S家の別宅

朝は寒いけれど、昼間は晴れるとゆるみがでるくらいゆったり暖かい日だ。

冬の日差しはなんだかなつかしい。

幼い頃、こんな冬の日差しを受けていたことがある。
匂い、冬の陽の顔に差し込む光・・・
記憶よりもっともっと身体の深ーいところに眠っていたものを呼び覚まされるような気持ちになる。
なつかしさというのは、とてもほっとする感情だな。

たぶん赤ちゃんの時も、こんな冬の日差しを浴びて縁側で猫みたいにおくるみにくるまって寝かされていたことがあるんだろうなあ。
そんな遠い記憶の奥のものがゆったりとゆるんでいくような感じがする。


しかし、現実はまたガソリンが値上がりするとか、この記憶の気持ちよさをぶった切るようなことばかりだ。
ガソリンって、ガソリンの値段にガソリン税が上乗せされているけれど、その総額に消費税もとられてるってことは・・・・ガソリン税という税金にまで消費税がかかってるってことじゃあないのかい？

税金に消費税をかけられ、とられてるってことじゃあないの？
おいおい、それはおかしなことだよ。

こんなに上がるんだったらガソリン税を下げてくれ！
運送業界だって、どんな商売だってガソリンが値上がりしまくるのは死活問題だ。
苦、苦るじーいー・・・
真綿で首を絞めるっていうのはこういうことを言うんだろう。

「トカゲのしっぽ切りだ」とニュースを見ながらお父さんがつぶやいた。
守屋逮捕というニュース。わたしも心の中でそう思った。
（ひとりで地獄へ行かないで、みんな言ってしまえ！みんな地獄に引き摺りこんでしまえ）と思う。

黒幕が芋蔓のように出てきたらいい。
戦々恐々としているだろう・・・
いっきにお腹はすっきりするだろうなあ。


ありえないけど、わたしが守屋夫人だったら、バッグも宝石もゴルフ旅行もいらないなあ・・・・何が欲しいかなあ？
羊さんとか山羊さんとかレッサーパンダ、それから象に麒麟も・・・

防衛費を削ってその分福祉に回せって脅迫する！

大体、防衛費予算が多すぎるから水増し請求なんていうのがまかりとおるんだよ。
膨大な防衛費はみんな税金だ！ふざけんなよ、防衛費なんて大幅縮小しちまえ！（怒）


お金持ちって自分のお金をどこで使うんだろう？？
ゴルフ旅行に行って、食事も宿泊代も出してもらうなんて逆にすごーくいやだよなあ・・・
死んだばあちゃんが言ってた「タダほど高いものはない」って。


きのう長女が障害者の人を送迎するとき、用事で会社に立ち寄ったので、アスペルガー症候群（自閉症）の施設の利用者さんが車にいたので、「こんにちわ」って挨拶した。そしたら「こんにちわあ、紫色はお好きですか？」と聞かれたので、「はい」って答えたら「Ｓさんも（長女のこと）好きだっていってますう」と言われたので、笑った。
初めて会っていきなり「紫色はお好きですか？」って聞かれたのはかなり新鮮な会話だった！

最近、とんと本を読んでいる時間がなくなってしまった。

詩集をたくさん送っていただいていて、それを読んで、送っていただいた御礼のお手紙を書いたりしているが・・・・それもだんだんたまってきてしまって、義理を欠いている。

義理というのはけっこう大事にするほうなんだけれど、体調が悪かったりすると仕事にも差し支えるので、なかなか精力的に本を読めない・・・
悲しいことだ。

小学校に入ってから図書館が大好きになった。
１年生の終わり頃には、図書館にあった偉大な人たちの伝記は全部読みつくして、それから、小説は「アルセーヌルパン」が大好きになった。
彼は大泥棒で、変装の名人でした。
すごくおもしろかった！

ルパン３世じゃないよ！
アルセーヌルパンには天敵のワトソン博士とかいたなあ・・・

学校から帰ると宿題なんかしないで、借りてきた本を読み漁った。
物語のなかに完全に入ってしまっているので、現実との境目がなかった・・・・
お休みの日は、近くにあった貸し本やさんに、お姉さんと行った。
そこは漫画本がいっぱいあって、漫画も山のように読んだ。

あの時のことを思い出すから、井上揚水の「小春おばさん」っていう歌が好きなのです。
（貸し本屋のあるいーなかまちー）って歌うじゃん・・・

今、貸し本屋さんなんてないもんねえ・・・


最近はネットのアマゾンで中古の本ばかり買って読んでいる。
図書館に行くひまがないのです。

あ、そうだ、近くに新しいでかい本屋さんができたから仕事の帰り寄って見よ・・・

一日中、寒い曇り空。

雪が降り出しそうな日。

朝起きてびっくりしたけど、ブテはこんなに寒いのにベランダの我が家のベランダスリッパの上に丸くなって寝てるではないか！
慣れるとはいえ、猫なのにこんなに寒い朝、外のスリッパの上で寝られるという根性に、思わず拍手だ。

