S家の別宅

昨日の日曜日、娘と佐久近代美術館で開催されている「トキメキアート展」に行ってきた。

信州の障害をもっている方が自分を力強く表現している作品に圧倒された。

ノートにびっしりと描かれた数字・・・・

布を丸めて丸めて作った塊のかたち

牛さんや蜂さんが、紙いっぱいにたくさんたくさん羅列して規則正しく描かれていて、虫メガネで見るとそれが牛さんと

わかるぐらい小さな牛たち・・・・

自分の着る服や靴下を破いていつも着ている彼はそれが自分であることの表現にもなっている。

布に刺繍をして、線でつなぎながら、それがしりとりになっていて、終わりがなくずっと刺繍している彼女。

彼女の言葉が面白くて、メモをとってきました！

お豆腐が白と黒の模様になっていて、「シマウマ豆腐」！

「右と左のトリュフ」と「上と下のトリュフ」・・・

家の刺繍の下に車輪が刺繍してあって、「家輪車」！


ね、すごいでしょ！

そして、丁寧に線で描かれた絵

彼は世界が線でしか見えないのかもしれない・・・


そうして、わたしはそんな作品を見ながら、自分だけが見える世界をわたしも表現しないといけないという

強い想いを持ちました。

昨日から仕事始めでした。

皆様にとって良き一年になりますように。

やっとカズオ・イシグロの「わたしを離さないで」を読み終えました。

昨年、医者通いしていて、待合室で読んでいることが多かったのですが、読み終えたら、なんとも言えない

哀しみみたいなものが身体を占領しました。

文章はとても日本的でこの人はやはり日本人だと思いました。

繊細で描写が丁寧です。

もう少し、他の作品も読んでみようと思います。

今年はとにかく寒いのですが、わたしの住んでいる所は長野県ですが、雪はまったくありません。

寒いのですが、雪が少ないのは助かっています。


さあ、新しい年、始動です！

今年は足の痛みが治りますように・・・・・

がんばるぞ！