S家の別宅

夫婦ふたりきりになりました。ふたりの生活をこれから楽しみたいなと思います。

まなざしの翼

2006-06-30 16:43:56 | Weblog
ホントに、ホントに、金の豚の貯金箱みたいなずんぐりむっくり助平オヤジ独裁者に腹がたちまくっていた、自分の感情を殺されたような金さんのインタビューだった。
夢の中まで、金の豚のサングラスしたかわいくない貯金箱が出てきて、おもいっきりぶっ壊したら、中10円玉がふたつしか入っていなかった・・・・・だけど夢の中では別に悲しくもなく・・・・ああ、きのうの一日の縮小版みたいな夢だなあ・・・・・と朝思って笑っちまったぜ。
このサングラスかけた金の豚の貯金箱は北朝鮮のお土産品にしたら、売れるかもしれん?お手手たたき人形なんつーのもいいかも?

「沈まぬ太陽」5巻・・・・・・読み終わりました。
なんだか急に淋しくなっちまったのです。主人公はこれからも生きていくし、わたしもこれからも生きていくのですが、出会って共有した2週間という時間はかけがえのないものでした。
わたしもいつかナイロビの空港に降り立って、ケニアの大自然のなかで太陽をみてみたいと思う。絶対に行くぞ!いつか。
あんまり淋しいので、はやくこの淋しさをぬけ出そうと、今度は「植田正治」という写真家と出会おうと思って、本を読み始めました。
この人も魅力的な写真家です!しずかな慈しみを持ったまなざしです。
そっと寄り添う関係が写真のなかからにじみでています。人と人、物と人、物と物、世界と人・・・・・もたれあわない、しなだれかからない、頼らない、いい関係が写真から感じられます。
まなざしがまるで翼を持っているかのようです。

アメリカではしゃいでる泉さんって、しっぽを振ってる痩せた犬みたいだ・・・・

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生きている光だ。

2006-06-29 16:13:59 | Weblog
めぐみさんのお母さん、横田早紀江さん、がんばって!
北朝鮮のやり方って、ほんと腹立つ、意図するものがみえみえなのに、効果的な手を打つことができないのは、歯がゆい・・・・めぐみさんのお母さんもお父さんもどうか元気でがんばってほしい。

夕食の用意をして、きのうは天気もよかったので蛍をみにいきました。
年々、見に行く人も増えてきて、けれど蛍を育てる為に町の人たちは、川をきれいにしたり一生懸命なんだと思う。
暗いなかに、たくさんの蛍の光が点滅して、ため息つくぐらいきれいです。
息をするぐらいのテンポで、光ったり閉じたりしていて、ふっと時間を忘れ、違う世界に迷いこんだような不思議な気持ちになるのです。
蛍の光は、なかなか写真に撮ることがむずかしい。人間の目でみた美しさを写真ではなかなか表せないのが蛍の光の神秘さかもしれないな。
わたしが小さい頃は、蛍がたくさんいて、虫かごに捕ってきて夜眠るときに、電気を消して、蛍のひかりを枕元に置いてみていた。
すごく昔のことです。

きょうは金策に走り回る一日・・・・会社の支払日が明日なので、月末は冷や汗ものです。この暑いのに、冷や汗なんてしあわせ?白髪の増える月末です・・・・・

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近所迷惑家族(第二弾)

2006-06-28 16:52:18 | Weblog
ワールドカップサッカーは、時々テレビで要所だけ見ている。フランスのジダンはかっこいいなあ、とか日本が負けてしまったので、あとはゆったり見ている。4年前のワールドカップはドイツのゴールキーパーをしていたカーンがすごくかっこよくて、家のパソコンのわたしのスクリーンはいまだにカーンの顔になっている。
この歳になると、男は顔じゃない!と思っているけど、藤原達也とかソフィアの松岡充くんとか、かっこええなあと思ったりもする。

要するに好みの顔とかはないのだと思う。今、一番かっこいいと思ってるのは、「沈まぬ太陽」の主人公の恩地元です!小説を読んでいて、おぼろげに頭の中で自分で彼のイメージを作っている。顔はけっこう精悍な感じで、背が高い・・・でもたまに真逆のイメージを思い浮かべてもまたおもしろい・・・(どんなん?)でもわたしはメインはこの人の生き方に惚れ込んでしまった。この小説を読んで、死ぬまでに一度はアフリカ、ケニアに行って、野生の動物たちをこの目でみたいよお!と思うようになった。象だって、ライオンだって、野生で生きている動物は、すごく生き生きとして、弱肉強食の世界のなかで苛酷に生きているんだろうなあ、うーん、アフリカに行くぞ!!

