NANA MIZUKI LIVE GRACE 2013 -OPUS Ⅱ-
ポスター
1月19日に行われた、
水樹奈々さんのフルオーケストラライブ
「NANA MIZUKI LIVE GRACE 2013 -OPUS Ⅱ-」に参加しました。
1月19日、20日の二日に渡って行われましたが、
参加したのは初日の19日のみ。 その様子を主観ベースで今回も写真交じりでレポしたいと思います。
以下その詳細です。
すべて記憶を元に書いている為、事実とは異なる点もあると思います。
また、はっきり言ってまとまりを欠いています。
しかしライブの雰囲気は伝えたつもりです。
どうぞ!
東京ドーム公演以来の関東遠征。
今回は諸事情で広島からではなく新大阪からの遠征です。
新幹線で東京駅まで行って、そこから鈍行に乗り換えてさいたま新都心駅まで行く旅程です。
富士山
新幹線の車窓より
「2013年水樹がやってみたいこと」をランキング第四位は富士山に登ることだそうです。
自分も奈々さんに倣って新幹線の車窓から富士山を撮影してみました。 なんか今までに無く上手に撮れました。
ところで…
スマホでさいたま新都心駅までの検索するといろんなルートが出てきましたが、乗換えが少なく、比較的楽そうな
JR京浜東北線を利用してみました。
スマホは乗り換えのホームの番号まで検索できるから便利です。
東京からさいたま新都心駅までは20駅ほどあり、40分の長旅でしたが、途中に秋葉原があったりして車窓から都会の風景を満喫できました。朝比較的早い時間のためか椅子に座ることが出来、ウトウトしているとあっという間にさいたま新都心駅に到着です!
さいたま新都心駅はかっこいい鉄骨の屋根に覆われた駅舎でした。
ホームを抜けると目の前には「←さいたまスーパーアリーナ」と案内幕が垂れていて、アリーナはもうすぐ目の前でした。たまアリ専用の駅みたいな印象。
さいたま新都心駅からさいたまスーパーアリーナまでのアプローチには、前日(数日前?)に積もった雪がまだ溶け切っておらず残っていて寒々しいです。
といってもこの日は比較的ポカポカ陽気だったので、気温の点ではあまり心配するほどではなく、物販列での待機は苦になりませんでした。
あたりを見回してみると、前日物販ですでに買い物を終わらせたファンなのか、グッズの袋を持っている人が駅の周りをうろうろしていました。
自分もいそいで物販会場であるけやき広場まで足を運びます……
さいたまスーパーアリーナ
がしかし!
物販の最後尾はどこなのかスタッフさんに訪ねてみると、なぜかけやき広場とは真反対の方向に案内されてしまいました。
そうなのです、この時点で既に想像を絶する長蛇の物販列が形成されていたのです。
前日物販とはなんだったのか…
2年前のグレイス無印の悪夢が蘇ります。
物販列の図示
もうすこしうねっていたけど、簡単に描くとこんな感じでした。
物販列は歩道橋を渡った下の駐車場で行われており、そこからズラーッとアリーナのほうまで列が延びていました。
初日は最終的に60数台の窓口でスタッフさんは物販に対応していたそうで、列は進むものの広場なので先にどのくらいの人が並んでいるのかよく見えてしまい、精神的なダメージの大きい待機時間になりました。
アリーナ前のけやき広場の様子。
みっしり人が並んでいます。
このあたりでスタッフさんからピンズ、カーディガンの売り切れ情報が通告されました。
物販列がお通夜状態になります
歩道橋から物販会場を撮影。
ここまでですでに4時間待ち。
しかし会場前にも長い行列が…軽い絶望感を味わいます。
並び始めてから4時間半でようやく物販会場に到着です。
このとき既にピンズ全種、カーディガン全サイズが売り切れていました。
ピンズは翌日に並んで買おうと考え、ひとまず自分はタオル、ペンライト、Tシャツのライブ三種の神器とあとかさばらない小物類を適当に合計10点購入。ちょうど2万円でした。そしてナナカは10枚。これでトレード交渉です。
NANACA シークレット
いわゆるキラ。今回はこのデザインでした。
グレイス無印のときと同じく、一発目でシークレットが出ました。顔が思わずにやけます。
結局シークレットが3枚出ました。トレードが比較的有利に運びます。
NANACA 全種類
トレードに応じてくれた方、ありがとうございました。
今回はバイオリンがなかなか当たらず苦労しました。
Tシャツ(白)、タオル、ペンライト
ライブの定番グッズ三点セット。
今回のTシャツは公演日限定色は無く全部で4種類。
いずれもかっこいいデザインでどれにしようか悩みましたが白色をチョイス。
なんとわたしが買った白色のTシャツのSサイズがラスイチだったのでした。
会場の様子を眺めていると、女の子に人気のようでした。Tシャツ全種全サイズの中で、一番早くこの白のSサイズの在庫が無くなっていました。
実はわたしはこのバイオリンの白が一番ほしかったのです。良かった。
ペンライト GRACE -OPUS Ⅱ- エディション
美しいです。
まるで宇宙の星々のがきらめいているようです。
そう、じつはこの「宇宙」というのが今回のライブのキーワードなのでした。
詳細は公演にて。
物販後はNANACAのトレードなどを行い、なんだかんだで時刻は15時ごろになっていました。NANACAのトレードに応じてくれた方、ありがとうございました。
時間的に狙っていたお店のランチタイムも過ぎていたので、とりあえずホテルまでチェックインをしに向かいました。わたしがネットで予約を取ろうとした11月ごろには、既にさいたま新都心周辺のビジネスホテルは満室状態だったので、一駅先の大宮にビジネスホテルの部屋を取っておいたのでした。大宮駅周辺にはラーメン屋さんもいっぱいあるのでそこで昼食をとろうと考えます。営業時間が長いラーメン屋さんはこういうときに便利です。
ふたたび電車に揺られます。
JR大宮駅
大宮駅 駅前
大宮駅で電車を降りてびっくりです。自分が思っていたよりも全然大きい駅で、駅前もずいぶん栄えていました。東日本の地理には全然詳しく無い自分を恥ずかしく思います。
ライブの開場の時刻が16:30なので、チェックインをして、昼食を食べて…としているとあまり時間の余裕もなさそうだったので、デパートを横目に見ながらホテルに向かいます。
マロウド・イン大宮
今回利用したのは
マロウド・イン大宮。
大宮駅から歩いて5分ほどのところにあります。
しかし!
やはり奈々ファンの考えることはみんな同じで、物販を終えてチェックインをしようとする人でエントランスホールはあふれていました。
屋外にまでチェックイン待ちの行列が伸びていてビックリ仰天。待つしかないので自分も最後尾に並んで待ちます。
シングルルーム
一泊6800円
部屋は一泊6800円の値段相応のものでした。
このあたりのビジネスホテルは比較的高くつくところが多くて、それを考えるとまあ安いほう。
ユニットバスなどの設備は古かったものの、特に悪い印象はありませんでした。
…それから遅めの昼食(早めの夕食)を大宮で食べてから、ライブ会場のさいたまスーパーアリーナへと舞い戻ります。
さいたま新都心駅からアリーナへ向かうアプローチ
わたしがさいたまスーパーアリーナに戻ったときには、すでに開場しており、順次お客さんが入場していました。
しかし、まだまだ開演までは時間があったためか、アリーナ前の広場には人がいっぱい!
