S家の別宅

夫婦ふたりきりになりました。ふたりの生活をこれから楽しみたいなと思います。

風の音だ。

2009-10-31 16:57:19 | Weblog
いいお天気です。

きのう夜、中国語講座の教室をひらいている市の施設の庭に、たくさん落葉がつもっていて、歩くたびに音がする。

落葉の積もった道を歩くのはすごく好き。

ひざぐらい積もった道を歩いたことがある。うれしくなった。

きのうNHKのテレビで、いけばな作家の中川幸夫さんが「空中散華」と題して、ヘリコプターで空からチューリップの花びらをたくさん舞わせていたのを見た。
中川さんはもう90歳にもなる方で、そのエネルギッシュさにびっくりした!

すごくきれいで、その場所にいたかった。
娘と夏にいった妻有トリエンナーレでのイベントだった。

さくらの花びらがいっせいに舞うのもすごく好きだけれど、落ち葉がたくさんふりそそぐのも好きだ。

その番組で、尺八の音楽を演奏していたんだけど、尺八って、風とか光とか・・・・そんな自然を音にしたような音で、すごく惹かれる。

今聴いているデヴィット・シルヴィアンという人の「Manafon]というCDにも尺八の音が入っていて、日本の尺八という楽器の音の奥深さを知った気がする。

そんなことを考えていて、朝新聞をひろげたら、初心者も吹けるようになる尺八入門セットの広告が出ていて・・・・うーん、吹きたい!




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彼方へ・・・

2009-10-30 16:52:35 | Weblog
読んでいたのは、「宮沢賢治の彼方へ」という天沢退二郎さんが書いた評論なんです。
宮沢賢治の作品には、一箇所物語がうすく彼方へ突き抜けていってしまう・・ところがあるというのが天沢さんの説で、それがすごくおもしろいのでした。

その彼方へというのが、賢治も不安に思っていて、初期の作品では、そこまで行かないうちに賢治は不安になり引き返してる、と天沢さんが物語を引用しながら書いているのですが、きっとすごい作品を創る人はふっと突き抜けて、彼方へいってしまう瞬間があるのだろうなあ、と妙に感心したのでした。
でもたぶんそれは、ものすごく怖いものでもある、と天沢さんは書いてましたが。

それはきっと詩でも音楽でも写真でも絵でも・・・突き抜けないと、彼方までいけないとだめかもしれない。


きのうは大黒柱であるお父さんの誕生日をすっかり忘れてました。
忙しかったので、買い物もせず、家の冷蔵庫のあり合わせ献立でした・・・

誕生日より、命日の方が近未来になってきた年齢?です。

お父さんは「おれは一体何歳になったんだっけ?」と聞くので、「知らない・・・」と答えたら(ほんとに自分の歳でさえ定かではないというか記憶の彼方なので)、2009年から生まれた西暦を引き算して、真面目に計算してました。

そして「うそっー!」と自分でびっくりして、「あといいとこ10年だな」とつぶやきました。

きっと日々忙しく仕事に追われているので、気がついたらおじいさん・・・みたいな浦島太郎にでもなったような気分だったのでしょう・・・・

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寒天みたいな空

2009-10-29 16:41:57 | Weblog
ほんとうに人の考え方は多種多様だと思う。

「国と地方の基礎的財政収支を2011年までに黒字にする」 と所信表明で言ったのは、安倍氏、福田氏、麻生氏の3人ともまったく同じことを言っていたわけで。基礎的財政収支ってなぬ?

同じ言葉を3人が言うっていうことは自分の言葉ではないっていう証明だ。


鳩山さんの演説は自分の言葉で目指す国のビジョンを国民にわかりやすく言っていたと思う。新聞の鳩山さんの所信表明をわたしは全部いっしょうけんめい読んだ。



ブログというのは、自分の思ってることを書いているわけで、もし考え方のまったく違う人が、あえて毎日考え方の違う人のブログを読んでも楽しくないんじゃないの?と思う。わたしは「永田町異聞」とか植草さんのブログとか、うそこ日記とか、娘のブログとか、娘のだんなさんのブログとかを読むのは、読んでいて共感したりうれしかったり、楽しいからだ。
毎日それで元気がでたり、がんばろうと思ったりする。
時には、ぶふっっと笑ってしまったりする。

お友だちの詩人の人のブログとかも、楽しんで読んでいる。

同じ考え方の人はいっぱいいるし、同じ思いの人もいっぱいいるし、まったく考え方の正反対な人もいる。でもブログは楽しく書いて、楽しく読む、(時には哀しく書かなきゃいけないこともあるけど)

肩肘はらず、自分の思うことを書いていこうと思う。


きのう、宮沢賢治を読んでいたら、賢治は(寒天みたいな空)っていう表現をしていて、なんだかうれしかった。
宮沢賢治を読んでいたら、ずっと会っていない友だちに会いたくなった・・・

