平安神宮 應天門
2012年9月23日に京都で行なわれた、
水樹奈々 平安神宮奉納公演 ~蒼月の宴~ に参加してきました。そのレポです。
前日入りしたので、どのようにまとめようか悩みますが、ひとまず今回は物販とライブの様子を中心にまとめていこうと思います。
奈々さんはライブのMCで言っていましたが「新居浜を除くと一番訪れたことの多い地」がこの京都。それゆえに奈々さんとゆかりの深い地も多いです。そういった聖地巡礼的なことのまとめは他の回にまわします。
以下、画像・文章、超絶多いです。注意。
今回の遠征も新幹線で出発!
わたしの奈々さんのライブは、たいていここ広島駅から始まります。
広島から京都まで新幹線で大体1時間40~50分。
今回は前日入りなので物販の在庫具合も気にせず、比較的のんびりとした往路です。
6時半ごろ広島を出発して
8時過ぎに京都駅に到着です。
京都を訪れるのは小学生のころの修学旅行以来。
駅の様子など全く記憶にないのですが、このたび訪れてびっくりです。巨大な駅ビルが佇立しています。駅の向かいには京都タワーもあり、良い意味での古さがありませんでした。もっと「和」推しで来るのかと思ったらそうでもなく意外でした。これ自分の勝手な思い込みなんですけどね。
京都駅構内の吹き抜け。現代的な建築です。
京都といえば
「名探偵コナン 迷宮の十字路」というくらいで、街中で迷うのを覚悟していましたが、訪れて早々迷子です。新幹線口を出たとき自分がどこにいるか分からずウロウロ。どうやら平安神宮方面とは反対の南口に出てしまい、北側への連絡通路を探すのにウロウロ。
今回は奈々さんのライブ目的の人だけでなく、若い人は京まふのアニメやマンガ目当てに京都を訪れている人も多かったので、その人たちに付いて行って無事北口から京都駅を脱出。
京都駅から物販会場のみやこめっせへはバスが便利です。
というより基本的に京都における公共交通機関での移動はバスが便利です。
しかし、それは使いこなせてこその「便利」というものです。
バス会社には市バス、洛バス、京都バスの3代勢力があるらしく、さらにそれぞれ系統が数多くあり、そのうえ同じ名前のバス停が何箇所もあります。さらに地名が東山三条、四条河原町、五条烏丸…といったように大変似たものばかりです。
完全に初見殺し。着いて早々
「一見さんお断り」の洗礼を浴びたのでした。
しかしそんなことではくじけません。
D1乗り場から206系統だか207系統だかに乗って、みやこめっせへの最寄のバス停
「京都会館美術館前」へと向かいます。
平安神宮 大鳥居
見てください! 見えてきました!
京都平安神宮の大鳥居です!
宮島の鳥居よりデカイです!
普通の車道から見えるのがなんとも非日常的で不思議な感じでした。まるでテーマパークみたいです。
この鳥居の奥に見えるのが、そう!奈々さんのライブの舞台、平安神宮です!
…と、この日はまだ前日なので、平安神宮の手前にある
みやこめっせへと向かいます。
比較的落ち着いた後のみやこめっせ前
右の方々が奈々さんの物販列の先頭集団
奈々さんの物販はみやこめっせで行なわれました。
物販は13時開始ですが、京都国際マンガ・アニメフェアのほうは10時からはじまるので、わたしが訪れた9時ごろは奈々さんファンより、アニメフェアに参加する人で会場前がごった返していました。
奈々さんの物販列は京まふ組とは反対の方向、西の川沿いに形成されていました。まだまだ時間的に早かったのか思ったより人はいませんでした。わたしが着いたときは150~200人くらいでしょうか。
物販列に並んで待っていると、いろんな人が通り過ぎて行きました。
アニメフェアへ向かう人や、その買い物を終えて帰路に着く方々がやはり多く、物販列を見て何事かと驚く人もいました。
「え~これ何の列?奈々ちゃん!?すごーい!」「さすがやねぇ」と言う通行人にはファンとして嬉しくなりますが、
「水樹奈々?だれそれ~しらんわ」と言う人も中にはいて、心が痛みます('A`)
なんとなく肩身が狭い中で待つことを強いられる水樹奈々ファン。アウェイ感が漂います。
ひたすら待つ水樹奈々ファン…
買い物を終えて企業ブースを楽しんで帰っていく京まふ組…
橋からの眺め
物販待機の長蛇の列
12時10分ごろに大幅な列圧縮がかかりました。物販開始直前にはかなりの長蛇の列が確認できました。
昼をまたぐので待機列のなかでランチをとる人もいて、さらに屋台が出ていたのか何処からとも無く良い匂いが漂ってきてお腹がなります。もう待てない!
