春日大社

　ただいま第六十次式年造替が執り行われている春日大社。
　式年造替というのは、神さまが鎮座する神殿や、奉納されている宝具を作り替える、20年に一度の儀式です。
　伊勢神宮の「式年遷宮」は神さまの引っ越しですが、こちらの春日大社の「式年造替」は、謂わばリフォーム。作り変えたら元の神殿に戻るわけです。

　以前にも春日大社には参拝したのですが、この第六十次式年造替の限定御朱印が授与されているそうなのでまた訪れてみることにしました。

　石灯籠が立ち並ぶ参道をずんずんと進みます。
　春日大社は夏場は朝6時から開門しているので、参拝するのには観光客が動き始めていない早朝がおすすめ。
　しかし、神使である鹿も朝はおとなしめ。鹿せんべいをくれる観光客が増えだすお昼ごろから活動が活発になるようです。さすが賢い。

鹿せんべい屋の後ろで待機する鹿たち

　参道の途中には鹿せんべいの売り子がいます。
　その背後に鹿がスタンバっているのが面白く、この鹿たちは決して売り物の鹿せんべいには手を出さないのです。
　参拝客が鹿せんべいを購入した瞬間群がってきます。

鹿に詰め寄られる外国人観光客

　こんな感じで。

　群がられたくなければ餌をあげてはいけません。一度あげると無くなるまで大量の鹿がどこまでもついてきます。
　逆に餌を持っていないと鹿たちは関心を示してくれません。なかなかに賢いやつらです。

春日大社 第六十次式年造替限定御朱印

　これが今回いただいた第六十次式年造替限定御朱印です。
　授与所では特に限定御朱印と謳っているわけではなくて、御朱印帳を差し出すと自動的にこの御朱印が授与されます。

ノーマル（左）
第六十次式年造替限定（右）

　何が違うのかというと、第六十次式年造替限定御朱印は印章が円形になっていて、それを囲むように藤巴紋、さらに「第六十次式年造替 拝御假殿」と巡らせてあり、格好良くなっています。

　平成２８年１１月６日の本殿遷座祭までいただけます。
　期間はまだまだ有りますが、欲しい人は忘れないうちにもらっておきましょう。


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特別公開　子鹿公開　赤ちゃん鹿大集合！

　ちょうどわたしが春日大社を訪れた時、時を同じくして「特別公開　子鹿公開　赤ちゃん鹿大集合！」というイベントが開催されていました。2016年6月1日～6月30日までの1か月間限定のイベントで、なにやら子鹿に会えるようです。
　場所は春日大社境内の「鹿苑」というところで、参道を脇にそれると行くことが出来ます。

　入場料300円きっちり取るのが商売たくましいです。
　この「鹿苑」には初めて訪れたのですが、なんだか思っていたのと違いました。

鹿に餌をあげる観光客のみなさま

　コンクリートの塀にぐるっと囲まれた中に親鹿と子鹿がいて、お客さんは塀の上から餌を投げ与えるという、なんだか珍妙な光景に見えました。
　子鹿を見れるのは貴重ですが、奈良公園で鹿と同じ目線で触れ合える方が個人的には好きです。

五つ子ちゃん


じゃれあう子鹿


吸い付く子鹿

　とはいえ、子鹿をなでなでなどは出来なかったものの、子鹿たちの愛くるしい姿がいっぱい見れました。入場料300円というのもこれはこれで有りでした。


世界遺産 春日大社 公式ホームページ
　http://www.kasugataisha.or.jp/