ひとりで二階で寝転がって想像しながら本を読んでいたら、夜12時ごろだった・・・突然階下で、娘たちの耳をつんざくような悲鳴!「ぎゃあ」・・・・・居間のなかに白い大きくもない蛾が入ってきた・・・それだけのことだよ!信じられない!
家族、しかも大のおとなが4人もいて・・・みんな蛾がこわいのです。みんなヤクザさんの血をりっぱに引き継いでいるくせに、蛾がこわいとは、何事かと思うよ。
育ちの違いか?わたしは蛾も虫もぜんぜん平気なのに・・・・子供たちはお父さんの遺伝子を多分に引き継いで生まれたらしい。
真夜中の悲鳴は、またまたご近所迷惑になりそうな・・・・・

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蛍、見に行きたいなあ・・・

2006-06-27 16:55:45 | Weblog
きょうはババちゃんのところに、お昼休みに言った。夏物の靴下を買って届ける。びっくりするほど大きな目をあけていて、きょうはご飯もよく食べていて安心した。
施設のなかは、きょうみたいに暑い日でも涼しくて過ごしやすい。お部屋は4人部屋だけど、かなり広いし、窓を開けると気持ちよく風が吹き抜ける。食事はどんなに悪い状態の人でもみんなで食堂に集まって食べさせてくれるので、職員さんたちには本当にお世話になっていて、頭がさがります。
歩けない、しゃべらない、寝返りもうてない、ひとりでご飯も食べれない状態だけど、ずっと落ち着いていて、ババちゃんはきっと長生きできるとわたしは思っている。忙しい合間に顔を見に来ると、やっぱりほっとするのです。ああ、元気でいるな、とか・・・・顔を見ただけで、やっぱり親なのでほっとするのです。

蛍を見に行きたいなあと考えている。家から車で30分ぐらいのところに蛍がすごくたくさんいるところがあって、3年ほど前娘たちと行きました。娘は蛍を見るのが初めてで、手にとまった蛍やたくさんの蛍の幻想的なひかりに、すごくはじゃいでいましたが・・・・また今年ももうそろそろ終わるかもしれないけど、行きたいなあと思ってる。家のお父さんは自称「都会育ち」だと言って、こちらに引っ越してきて初めて蛍を見にいったときは、はじゃいじゃって、蛍を追いかけて川に落ちたことがある。
家のなかにハエがいても大騒ぎするので、ハエぐらいで大騒ぎしないでよ、と言うと、「おまえみたいに田舎育ちじゃないんだから、」と言うのです。
子供が小さいとき、買ったばかりのアイスクリームを落っことしてしまったのを、わたしがきたないところを取って食べさせたら、「なんてことするの!、きたないだろう・・」と怒られたけど、やっぱりそんなところで育ちの差が出るんだなあ・・・と可笑しかった。
自称「都会育ちのお坊ちゃま」は、今は寝ているとトドと間違えちゃうくらいのおじさんになってしまった・・・・

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ふたつの世界同時進行です。

2006-06-26 17:03:57 | Weblog
きのうの講演会で、6月の日曜日の予定は終わった・・・ふうっ。日曜日に家にいられたのはたった1日だけで、やれやれ、これで一息です。今年と来年は所属する団体の事務局を背負わされたので、ものすごーくやることが多くてやたらめった忙しい・・・・
だけど、きのうの講演会は講師が抜群でおもしろく、聞いている人をあきさせないので好評でみんな喜んでくれました。
うれしい!企画した方とすれば、こんなに喜んでもらえてうれしいの一言で、苦労も吹っ飛んだ!