そして10分くらいはやかったのかな?ようやく
13時ごろに物販が開始です!
会場内ではゲーマーズの店員さん?の呼び込みがすごかったです
商品ラインナップ
予告どおり蒼月Tシャツの販売は無し
奈々さんのCD、DVD、BDを2000円以上買うともらえる限定ブロマイド
サイン(コピー)つき
物販会場
きたー!
物販きました!!
みやこめっせの1階で奈々さんの物販が行なわれましたが、おなじ会場内1階では京都グルメの屋台が多く出ていて、
物販会場はおいしそうな匂いでムンムンです。
われわれ物販目的の奈々さんファンが突然会場内にやってきたせいか、食事をとっている人の中には驚いている人もいました。京まふ開始が10時で、奈々さんの物販が13時と、開始にズレがありましたが、それが
京まふ組に奈々さんの人気を見せ付ける形になっていたと思います。知らないって言ってた人!まいったかこのやろー!
会場内は「BRIGHT STREAM」や「Gimmick Game」といったアゲアゲの曲が流れていてテンションが上がります。
「suddenly 〜巡り合えて〜/Brilliant Star」と「MASSIVE WONDERS」(Pray)
今思うとなかなか良いチョイスでしょ?
手前のが限定ブロマイド
ブロマイドのサインのアップ
2000円以上のCD購入者特典には不意打ちを喰らった人も多く、列ではその話題が盛り上がります。
やっぱりサイン付き、巫女さん姿、というわけで買わない手は無いと思い、わたしも予定外の出費です。
ユニオンのツアーの時よりもCD売り場は賑わっていて、もう大盛況!いまだかつて無いくらいCD売り場には人がいました。
おたべ
おたべの成分
京都で製造されたものらしい
お土産になりそうです
奈々かるた
カルタの全貌
カルタ
ナネットさんが可愛い
奈々茶
湯のみ付き!
底にはナネットさんがいました!
グッズは
最終的にはおたべと奈々かるたが売り切れたようです。おたべは、食品なので通販が無いこと、以前の「水樹奈々大いに唄う」でカステラが瞬殺された過去を考えてか、人気のようでした。カルタはナネットさんが可愛いので売り切れて当然と言えます。
ただ見ていて思ったのが、
大量買いが目立ったことです。おたべを5~10個、ポスターも10枚くらいまとめて買っている人を多く見かけました。代理購入なのかもしれません。それを考えるとポスターの在庫は強いですね。
物販を終えたあとに少し観光をして、この日はホテルに向かいました。
翌日のライブに備えて体力回復です。
絵馬を書きました
成功を祈る!
ライブ前に平安神宮へ参拝に行き、ライブの成功を祈願してきました。
やることはすべてやりました!
いよいよ始まります!
奈々水樹 平安神宮奉納公演 ~蒼月の宴~ !!!
開場前の平安神宮應天門前のようす
5時半ごろに会場の平安神宮へ向かうと、そこはもう人であふれかえっていました。
今回はライブTシャツの販売が無かったので、お客さんはみんな思い思いのTシャツを着て参加です。時期的にユニオンTを着ている人が多かったです。
また、平安神宮ということで、更衣小夜の巫女さんのコスプレをしている女性もいて平安神宮前は熱気に包まれていました。
立見席の待機列より
今回は立見席の割合が多く、應天門前ではプラカードを持った運営さんの指示に従って整列です。
自分も今回は珍しく立見席なのでプラカードの前に並んでその時を待ちます。
外場内ではギリギリまで音あわせをしていたのか、奈々さんの「BRIGHT STREAM」が聞こえてきました。モロ聴こえです。待っているお客さんもその声を聞いてノリノリです。サイリウムを出す人も。
会場内から漏れ光るレーザービームなども外から確認でき、テンションが上がります。
そして30分遅れの18時30分、いよいよ開場です!水樹奈々 平安神宮奉納公演 ~蒼月の宴~ セットリスト
1.悦楽カメリア
2.WILD EYES
3.Heaven knows
4.Brilliant Star
5.残光のガイア
6.PHANTOM MINDS
7.深愛
8.BRIGHT STREAM
9.純潔パラドックス
10.ETERNAL BLAZE
11.ヒメムラサキ
アンコール
12.Pray 開演まで、会場内は都はるみさんの曲が流れていました。奈々さんのチョイスです。ここからして今までのライブとは一線を画しています。
今回は会場の関係でOP映像はありません。もちろん幕間の映像もありません。
しかし映像に頼らない生の演出が開場を盛り上げます。月明かりにとレーザービームに照らされた平安神宮、どこからともなく霧のように漂ってくるスモーク、このような演出が会場内を盛り上げます。
そして生の演出として忘れてはならないのが、
能楽師の山井綱雄氏の存在です。こちらのかたは「純潔パラドックス」のミュージッククリップで能を舞っていた方です。
オープニングでさっそくのご登場。こういった形の演出は何かあるだろうな、とは思ってはいたものの、この演出に客席は大熱狂。わたしも大興奮!襖(壁?立見席ゆえ正確に見えず)がスライドして閉じたり開いたり、といった山井さんいわく「ちょっとしたイリュージョン」があり、非日常感が演出されます。
このような最上の演出のなか聞こえてきたのが奈々さんの歌声!