開演まで1時間くらいありましたが、わたしは自分の席がどこになるのか気になって仕方が無かったので、少し早いですが会場入りしました。
今回わたしがゲットした席は
アリーナA6ブロック。
アリーナ席なんて初めてです。ドキドキワクワクアリーナ席。
アリーナ席へ向かうみなさま
アリーナ席へは、いったん敷地の外へ出て、西の高速道路そばの出入り口から侵入しました。
会場へはステージ向かって後方から入りました。
自分のアリーナA6ブロックは前のほうなので、会場入ってすぐのアリーナ席配置図でなんとなく位置を確認してから自分の席へと向かいます。
C6、B6…と歩いていき、このあたりでも全然ステージから近い印象だったのですが、A6の自分の席はとんでもなく前のほう。しかもA5側の通路そばの席だったのでほぼステージ真正面です。
ありえない。こんなことがあっていいのか、と思いながらも、奈々ファンたるもの一度はアリーナ席を経験しておくべきだよね、と考えなおし、開演を待ちました。
そしてついに開幕です!
2013年最初のライブ
「NANA MIZUKI LIVE GRACE 2013 -OPUS Ⅱ-」!!
NANA MIZUKI LIVE GRACE 2013 -OPUS Ⅱ- 1/19セットリスト01.残光のガイア
02.SCARLET KNIGHT
03.ジュリエット
04.リプレイマシン
05.理想論
06.Lovely Fruit
07.星屑シンフォニー
08.DISCOTHEQUE
09.アヴァロンの王冠
10.午前0時のBaby Doll
11.二人のMEMORY
12.ダーリンプラスティック
13.TRANSMIGRATION
14.BRAVE PHOENIX
15.Pray
16.奇跡のメロディア
17.恋の抑止力
18.BRIGHT STREAM
<アンコール>
19.innocent starter
20.Orchestal Fantasia
<ダブルアンコール>
21.約束
席について今か今かと開演を待ちます。
ステージに目を向けると、真っ赤な薄いカーテンがとばりを下ろし、さらにその向こうに目を凝らすとオーケストラの楽器が静かに並んでいました。
カーテンの手前には巨大なシャンデリア(舞台用の創作物)が床に鎮座しています。
奈々さんはどこから登場するんだろう、ひょっとしたら前回のフルオーケストラライブのようにステージ上方から降りてくるのかな、と思い、ステージの上を見上げてみましたが人の気配はありません(ステージの上を確認で来るという時点でいかに近い席か!)。
しばらくすると、真っ赤なカーテンの向こうに人の気配があります。どうやら神奈川フィルハーモニーのかたがたが配置に付き始めたようです。
そして、ムッシューと指揮者の藤野さんの姿もカーテン越しに確認できました。彼らが配置に付くときにはアリーナから猛烈な「ムッシュー!!」「藤野さーん!」という声援が掛けられます。自分も負けじと叫びます。
コンサートマスターであるムッシューが今回も初っ端に音あわせをしました。その後はピリッと張り詰めた静寂がアリーナ全体を覆います。
このあたりでしょうか、広い場所とはいえ、静かな会場では客席の声はよく響くもので、スタンド席にいると思われる幼女が「いつはじまるの~?」と叫ぶものだから客席はどっと沸きます。張り詰めた緊張が一瞬解けますがそれもつかの間、再び沈黙が会場を覆い、今か今かと開演を待ちました。
しかし奈々さんの姿が見えません。
そのまま開演のイントロが流れ始めたのでした。
チャイコフスキー「くるみ割り人形」
これだったっけ?
今回のライブも映像からのスタートです。 どうやら会場に響き始めた曲は、チャイコフスキーの
「くるみ割り人形」という曲だそうです。帰宅してから初めて知りました。
ステージ両サイドに備え付けられた画面に映像が流れ始めます。実写奈々さんとCGアニメのコラボレーションした映像でした。
ストーリーについては奈々さんがブログに書いているのでそちらを参考にしてみてください。 このCGのクオリティが非常に高く、ライブジャーニーのオープニング映像とは比べ物にならないくらいの出来でした。
イントロはいつの間にか聞き覚えのあるメロディーに姿を変えます。
「残光のガイア」です。
自分は今回のライブで、この奈々さんが登場する時の光景が一番印象に残っています。
激しい閃光と同時にステージを覆っていたカーテンが幕を開け、ステージ上に鎮座していたシャンデリアが上昇していきます。
シャンデリアが上にあがるにつれて見えてきたのは、ステージから上昇する床(ライブゲームスのエタブレのときに使用されたもののコンパクト版)です。こちらもシャンデリアの上昇に合わせて高く上がっていきます。
そしてその上昇する床の上にいたのがわれらが水樹奈々さんです。
オーケストラのメロディー、激しい照明効果、なめるように下方から上方へと視線を移しながらの奈々さんの登場は大変劇的で感動しました。まさに神です。神の登場です。神以外の表現が見当たりません。話は飛びますが、最近大阪で行われたエル・グレコ展に行ったのですが、そこに描かれている神の母マリアと何が違うというのでしょう。
そしていきなりの跳び曲です。一気に会場はヒートアップです。自分もウルトラオレンジを折ってコールをかけます。
大興奮のうちに幕を開けたライブグレイスオーパス2!
しかも続いて登場したのは、わたしが一番期待していたフルオケライブにピッタリの楽曲
「SCARLET KNIGHT」です。
このスカナイは絶対に来て欲しいと思っていました。
スカナイが発売された当時、初めて楽曲を聴いた時に、なぜこの楽曲をフルオケライブ前にリリースしなかったのか、と疑問を抱いたのを今でも覚えています。前回のフルオケライブにおけるジャスビリのようなメインの位置づけではなかったものの、開幕の興奮の中で登場したのは大変嬉しかったです。
ガイア、スカナイと続く良曲立て続けの開幕に半泣き状態の自分。
しかもフルオーケストラで厚みを増した音楽でさらに感動します。とにかくこのような開幕は嬉しかったです。
この2曲に続く奈々さんのMCでも開幕の2曲について触れており、この激しい2曲が本フルオケライブを象徴する楽曲であることを話します。今回も前回同様おしとやかには行かないようでした。望むところです。会場もそれに応えるように歓声を上げます。
ここで指揮者藤野さんの紹介です。
すでに前回参加した方やライブ映像を観て知っている人が多く、ほとんど紹介不要の方ですが、やはり今回も氏のMCは面白かったです。
「会員番号2万5千●●の藤野浩一です」という自己紹介で会場を沸かせるトークは期待通りでした。MCでは、神奈川フィルとの合同練習のときに奈々さんは、譜面があってもそれを見たりせず、完全な状態に仕上げて臨んでいた、という舞台裏のエピソードを語ってくれ、奈々さんのまじめな一面を褒めます。
そして藤野さんのトークは会場のお客さんにも矛先を向けられ、
われわれのサイリウムの振りはまるで北朝鮮のように乱れていない、といったように表現していました。しかもお金をもらってこのようなことをしているのではなく、タダで、いやお金を払って一糸乱れぬサイリウムの振りをしている、とわれわれの奇特さを面白おかしく語りました。こう書くと、藤野氏に悪意があるんじゃないか、と思われるかもしれませんが、決してそんなことは無く、逆にそのことを讃えるように語っていました。その証拠に、藤野氏はトークの締めで、このようなことが出来るのは、水樹奈々さんに対して愛があるからだとまとめます。傍らにいたムッシューに対して、奈々ファン同様無償の愛でフィルに奉仕するように叱咤を飛ばすオチを付けるのも忘れてはいませんでした。
皆さんもコールを入れてみましょう!0:39あたりからです。
このようなMCで会場が沸いた後は比較的懐かしめの、あまり激しすぎない楽曲が続きます。
「ジュリエット」「リプレイマシン」それから
「理想論」が続きます。
「ジュリエット」も待ってましたの楽曲です。
じつはライブアカデミーに参加したとき、「ジュリエット」のコールが掛けられず悔しい思いをしていたのですが、あれからコールを覚えて、ついに今回その成果を出すときが来ました。
わたしのまわりではほとんどコールをかけている人がいませんでしたが、そんなことは気にせず叫びます。
「L・O・V・E・ラブリー奈々ちゃん!」が決まったときには謎の達成感に襲われました。まさに
「♪100回以上~練習を したは~ずのあ~のセ~リフ~♪」です。また近いうちに来て欲しいです。今更ですがこれは良曲。
割と落ち着いて聴ける楽曲の後は、ついにライブ初披露曲
「Lovely Fruit」の登場です。
この楽曲のときに持参していたウルトラピンクのサイリウムを折りました。ライブでピンク色を使用するのは初めてです。
「い・た・だ・き・ま・す! ラブリーフルーツ♪」とコールをかけるのが正しいらしく、初めてなのに会場のコールが揃っているのはさすがわれら水樹奈々ファン。このとき神奈川フィルのかたがたは演奏すするのをやめて頭上で手を叩いていました。それを見てか客席も手を叩く人が多かったです。自分はせっかく持ってきたピンクのサイリウムも振りたかったので、振ったり叩いたりと忙しいことになりました。
