土曜日、お父さんは組合の忘年会があって夜でかけた。
腰も痛いし、早く帰ってくるから・・・・
飲み会にでかける時の、お父さんのこのせりふを真に受けてはいけない。
12時を過ぎても帰って来ない。飲み始めたら止まらないといういやな癖は、死ぬまで治らないだろう・・・
そして真夜中の3時、(草木も眠る丑三つ時だ)、「タクシーつかまらないから、迎えに来て、お願い」
「何時だと思ってるんだァ」
「ばあちゃんの所に立ってるからね」
どういう生き方?をしていたら、こんなに何時間も延々と飲み続けられるのかねえ、よく身体がもつことです、ほんとに・・・
3年前に死んだ母が最期にいた特別擁護老人ホームは、飲み屋さんの立ち並ぶ街の中にあって、何かというとお父さんは「ばあちゃんの所にいるから」・・・と言う。
たたき起こされたので、わたしはかなり機嫌が悪い、しかもカッカすると目がさえてしまって、結局迎えに行って、帰ってきてから眠れなくなる。
朝方夜明け近くにうとうとして、もう7時には目が覚めた。
かなりの睡眠不足。
でも、最後の日曜日は用事がいっぱいで、寝ていられない。
そんなんでくたくたの日曜日だった。
しかし、お父さんとわたしは大学時代は飲み友達で、先輩や友だちやみんなで、延々とわいわい楽しく飲み歩いた仲間なので、なかなか本気で怒れない。
しかし、もう年齢が年齢だから、次の日お酒が抜けず、使い物にならない粗大ゴミのようになっている。
ひとりでせっせとおそうじやら、物置の片付けやらをしていて、飲みすぎのお父さんも早死にするかもしれないけど、働きすぎて過労ぎみの?わたしも早死にするかもしれない・・・と思った。
そしたら働きすぎて早死にするより、お父さんのように遊んでいて早死にする方が得じゃんか!