「悦楽カメリア」です。
1曲目に来るかはともかく、これはさすがに予想済み。さっそく赤のサイリウムを折ります。
雰囲気を湛えつつ会場内をハイテンションまで盛り上げる良曲。1曲目にふさわしい楽曲です。お客さんも準備万端だったのか
赤いサイリウムを振る人が多かったです。
今回は意外かつ懐かしい楽曲が続きます。ファンの中には事前にぴしゃりと予想していた人もいるようですが、わたしは意外でした。
「WILD EYES」「Heaven knows」「Brilliant Star」です。
振り注ぐ数多の星に思い馳せて~♪
「WILD EYES」はアニメ「バジリスク 〜甲賀忍法帖〜」エンディングテーマで、それのつながりのようでした。自分はアニメを見ていないのでピンと来ませんでしたが、楽曲自体は好きでよく聞いています。夜空を歌った楽曲が、悦楽カメリアのテンションを引き継ぎながらも、雰囲気に新たな色をつけます。
「Heaven knows」も歌詞をよく読むと、空を見上げて神様に祈るような詩が歌われており、また「Brilliant Star」も文字通り「光り輝く星」に願いを込めた歌で、オープニングからこの「Brilliant Star」までの一連の楽曲はこれ以外に無いくらいのベストチョイスだと思います。夜空の見える平安神宮、奈々さんの美しい歌声、感動しました。
「Heaven knows」はユニオンで歌われたばかりなので、懐かしの曲とは言ってもコールはバッチリ。
そして5曲目の
「残光のガイア」あたりから、いつもの奈々さんのライブのテンションにもどります。
「神話になるような恋をしようよ」などスケールの大きさが目立つ歌ですが、あまり難しいことは考えずに、ノリノリです。ココで初めてウルトラオレンジを折ります。会場内もウルトラオレンジで輝き、コールやジャンプも積極的に行ないました。
一応事前の会場内アナウンスとして
、「跳ぶ行為は周りのお客様のご迷惑になりますので注意してください」と禁止はしないまでも、注意を促すようなことが告知されました。実際、立見席のわたしの周りでは、禁止されてないとはいえ、跳ぶ行為を自重している人は多かった印象。
わたしも控えめに跳びます。
しかしコールはいつも以上に! わたしのいる方の立見席のコールはなかなかすごかったです。
このときは奈々さんもステージ上を動いてくれて、わたしの方にもやってきてくれました。立見席的にはこうやっていろいろ動いてくれると助かります。
そのあとは奈々さんの衣装チェンジ。
衣装チェンジ中は「残光のガイア」のメロディーを続けたままチェリーボーイズさんたちが演奏合戦で会場を温めます。
「残光のガイア」で勢いをつけたままのサイリウムの振りだったので、変則的なメロディーにちょっととまどいました。もうこのあたりはノリで。
そして待ちに待った奈々さんの再登場!
なんとノースリーブの巫女さんファッション!