続く楽曲もニューアルバムに収録されていたライブ初披露曲
「星屑シンフォニー」。
綺羅星をイメージするような美しい楽曲イメージがありましたが、本ライブでは割と激し目にアレンジされていました。奈々さんの「いくよ~!」という導入のコールとともにサイリウムをバシバシふるかたちになりました。
この後は
幕間の映像コーナー。
今回は(今回も)かなり力が入った映像で、奈々さんファンはもちろん声優ファンにも嬉しい内容になっていました。
水樹奈々さんが声の吹き替えをやっている海外ドラマ「glee」。その吹き替えをやっているいわゆる“中の人”が表舞台に出揃って「glee」を再現するストーリーでした。
自分は「glee」を観ていないのでオリジナルがどういうドラマなのか詳しく無いのですが、会場で流れた映像では、チームのみんなで力を合わせてダンス大会で優勝を目指すというようなお話でした。そのダンスナンバーに選曲されたのが
「DISCOTHEQUE」です。映像中で「合言葉は「CHURU-PA-YA」」(?)という文字が出た瞬間に会場は大盛り上がり!映像ではちゅるぱやにあわせて声優たちが踊り、それを観る客席ではその映像に向かってコールを飛ばします。もはやオーケストラの雰囲気は皆無ですが非常に盛り上がった時間でした。楽しくて思わず笑みがこぼれます。
映像の後はたいていライブのリードナンバー。今回映像の後に来た楽曲は、やはり
「アヴァロンの王冠」でした。
ステージに再登場した奈々さんはステージの正面に用意されていたトロッコに乗って、会場を時計回りに進んでいきます。ライブグレイス無印の時とは逆方向へと移動して、中央ステージへと向かったと思っていただければイメージしやすいと思います。
が、しかし、
奈々さんが乗ったのはよく見るとトロッコではなく、ユニコーンが牽引する馬車です。このユニコーン、どこかで見たことがあるなぁ、とぼんやりと感じていたのですが思い出せません。 察しの良い人はすでにこの時点で気づいていたのかもしれません。そうなのです、
このユニコーン、実はあのお奈々キャップだったのです!! お奈々キャップとは、3年前に行われたツアーのライブアカデミーで登場したマスコットです。ライブツアー後はどこへ行ったのか不明でしたが、今回生存を確認できました。
「ジュリエット」といい、このお奈々キャップといい、ライブアカデミーを思い出す機会が多く、個人的には嬉しかったです。
右下の映像に映っているのが、3年前ライブに初降臨したお奈々キャップ
お奈々キャップのことは中央ステージに移動した後のMCで奈々さんが詳細に話してくれましたが、自分は「お奈々キャップだったっけ?新居浜テイオーだったっけ?」とうろ覚えで、新居浜テイオーと叫んでしまいました。
中央ステージに移動した後はアコースティックコーナーです。 このときMCで奈々さんは、ニューアルバムに収録されているバラード曲の数や、ライブユニオンで歌ったバラード曲の数の少なさについて触れていました。このアコースティックコーナーではそれを取り返すかのように、古い曲から新しい曲までの厳選3曲
「午前0時のBaby Doll」「二人のMEMORY」「ダーリンプラスティック」が披露されました。
このうちの「ダーリンプラスティック」はCDとかなり抑揚の付け方が違っていて、サイリウムがなかなか上手く振れませんでした。自分はよく分からず「とてつもないアレンジだ!」とライブ参加中は能天気に思っていたのですが、帰ってからネットの感想をチェックしていると、単なる曲のアレンジでは無かったようです。
というのも、あの中央ステージあたりは、音の跳ね返りがすごくて、山彦になって聞こえていたみたいです。わたしもこの時アリーナ席前方から後ろを振り返ってサイリウムをふっていましたが、明らかにサイリウムの上下運動がスタンド席とは真逆になっていて揃っていないのです。
その音の反射のため、奈々さんの歌のリズムが狂っていたのだと思われます。
たとえば自分も電話をしているときに、受話器から自分の声が跳ね返って聞こえてきたときに全然しゃべれなかった経験があります。それを考えると、むしろ奈々さんはよくあれだけ歌うことができたと驚くばかりです。
しかも曲も後半ともなればそんな問題はすっかり無くなり、奈々さんはCDどおりのメロディーで歌っていました。あれを立て直すのはすごいことだと思います。さすが奈々さんです。
この
中央ステージのアコースティックコーナーは奈々さんのライブバンド「チェリーボーイズ」と一緒に曲を披露しました。 MCでは今回もチェリーボーイズをターゲットとした回ってコールが発動!今回もグレイス無印と時と同じくトムくんが回されました。かわゆかったです。
恒例のチェリーボーイズへの質問は
「2013年の抱負」について。
イタルビッチは今まで以上にまじめになる、音楽に対してもっと真摯に向きあう、という回答でした。奈々さんが「今でも十分なのに、イタルさんがまじめじゃないっていうのなら、みんなはどうなるのよ」と反応を示し、何故かイタルビッチに即興で親父ギャグを要求する流れになります。MCコーナーの最後にイタルさんが懇親の親父ギャグ
「面白く無くてアリーナ(悪ぃ~な)」を披露。会場が氷付きます。奈々さんはさっさと次の曲へと移っていくのでした。
ちなみにチェリーボーイズのほかの方の目標は、確かアニキが「ギターの国家試験を受ける」だったかな?自分はそれを聞いて「アニキさすが!すごい!」と思ったのですが、奈々さんの「そんなの(そんな国家試験)無いですよね?」という冷静な突っ込みを聞いて、それがアニキ流のユーモアだったことに気づきます。本当は栄養士とか何とか料理の資格を取りたいとのことです。奈々さんいわく、アニキは料理が上手いとのことです。会場から「食べたーい!」と歓声が上がりました。
門Dは「チェリーボーイズの先輩がたの背中についていきます」といった毎回聞き覚えのあるもの。
ベースのりゅーたんは「富士山に登ること」だそうです。小学生の頃に半分くらい登ったそうですが、こんどはそれより上を目指したいとのこと。
しかしこの目標、水樹奈々さんのと若干かぶっているのが気になりました。しかし奈々さんはそのことに突っ込みません。あれ?りゅーたんひょっとして突っ込み待ちだったのでしょうか。真意は定かではありません。
そんなこんなで幕を閉じるアコースティックコーナー。
このアコースティックコーナーでは神奈川フィルの皆さんはいったんステージからはけていて休憩状態。
奈々さんがメインステージに戻ってくる際に再びフィルのみなさんはステージに帰ってきて、ムッシューによる音合わせをした後
「TRANSMIGRATION」を披露しながら奈々さんがご帰還です。お奈々キャップ最後の仕事です。ありがとうございました。
ちなみに奈々さんがメインステージに戻るより先にチェリーボーイズのみなさまは中央ステージから歩いて退場しました。自分は遠くてその様子が確認できなかったのですが、チェリボご帰還中はスタンド席から歓声が上がっていました。
メインステージに帰還してから披露された5曲は、まさに“ラストスパート”というにふさわしい盛り上がり曲ばかりでした。
なかでも
「Pray」には感動しました。
今回のオーケストラのメンバーで、
前回との大きな違いはグレイススペシャルコーラス隊の人数です。なんと
総勢77人!ステージの最奥に、端から端までずらっと並んでいるのです。
このグレイススペシャルコーラス隊が「Pray」の間奏で圧巻のコーラスを披露してくれたのです。
あまりに凄過ぎて自分は泣いてしまいました。
この「Pray」では、奈々さんはステージ向かって右のほうへ移動して歌を歌いました。
今度は左方向へと移動して
「奇蹟のメロディア」を熱唱です。
新曲で一番期待していた楽曲です。しかもライブの定番曲の「Pray」と釣り合いを取るかのような位置づけでの披露です。
開口一番ウルトラオレンジを折りました。とにかく振りのスピードが速い速い。
自分同様、この曲を楽しみにしていた人が多かったのか、新曲とは思えない盛り上がり。今後のライブでさらにこの曲が育てば良いと思いました。
プログラム最後の楽曲は
「BRIGHT STREAM」。
個人的にこの曲はエタブレの後継曲だと思っているのですが、それに相応しいフルオーケストラアレンジでした。歌手として経験を積んだ奈々さんの余裕を湛えた力強い楽曲で、今の奈々さんだから歌える良曲だと思います。オーケストラのアレンジでさらに格が上がった印象を受けました。
それから、平安神宮でもこの曲が歌われましたが、そのときでも会場の雰囲気が壊されていなかったことを思い出します。この汎用性もブラストのすごいところ。
これでいちおうプログラムは終了。
しかしもちろんアンコールの奈々コールを飛ばします。アリーナ席の人はアンコールを叫んでいる人が多かった印象です。
アンコールに応えて戻ってきた奈々さんは黒いライブTシャツに真っ白なドレスのスカート。スカートの横が大きく割れており太ももが丸見えです。目が釘付けに!
