★★★☆☆ 今年も来ましたこの季節!
広島だと週明けに本屋に並ぶかと思っていたら、今日本屋さんで発見!
さっそく買ってきた。
わたしもなんだかんだでネット読者投票には投票していて、今年のわたしの一票は以下の内容。
--------------------<ここから>--------------------
おなまえ(ハンドルネーム可):ウイスキーぼんぼん
1:玻璃の家
2:少女たちの羅針盤
3:六つの手掛り
4:密室殺人ゲーム2.0
5:智天使の不思議
1:過剰なまでのメイントリックが相貌失認という症状と見事
に噛み合い、それによって爆発的な驚きが生まれている傑作だ
と思います。
2:犯人告発や事件解決は誰のためのものなのか考えさせられ
た一冊です。謎解き・犯人探し・事件解決、この三拍子が本来
的な形で美しくまとまった、本格ミステリの傑作だと思います
。
3:本格ミステリの短編集では本年度最高の収穫だと思います
。騙される面白さ、そして何より理詰めで謎が解けていく面白
さが堪能できる良作だと思います。
4:前作を上回る、冗談キツ過ぎなトリックの雨アラレ。出題
者=犯人であるにもかかわらず、フーダニットで驚いたのには
参りました。
5:社会人編水乃サトルシリーズの中では一番好き!不可能犯
罪が単純なアリバイトリックで解けてしまうこのギャップが良
かったです。
--------------------<ここまで>-------------------- さあさあ、注目の本ランキングは!?
以下ランキングに言及します。注意してください。
『2.0』は謎解きのゲーム性に特化してて、本格として良作だと思うんだ。他に無かったんかと思わなくも無いけど、まあ1位は良いと思うんだな。おめでとうございます。
『身代わり』も地味だけど、こういう作品は本格のランキングにこそ取り上げられるべき作品だと思うから、2位っていうのはすごく嬉しい。
でもさあ、何に驚いたって
『Another』3位はさすがにやりすぎだと思うんだ。
いや本格の良作が
『2.0』や
『身代わり』しかないなら、相対的に順位が高くなっても良いと思うんだけど、
『六つの手掛り』ランク外(24位)、
『天帝のみぎわなる鳳翔』ランク外(21位)、
『探偵小説のためのインヴェンション「金剋木」』『探偵小説のためのノスタルジア「木剋土」』にいたっては影も形も無し。
叙述ミステリに関しては、論理的謎解きは無いけれど、結末のサプライズ、ということには特化されたスタイルのため、最初は抵抗があったけど本格として評価されるのには異存は無い。だけど本格って、結末の驚きより論理的謎解きがまずは評価されるべきではないのか。論理的謎解きから驚きが生まれるのではないのか。キワモノだが
『六つ』『天帝』『金剋木』『木剋土』には高水準のそれがあった。
『Another』みたいなビックリ箱より、本格のランキングなら、もっと別な作品が推されるべきでは無いのか?少なくともこんな何のランキングなのか分からないクソみたいなのは見たくなかった。ここまで無視されるとは思わなかった。
そうそう、以前わたしは
「(『六つの手掛り』は)本ミスにはランクインする完成度で、もしランクインしなかったら、それはもう「本格ミステリ」という考え方が完全に変わってしまったと言うほかありません。」と書いたけれど、本当に古き良き本格は死んでしまっていたようだ。
諸所で毎年のように「本格終わった」という言葉が見られるけれど、こういう終わった本格のランキングづくりに加担することはあまりしたくないので、たぶん読者投票は今年で最後になると思う。
いままでありがとう本ミス。
海外は
『ルルージュ事件』を拾わなかった時点で論外だと思うんだ。
そのほかはまあ無難じゃないですか?マルティネスが入らなかったのが意外だけど、ラインナップ見るともう席が無い。
あ゛
『錯誤配置』も入ってない!
以上否定的な意見を中心に書いてみました(*‘ω‘ *)
『2.0』は謎解きのゲーム性に特化してて、本格として良作だと思うんだ。他に無かったんかと思わなくも無いけど、まあ1位は良いと思うんだな。おめでとうございます。
『身代わり』も地味だけど、こういう作品は本格のランキングにこそ取り上げられるべき作品だと思うから、2位っていうのはすごく嬉しい。
でもさあ、何に驚いたって
『Another』3位はさすがにやりすぎだと思うんだ。
いや本格の良作が
『2.0』や
『身代わり』しかないなら、相対的に順位が高くなっても良いと思うんだけど、
『六つの手掛り』ランク外(24位)、
『天帝のみぎわなる鳳翔』ランク外(21位)、
『探偵小説のためのインヴェンション「金剋木」』『探偵小説のためのノスタルジア「木剋土」』にいたっては影も形も無し。
叙述ミステリに関しては、論理的謎解きは無いけれど、結末のサプライズ、ということには特化されたスタイルのため、最初は抵抗があったけど本格として評価されるのには異存は無い。だけど本格って、結末の驚きより論理的謎解きがまずは評価されるべきではないのか。論理的謎解きから驚きが生まれるのではないのか。キワモノだが
『六つ』『天帝』『金剋木』『木剋土』には高水準のそれがあった。
『Another』みたいなビックリ箱より、本格のランキングなら、もっと別な作品が推されるべきでは無いのか?少なくともこんな何のランキングなのか分からないクソみたいなのは見たくなかった。ここまで無視されるとは思わなかった。
そうそう、以前わたしは
「(『六つの手掛り』は)本ミスにはランクインする完成度で、もしランクインしなかったら、それはもう「本格ミステリ」という考え方が完全に変わってしまったと言うほかありません。」と書いたけれど、本当に古き良き本格は死んでしまっていたようだ。
諸所で毎年のように「本格終わった」という言葉が見られるけれど、こういう終わった本格のランキングづくりに加担することはあまりしたくないので、たぶん読者投票は今年で最後になると思う。
いままでありがとう本ミス。
海外は
『ルルージュ事件』を拾わなかった時点で論外だと思うんだ。
そのほかはまあ無難じゃないですか?マルティネスが入らなかったのが意外だけど、ラインナップ見るともう席が無い。
あ゛
『錯誤配置』も入ってない!
以上否定的な意見を中心に書いてみました(*‘ω‘ *)
二位は倉阪の三崎黒鳥館
三位は青井夏海のシルバー村
四位は三津田の密室の如き
五位は谷原の手焼き煎餅
張り出し番付で乾くるみ六つの←書き下ろしの最後のネタのみ高評価
一作家一作品に絞っています。
いかがでしょうか?
智天使は福家に倒叙として劣るし、作者の創作姿勢に不快感を覚えました。