会場内なぜか、いや当然にように大興奮!大声援が上がります。立見席のお客さんも奈々さんのチョイエロ衣装を目に焼き付けようと、身を乗り出して応援します。
このチョイエロ巫女さん衣装で歌うのが
「PHANTOM MINDS」「深愛」「BRIGHT STREAM」。奈々さんライブらしい楽曲が続きます。
このあたりで、当然のように
回ってコール発動。奈々さんの衣装の背中が開いていて再び客席は大興奮です。
「もう一回~」の追加分は、ツアーをまわっていないまーてぃん、だったかな?と一緒に回りました。
そしてひとしきりお約束が終わった後、ここが平安神宮であることに思いを戻す楽曲が登場。おそらく今回のライブのメイン、
「純潔パラドックス」です。
ここで
能楽師の山井さんが衣装を着て再び登場!1曲まるまる能を舞います。
しかし、自分は上手方向からステージを見ていたのですが、山井氏は下手側で舞っていたので、こっちの立見席からはあまり見えず。上手側にも来てくれると嬉しかったんですが。これは残念。
レーザービームと山井さんの舞いが、何とも言えない雰囲気をまとったステージを作り出します。
「ETERNAL BLAZE」では会場がオレンジに染まりました。
意外なことに、純パラの後のエタブレでも会場の雰囲気は壊していませんでした。エタブレの持つ雰囲気が妙に平安神宮に合っているのです。これがもし同じライブ盛り上がり曲の「POP MASTER」や「POWER GATE」だったらこうは行かなかっただろうな、と思います。そう考えるとエタブレはすごい楽曲です。個人的にはスパジェネのミュージアムスタイルが来てほしかったんですが、アルパ必須というのがかなりの制約。
アンコールを除く最後の楽曲が
「ヒメムラサキ」。このアンコール前のMCだったでしょうか、應天門の向こうに浮かぶ三日月を奈々さんは指差します。会場内のライトに浮かぶ應天門と月の明かりが、すごく画になっていて良かったです。
「ヒメムラサキ」は平安神宮公演ではピッタリの楽曲です。これもまた懐かしい曲。こういう雰囲気に合った楽曲のうえ、じっくり聴けるこの曲はラストを飾るにふさわしいです。余韻に浸れました。
アンコールも掛けますが、今までに無いくらい早く、奈々さんはステージに戻って来てくれました。時間が押していることが容易にわかります。
「ヒメムラサキ」同様、この平安神宮にピッタリの楽曲として
「Pray」が歌われました。ジャーニーとかぶっているけど気にしません。祈りです。
祈りといえば、最後、公演が終わってからお客さんどうしで行う
三本締めも今回はありませんでした。奈々さんもわれわれファンがそういった三本締めをしていることは、まあ当然知っていて、今回は奈々さんの提案で
二礼二拍手一礼を行ないました。これは平安神宮に限らず、神様に対する正しい拝礼のしかたです。これを今回は奈々さんと一緒に行ないました。奈々さんは平安神宮の本殿の方を振り返ります。みんなで一緒に拝礼したのはなかなか良い光景でした。
当然、このあと三本締めをすることなくみんな会場を出たのですが、中には頑なに三本締めをやろうとしている人もいました。奈々さんの話を聞こう!
音響効果も無く、映像も無し、飛び道具ももちろん有りません。あまり小細工の出来ない会場だったと思います。それだけにライブ感は高く、山井さんの能やチェリーボーイズの演奏合戦など、生で見る楽しさがあった公演した。
終演後の平安神宮の様子
平安神宮公演に参加された方、おつかれさまでした。奈々さん、素敵な時間をありがとうございました。
ちなみに
この公演の様子は12月12日発売のニューアルバムの特典として完全収録されます。自分も立見席であまりくわしく見えなかったのでこれには期待。
なにやら、チケット取得の倍率が8倍にまで及んだようで、奈々さんがMCで言うには映像化希望の問い合わせが数多く寄せられたとか。
みんなで映像化を楽しみに待ちましょう!
京都大学水樹奈々連合一同!?
とのことです!
会場の外からコールをかけるファンの皆さま そして今回のライブで無視できないのは
音漏れ席の存在でしょう。
これも平安神宮という場所ならではの光景です。
立見席にいたわたしにも、彼らのコールはよく聞こえてきました。
音漏れ席の方々については心情的には理解できるので、あまりあーだこーだと強く言いたくないのが正直なところ。たとえば厳島神社奉納公演とかやってたなら、間違いなく自分も音漏れ組になっていました。
ただ、ツイッターを読んでいて違和感を感じたこともいくつか。
ツイッターを読んでいると、会場外からコール掛けている人(チケットに落選した人)に対して「マナーが悪い」「ファンとして同じ扱いをされたくない」と言っている人がいました。そう言う人は得てして会場の中にいる人(あえてチケットに当選した人とは書かない)だったりします。こういったやり取りから生まれる不条理な上下関係は、今反省なり改善なりしておかないと次に似たようなライブがあったときに同じことが起きるように思います。あるツイッターのつぶやきでは、とあるジャニーズグループの一部「ファン」は、映像化を阻止するためにわざとディズニーの人形を持って応援するそうです。今回会場外での応援のやり方は「分かりやすく見えた」だけで問題視されていますが、会場の中に入ってライブに参加した人(あえてチケットに当選した人とは書かない)が孕む問題も忘れてはならないと思います。前者ばかりが槍玉に挙げられると、理不尽さからアンチが生まれやすい状況が作られると思います。マナー違反をした人間が、マナー違反をする人間を諌めることは根本的におかしい訳です。ちょっと濁して書きました。
今回の遠征も新幹線で出発!
