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あと2日、お見逃し無く!
あと2日。お見逃しなく!
国立劇場の『お染の七役』公演も21日の千穐楽まで、あと2日となりました。終わっちゃうんだと思うと、淋しいものです。
さて、国立大劇場での前進座公演は、今回が32回目となりますが、この国立劇場での最多上演演目は昨年の『一本刀土俵入り』で、計3回上演されています。再演された演目と言いますと、『勧進帳』『毛抜』『鳴神』『魚屋宗五郎』『左の腕』『切られお富』『権三と助十』『御浜御殿綱豊卿』『佐倉義民伝』『唐茄子屋』と10作品を数えます。
そして、めでたく今回の『お染の七役』が再演作品の仲間入りを果たしました。
『お染の七役』は、何と言っても早変わりの面白さを楽しんでいただけるかどうかが、大きな眼目です。同時にこの芝居の中味・役々の関係をいかにお客様に伝えるかも、重要なポイントですが、今回御覧になったお客様から「芝居の内容がよく分かり、おおいに楽しめた」との、感想が多く聞かれるのは本当に嬉しいものです。劇団仲間の結束が生み出した舞台と、素直に喜びたいです。
私は今回、立役「油屋の太郎七」と女形「猿回しのお鶴」の二役をやらせていただきました。
特に大切り、常磐津の生演奏で所作舞台で世話の女形の踊りをご覧いただくという大役をやらせて頂いているのですが、実は「こんな私が踊らせて頂いて良いのか?」と自問する毎日が続きました。女形の大きな役も、随分勤めさせていただいているのですが、その所作、身のこなしの不十分さを、思い知らされたのです。
私は、有難いことに、前進座国立劇場公演32回の全てに出演しています。このことは、大いなる誇りなのですが、(役者は日々の積み重ねがいかに重要か)(役者は一生が勉強なんだ)と、今回程痛感したことはありません。
でも、お客様に助けられて、無事千穐楽を迎えられそうです。
今は、ただただ 感謝、感謝 です。
5月19日記 山崎 辰三郎
国立劇場の『お染の七役』公演も21日の千穐楽まで、あと2日となりました。終わっちゃうんだと思うと、淋しいものです。
さて、国立大劇場での前進座公演は、今回が32回目となりますが、この国立劇場での最多上演演目は昨年の『一本刀土俵入り』で、計3回上演されています。再演された演目と言いますと、『勧進帳』『毛抜』『鳴神』『魚屋宗五郎』『左の腕』『切られお富』『権三と助十』『御浜御殿綱豊卿』『佐倉義民伝』『唐茄子屋』と10作品を数えます。
そして、めでたく今回の『お染の七役』が再演作品の仲間入りを果たしました。
『お染の七役』は、何と言っても早変わりの面白さを楽しんでいただけるかどうかが、大きな眼目です。同時にこの芝居の中味・役々の関係をいかにお客様に伝えるかも、重要なポイントですが、今回御覧になったお客様から「芝居の内容がよく分かり、おおいに楽しめた」との、感想が多く聞かれるのは本当に嬉しいものです。劇団仲間の結束が生み出した舞台と、素直に喜びたいです。
私は今回、立役「油屋の太郎七」と女形「猿回しのお鶴」の二役をやらせていただきました。
特に大切り、常磐津の生演奏で所作舞台で世話の女形の踊りをご覧いただくという大役をやらせて頂いているのですが、実は「こんな私が踊らせて頂いて良いのか?」と自問する毎日が続きました。女形の大きな役も、随分勤めさせていただいているのですが、その所作、身のこなしの不十分さを、思い知らされたのです。
私は、有難いことに、前進座国立劇場公演32回の全てに出演しています。このことは、大いなる誇りなのですが、(役者は日々の積み重ねがいかに重要か)(役者は一生が勉強なんだ)と、今回程痛感したことはありません。
でも、お客様に助けられて、無事千穐楽を迎えられそうです。
今は、ただただ 感謝、感謝 です。
5月19日記 山崎 辰三郎
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- カテゴリ : 『お染の七役』国立劇場公演
- 2014-05-19
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