経が鞍馬天狗に兵法を習ったとされるのがこの地です。

魔王殿
木の根道を抜けると、急な下り坂が続きます。舗装されていない山道で歩きにくいです。足への負担がたいへん大きかったです。
このあたりにあるのが、
魔王殿と呼ばれるお堂です。
鞍馬山の御本尊のひとつ、
護法魔王尊が降臨した地がここです。

謎のパワーでツイストしている木

九十九折りの下り坂
魔王殿を抜けると、山の西側まではもう一息です。
このあたりはとにかく坂道が急でしんどいエリアです。
とは言え、わたしは東から登って、西へと下っているルートなので
これでもまだマシなのです。山の東側は結構舗装されていたので、
登りは楽、下りが過酷なのです。
逆に
西の貴船神社側から登って、東の鞍馬寺側へ抜けるルートだと、登りが過酷で下りが楽になるわけです。
インターネットなどでよく鞍馬寺→貴船神社の参拝ルートが紹介されているのはこのためで、このルートだと過酷な山道を登らなくて済むのです。
【関連リンク】
総本山 鞍馬寺 http://kuramadera.or.jp/

中門(四脚門・勅使門)

由岐神社を出てしばらく歩くと
中門が見えてきます。これは四脚門や勅使門とも呼ばれる門らしく、勅使が通る門でした。
もともと仁王門の横にあったらしいのですが、その後今の場所に移築されたそうです。
中門のまわりには小川がちょろちょろと流れており、今のような夏場では涼しげな眺めです。マイナスイオンを浴びがら体力回復を狙います。

この中門をくぐると、足元は石段に変わります。整備されていてとっても歩きやすい!
しかし前を見るとズラッと続く石段に思わずのけぞります。

石段を上ると、踊り場のようなところから遠く山々を望むことができます。
ここまで来れば鞍馬寺金堂までもう一息です。

金堂に続く最後の直線

手水舎
このあたりに、
転法輪堂と
洗心亭という休憩所があるので、休憩してから鞍馬寺まで行くのも良いでしょう。トイレもここにあります。
金堂へと続く最後の直線では、石段の中ほどの
手水舎があるので、ここで手を清めておきましょう。
階段の両脇に朱色の灯篭、だんだん“らしく”なってきました!

鞍馬寺金堂と金剛床
ついに鞍馬寺金堂に到着です!
山の上ですが、金堂のある場所は結構開けていて広々としていました。
ちなみにここは京都一のパワースポットとも言われています。
金堂正面の地面にある
金剛床は宇宙のエネルギーである尊天の波動が果てしなく広がる星曼荼羅を模しており、
中心部に描かれている六芒星の上に立つと、人間の内奥に秘められたる宇宙の力(尊天)が、一点に集約される宇宙エネルギー(こちらも尊天)と一体化するのだそうです。
なんかもうすご過ぎてよく分かりませんが、参拝客の多くはこの六芒星の上に立ち、宇宙からエネルギーをもらっていました。
もはやみんな金剛床に夢中で御本殿のほうに向いていません。

ちょうどわたしが訪れた時、夏休みに突入したと思しき大学生らしき若者が金剛床で遊んでいました。

金堂からの眺め

阿の虎

吽の虎
金堂の両脇には、狛犬ではなく虎がいました。一対で
阿吽の虎と呼ばれているそうです。
虎は鞍馬寺の御本尊である毘沙門天のお使いである神獣です。
五十音が「あ」から始まり、「ん」で終わることから「阿吽」は、宇宙の全てを包含するといわれています。
いわれを知って今更ながらビビるのでした。
なんということでしょう、この境内にはプチ宇宙が出来上がっているではありませんか。

鞍馬寺 御朱印
鞍馬寺の
御朱印は
金堂の中でいただくことが出来ます。 わたしのように気づかず寺務所へ行かないようにしましょう。
御朱印の中心には大きく
「尊天」の文字!
来ました!
前述の通り、
「尊天」とは御本尊の毘沙門天王、千手観世音菩薩、護法魔王尊を指し、またさらに宇宙エネルギーを意味する言葉です!
毘沙門天王は「光」を、千手観世音菩薩は「愛」を、護法魔王は「力」を象徴しています。 やばすぎるぜ!
鞍馬寺らしいたいへんパワーあふれるありがたいお言葉です。この御朱印を持っているだけでなんだかご利益がありそう!
苦労して山を登ってきた甲斐がありました!一気に疲れが吹っ飛びます!これも尊天のおかげでしょうか。
体内からとめどなくあふれ出す宇宙エネルギーを感じながら、次の目的地、貴船神社へと向かうため鞍馬寺を後にしたのでした。

鞍馬寺の寺紋は
団扇紋。まさに鞍馬天狗を象徴する紋です。

鞍馬寺から貴船神社へと向かう山道には、見どころスポットが数多く存在します。
ここで少し紹介していきます。
鞍馬寺を出ると
奥の院参道が始まります。
お日様の光は木々の葉っぱで遮られて、すこし薄暗くなります。

木の根道

声優界の歌姫系アクションフィギュア
このあたりは
木の根道といわれており、木々の根が剥き出しの地面が続きます。なんでも地盤が固くて、木の根っこが下へ伸びていけなかったのだそうです。
源義経もこの木の根道で兵法の修行を積んだといわれています。手元にあるパンフレットによると、跳躍の訓練をしたとか。幼き牛若丸がぴょんぴょん跳ぶ姿を想像すると萌えてきます。
ちょっぴり気持ち悪いですが、なんだか神秘的な光景でした。

義経公背比石
木の根道が一面に広がる地帯があるのですが、そこには
義経公背比石なる石が祀られていました。
これは義経が奥州平泉の藤原秀衡を頼って鞍馬寺を出奔する際に、名残を惜しんで背比べをしたのがこの石だそうです。

義経堂

義経堂
木の根道をしばらく歩くと、
義経堂というお堂が右手に見えてきます。
奥州で非業の死を遂げた義経の御魂は、懐かしい鞍馬山に戻り安らかに鎮まっていると伝えられ、その義経が眠るとされるのがこの義経堂です。遮那王尊という名で祀られていました。
たしか吉野山にもあったぞ…と思いましたが、あちらは「義経隠れ堂」でした。

僧正ガ谷不動堂

ここにもパワースポットが!
義経堂の正面にある比較的大きなお堂が
僧正ガ谷不動堂です。
このあたりを僧正ガ谷と呼ぶそうで、義経が鞍馬天狗に兵法を習ったとされるのがこの地です。

魔王殿
木の根道を抜けると、急な下り坂が続きます。舗装されていない山道で歩きにくいです。足への負担がたいへん大きかったです。
このあたりにあるのが、
魔王殿と呼ばれるお堂です。
鞍馬山の御本尊のひとつ、
護法魔王尊が降臨した地がここです。

謎のパワーでツイストしている木

九十九折りの下り坂
魔王殿を抜けると、山の西側まではもう一息です。
このあたりはとにかく坂道が急でしんどいエリアです。
とは言え、わたしは東から登って、西へと下っているルートなので
これでもまだマシなのです。山の東側は結構舗装されていたので、
登りは楽、下りが過酷なのです。
逆に
西の貴船神社側から登って、東の鞍馬寺側へ抜けるルートだと、登りが過酷で下りが楽になるわけです。
インターネットなどでよく鞍馬寺→貴船神社の参拝ルートが紹介されているのはこのためで、このルートだと過酷な山道を登らなくて済むのです。
【関連リンク】
総本山 鞍馬寺 http://kuramadera.or.jp/