わたしの奈々さんのライブは、たいていここ広島駅から始まります。
広島から京都まで新幹線で大体1時間40~50分。
今回は前日入りなので物販の在庫具合も気にせず、比較的のんびりとした往路です。
6時半ごろ広島を出発して
8時過ぎに京都駅に到着です。
京都を訪れるのは小学生のころの修学旅行以来。
駅の様子など全く記憶にないのですが、このたび訪れてびっくりです。巨大な駅ビルが佇立しています。駅の向かいには京都タワーもあり、良い意味での古さがありませんでした。もっと「和」推しで来るのかと思ったらそうでもなく意外でした。これ自分の勝手な思い込みなんですけどね。
京都駅構内の吹き抜け。現代的な建築です。
京都といえば
「名探偵コナン 迷宮の十字路」というくらいで、街中で迷うのを覚悟していましたが、訪れて早々迷子です。新幹線口を出たとき自分がどこにいるか分からずウロウロ。どうやら平安神宮方面とは反対の南口に出てしまい、北側への連絡通路を探すのにウロウロ。
今回は奈々さんのライブ目的の人だけでなく、若い人は京まふのアニメやマンガ目当てに京都を訪れている人も多かったので、その人たちに付いて行って無事北口から京都駅を脱出。
京都駅から物販会場のみやこめっせへはバスが便利です。
というより基本的に京都における公共交通機関での移動はバスが便利です。
しかし、それは使いこなせてこその「便利」というものです。
バス会社には市バス、洛バス、京都バスの3代勢力があるらしく、さらにそれぞれ系統が数多くあり、そのうえ同じ名前のバス停が何箇所もあります。さらに地名が東山三条、四条河原町、五条烏丸…といったように大変似たものばかりです。
完全に初見殺し。着いて早々
「一見さんお断り」の洗礼を浴びたのでした。
しかしそんなことではくじけません。
D1乗り場から206系統だか207系統だかに乗って、みやこめっせへの最寄のバス停
「京都会館美術館前」へと向かいます。
平安神宮 大鳥居
見てください! 見えてきました!
京都平安神宮の大鳥居です!
宮島の鳥居よりデカイです!
普通の車道から見えるのがなんとも非日常的で不思議な感じでした。まるでテーマパークみたいです。
この鳥居の奥に見えるのが、そう!奈々さんのライブの舞台、平安神宮です!
…と、この日はまだ前日なので、平安神宮の手前にある
みやこめっせへと向かいます。
比較的落ち着いた後のみやこめっせ前
右の方々が奈々さんの物販列の先頭集団
奈々さんの物販はみやこめっせで行なわれました。
物販は13時開始ですが、京都国際マンガ・アニメフェアのほうは10時からはじまるので、わたしが訪れた9時ごろは奈々さんファンより、アニメフェアに参加する人で会場前がごった返していました。
奈々さんの物販列は京まふ組とは反対の方向、西の川沿いに形成されていました。まだまだ時間的に早かったのか思ったより人はいませんでした。わたしが着いたときは150~200人くらいでしょうか。
物販列に並んで待っていると、いろんな人が通り過ぎて行きました。
アニメフェアへ向かう人や、その買い物を終えて帰路に着く方々がやはり多く、物販列を見て何事かと驚く人もいました。
「え~これ何の列?奈々ちゃん!?すごーい!」「さすがやねぇ」と言う通行人にはファンとして嬉しくなりますが、
「水樹奈々?だれそれ~しらんわ」と言う人も中にはいて、心が痛みます('A`)
なんとなく肩身が狭い中で待つことを強いられる水樹奈々ファン。アウェイ感が漂います。
ひたすら待つ水樹奈々ファン…
買い物を終えて企業ブースを楽しんで帰っていく京まふ組…
橋からの眺め
物販待機の長蛇の列
12時10分ごろに大幅な列圧縮がかかりました。物販開始直前にはかなりの長蛇の列が確認できました。
昼をまたぐので待機列のなかでランチをとる人もいて、さらに屋台が出ていたのか何処からとも無く良い匂いが漂ってきてお腹がなります。もう待てない!
そして10分くらいはやかったのかな?ようやく
13時ごろに物販が開始です!
