下鴨神社
御朱印巡りのメッカ、京都へ今日も今日とて御朱印巡りへ行ってきました。
最近仕事が忙しくてなかなか休みが取れないのですが、京都駅から主要神社へは短時間でアクセスできるため、気楽に行って帰れるのが良いところです。
今回訪れたのは
下鴨神社です。正式には賀茂御祖神社と言うらしく、主祭神は
玉依姫命と
賀茂建角身命です。
京都にはもういっこ似たような名前の賀茂別雷神社というのがあって、そちらの神社とともに賀茂氏の氏神を祀っているんだそうです。こっちの下鴨神社のほうには賀茂別雷神社のご祭神の母親とその父にあたる神様が祀られているそうな。
御朱印巡りの対象神社としては
一ノ宮のひとつであることに注目です。
JR京都駅
市バス・京都バス一日乗車券カード 500円
京都駅から下鴨神社へはバスが通じています。乗り換え無しで一直線なので便利です。
というか、京都の御朱印巡りは街中を走り回っているバスを利用するのが便利で、京都駅へ到着した時点で、まず
「市バス・京都バス一日乗車券カード」を購入するのが良いでしょう。駅で売っています。一枚500円で一日乗り放題です。この無料区間はほぼすべての観光地をカバーしてくれています。
西参道入口
「下鴨神社前」というバス停で降りると、本殿はすぐそこです。しかしこのバス停からだと西参道を通って本殿へ向かうことになります。表参道を通って本殿へと向かう場合にはもっともっと手前の鴨川デルタや出町柳駅で降りて徒歩でアクセスするのが良さそうです。
世界遺産
この下鴨神社は、「古都京都の文化財」としてユネスコの世界遺産に登録されています。本殿は国宝にも指定されており、神様への参拝云々は置いておいても歴史ある建築は一見の価値があります。
以下、表参道からアクセスした場合の流れで写真を掲載して行きます。
さて、表参道入口です。
すぐそばには住宅街があるのにもかかわらず、この下鴨神社は木々に覆われているエリアです。
表参道は木々によって太陽の光がいくらか遮られていて、木漏れ日が参道を照らします。本殿までの道のりになんだかワクワクします(実際は西参道から参拝したので、この写真を撮影したのは本殿を参拝した後――すっとぼけ)。
お白石
表参道の入口脇には白くて丸っこい石がたくさん積んでありました。
なんでもこの下鴨神社は来年の春に
式年遷宮が行なわれるらしく、その奉祝事業のひとつとして、現在
お白石持神事というのが実施されているようでした。
お白石持神事というのは、御本殿御垣内に御祓いをすませた白石を元に戻す神事のことで、これは古代の磐座の再現だそうです。むかしは鴨川のお石の場から崇敬者が運んでいたみたいですが、現在では参道の入口から白布に包んで御本殿前に持っていくよう簡略化されているようでした。
しばらく参道を歩いていると馬がいました。
楼門
大きな鳥居(南口鳥居)をくぐると、楼門が見えてきます。真っ赤な柱と梁、立派な屋根が特徴的です。
この桜門は国の重要文化財に指定されているそうです。
舞殿
中門
楼門を抜けると御殿がたくさん建っている境内へと到着します。
訪れたタイミング的に七五三を祝う親子連れの姿が多く見られました。
奥には
中門があって、さらにその奥には
言社がありました。
ね
この言社というのは、下鴨神社の末社にあたるらしく、七つの社の総称です。
大国主命はその働き毎に異なる7つの名前を持っていて、その名前毎に7つの社が鎮座しています。いずれもが我々みにもお馴染みの干支の守り神が祀られています。
わたしは子年生まれなので「子」と書かれてある大国主神の社へ参拝したのでした。
一通り参拝を終えた後は、御朱印をいただくことにします。
中門の脇に御朱印授与所があって、そこに御朱印待ちの列が出来ていました。
下鴨神社 御朱印
じゃじゃん!
これが
下鴨神社の御朱印です。
賀茂御祖神社という名称の方が朱印には書かれていました。
右上の緑色のスタンプが特徴的です。
この下鴨神社には
「全国一の宮御朱印帳」という朱印帳も授与されていました。
実はこれを購入することも下鴨神社を訪れた目的のひとつだったのです。
これは全国に点在する
一ノ宮専用の御朱印帳です。
ネットの通販では、全国一の宮巡拝会による大判の御朱印帳がものが販売されていますが、3,240円と結構お高い御朱印帳です。この下鴨神社で取り扱っているものは小判のもので、1,000円ほどで購入することができます。
念願の御朱印をもらったので、あとは境内を適当に写真撮影です。
境内には大きなイチョウの木がありました。カメラを持った参拝客がパシャパシャと撮影していたので、自分もそれに倣って撮影です。
楼門の南側には連理の賢木という御神木が祀られていました。
これは2本の木が途中から合わさって1本になっている珍しい風貌をした木で、その姿を象徴してか縁結びの御利益があるそうな。
鴨川デルタ
下鴨神社を出て南へ少し歩くと鴨川デルタに行き当たります。
これは円居挽氏の『河原町ルヴォワール』内で事件の中心地として描かれた場所です。橋の上からもっと高い位置から現場を見下ろすかたちなのかと思ったら、思ったより橋が低かったです。
ひとまず「全国一の宮御朱印帳」は、今後御朱印集めを続けていくうえで、早い段階で入手しておきたかったアイテムなので満足です。その朱印帳には全国の一ノ宮の所在地も書かれていて使い勝手は良さそうです。大阪、京都にもいくつか一ノ宮があるので折を見て訪れたいと思います。
【関連リンク】
下鴨神社公式サイト http://www.shimogamo-jinja.or.jp/index.html