そしてその格好がかなりおもしろいので、笑ってしまう。

家猫のこだまはすぐにコタツにもぐりこんでいるというのにねえ。

だけどブテは太ってまんまるだから、脂肪もかなりついている。こだまは痩せてるからとてもこの外気では無理かもしれない・・・

最近、太った白い猫が庭に出没している。
猫もみんな顔がかなり違っていて・・・その猫は大柄で顔も人間っぽい・・・
誰かに似てるよなあ・・・
家のベランダはいろんな猫が来る。
こだまはますます神経をとがらせていて、破れた障子の穴から外を見ている。
用心深くなっていて、知らない猫の姿を見ると、絶対外に出て行かなくなった。


男子バレーボールは負けてしまった・・・・
もう北京は無理かもしれない。残念です。
勝負の世界は苛酷です。

ひとつひとつ仕事が終わっていく。
一大イベントの組織の仕事がきのう終わったので、ほっとしてどっと疲れが出て、今日は身体が人のものみたいにいうことをきかない。

それでも参加してくれた方も多く、講演もおもしろかったし、いい会だったとみなさんに言われたのでよかったっす。

前の日の土曜日の夜に、息子やお父さんと話し始めたら、議論みたいになって、かなりデッドヒートしてしゃべりまくっていたので、１時も過ぎてしまい・・・
明日は司会だから講演中に居眠りはできないよ・・・と思ったら、早く寝なくちゃと思いつつ・・・

我が家の家族は本当によくしゃべる。
いいたいことをみんな機関銃のようにしゃべるし、人の話す隙を与えないから、とにかく議論しはじめると止まらなくなって、真夜中までしゃべってることも何度もある。
コミニュケーション取れてる・・って言えばそれまでなんだけど、コミニュケーションというよりは、自己主張が強すぎるんだろうと思う。

ひとりが抱えている問題をみんなが違う意見をいうから終始がつかないのだ。
それでも家族ひとりひとりの問題をみんなが真剣に考えるというメリットもある。
秘密も意外に少ない。
家族の誰かが知っている（推理小説みたい・・・）


そんなんで、イベントの前に、眠気覚ましのドリンク剤を薬局で買って飲んだ。
これが世界で一番苦いコーヒーに、世界で一番甘い砂糖を入れたような味で、まずい・・・・おえっ

だけどコイツの威力はすごくて目がランランになるくらい・・・
３時間しか寝てなかったのに、眠気はまったくおそってこなかった・・


夜、ビートたけしさんが出ていた「点と線」を見ていた。
大学生の頃読んだ小説・・・松本清張は大好きで推理小説はあまり読まないほうだけど、松本清張のものはたくさん読んだ。

ビートたけしさんはうまい！
本当に自然にこういう刑事がいるような錯覚を覚えた。
おもしろかった！

きのうは、会社の社員の結婚式。

お友だちが多く、にぎやかな結婚披露宴でとても楽しい時間だった。
お父さんとお母さんもうれしそうで、なんだか同じ年頃の子どもを持ったわたしもお父さんもうらやましいなあ・・・と思った。

キャンドルサービスでは、家の会社のテーブルのキャンドルをぬいて、ひとりの頭にネクタイを結んでさしておいて、新郎新婦がとても困っていたけど、そのまま頭の上のキャンドルに灯をともして・・・・
なあんてふざけて遊んだりしていて、笑った。

社長であるお父さんは、こういう社員のために必死で会社を守って、がんばらねば！と決意を新たにしたみたいで、それはわたしもおんなじだった。

厳しい時代で、他社を食わなければ食われてしまう時代だから、本当に零細企業は必死です。


夜、「がばいばあちゃん」の映画をテレビで見ていたけれど、この時代は貧しくても、まわりが手をさしのべてくれる、あたたかい時代だったから、貧乏でも暗くならずに生きていけた。
今の日本はとなりの人間とでも交流がないから、貧しくても人はけして助けてはくれない。
生活保護さえ打ち切られて、自殺してしまったり餓死してしまったりする時代だ。
そんな氷河期みたいな冷たい時代に、こういう映画はあたたかいなあ・・・・
と思う。

こんな日本はもう還って来ないのだろうか？

世の中は内部告発ばやりだしねえ。


障害者自立支援法という悪法の見直しもまったく進まず、防衛省がらみのことばかりで、国会は過ぎていっている。
早く、弱い者を助ける方に、目を向けてほしい！

防衛省の問題なんて、奥が深くて、闇が大きくて、そして本当の黒幕にいくまでは、長い時間がかかってしまう。
その間に、先日もあったけれど、障害を抱えた親子が首吊り自殺してしまうような事件がまたおきてしまうよ。