定番の「シャッス」コールのあと、アンコール1曲目は
「innocent starter」でした。奈々さんの話によると、フルオケで聞いてみたい曲として一番要望が多かったのがこのイノスタだそうです。自分もフルオケで聴きたかった楽曲の1つです。
ここで注目なのが、
このイノスタまでで、前回のライブグレイス無印とは1曲も曲がダブっていないことです。
無印でやらなかった曲を2でやる、といったような考えはこちらにもなんとなく届いていたのですが、エタブレ、パワゲ、スパジェネ、ポップマなど、ライブの定番かつ大盛り上がりする曲を切ったのは思い切っています。
ファンに媚すぎないこういう姿勢は個人的には好きなのですが、今回はファンクラブのチケットが1限だったことを考えると非会員が多く参加していると想像でき、ライブ初参加の人も多くいたと考えられます。奈々さん自身も、ライブ開幕自のMCで「ライブに慣れている人はリードしてあげて」と呼びかけており、ライブに不慣れな人がいることは視野に入っているようでした。そういうライブにあまり参加したことの無い人、あるいは初参加の人が今回のセットリストをどう思ったのかは気になるところです。
ニューアルバムでアッパー曲を大量にリリースした状況を見ると、やはりいつかエタブレやパワゲに頼らない新しいライブをやってみる必要があると思っていました、ファンとしては。
アッパーの新曲をたくさんリリースし、それらをライブで披露しても、結局むかしの「エタブレ最高~」「パワゲ最高~」では意味が無いと思うからです。 グレイス無印と楽曲総入れ替え、というアイデアが出た本フルオケライブと、アッパー曲がたくさん詰め込まれたニューアルバムがリリースされたタイミングが合致した今だからこそ成し得た貴重なライブだったと思います。
アンコール曲2曲目は
「Orchestal Fantasia」。ここで初めて、グレイス無印と曲がかぶります。奈々さんによると、フルオーケストラということでどうしても外せなかった楽曲だったとか。
舞台からは立て続けに火柱があがります。アリーナ席の自分のいるところでも炎の熱さが伝わってきました。あついあつい。
そして紙吹雪が発射され、ド派手な演出で幕を閉じました。
ダブルアンコール曲では、バイオリン担当の門Dとムッシューの二人を連れて奈々さんが再登場。
ムッシューが客席に向かって投げキッスを飛ばすというパフォーマンス付き。すでにライブ慣れし始めたムッシュー。
ちなみ神奈川フィルや指揮者の藤野さんは舞台袖に履けていて、舞台に立っているのはこの3人というシンプルな構成でした。
この3人で披露された最後の最後の楽曲が新曲の
「約束」です。
奈々さんの歌がゆったりじっくり聴けて心に刺さったのは言うまでもありませんが、両サイドの二人のバイオリンの音色がたまらなく素敵でした。バイオリンの音色にここまで心を打たれたのは初めてです。
なんと表現すればよいのでしょう。バイオリンの低い音によって心の底をダイレクトに揺さぶられるような感じ、と言えばよいのでしょうか。楽曲の持つ雰囲気と合致していました。
ステージ両サイドの画面には奈々さんの顔がアップで映し出されます。
奈々さんの目には光るものがあり、自分もそれを見てもらい泣きです。 歌が終わった後には、バイオリンの2人の門Dとムッシューが固い握手を交わします。それを見てまたもらい泣き。
とにかくすばらしい、感動的な最後の楽曲でした。
もう一度聴いてみたいです。
しかしもう聴くことは出来ません。本公演はライブDVD・BDに収録されないからです。 心の中にとどめておこうと思います。忘れません。
終演後のさいたまスーパーアリーナの様子
今回のライブは水樹奈々さんの33回目の誕生日の直前に行われました。 そのため、
ライブのMC中には、ステージにバースデーケーキが登場し、会場のみんなでフルオーケストラと共にハッピーバースデーの歌を歌ってお祝いしました。 ちなみにケーキに刺さっていたろうそくの数は33本ではなく7本だけでした。奈々さん、永遠の17歳であると嘯きます。
まあそれはともかく、33歳とか17歳とか年齢の詳細は置いておいて、
水樹奈々さん、お誕生日おめでとうございます。 ちゅるぱやの映像では、「glee」で吹き替えを担当している声優さんたちが登場したと上に書きましたが、来賓席にはその声優さんたちが観に来ていたようで、終演後の規制退場中には来賓席のその声優さんたちに向かって、何故か回ってコールが発動しました。ノリのよい声優さんのようで、ちゃんと回ってくれました。
しかし、この光景を見たアリーナ席(わたしの近くだからA6ブロック)あたりからは「そういう回ってコールをする余裕があるのなら、奈々さんに向けてアンコールの声をもっとだしていけよ」という声が上がっていました。それは自分ももっともだと思いました。
ちなみに今回のフルオケライブも、公演の最後に客席へのプレゼントはありませんでした。
水樹奈々さん
炎の指揮者、藤野浩一さん
神奈川フィルのみなさま
チェリーボーイズのみなさま
そしてファンのみなさま、ありがとうございました。たいへん素敵で楽しいライブ公演でした。
とくに藤野浩一さん、あらためてファンになりました。
ライブのMC中には、画面に奈々さんの顔がアップで映し出される場面が多々あったのですが、そのすぐ後ろに立っている藤野さんも必然的に画面にフレームインしていました。そのとき、
藤野さんが奈々さんのほうを振り返って、優しい笑顔で奈々さんを見つめていた画が忘れられません。奈々さんのファンクラブの会員番号を取ったのは、何もわれわれ奈々ファンに向けたパフォーマンスではないことが、藤野さんの表情を見てはっきりしました。
今度またフルオケライブが行われるのであれば、またぜひ氏に指揮を担当してもらいたいです。最高の指揮者です。
→その2へ続く!