わたしもそんなうれしくなる表現で書きたいと思った。

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一瞬、忘却の彼方へ・・・・

2009-10-28 16:15:48 | Weblog
弟鳩山さんが、「少女マンガ」と言おうと、何と言おうと、わたしは、小泉さんの所信表明「わたしに反対するものはみんな抵抗勢力・・・」麻生さんの所信表明「ぎょめいぎょじ(どういう字だった?)をいただき内閣総理大臣に任命されました・・・」なんていうのより、ずっとずっと鳩山さんの演説の方が心に響いた。


息子が自殺したおばあさんの話を鳩山さんがしている時にやじをとばす議員・・・国民の命より、政権が大事だと自ら露呈しているような・・・


きちんとした政策論争をこれから国会でしてほしい。

それが自民党を支持している人の考えだろうと思うからだ。



きのうの青空はくっきりと透明でとてもきれいだった。
深呼吸したくなった。

近くの山の紅葉もここ数日で一気にに色を増したみたい。
 

今日、会社で銀行にネットでアクセスしたときに、いつも考えなくても頭にこびりついているパスワードが、一瞬忘却の彼方・・・・

あせった、いつも身体で覚えているパスワードが、出、出、出て来ない・・・・
アルツハイマーになったのではないだろか?と青くなる。

深呼吸して、また初めからアクセスしなおした。
そしたら電気がつくように、思い出した。
ほっ、

だいじょうぶかいな?と社長に言われた・・・

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手前みそ仕込み。

2009-10-26 16:39:39 | Weblog
きのうの日曜日、お味噌の仕込みをした。

去年、大豆をつぶすのにものすごく大変だったので、今年はネットでひき肉も作れるし、魚のミンチもできるという手で回す小さな大豆つぶし器を買いました。
(2500円だった)

朝、前日水につけておいた大豆を6時ごろ起きて、煮始め・・・・ほぼ5時間でかなりやわらかくなったので、それをつぶし器に入れて、ハンドルを回すと(きゃっほい!)というぐらいラクラクつぶれて出てくるのです。

お父さんがおもしろがって手伝ってくれたので、去年一日かかったのに、今年は大豆をつぶすのはあっという間にすごく粒が無くきれいにつぶせました。

去年はすり鉢ですったけれど、少しづつしかできなくて、めっちゃ疲れた・・・・

こうじと塩をまぜて、つぶした大豆をまぜて、味噌玉を作り、それをおけに仕込んでできあがり。


あとは、ゆっくりお味噌になるのを待つだけです!

ついでにコタツで納豆も作りました。

「味噌やの匂いだ」とお父さんが言っていた。部屋中に大豆の匂い・・・・

でもお家で作ったお味噌はとてもおいしいので、大変だけど今年も作りました。
もっとたくさん作れば知っている人にもあげたいのですが・・・
なんせ、大豆を煮るのに、大きなお鍋がふたついるので、たくさんガス台がないので、これが限界?かなあと思います。

今日作ったお味噌が食べられるようになるまで、5ヶ月はかかります。
夏を越せばもっとお味噌も熟成しておいしくなります。


急に寒くなって、こだまは納豆のようにこたつで発酵しとる・・・

大豆つぶし器で、ひき肉や魚のミンチも作ってみようっと!

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星を見上げて。

2009-10-23 16:42:46 | Weblog
オリオン座の流星が見られたらなあと思って、ここ2,3日夜空をながめていたんだけど・・・・残念ながら見られませんでした。

きのうは雲が多かったので、星があまり見えず。

今日が最後のチャンスかなあ。


テレビで「不毛地帯」を見ていた。
山崎豊子のこの小説を読んだのはもう30年も前になる。
読んだ季節は秋だったのは鮮明に覚えていて・・・
夏に出あった人に教えてもらって読んだ本だ。

最初読んだとき、こういう社会派の甘さのない小説を書いた女性にまずびっくりして、すごいと思った。
山崎豊子という作家は戦う男を描く。
そして彼はいつも孤独だ。心の内側をすべて見せない。


シベリア抑留。
詩人の石原吉郎のことを以前書いたとき、石原吉郎がシベリアで体験したすさまじさを彼の書いた詩文集を読んで知った。
壮絶だった。
石原吉郎は8年間シベリアに抑留された。その孤独、望郷は私たちの想像をはるかに超えた孤独。
テレビでは収容所ではひとり一皿の腐ったキャベツのスープだったが、実際の石原吉郎の文章では、二人で一皿のスープなので、ひとさじ飲むたびに、くいいるように見つめるもうひとりの眼。死といつも背中合わせの食事・・・・
自分が少しでも多く飲みたい・・・というすさまじい飢えが書かれていた。

収容所は集団であるがゆえにかえってもっと孤独なのだ。

石原吉郎が収容所で一緒だった鹿野という人のことを書いている。
彼は収容所のなかで絶食し、苛酷な労働を黙ってしていた人で、彼が沈黙することが逆に強い意志を発していた。