ずっと読んできた「沈まぬ太陽」は、最後の一冊「会長室編・下」に入りました。
こうして長編小説を読んでいる期間は、不思議とこの小説の世界でも自分が生きていて、主人公の恩地元を見守っているひとりの理解者になるのです。バーチャルな世界と、現実の世界をふたつ生きているのです。
何年たっても日本の政、官、民きたない癒着の構図はなにも変わっていなくて、本当の改革なんて、ちっとも進んでいないことを痛感する。わたしはこの小説の主人公に出会えたことをとてもうれしく思うのです。いつも感動する小説を読むと、その主人公に出会えたことは、自分の生きてるなかで縁があって出会える人たちと同じに小説の主人公でもやっぱり出会えたことを感謝するんです。
それでも出会って別れる人たちも、わたしにとっては大切な出会った人たちなのです。

村上さん、ポーンと5億円で保釈・・・・・・・・ホリエモンみたいにがんばって入っていて、「沈まぬ太陽」読めばよかったのに・・・・

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きょうは真夏のような暑さ!

2006-06-24 16:22:16 | Weblog
いつか読んだ新聞の記事で、子供に教えなければいけない時に、教えなければいけないことを教えず、知識ばかりつめこもうとしている・・・・というようなことが書いてあった。子供が小さい頃に教えるべきことを教えず、英語だ、公文だと知識を詰め込む弊害は計り知れないと思う。奈良の家族放火殺人を犯してしまった高校生の男の子のことを考えていた。
取り返しのつかない罪をおかしてしまったのだけれど、お父さんが勉強を教え、成績が下がると殴る?というようなことを何年もしてきたのなら、その子は計り知れない重圧に押しつぶされそうな心を抱えて何年も生きてきた気がする。子供には子供の領分があり、けして親とは違う人格を持っているひとりの人間だ、親はどうしても子供を所有物と勘違いしてしまう。この子のお父さんも医者という人の命を助ける仕事をしているのだったら、どうして子供を縛りつけ、束縛してしまったのかと疑問に思う。
そしてお母さんがそれに気づいてこの子の味方になってあげていたらどんなにこの子は救われただろうか?と悔やまれる。

親だって人間だから完璧に親をこなせる人なんかいない・・・・だけど小学校のうちはやっぱり元気に遊ばせてあげたいし、自然に生まれる命への想いを自然に育ててあげるのが一番いい。子供の身体の中にも、心の中にも「自然」がいっぱい詰まっているのを、わたしも子供を育てながら感じた。この事件はほんとうに哀しい事件だった。考えなければいけないことがたくさんあるような気がする。
哀しい事件が多いな・・・・・愛国心の前にもっと大切なことがたくさんある。

きょうはひどい暑さ!ああ、夏はいやだなあ、夏の太陽は大嫌い・・・負けてしまいそう・・・

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日本代表も野生の強さを!

2006-06-23 16:46:20 | Weblog
さすがに仕事の日の前に4時からのサッカーは見れないのでしたが、朝起きて、静かな空をながめてたら、「日本は負けたな・・・」という予感がした、というか実力どうりの結果にしかならないような気がしたのだ。
がんばったけど、世界の王者にはまだまだ日本は届かないっていうことだと思う。お疲れさまでした。


うちのこだまは、あまり人になつかない猫です。抱っこしようとすると手をふんばっていやがります。なんでかなあ?
今朝、お父さんが抱っこしようとしてお父さんが猫なで声で、「こだちゃああーん」とか云いながら抱っこしたら、顔をそむけ、必死に手を突っ張ってた。はたで見てると可笑しいよ。お父さんがいやがっても離さないので、そのうちこだまが怒り出す!中年のおっちゃんは、しつこいっちゃ!
お父さんの友だちが来たとき、酔っ払って大声出し始めたら、こだまはびっくりして、いきなりその友だちをガリッと引っかいたことがある。酩酊していたのであまり痛がらなかったが、傷が残った・・・・・
猫の性格は父親の方に似るんだと、以前ここにも登場した大好きな?獣医さんが教えてくれました。その獣医さんのこだまのカルテには、「注射は嫌い、おしりも嫌い、」と書いてある!おしりというのは動物は体温を肛門で測るので、肛門に体温計を入れられる、そん時こだまはすごいいきおいで怒って、「ギャァ」と牙をむいたので、おしりもきらい・・・と先生は書いたのでした。
性格は治らないだろうけど、ひざに抱っこしたり、甘えてくれる猫のほうが生きやすいだろうになあ。
だけど、気が強く凛としてプライドの高いこだまもわたしはけっこう好きである。
人に媚びない野生の本性をやっぱりなくしてほしくないなあ、と母は思う。子供たちにもそんな強さを身に付けてほしい。もちろん自分も野生の感覚の鋭さや、獲物をねらう的確な視点や、敏捷性を身に付けていたい。現代社会はある意味、荒野みたいだもんだから、そこで生きていく強さが欲しい!まあ、オバタリアンになりつつあるからそこは大丈夫だろう・・・・けっこうしたたかで、図々しい・・・・みたい?