ライブ後のさいたま新都心駅
猛烈な帰宅ラッシュ
the most beautiful moment ever
(今までで最も美しい瞬間)
今回のライブは宇宙をテーマにしていたのことの。
真っ暗な会場でうねるブルーのサイリウムはきれいです。
東京ドーム公演以来の関東遠征。
今回は諸事情で広島からではなく新大阪からの遠征です。
新幹線で東京駅まで行って、そこから鈍行に乗り換えてさいたま新都心駅まで行く旅程です。
富士山
新幹線の車窓より
「2013年水樹がやってみたいこと」をランキング第四位は富士山に登ることだそうです。
自分も奈々さんに倣って新幹線の車窓から富士山を撮影してみました。 なんか今までに無く上手に撮れました。
ところで…
スマホでさいたま新都心駅までの検索するといろんなルートが出てきましたが、乗換えが少なく、比較的楽そうな
JR京浜東北線を利用してみました。
スマホは乗り換えのホームの番号まで検索できるから便利です。
東京からさいたま新都心駅までは20駅ほどあり、40分の長旅でしたが、途中に秋葉原があったりして車窓から都会の風景を満喫できました。朝比較的早い時間のためか椅子に座ることが出来、ウトウトしているとあっという間にさいたま新都心駅に到着です!
さいたま新都心駅はかっこいい鉄骨の屋根に覆われた駅舎でした。
ホームを抜けると目の前には「←さいたまスーパーアリーナ」と案内幕が垂れていて、アリーナはもうすぐ目の前でした。たまアリ専用の駅みたいな印象。
さいたま新都心駅からさいたまスーパーアリーナまでのアプローチには、前日(数日前?)に積もった雪がまだ溶け切っておらず残っていて寒々しいです。
といってもこの日は比較的ポカポカ陽気だったので、気温の点ではあまり心配するほどではなく、物販列での待機は苦になりませんでした。
あたりを見回してみると、前日物販ですでに買い物を終わらせたファンなのか、グッズの袋を持っている人が駅の周りをうろうろしていました。
自分もいそいで物販会場であるけやき広場まで足を運びます……
さいたまスーパーアリーナ
がしかし!
物販の最後尾はどこなのかスタッフさんに訪ねてみると、なぜかけやき広場とは真反対の方向に案内されてしまいました。
そうなのです、この時点で既に想像を絶する長蛇の物販列が形成されていたのです。
前日物販とはなんだったのか…
2年前のグレイス無印の悪夢が蘇ります。
物販列の図示
もうすこしうねっていたけど、簡単に描くとこんな感じでした。
物販列は歩道橋を渡った下の駐車場で行われており、そこからズラーッとアリーナのほうまで列が延びていました。
初日は最終的に60数台の窓口でスタッフさんは物販に対応していたそうで、列は進むものの広場なので先にどのくらいの人が並んでいるのかよく見えてしまい、精神的なダメージの大きい待機時間になりました。
アリーナ前のけやき広場の様子。
みっしり人が並んでいます。
このあたりでスタッフさんからピンズ、カーディガンの売り切れ情報が通告されました。
物販列がお通夜状態になります
歩道橋から物販会場を撮影。
ここまでですでに4時間待ち。
しかし会場前にも長い行列が…軽い絶望感を味わいます。
並び始めてから4時間半でようやく物販会場に到着です。
このとき既にピンズ全種、カーディガン全サイズが売り切れていました。
ピンズは翌日に並んで買おうと考え、ひとまず自分はタオル、ペンライト、Tシャツのライブ三種の神器とあとかさばらない小物類を適当に合計10点購入。ちょうど2万円でした。そしてナナカは10枚。これでトレード交渉です。
NANACA シークレット
いわゆるキラ。今回はこのデザインでした。
グレイス無印のときと同じく、一発目でシークレットが出ました。顔が思わずにやけます。
結局シークレットが3枚出ました。トレードが比較的有利に運びます。
NANACA 全種類
トレードに応じてくれた方、ありがとうございました。
今回はバイオリンがなかなか当たらず苦労しました。
Tシャツ(白)、タオル、ペンライト
ライブの定番グッズ三点セット。
今回のTシャツは公演日限定色は無く全部で4種類。
いずれもかっこいいデザインでどれにしようか悩みましたが白色をチョイス。
なんとわたしが買った白色のTシャツのSサイズがラスイチだったのでした。
会場の様子を眺めていると、女の子に人気のようでした。Tシャツ全種全サイズの中で、一番早くこの白のSサイズの在庫が無くなっていました。
実はわたしはこのバイオリンの白が一番ほしかったのです。良かった。
ペンライト GRACE -OPUS Ⅱ- エディション
美しいです。
まるで宇宙の星々のがきらめいているようです。
そう、じつはこの「宇宙」というのが今回のライブのキーワードなのでした。
詳細は公演にて。
物販後はNANACAのトレードなどを行い、なんだかんだで時刻は15時ごろになっていました。NANACAのトレードに応じてくれた方、ありがとうございました。
時間的に狙っていたお店のランチタイムも過ぎていたので、とりあえずホテルまでチェックインをしに向かいました。わたしがネットで予約を取ろうとした11月ごろには、既にさいたま新都心周辺のビジネスホテルは満室状態だったので、一駅先の大宮にビジネスホテルの部屋を取っておいたのでした。大宮駅周辺にはラーメン屋さんもいっぱいあるのでそこで昼食をとろうと考えます。営業時間が長いラーメン屋さんはこういうときに便利です。
ふたたび電車に揺られます。
JR大宮駅
大宮駅 駅前
大宮駅で電車を降りてびっくりです。自分が思っていたよりも全然大きい駅で、駅前もずいぶん栄えていました。東日本の地理には全然詳しく無い自分を恥ずかしく思います。
ライブの開場の時刻が16:30なので、チェックインをして、昼食を食べて…としているとあまり時間の余裕もなさそうだったので、デパートを横目に見ながらホテルに向かいます。
マロウド・イン大宮
今回利用したのは
マロウド・イン大宮。
大宮駅から歩いて5分ほどのところにあります。
しかし!
やはり奈々ファンの考えることはみんな同じで、物販を終えてチェックインをしようとする人でエントランスホールはあふれていました。
屋外にまでチェックイン待ちの行列が伸びていてビックリ仰天。待つしかないので自分も最後尾に並んで待ちます。
シングルルーム
一泊6800円
部屋は一泊6800円の値段相応のものでした。
このあたりのビジネスホテルは比較的高くつくところが多くて、それを考えるとまあ安いほう。
ユニットバスなどの設備は古かったものの、特に悪い印象はありませんでした。
…それから遅めの昼食(早めの夕食)を大宮で食べてから、ライブ会場のさいたまスーパーアリーナへと舞い戻ります。
さいたま新都心駅からアリーナへ向かうアプローチ
わたしがさいたまスーパーアリーナに戻ったときには、すでに開場しており、順次お客さんが入場していました。
しかし、まだまだ開演までは時間があったためか、アリーナ前の広場には人がいっぱい!
開演まで1時間くらいありましたが、わたしは自分の席がどこになるのか気になって仕方が無かったので、少し早いですが会場入りしました。
今回わたしがゲットした席は
アリーナA6ブロック。
アリーナ席なんて初めてです。ドキドキワクワクアリーナ席。
アリーナ席へ向かうみなさま
アリーナ席へは、いったん敷地の外へ出て、西の高速道路そばの出入り口から侵入しました。
会場へはステージ向かって後方から入りました。
自分のアリーナA6ブロックは前のほうなので、会場入ってすぐのアリーナ席配置図でなんとなく位置を確認してから自分の席へと向かいます。
C6、B6…と歩いていき、このあたりでも全然ステージから近い印象だったのですが、A6の自分の席はとんでもなく前のほう。しかもA5側の通路そばの席だったのでほぼステージ真正面です。
ありえない。こんなことがあっていいのか、と思いながらも、奈々ファンたるもの一度はアリーナ席を経験しておくべきだよね、と考えなおし、開演を待ちました。
そしてついに開幕です!