会場内ではゲーマーズの店員さん?の呼び込みがすごかったです
商品ラインナップ
予告どおり蒼月Tシャツの販売は無し
奈々さんのCD、DVD、BDを2000円以上買うともらえる限定ブロマイド
サイン(コピー)つき
物販会場
きたー!
物販きました!!
みやこめっせの1階で奈々さんの物販が行なわれましたが、おなじ会場内1階では京都グルメの屋台が多く出ていて、
物販会場はおいしそうな匂いでムンムンです。
われわれ物販目的の奈々さんファンが突然会場内にやってきたせいか、食事をとっている人の中には驚いている人もいました。京まふ開始が10時で、奈々さんの物販が13時と、開始にズレがありましたが、それが
京まふ組に奈々さんの人気を見せ付ける形になっていたと思います。知らないって言ってた人!まいったかこのやろー!
会場内は「BRIGHT STREAM」や「Gimmick Game」といったアゲアゲの曲が流れていてテンションが上がります。
「suddenly 〜巡り合えて〜/Brilliant Star」と「MASSIVE WONDERS」(Pray)
今思うとなかなか良いチョイスでしょ?
手前のが限定ブロマイド
ブロマイドのサインのアップ
2000円以上のCD購入者特典には不意打ちを喰らった人も多く、列ではその話題が盛り上がります。
やっぱりサイン付き、巫女さん姿、というわけで買わない手は無いと思い、わたしも予定外の出費です。
ユニオンのツアーの時よりもCD売り場は賑わっていて、もう大盛況!いまだかつて無いくらいCD売り場には人がいました。
おたべ
おたべの成分
京都で製造されたものらしい
お土産になりそうです
奈々かるた
カルタの全貌
カルタ
ナネットさんが可愛い
奈々茶
湯のみ付き!
底にはナネットさんがいました!
グッズは
最終的にはおたべと奈々かるたが売り切れたようです。おたべは、食品なので通販が無いこと、以前の「水樹奈々大いに唄う」でカステラが瞬殺された過去を考えてか、人気のようでした。カルタはナネットさんが可愛いので売り切れて当然と言えます。
ただ見ていて思ったのが、
大量買いが目立ったことです。おたべを5~10個、ポスターも10枚くらいまとめて買っている人を多く見かけました。代理購入なのかもしれません。それを考えるとポスターの在庫は強いですね。
物販を終えたあとに少し観光をして、この日はホテルに向かいました。
翌日のライブに備えて体力回復です。
絵馬を書きました
成功を祈る!
ライブ前に平安神宮へ参拝に行き、ライブの成功を祈願してきました。
やることはすべてやりました!
いよいよ始まります!
奈々水樹 平安神宮奉納公演 ~蒼月の宴~ !!!
開場前の平安神宮應天門前のようす
5時半ごろに会場の平安神宮へ向かうと、そこはもう人であふれかえっていました。
今回はライブTシャツの販売が無かったので、お客さんはみんな思い思いのTシャツを着て参加です。時期的にユニオンTを着ている人が多かったです。
また、平安神宮ということで、更衣小夜の巫女さんのコスプレをしている女性もいて平安神宮前は熱気に包まれていました。
立見席の待機列より
今回は立見席の割合が多く、應天門前ではプラカードを持った運営さんの指示に従って整列です。
自分も今回は珍しく立見席なのでプラカードの前に並んでその時を待ちます。
外場内ではギリギリまで音あわせをしていたのか、奈々さんの「BRIGHT STREAM」が聞こえてきました。モロ聴こえです。待っているお客さんもその声を聞いてノリノリです。サイリウムを出す人も。
会場内から漏れ光るレーザービームなども外から確認でき、テンションが上がります。
そして30分遅れの18時30分、いよいよ開場です!水樹奈々 平安神宮奉納公演 ~蒼月の宴~ セットリスト
1.悦楽カメリア
2.WILD EYES
3.Heaven knows
4.Brilliant Star
5.残光のガイア
6.PHANTOM MINDS
7.深愛
8.BRIGHT STREAM
9.純潔パラドックス
10.ETERNAL BLAZE
11.ヒメムラサキ
アンコール
12.Pray 開演まで、会場内は都はるみさんの曲が流れていました。奈々さんのチョイスです。ここからして今までのライブとは一線を画しています。
今回は会場の関係でOP映像はありません。もちろん幕間の映像もありません。
しかし映像に頼らない生の演出が開場を盛り上げます。月明かりにとレーザービームに照らされた平安神宮、どこからともなく霧のように漂ってくるスモーク、このような演出が会場内を盛り上げます。
そして生の演出として忘れてはならないのが、
能楽師の山井綱雄氏の存在です。こちらのかたは「純潔パラドックス」のミュージッククリップで能を舞っていた方です。
オープニングでさっそくのご登場。こういった形の演出は何かあるだろうな、とは思ってはいたものの、この演出に客席は大熱狂。わたしも大興奮!襖(壁?立見席ゆえ正確に見えず)がスライドして閉じたり開いたり、といった山井さんいわく「ちょっとしたイリュージョン」があり、非日常感が演出されます。
このような最上の演出のなか聞こえてきたのが奈々さんの歌声!