どうかみんなが幸せになれる国に・・・・・

きのうのNHKのクローズアップ現代を見ていて、不良債権処理を推し進めた小泉・竹中内閣のしてきたことの本質が透けて見えた。

地方銀行は不良債権処理を強制した政府のやり方にどうすることもできず、債権を破格の値段で外資に売り渡し、それによって外資は濡れ手に粟のように儲けた。

倒産した多くの銀行、そして中小企業・・・・

小泉・竹中構造改革の本質は植草さんが本に書いた通りだ。
経済政策じたいが間違っていたとわたしも植草さんの意見と同じことを思う。

郵政民営化も、道路公団民営化も、同じような運命をたどるのではないか・・・
これがカイカク教の教祖のしたことだ。


娘が買ってくるアンアンの占い特集の本は、けっこう楽しみに読むんだけれど・・・哀しいかな・・・
もうわたしの年齢はアンアンの占いのなかで占える上限を超えてしまったのが、ショックだ。
それだけ人生終わったぐらいの年齢ってことか・・・

今更、恋愛運なんて考えもしないし脳のなかに位置してないけれど、総合運はなんだか占いがいいとうれしい。
それからついでに健康運、仕事運かな・・・
仕事運は絶対に良くなりたい！必死にがんばる！
今、ほんとうに零細企業は大変で、努力しても努力しても難しい。
それでも、がんばるしかない！

こだまが寒くなってから、ベッドにもぐりこんでくるので、朝方目が覚めると、こだまの前足をにぎって寝ていたりする。

こだまはお布団のなかであったかーくなると、ぐーんと背中をのばして真っ直ぐに寝ているので、わたしの胸にぴったりくっついて寝ているので、前足をにぎっていたりするのだ。

子どもが赤ちゃんの頃、こんなふうにぴったりくっついて寝ていたっけなあ・・・・と、なんだか昔を思い出したりする。

かわいいんだけど、かなり毛っけだらけだろうなあ。


お医者さんの胃の薬を飲み始めてから胃の痛みがなくなってきて、「タラリラリーー♪♪」と、食べ物がちゃんと食べられるようになってうれしい！

痛みはかなりの肉体的にも精神的にもダメージがデカいからねえ。

食べ物がおいしいということはなんて幸せなことだろう・・・

だけど家のお父さんは、なんで１年中食欲旺盛なんだろう？？
ほんとによく食べるので、びっくりする。
なんどもご飯をよそうのは面倒なので、たまにてんこ盛りにして、これでもか・・と思うぐらいご飯をお茶碗に盛って見るけど、平気でなんにもわからず食べて、また「おかわり」する。
この神経は一体何？と思う。

そんで、ご飯食べてからすぐに、アイスクリームを食べたり、りんごをムシャムシャ食べたりしている・・・目が点になる・・・

キムジョンイルがもし痩せることがあったら、家のお父さんも痩せるだろうか？
糖尿病とか、心臓病が心配な年齢だというのに・・・・

家の門の外で、今朝見つけた落葉の吹き溜まり。

まあるくなって、風がまわって吹いた跡だ。
吹き溜まりが好きって変かもしれないけど、桜が散る頃にも風の形が残っていて、おもしろいなあと思う。

そしてこの落葉はこがらしがまた吹くと影も形もなくなって、今度は違うところに違う形で出現するんだ・・・・・

風には形は無いんだけど、こうしてくっきりと形を残す風の存在がすごくおもしろいと思う。


以前、中平卓馬の本を読んだとき、風の始まる場所のことが書いてあってわくわくした。たぶん赤道の辺で風は始まるんだ。

そうやって大きな目で見ると、世界の国々が吹き溜まりにあつまった落葉や桜の花びらみたいに思える。

いつか大きな風が吹いたら世界はまったく違った地球の模様になってしまうかもしれないよ。


そういえば知ってますか？
オーロラも太陽から吹いてくる風が大気にぶつかってできる現象なんです！
あれも風の姿なんですねえ・・・
なんとロマンチック！

きのうは市の短詩形文学祭で、司会と詩の選考委員だったので行きました。

この文学祭はもう４７回・・・・４７年も続いている歴史の長いものです。
毎年、小学生もたくさん応募してくれるので、小学生の詩はおもしろくてほほえましくて読んでいて楽しいのです。


合評会も意見が飛び交って楽しい会でした。

めまぐるしい変化の現代で、ふとこういう文学祭は変わっていない何かを感じ取れるという意味で、大切な気がします。
また来年たくさんの作品に出会うことを楽しみに・・・・・


きのうの夜は男子のバレーを見ていて、フルセットでもう勝つだろう！と確信していたら・・・負けてしまってがっくり・・・・
なんとか北京オリンピックへ行ってほしい！
スポーツは野球もあまり好きではないけれど、バレーと陸上はなんでかわからないけど、見るのが大好きなのです。
女子のバレーも必死で応援していたんだけど、残念な結果になってしまったのでなんとか男子は行ってほしいなあ。

でもスポーツの世界ってなんで今でも男子とか女子とか言うんだろう・・・？
今時、中学生でもあまり好かれない言い方だよねえ。
そして大人でも男子って・・・？不思議な日本語だ。