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大臣たちは毎日米牛食べてね!

2006-06-22 09:57:29 | Weblog
小泉さんはよっぽどおみやげが好きみたい・・・・ブッシュさんに会うのに手ぶらじゃ行けないそうで、バタバタとおみやげは決まってしまった。アメリカ産牛肉の輸入再開って、輸入決まってから安全かどうかの視察に行くって、順序が逆じゃああーりませんか?
韓国だって視察して輸入を止めたっていうんだから、やっぱりあぶないよねえ。

そんなに太鼓判押してアメリカ牛肉が安全だっていうなら、これから内閣の大臣たちのお昼はいつも吉野家の牛丼弁当に決まりだ!

街で見かけたすごく見た目がイカツイおじさんが、ミスタードーナッツの箱を下げて歩いているのを見たんだけど、なんだかおじさんの見た目とドーナッツの箱のギャップがすごくて、かわいかった!
「持ってこう、持ってかえろ、ミスタードーナッツ・・・」って歌っているみたいなおじさんの後姿だったよ。
かわいいおじさんはほほえましいな、だけどなかなか可愛いおばさんはいないぜ!

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かなしみ

2006-06-21 13:23:14 | Weblog
きのうNHKのクローズアップ現代という番組を見ていた。ペットブームで、毛の色のめずらしい犬や猫が高額で売れる現在、近親の無理な交配をしてむりやり毛の色を作ろうという人間の身勝手さに生まれたたくさんの重い障害を持った犬たち。脳に障害を持って生まれて、ぐるぐる回ってばかりいる犬。目の見えない犬。目も見えないし、耳も聞こえないという犬。
わたしは動物が大好きだから、なおさらそんな犬たちの映像をみていたら、腹が立つわ、くやしいわ、人間のあまりの身勝手さに本当に悲しく切なくどうしようもない気持ちになった。
神様がいたら本当に怒って、人間という種類の動物に天罰を与えるだろうと思った。命を意のままにしようというおごり、お金というものへの果てしない欲望・・・・・・
犬たちがかわいそうだよおお。それでも犬は飼ってくれるご主人にすごく忠実だ、犬も猫も人間のパートナーなのに・・・・

家は犬を2匹、亀、モルモット、ハムスターといろんな生き物を飼ったけど、今は猫だけ・・・・・
みーんなお庭の木の下に埋めた。振り返ると子供たちが小さかったころに元気にしていた初代の犬からみんなが生きてた頃の我が家の思い出がいっぱいあって、いろんなことを思い出す。動物はいっしょに生きてたよ。同じ家族としてかけがえのない命だ。

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重たい涙

2006-06-20 16:24:20 | Weblog
「沈まぬ太陽」御巣鷹山編に突入した。ゆっくり読んでいこうと思ったのに、のめりこむと止まらなくなって、真夜中まで本を読んでいてアフリカ編(上下)はあっという間に読んでしまい、御巣鷹山編に入った。これは現実なので、リアルで読んでいて耐えられないほど悲惨だ。
読んでいて涙が止まらなくなった小説には「グリーンマイル」がある。これは映画より本の方が数倍感動して泣ける。けれど、御巣鷹山編は現実の重さがすごくて、違う種類の涙なのだ。これはつい最近でもJRの福知山線の事故でも同じことが起こった。もしかしたら防げたかもしれないのに、企業という利益を追求しなければならない宿命のものに、利益ばかり追いすぎると安全は逆におざなりにされてしまう。
高度成長の時代は企業モラルというのは今ほど重視されていなくて、いや今でも、今は競争の激しさから速さや安価さすべてにおいて上を要求されるから、もっとあぶない状態なのかもしれない。

本を読む用の老眼鏡が悲しいことに、どんどん強いものになっていく。長時間本を読む時は、寝転がったり、起き上がったり、すわってみたり、仰向けになってみたりどうにも落ち着かない・・・・・一番疲れない姿勢はやっぱり机に向かうことだろうか?それでもわたしには専用の勉強机がない。やっぱファミレス書斎が一番かもね。

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