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『三人吉三』だより
ツケ打ち修業レポート
エー、
京都南座初春特別公演『三人吉三巴白浪』の初日も無事終り、
班一同ホッとしたらしく、公演だよりの寄稿を依頼された、
演出部の小野文隆です。
私、今『三人吉三』でツケを打っております。
ツケとは歌舞伎で立ち廻りや見得をするときバシバシ音が出る、例のあれです。
簡単な説明ですいません。
そして、このツケを打つ人を「ツケ打ち」といって、
この人はそこらへんをプラプラ歩いてる人をつかまえて
「ツケ打ってくれる?」と頼んでやってもらうのではなく、
しっかりと基礎から学び、
技術と経験を積み上げた人がやります。
というわけで、技術と経験を積みに、
私、一ヶ月ツケの修行をしに、
先月・12月に京都南座の顔見世に、
放り込まれました。
外部のお芝居に就くことは新鮮で、
いろんな違いも知ることができ、
とても勉強になりました。
いろんな方に話をうかがいました。
お芝居も袖からずーと見てました。
ついでに、役者さんと写真も撮りました。
別に遊びに行ったわけではありません。
朝早くからツケの練習をして、
その後大道具の手伝いをして、
終演後、またツケの練習をするという毎日はヘコタレそうでしたが、
大道具さん達の怖い励ましもあり、
技術の面はまだまだですが、
何とかやり遂げることができました。
ツケ打ち専門の方の技術というか芸はものすごく、
こりゃーちょっとやそっとやったくらいじゃ足りないわと思い知らされましたが、
できる限りのことを教わり、
たいへん勉強になりました。
この交流を期に、
あらゆる分野で、
こんな機会をもっと設けられたらすばらしいと思います。
今回の『三人吉三』はツケを打つ箇所が多く、
大変であり、重要です。
ツケはバシバシと音がしますが、
その中でも、
お芝居の流れや内容、
役者さんの心情や呼吸などによってさまざまに変化させていかなければなりません。
『三人吉三』を観にこられた際には、
ツケの音も意識してお芝居を観て頂いたら、
面白みがさらに増すこと間違いありません。
ついでに、私の修業の成果も見ていただけたら光栄です。
でも、あまり見られると緊張して間違えてしまうので
ほどほどにお願いします。
<年末最後の稽古で…>
【小野文隆☆記】
エー、
京都南座初春特別公演『三人吉三巴白浪』の初日も無事終り、
班一同ホッとしたらしく、公演だよりの寄稿を依頼された、
演出部の小野文隆です。
私、今『三人吉三』でツケを打っております。
ツケとは歌舞伎で立ち廻りや見得をするときバシバシ音が出る、例のあれです。
簡単な説明ですいません。
そして、このツケを打つ人を「ツケ打ち」といって、
この人はそこらへんをプラプラ歩いてる人をつかまえて
「ツケ打ってくれる?」と頼んでやってもらうのではなく、
しっかりと基礎から学び、
技術と経験を積み上げた人がやります。
というわけで、技術と経験を積みに、
私、一ヶ月ツケの修行をしに、
先月・12月に京都南座の顔見世に、
放り込まれました。
外部のお芝居に就くことは新鮮で、
いろんな違いも知ることができ、
とても勉強になりました。
いろんな方に話をうかがいました。
お芝居も袖からずーと見てました。
ついでに、役者さんと写真も撮りました。
別に遊びに行ったわけではありません。
朝早くからツケの練習をして、
その後大道具の手伝いをして、
終演後、またツケの練習をするという毎日はヘコタレそうでしたが、
大道具さん達の怖い励ましもあり、
技術の面はまだまだですが、
何とかやり遂げることができました。
ツケ打ち専門の方の技術というか芸はものすごく、
こりゃーちょっとやそっとやったくらいじゃ足りないわと思い知らされましたが、
できる限りのことを教わり、
たいへん勉強になりました。
この交流を期に、
あらゆる分野で、
こんな機会をもっと設けられたらすばらしいと思います。
今回の『三人吉三』はツケを打つ箇所が多く、
大変であり、重要です。
ツケはバシバシと音がしますが、
その中でも、
お芝居の流れや内容、
役者さんの心情や呼吸などによってさまざまに変化させていかなければなりません。
『三人吉三』を観にこられた際には、
ツケの音も意識してお芝居を観て頂いたら、
面白みがさらに増すこと間違いありません。
ついでに、私の修業の成果も見ていただけたら光栄です。
でも、あまり見られると緊張して間違えてしまうので
ほどほどにお願いします。
<年末最後の稽古で…>
【小野文隆☆記】
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- カテゴリ : 三人吉三巴白浪
- 2008-01-05
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