2013年最初のライブ
「NANA MIZUKI LIVE GRACE 2013 -OPUS Ⅱ-」!!
NANA MIZUKI LIVE GRACE 2013 -OPUS Ⅱ- 1/19セットリスト01.残光のガイア
02.SCARLET KNIGHT
03.ジュリエット
04.リプレイマシン
05.理想論
06.Lovely Fruit
07.星屑シンフォニー
08.DISCOTHEQUE
09.アヴァロンの王冠
10.午前0時のBaby Doll
11.二人のMEMORY
12.ダーリンプラスティック
13.TRANSMIGRATION
14.BRAVE PHOENIX
15.Pray
16.奇跡のメロディア
17.恋の抑止力
18.BRIGHT STREAM
<アンコール>
19.innocent starter
20.Orchestal Fantasia
<ダブルアンコール>
21.約束
席について今か今かと開演を待ちます。
ステージに目を向けると、真っ赤な薄いカーテンがとばりを下ろし、さらにその向こうに目を凝らすとオーケストラの楽器が静かに並んでいました。
カーテンの手前には巨大なシャンデリア(舞台用の創作物)が床に鎮座しています。
奈々さんはどこから登場するんだろう、ひょっとしたら前回のフルオーケストラライブのようにステージ上方から降りてくるのかな、と思い、ステージの上を見上げてみましたが人の気配はありません(ステージの上を確認で来るという時点でいかに近い席か!)。
しばらくすると、真っ赤なカーテンの向こうに人の気配があります。どうやら神奈川フィルハーモニーのかたがたが配置に付き始めたようです。
そして、ムッシューと指揮者の藤野さんの姿もカーテン越しに確認できました。彼らが配置に付くときにはアリーナから猛烈な「ムッシュー!!」「藤野さーん!」という声援が掛けられます。自分も負けじと叫びます。
コンサートマスターであるムッシューが今回も初っ端に音あわせをしました。その後はピリッと張り詰めた静寂がアリーナ全体を覆います。
このあたりでしょうか、広い場所とはいえ、静かな会場では客席の声はよく響くもので、スタンド席にいると思われる幼女が「いつはじまるの~?」と叫ぶものだから客席はどっと沸きます。張り詰めた緊張が一瞬解けますがそれもつかの間、再び沈黙が会場を覆い、今か今かと開演を待ちました。
しかし奈々さんの姿が見えません。
そのまま開演のイントロが流れ始めたのでした。
チャイコフスキー「くるみ割り人形」
これだったっけ?
今回のライブも映像からのスタートです。 どうやら会場に響き始めた曲は、チャイコフスキーの
「くるみ割り人形」という曲だそうです。帰宅してから初めて知りました。
ステージ両サイドに備え付けられた画面に映像が流れ始めます。実写奈々さんとCGアニメのコラボレーションした映像でした。
ストーリーについては奈々さんがブログに書いているのでそちらを参考にしてみてください。 このCGのクオリティが非常に高く、ライブジャーニーのオープニング映像とは比べ物にならないくらいの出来でした。
イントロはいつの間にか聞き覚えのあるメロディーに姿を変えます。
「残光のガイア」です。
自分は今回のライブで、この奈々さんが登場する時の光景が一番印象に残っています。
激しい閃光と同時にステージを覆っていたカーテンが幕を開け、ステージ上に鎮座していたシャンデリアが上昇していきます。
シャンデリアが上にあがるにつれて見えてきたのは、ステージから上昇する床(ライブゲームスのエタブレのときに使用されたもののコンパクト版)です。こちらもシャンデリアの上昇に合わせて高く上がっていきます。
そしてその上昇する床の上にいたのがわれらが水樹奈々さんです。
オーケストラのメロディー、激しい照明効果、なめるように下方から上方へと視線を移しながらの奈々さんの登場は大変劇的で感動しました。まさに神です。神の登場です。神以外の表現が見当たりません。話は飛びますが、最近大阪で行われたエル・グレコ展に行ったのですが、そこに描かれている神の母マリアと何が違うというのでしょう。
そしていきなりの跳び曲です。一気に会場はヒートアップです。自分もウルトラオレンジを折ってコールをかけます。
大興奮のうちに幕を開けたライブグレイスオーパス2!
しかも続いて登場したのは、わたしが一番期待していたフルオケライブにピッタリの楽曲
「SCARLET KNIGHT」です。
このスカナイは絶対に来て欲しいと思っていました。
スカナイが発売された当時、初めて楽曲を聴いた時に、なぜこの楽曲をフルオケライブ前にリリースしなかったのか、と疑問を抱いたのを今でも覚えています。前回のフルオケライブにおけるジャスビリのようなメインの位置づけではなかったものの、開幕の興奮の中で登場したのは大変嬉しかったです。
ガイア、スカナイと続く良曲立て続けの開幕に半泣き状態の自分。
しかもフルオーケストラで厚みを増した音楽でさらに感動します。とにかくこのような開幕は嬉しかったです。
この2曲に続く奈々さんのMCでも開幕の2曲について触れており、この激しい2曲が本フルオケライブを象徴する楽曲であることを話します。今回も前回同様おしとやかには行かないようでした。望むところです。会場もそれに応えるように歓声を上げます。
ここで指揮者藤野さんの紹介です。
すでに前回参加した方やライブ映像を観て知っている人が多く、ほとんど紹介不要の方ですが、やはり今回も氏のMCは面白かったです。
「会員番号2万5千●●の藤野浩一です」という自己紹介で会場を沸かせるトークは期待通りでした。MCでは、神奈川フィルとの合同練習のときに奈々さんは、譜面があってもそれを見たりせず、完全な状態に仕上げて臨んでいた、という舞台裏のエピソードを語ってくれ、奈々さんのまじめな一面を褒めます。
そして藤野さんのトークは会場のお客さんにも矛先を向けられ、
われわれのサイリウムの振りはまるで北朝鮮のように乱れていない、といったように表現していました。しかもお金をもらってこのようなことをしているのではなく、タダで、いやお金を払って一糸乱れぬサイリウムの振りをしている、とわれわれの奇特さを面白おかしく語りました。こう書くと、藤野氏に悪意があるんじゃないか、と思われるかもしれませんが、決してそんなことは無く、逆にそのことを讃えるように語っていました。その証拠に、藤野氏はトークの締めで、このようなことが出来るのは、水樹奈々さんに対して愛があるからだとまとめます。傍らにいたムッシューに対して、奈々ファン同様無償の愛でフィルに奉仕するように叱咤を飛ばすオチを付けるのも忘れてはいませんでした。
皆さんもコールを入れてみましょう!0:39あたりからです。
このようなMCで会場が沸いた後は比較的懐かしめの、あまり激しすぎない楽曲が続きます。
「ジュリエット」「リプレイマシン」それから
「理想論」が続きます。
「ジュリエット」も待ってましたの楽曲です。
じつはライブアカデミーに参加したとき、「ジュリエット」のコールが掛けられず悔しい思いをしていたのですが、あれからコールを覚えて、ついに今回その成果を出すときが来ました。
わたしのまわりではほとんどコールをかけている人がいませんでしたが、そんなことは気にせず叫びます。
「L・O・V・E・ラブリー奈々ちゃん!」が決まったときには謎の達成感に襲われました。まさに
「♪100回以上~練習を したは~ずのあ~のセ~リフ~♪」です。また近いうちに来て欲しいです。今更ですがこれは良曲。
割と落ち着いて聴ける楽曲の後は、ついにライブ初披露曲
「Lovely Fruit」の登場です。
この楽曲のときに持参していたウルトラピンクのサイリウムを折りました。ライブでピンク色を使用するのは初めてです。
「い・た・だ・き・ま・す! ラブリーフルーツ♪」とコールをかけるのが正しいらしく、初めてなのに会場のコールが揃っているのはさすがわれら水樹奈々ファン。このとき神奈川フィルのかたがたは演奏すするのをやめて頭上で手を叩いていました。それを見てか客席も手を叩く人が多かったです。自分はせっかく持ってきたピンクのサイリウムも振りたかったので、振ったり叩いたりと忙しいことになりました。
続く楽曲もニューアルバムに収録されていたライブ初披露曲
「星屑シンフォニー」。
綺羅星をイメージするような美しい楽曲イメージがありましたが、本ライブでは割と激し目にアレンジされていました。奈々さんの「いくよ~!」という導入のコールとともにサイリウムをバシバシふるかたちになりました。
この後は
幕間の映像コーナー。
