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惑星観測所の記録

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『ビブリア古書堂の事件手帖2~栞子さんと謎めく日常~』について 




最近そこそこ売れてるらしい、ビブリア古書堂シリーズの第2巻。
レーベルはアスキーメディア文庫、著者三上延。
あとがき合わせて261ページです。




今年最後の記事は前にもお知らせした通り、小説の感想記事でございます(´ω`)
いや~よかった、間に合ってよかった!
別に急いで読んだってわけではないんですが、私って基本的に1週間かけて読むタチなんですよね。
読みづらい文体の作品でも、数時間で読めてしまうようなうっすい作品でも。
だから、購入してから数日でビブリア古書堂の2巻を読んでしまったのがちょっぴり勿体なく感じてしまったり…
せっかくお金を出して買ったんだから、1ページ1ページ噛み締めて読みたいなぁって思う。
…って事を書きたかったんだけど、結局間に合いませんでした(おい




さて、冒頭にも記した通り本作は「ビブリア古書堂の事件手帖」シリーズの第2巻。
とある騒動がきっかけで本が読みたくても読めない体質になってしまった主人公兼語り部の五浦大輔と、やや内向的だけど古書の事となると本を見ただけでその人の素性まで分かってしまうほどの鋭い洞察力を持った古本屋店主・篠川栞子さんが
古書にまつわる様々な事件を紐解いていく……というミステリ系小説。
作者の三上さんがあとがきにて「物語はようやく本編」と言っている通り、舞台とメインキャラクターの紹介に注力した1巻と比べてだいぶ奥まで突っ込んだ内容になっています。
特に栞子さんの過去というか、栞子さんの母親について掘り下げられた感のある2巻でした。
栞子さんは母親に好意的な感情をあまり抱いてないようでしたが、彼女なりに母親が自分に対してどんな思いを持っていたのか知ろうとがんばってるみたい。
ああいうシーンを見ると(正しくは読むと)、親子の絆ってのはなかなか切れないものなんだなぁという気持ちにさせてくれますね。
はたして、母親がいなくなった時に残した世界に一つだけの小説を、再び栞子さんは手にする事が出来るのでしょうか。
手に入るといいなぁ…


各話の栞子さんによる名推理は相変わらず素晴らしかったです(´∀`)
どの話もステキだったけど、個人的に1番心に残ったのは『時計じかけのオレンジ』にまつわる話かな。
中学生ですら驚きなのに、小学生であんな感想文を書けるなんてスゴすぎますw
本当に本が大好きで大好きで、色んな本を読んできたからこそあんなに情緒豊かな感想文が書けたんだと思う。
大輔と同じく、小学生時代のあの人に会いたくなりましたよ(´ω`)
小学生の時なんか、本はロクに読んでなかったからなぁ…


1巻と同様に読みやすい文体でスラスラ読んでいける小説なので、もしよろしければ一読してみてはいかがでしょうか。
きっと栞子さんを好きになるはず!
ちなみに私が購入した時には既に第4版でした(何
10月下旬発売でもう第4版とか、売れてるなぁ。



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2012/01/01 Sun. 03:19  edit

Category: .書籍物の感想 小説

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