「悦楽カメリア」です。
1曲目に来るかはともかく、これはさすがに予想済み。さっそく赤のサイリウムを折ります。
雰囲気を湛えつつ会場内をハイテンションまで盛り上げる良曲。1曲目にふさわしい楽曲です。お客さんも準備万端だったのか
赤いサイリウムを振る人が多かったです。
今回は意外かつ懐かしい楽曲が続きます。ファンの中には事前にぴしゃりと予想していた人もいるようですが、わたしは意外でした。
「WILD EYES」「Heaven knows」「Brilliant Star」です。
振り注ぐ数多の星に思い馳せて~♪
「WILD EYES」はアニメ「バジリスク 〜甲賀忍法帖〜」エンディングテーマで、それのつながりのようでした。自分はアニメを見ていないのでピンと来ませんでしたが、楽曲自体は好きでよく聞いています。夜空を歌った楽曲が、悦楽カメリアのテンションを引き継ぎながらも、雰囲気に新たな色をつけます。
「Heaven knows」も歌詞をよく読むと、空を見上げて神様に祈るような詩が歌われており、また「Brilliant Star」も文字通り「光り輝く星」に願いを込めた歌で、オープニングからこの「Brilliant Star」までの一連の楽曲はこれ以外に無いくらいのベストチョイスだと思います。夜空の見える平安神宮、奈々さんの美しい歌声、感動しました。
「Heaven knows」はユニオンで歌われたばかりなので、懐かしの曲とは言ってもコールはバッチリ。
そして5曲目の
「残光のガイア」あたりから、いつもの奈々さんのライブのテンションにもどります。
「神話になるような恋をしようよ」などスケールの大きさが目立つ歌ですが、あまり難しいことは考えずに、ノリノリです。ココで初めてウルトラオレンジを折ります。会場内もウルトラオレンジで輝き、コールやジャンプも積極的に行ないました。
一応事前の会場内アナウンスとして
、「跳ぶ行為は周りのお客様のご迷惑になりますので注意してください」と禁止はしないまでも、注意を促すようなことが告知されました。実際、立見席のわたしの周りでは、禁止されてないとはいえ、跳ぶ行為を自重している人は多かった印象。
わたしも控えめに跳びます。
しかしコールはいつも以上に! わたしのいる方の立見席のコールはなかなかすごかったです。
このときは奈々さんもステージ上を動いてくれて、わたしの方にもやってきてくれました。立見席的にはこうやっていろいろ動いてくれると助かります。
そのあとは奈々さんの衣装チェンジ。
衣装チェンジ中は「残光のガイア」のメロディーを続けたままチェリーボーイズさんたちが演奏合戦で会場を温めます。
「残光のガイア」で勢いをつけたままのサイリウムの振りだったので、変則的なメロディーにちょっととまどいました。もうこのあたりはノリで。
そして待ちに待った奈々さんの再登場!
なんとノースリーブの巫女さんファッション!
