S家の別宅

夫婦ふたりきりになりました。ふたりの生活をこれから楽しみたいなと思います。

光と影

2007-04-02 17:10:18 | Weblog
次女がいなくなったら、夕御飯をひとりで食べることが多くなった。
長女も長男も時間が不規則だし、友だちと食べたり、お父さんも夜パチンコやさんにいってしまったり・・・・
わたしも一人暮らしが始まったような感じだ。

きのうNHKスペシャル「激流中国」を見ていて、泣きたくなった。
その富人と農民工という副タイトルの通り、貧富の差のあまりの大きさ・・・・・
大金持ちは8億円もの豪邸に住み、1億円もの車に乗って、まだお金は水のように、流れ込んでくるのだ。
一方、貧しい農村から都会に出稼ぎに来る人が増え、都会でもなかなか日雇いの仕事さえ人が余っていて仕事につけない。

ふるさとには、怪我をして手術を待っている子どもがいるけれど、その30万という手術代さえ、4年働いても貯めることができない夫婦。

娘の学費を稼ぐ為に、お父さん、お兄さん、そしてお兄さんのお嫁さんまで、小さな子どもをふるさとに置いて、働く一家。

貧しさからぬけ出すには、学歴をつけ、いい職につき、お金を稼ぐしか方法がないので、子供達は7歳ぐらいから、大学進学をみんな望んでいる。
その大学に行く為には、親は必死で稼ぐしかない・・・・・という現実。

大金持ちの子は、普通に海外留学もでき、学歴をつけ、親の人脈があるから、商売も成功する。お金持ちは子どもも成功するという仕組み。
けして、中国の時代の流れに乗っただけではないのだ。親の力がほとんど左右するのだ。


人間の物欲や権力への欲は、終わりがない・・・・けれど、同じ国に生まれ、同じ人間でも神様は平等を与えてはくれない。
今の日本も少なからず格差はすごい。最近できた東京ミッドタウン?のホテルは最高で、一泊210万というニュースを見ていた。そういうところにだって、3泊できる人たちはいて、高級ブランドショップで買い物できる人たちがいて、反面100円ショップがどんどんでき、一泊1500円ぐらいのカプセルホテルにたくさんの人が泊まる・・・・・
こういう中国とそれほど大差はないと思える日本になってきている。


格差があることは仕方ないとは思う。けれど貧しい人の年収の700年分に相当するような家に住むというような信じがたい格差のある国は絶対おかしいと思うし、国の政治は誰の為の政治か?と疑問になる。
本当に豊かな国とは思えない・・・・


どうかあの子の手術ができて、手が治りますように・・・・・