そんなことをテレビをみながらぼおっと思い出していた。

シベリアで7万人の日本人がその命を絶たれた。


そして星は何万年も前に出発した光を、今、このわたしの眼に届けている。

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鍋にして食っちゃえ・・・

2009-10-22 16:25:59 | Weblog
「普天間基地問題」がライトアップされたモニュメントのように在って、

「貧困率」が横たわっている病人のように在って、

「また民から官に逆戻りした」と二者択一論ばかり騒ぎ立てるテレビが在って、


「八ツ場ダム」を人やマスコミが押し寄せ、観光地化したような処に川が流れていて

「JAL経営再建」の時に、まるでタイミングよく皮肉のように「沈まぬ太陽」が映画化されて、

政権交代したとたん、またぎゃあぎゃあうるさく騒ぎ立てる知事ばかりがテレビに映って・・・

60年間の垢みたいなものを、4年で落とすことだって至難の業だ。

「冤罪裁判」をなんとも思っていないと言う最高裁の裁判官がいて、


こんないっしょくたのものを昨日は「寄せ鍋」にして、ムシャムシャ食べた。
汗をかきながら食べた。仇のように一生懸命食べた。
最後はおうどんを入れて、すべてきれいにたいらげたら、お腹がいっぱいになって、なんだかすっきりした。

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コタツでうたた寝はよく眠れるんだけど・・・・

2009-10-21 16:37:45 | Weblog
先週は、眠れなくてなかなか眠りに突入できずに、四苦八苦していたが、一転、きのうの夜から眠くて眠くて、夕ご飯のあとコタツでうとうとどころか、爆睡状態。

おもむろに起き上がって、もうろうとしたまま、しっかり眠った。
こだまがわたしのベッドの真ん中を陣取って寝ていたので、そっとこだま専用ベッドの毛布の上に移したら、眼をさまして、背伸びしはじめたので、頭や首をなでなでしながら、「あなたはまたまた眠くなる・・・」と暗示をかけていたら、こだまはそのまままた眠ってしまった。

動物も寒くなると眠る時間が増えるから、人間もそうかも・・・・

眠るというのは、眠れないとけっこう大変だけれど、眠いとこれまた大変。
眠れない真夜中は、なんだかもののけ?の気配がするので、なおさら眠れなくなる。
あまり眠いと、本も読めず、お風呂ももうろうとしていて、面倒になって入らず・・・なんか時間を損しているような感じ・・・


ここ一週間はかぜもひいて、体調も悪かったから。
やっと少しずつ風邪も回復しはじめている。
少々のことでは、熱は出ない体質だ。

マスクをしているとみんなに「新型インフルエンザじゃないよね?」と聞かれる。
さいわいインフルエンザにはかかっていない。

近くの小学校でもインフルエンザが発生しはじめた。
子供たちのところにワクチンが回ってくるのはまだだから大変だなあ。


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口角泡を飛ばす人たち

2009-10-20 16:13:09 | Weblog
5、6人の知事たちが、集団で八ツ場ダム建設予定地に行き、集団で口角泡を飛ばしながら、ダム建設中止を中止しろ!と叫んでいる図は・・・・逆効果。


逆にイメージが悪くなるから、石原さんや森田さんは長野原に行かないでもらったほうがいいと思うのはわたしだけだろうか?
森田知事って、毎日怒ってばかりいる人??

なぜダムに反対の住民だってたくさんいると思うのに、テレビでは、しつこくダム建設の人ばかり取材するんだろうか?
なんだかだんだんその方が不自然に思えてくる。
以前、前原さんが視察に行ったとき、直接会えないからかもしれないけど、前原さんが帰るバスにかけよって、手紙を手渡していた女の人がいた。
たぶんダムを造ってほしくない人たちは、ああいう場には呼ばれないからだろうとわかった。

前原さんは、車の窓をあけていたので、その手紙を受け取った。

きのうもテレビで「ダムは造らない方がいい」と言ったおじさんに、横から2人のおじさんが、猛反発していた。
村八分?みたいないきおいで、こわいものがあった。


住民みんなの本当の声は、伝わっていないのだろう。

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太極拳初体験!

2009-10-19 16:41:11 | Weblog
自治会のイベントで「太極拳をやってみよう!」というのを企画した。

企画したのが自分だったし、役員なので、参加。
年配のおばちゃんやおじさんがけっこう参加してくれた。

太極拳はもともとは武道の一種、先生に教わりながらやる。

静かな動きなんだけれど、これがものすごい運動量で、腿の筋肉をかなり使う。
2時間の講習で、足がわなわなしてきた。

中国へ行くと、ホテルの窓から朝、公園でたくさん人が集まって太極拳をしている。日本のラジオ体操みたいなものかな?と思っていたけれど、ラジオ体操よりずっとハードで筋力を使うものだとわかった。
片足の体重移動などがむずかしいところ。

だけど、なんだかスッキリして楽しかった。


先生は最後に、身体のツボも教えてくれて、人間の身体にはたくさんのツボがあって、そこを押さえることで、身体の臓器や眼などいろんなところの症状がやわらぐことを説明してくれた。

こういう東洋医学の世界も奥がふかい・・・・と思った
夜、眠る前に教えていただいたツボを押してみる。

動物にだってツボはあるかもしれない。
こだまはよく長女が家にいたころ、首だか?肩だか?を娘はマーサージしてあげていた・・・・・


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