今回は(今回も)かなり力が入った映像で、奈々さんファンはもちろん声優ファンにも嬉しい内容になっていました。
水樹奈々さんが声の吹き替えをやっている海外ドラマ「glee」。その吹き替えをやっているいわゆる“中の人”が表舞台に出揃って「glee」を再現するストーリーでした。
自分は「glee」を観ていないのでオリジナルがどういうドラマなのか詳しく無いのですが、会場で流れた映像では、チームのみんなで力を合わせてダンス大会で優勝を目指すというようなお話でした。そのダンスナンバーに選曲されたのが
「DISCOTHEQUE」です。映像中で「合言葉は「CHURU-PA-YA」」(?)という文字が出た瞬間に会場は大盛り上がり!映像ではちゅるぱやにあわせて声優たちが踊り、それを観る客席ではその映像に向かってコールを飛ばします。もはやオーケストラの雰囲気は皆無ですが非常に盛り上がった時間でした。楽しくて思わず笑みがこぼれます。
映像の後はたいていライブのリードナンバー。今回映像の後に来た楽曲は、やはり
「アヴァロンの王冠」でした。
ステージに再登場した奈々さんはステージの正面に用意されていたトロッコに乗って、会場を時計回りに進んでいきます。ライブグレイス無印の時とは逆方向へと移動して、中央ステージへと向かったと思っていただければイメージしやすいと思います。
が、しかし、
奈々さんが乗ったのはよく見るとトロッコではなく、ユニコーンが牽引する馬車です。このユニコーン、どこかで見たことがあるなぁ、とぼんやりと感じていたのですが思い出せません。 察しの良い人はすでにこの時点で気づいていたのかもしれません。そうなのです、
このユニコーン、実はあのお奈々キャップだったのです!! お奈々キャップとは、3年前に行われたツアーのライブアカデミーで登場したマスコットです。ライブツアー後はどこへ行ったのか不明でしたが、今回生存を確認できました。
「ジュリエット」といい、このお奈々キャップといい、ライブアカデミーを思い出す機会が多く、個人的には嬉しかったです。
右下の映像に映っているのが、3年前ライブに初降臨したお奈々キャップ
お奈々キャップのことは中央ステージに移動した後のMCで奈々さんが詳細に話してくれましたが、自分は「お奈々キャップだったっけ?新居浜テイオーだったっけ?」とうろ覚えで、新居浜テイオーと叫んでしまいました。
中央ステージに移動した後はアコースティックコーナーです。 このときMCで奈々さんは、ニューアルバムに収録されているバラード曲の数や、ライブユニオンで歌ったバラード曲の数の少なさについて触れていました。このアコースティックコーナーではそれを取り返すかのように、古い曲から新しい曲までの厳選3曲
「午前0時のBaby Doll」「二人のMEMORY」「ダーリンプラスティック」が披露されました。
このうちの「ダーリンプラスティック」はCDとかなり抑揚の付け方が違っていて、サイリウムがなかなか上手く振れませんでした。自分はよく分からず「とてつもないアレンジだ!」とライブ参加中は能天気に思っていたのですが、帰ってからネットの感想をチェックしていると、単なる曲のアレンジでは無かったようです。
というのも、あの中央ステージあたりは、音の跳ね返りがすごくて、山彦になって聞こえていたみたいです。わたしもこの時アリーナ席前方から後ろを振り返ってサイリウムをふっていましたが、明らかにサイリウムの上下運動がスタンド席とは真逆になっていて揃っていないのです。
その音の反射のため、奈々さんの歌のリズムが狂っていたのだと思われます。
たとえば自分も電話をしているときに、受話器から自分の声が跳ね返って聞こえてきたときに全然しゃべれなかった経験があります。それを考えると、むしろ奈々さんはよくあれだけ歌うことができたと驚くばかりです。
しかも曲も後半ともなればそんな問題はすっかり無くなり、奈々さんはCDどおりのメロディーで歌っていました。あれを立て直すのはすごいことだと思います。さすが奈々さんです。
この
中央ステージのアコースティックコーナーは奈々さんのライブバンド「チェリーボーイズ」と一緒に曲を披露しました。 MCでは今回もチェリーボーイズをターゲットとした回ってコールが発動!今回もグレイス無印と時と同じくトムくんが回されました。かわゆかったです。
恒例のチェリーボーイズへの質問は
「2013年の抱負」について。
イタルビッチは今まで以上にまじめになる、音楽に対してもっと真摯に向きあう、という回答でした。奈々さんが「今でも十分なのに、イタルさんがまじめじゃないっていうのなら、みんなはどうなるのよ」と反応を示し、何故かイタルビッチに即興で親父ギャグを要求する流れになります。MCコーナーの最後にイタルさんが懇親の親父ギャグ
「面白く無くてアリーナ(悪ぃ~な)」を披露。会場が氷付きます。奈々さんはさっさと次の曲へと移っていくのでした。
ちなみにチェリーボーイズのほかの方の目標は、確かアニキが「ギターの国家試験を受ける」だったかな?自分はそれを聞いて「アニキさすが!すごい!」と思ったのですが、奈々さんの「そんなの(そんな国家試験)無いですよね?」という冷静な突っ込みを聞いて、それがアニキ流のユーモアだったことに気づきます。本当は栄養士とか何とか料理の資格を取りたいとのことです。奈々さんいわく、アニキは料理が上手いとのことです。会場から「食べたーい!」と歓声が上がりました。
門Dは「チェリーボーイズの先輩がたの背中についていきます」といった毎回聞き覚えのあるもの。
ベースのりゅーたんは「富士山に登ること」だそうです。小学生の頃に半分くらい登ったそうですが、こんどはそれより上を目指したいとのこと。
しかしこの目標、水樹奈々さんのと若干かぶっているのが気になりました。しかし奈々さんはそのことに突っ込みません。あれ?りゅーたんひょっとして突っ込み待ちだったのでしょうか。真意は定かではありません。
そんなこんなで幕を閉じるアコースティックコーナー。
このアコースティックコーナーでは神奈川フィルの皆さんはいったんステージからはけていて休憩状態。
奈々さんがメインステージに戻ってくる際に再びフィルのみなさんはステージに帰ってきて、ムッシューによる音合わせをした後
「TRANSMIGRATION」を披露しながら奈々さんがご帰還です。お奈々キャップ最後の仕事です。ありがとうございました。
ちなみに奈々さんがメインステージに戻るより先にチェリーボーイズのみなさまは中央ステージから歩いて退場しました。自分は遠くてその様子が確認できなかったのですが、チェリボご帰還中はスタンド席から歓声が上がっていました。
メインステージに帰還してから披露された5曲は、まさに“ラストスパート”というにふさわしい盛り上がり曲ばかりでした。
なかでも
「Pray」には感動しました。
今回のオーケストラのメンバーで、
前回との大きな違いはグレイススペシャルコーラス隊の人数です。なんと
総勢77人!ステージの最奥に、端から端までずらっと並んでいるのです。
このグレイススペシャルコーラス隊が「Pray」の間奏で圧巻のコーラスを披露してくれたのです。
あまりに凄過ぎて自分は泣いてしまいました。
この「Pray」では、奈々さんはステージ向かって右のほうへ移動して歌を歌いました。
今度は左方向へと移動して
「奇蹟のメロディア」を熱唱です。
新曲で一番期待していた楽曲です。しかもライブの定番曲の「Pray」と釣り合いを取るかのような位置づけでの披露です。
開口一番ウルトラオレンジを折りました。とにかく振りのスピードが速い速い。
自分同様、この曲を楽しみにしていた人が多かったのか、新曲とは思えない盛り上がり。今後のライブでさらにこの曲が育てば良いと思いました。
プログラム最後の楽曲は
「BRIGHT STREAM」。
個人的にこの曲はエタブレの後継曲だと思っているのですが、それに相応しいフルオーケストラアレンジでした。歌手として経験を積んだ奈々さんの余裕を湛えた力強い楽曲で、今の奈々さんだから歌える良曲だと思います。オーケストラのアレンジでさらに格が上がった印象を受けました。
それから、平安神宮でもこの曲が歌われましたが、そのときでも会場の雰囲気が壊されていなかったことを思い出します。この汎用性もブラストのすごいところ。
これでいちおうプログラムは終了。
しかしもちろんアンコールの奈々コールを飛ばします。アリーナ席の人はアンコールを叫んでいる人が多かった印象です。
アンコールに応えて戻ってきた奈々さんは黒いライブTシャツに真っ白なドレスのスカート。スカートの横が大きく割れており太ももが丸見えです。目が釘付けに!