会場内なぜか、いや当然にように大興奮!大声援が上がります。立見席のお客さんも奈々さんのチョイエロ衣装を目に焼き付けようと、身を乗り出して応援します。
このチョイエロ巫女さん衣装で歌うのが
「PHANTOM MINDS」「深愛」「BRIGHT STREAM」。奈々さんライブらしい楽曲が続きます。
このあたりで、当然のように
回ってコール発動。奈々さんの衣装の背中が開いていて再び客席は大興奮です。
「もう一回~」の追加分は、ツアーをまわっていないまーてぃん、だったかな?と一緒に回りました。
そしてひとしきりお約束が終わった後、ここが平安神宮であることに思いを戻す楽曲が登場。おそらく今回のライブのメイン、
「純潔パラドックス」です。
ここで
能楽師の山井さんが衣装を着て再び登場!1曲まるまる能を舞います。
しかし、自分は上手方向からステージを見ていたのですが、山井氏は下手側で舞っていたので、こっちの立見席からはあまり見えず。上手側にも来てくれると嬉しかったんですが。これは残念。
レーザービームと山井さんの舞いが、何とも言えない雰囲気をまとったステージを作り出します。
「ETERNAL BLAZE」では会場がオレンジに染まりました。
意外なことに、純パラの後のエタブレでも会場の雰囲気は壊していませんでした。エタブレの持つ雰囲気が妙に平安神宮に合っているのです。これがもし同じライブ盛り上がり曲の「POP MASTER」や「POWER GATE」だったらこうは行かなかっただろうな、と思います。そう考えるとエタブレはすごい楽曲です。個人的にはスパジェネのミュージアムスタイルが来てほしかったんですが、アルパ必須というのがかなりの制約。
アンコールを除く最後の楽曲が
「ヒメムラサキ」。このアンコール前のMCだったでしょうか、應天門の向こうに浮かぶ三日月を奈々さんは指差します。会場内のライトに浮かぶ應天門と月の明かりが、すごく画になっていて良かったです。
「ヒメムラサキ」は平安神宮公演ではピッタリの楽曲です。これもまた懐かしい曲。こういう雰囲気に合った楽曲のうえ、じっくり聴けるこの曲はラストを飾るにふさわしいです。余韻に浸れました。
アンコールも掛けますが、今までに無いくらい早く、奈々さんはステージに戻って来てくれました。時間が押していることが容易にわかります。
「ヒメムラサキ」同様、この平安神宮にピッタリの楽曲として
「Pray」が歌われました。ジャーニーとかぶっているけど気にしません。祈りです。
祈りといえば、最後、公演が終わってからお客さんどうしで行う
三本締めも今回はありませんでした。奈々さんもわれわれファンがそういった三本締めをしていることは、まあ当然知っていて、今回は奈々さんの提案で
二礼二拍手一礼を行ないました。これは平安神宮に限らず、神様に対する正しい拝礼のしかたです。これを今回は奈々さんと一緒に行ないました。奈々さんは平安神宮の本殿の方を振り返ります。みんなで一緒に拝礼したのはなかなか良い光景でした。
当然、このあと三本締めをすることなくみんな会場を出たのですが、中には頑なに三本締めをやろうとしている人もいました。奈々さんの話を聞こう!
音響効果も無く、映像も無し、飛び道具ももちろん有りません。あまり小細工の出来ない会場だったと思います。それだけにライブ感は高く、山井さんの能やチェリーボーイズの演奏合戦など、生で見る楽しさがあった公演した。
終演後の平安神宮の様子
平安神宮公演に参加された方、おつかれさまでした。奈々さん、素敵な時間をありがとうございました。
ちなみに
この公演の様子は12月12日発売のニューアルバムの特典として完全収録されます。自分も立見席であまりくわしく見えなかったのでこれには期待。
なにやら、チケット取得の倍率が8倍にまで及んだようで、奈々さんがMCで言うには映像化希望の問い合わせが数多く寄せられたとか。
みんなで映像化を楽しみに待ちましょう!
京都大学水樹奈々連合一同!?
とのことです!
会場の外からコールをかけるファンの皆さま そして今回のライブで無視できないのは
音漏れ席の存在でしょう。
これも平安神宮という場所ならではの光景です。
立見席にいたわたしにも、彼らのコールはよく聞こえてきました。
音漏れ席の方々については心情的には理解できるので、あまりあーだこーだと強く言いたくないのが正直なところ。たとえば厳島神社奉納公演とかやってたなら、間違いなく自分も音漏れ組になっていました。
ただ、ツイッターを読んでいて違和感を感じたこともいくつか。
ツイッターを読んでいると、会場外からコール掛けている人(チケットに落選した人)に対して「マナーが悪い」「ファンとして同じ扱いをされたくない」と言っている人がいました。そう言う人は得てして会場の中にいる人(あえてチケットに当選した人とは書かない)だったりします。こういったやり取りから生まれる不条理な上下関係は、今反省なり改善なりしておかないと次に似たようなライブがあったときに同じことが起きるように思います。あるツイッターのつぶやきでは、とあるジャニーズグループの一部「ファン」は、映像化を阻止するためにわざとディズニーの人形を持って応援するそうです。今回会場外での応援のやり方は「分かりやすく見えた」だけで問題視されていますが、会場の中に入ってライブに参加した人(あえてチケットに当選した人とは書かない)が孕む問題も忘れてはならないと思います。前者ばかりが槍玉に挙げられると、理不尽さからアンチが生まれやすい状況が作られると思います。マナー違反をした人間が、マナー違反をする人間を諌めることは根本的におかしい訳です。ちょっと濁して書きました。