定番の「シャッス」コールのあと、アンコール1曲目は
「innocent starter」でした。奈々さんの話によると、フルオケで聞いてみたい曲として一番要望が多かったのがこのイノスタだそうです。自分もフルオケで聴きたかった楽曲の1つです。
ここで注目なのが、
このイノスタまでで、前回のライブグレイス無印とは1曲も曲がダブっていないことです。
無印でやらなかった曲を2でやる、といったような考えはこちらにもなんとなく届いていたのですが、エタブレ、パワゲ、スパジェネ、ポップマなど、ライブの定番かつ大盛り上がりする曲を切ったのは思い切っています。
ファンに媚すぎないこういう姿勢は個人的には好きなのですが、今回はファンクラブのチケットが1限だったことを考えると非会員が多く参加していると想像でき、ライブ初参加の人も多くいたと考えられます。奈々さん自身も、ライブ開幕自のMCで「ライブに慣れている人はリードしてあげて」と呼びかけており、ライブに不慣れな人がいることは視野に入っているようでした。そういうライブにあまり参加したことの無い人、あるいは初参加の人が今回のセットリストをどう思ったのかは気になるところです。
ニューアルバムでアッパー曲を大量にリリースした状況を見ると、やはりいつかエタブレやパワゲに頼らない新しいライブをやってみる必要があると思っていました、ファンとしては。
アッパーの新曲をたくさんリリースし、それらをライブで披露しても、結局むかしの「エタブレ最高~」「パワゲ最高~」では意味が無いと思うからです。 グレイス無印と楽曲総入れ替え、というアイデアが出た本フルオケライブと、アッパー曲がたくさん詰め込まれたニューアルバムがリリースされたタイミングが合致した今だからこそ成し得た貴重なライブだったと思います。
アンコール曲2曲目は
「Orchestal Fantasia」。ここで初めて、グレイス無印と曲がかぶります。奈々さんによると、フルオーケストラということでどうしても外せなかった楽曲だったとか。
舞台からは立て続けに火柱があがります。アリーナ席の自分のいるところでも炎の熱さが伝わってきました。あついあつい。
そして紙吹雪が発射され、ド派手な演出で幕を閉じました。
ダブルアンコール曲では、バイオリン担当の門Dとムッシューの二人を連れて奈々さんが再登場。
ムッシューが客席に向かって投げキッスを飛ばすというパフォーマンス付き。すでにライブ慣れし始めたムッシュー。
ちなみ神奈川フィルや指揮者の藤野さんは舞台袖に履けていて、舞台に立っているのはこの3人というシンプルな構成でした。
この3人で披露された最後の最後の楽曲が新曲の
「約束」です。
奈々さんの歌がゆったりじっくり聴けて心に刺さったのは言うまでもありませんが、両サイドの二人のバイオリンの音色がたまらなく素敵でした。バイオリンの音色にここまで心を打たれたのは初めてです。
なんと表現すればよいのでしょう。バイオリンの低い音によって心の底をダイレクトに揺さぶられるような感じ、と言えばよいのでしょうか。楽曲の持つ雰囲気と合致していました。
ステージ両サイドの画面には奈々さんの顔がアップで映し出されます。
奈々さんの目には光るものがあり、自分もそれを見てもらい泣きです。 歌が終わった後には、バイオリンの2人の門Dとムッシューが固い握手を交わします。それを見てまたもらい泣き。
とにかくすばらしい、感動的な最後の楽曲でした。
もう一度聴いてみたいです。
しかしもう聴くことは出来ません。本公演はライブDVD・BDに収録されないからです。 心の中にとどめておこうと思います。忘れません。
終演後のさいたまスーパーアリーナの様子
今回のライブは水樹奈々さんの33回目の誕生日の直前に行われました。 そのため、
ライブのMC中には、ステージにバースデーケーキが登場し、会場のみんなでフルオーケストラと共にハッピーバースデーの歌を歌ってお祝いしました。 ちなみにケーキに刺さっていたろうそくの数は33本ではなく7本だけでした。奈々さん、永遠の17歳であると嘯きます。
まあそれはともかく、33歳とか17歳とか年齢の詳細は置いておいて、
水樹奈々さん、お誕生日おめでとうございます。 ちゅるぱやの映像では、「glee」で吹き替えを担当している声優さんたちが登場したと上に書きましたが、来賓席にはその声優さんたちが観に来ていたようで、終演後の規制退場中には来賓席のその声優さんたちに向かって、何故か回ってコールが発動しました。ノリのよい声優さんのようで、ちゃんと回ってくれました。
しかし、この光景を見たアリーナ席(わたしの近くだからA6ブロック)あたりからは「そういう回ってコールをする余裕があるのなら、奈々さんに向けてアンコールの声をもっとだしていけよ」という声が上がっていました。それは自分ももっともだと思いました。
ちなみに今回のフルオケライブも、公演の最後に客席へのプレゼントはありませんでした。
水樹奈々さん
炎の指揮者、藤野浩一さん
神奈川フィルのみなさま
チェリーボーイズのみなさま
そしてファンのみなさま、ありがとうございました。たいへん素敵で楽しいライブ公演でした。
とくに藤野浩一さん、あらためてファンになりました。
ライブのMC中には、画面に奈々さんの顔がアップで映し出される場面が多々あったのですが、そのすぐ後ろに立っている藤野さんも必然的に画面にフレームインしていました。そのとき、
藤野さんが奈々さんのほうを振り返って、優しい笑顔で奈々さんを見つめていた画が忘れられません。奈々さんのファンクラブの会員番号を取ったのは、何もわれわれ奈々ファンに向けたパフォーマンスではないことが、藤野さんの表情を見てはっきりしました。
今度またフルオケライブが行われるのであれば、またぜひ氏に指揮を担当してもらいたいです。最高の指揮者です。
→その2へ続く!
ライブ後のさいたま新都心駅
猛烈な帰宅ラッシュ
the most beautiful moment ever
(今までで最も美しい瞬間)
今回のライブは宇宙をテーマにしていたのことの。
真っ暗な会場でうねるブルーのサイリウムはきれいです。