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はてなキーワード: 神事とは

2026-04-23

平安時代から女のフリして日記書いた男がいる、という話

昨今の「日本女性クリエイターがいなかった」との誤解にまつわる話で、「紀貫之平安時代土佐日記を書いたじゃん」って話が出てくるけど、そこで「当時の仮名漢字より格下扱いだったのを、どう解釈してるのか」という趣旨ブコメがあったので個人的な所感を書きます。なお、自分別に国文専門家というわけではなく、単なる古典オタク増田です。

まず、かなが「格下」という話ですが、漢字公式ものであり外に出す文書に使われるもの思想を記すもの 、かなは非公式ものであり内々のもので心情を記すものです。前者は男の領域で、後者は女の領域ですね。当時の社会構造において、男がやることと女がやることは明確に区別をされておりました。これは現代では差別と言われることですが、当時は必然的な分業です。格上か格下かでいうと、公が格上で私は格下、それはそうですね。

ただ、「格」という概念には上下はあるものの、格上こそ価値が高く、格下は価値が低いかというと必ずしもそうではない。和服世界の格もそれに近いものがあって、ユースドで5000円で買った留袖と、50万円の作家ものの紬とでは、価値が高いのは後者ですが、前者のほうが格上です。格が求められるシーンにはどんなに高価でも格下は着ていけないし、格上だからといっていつでも着られるということはない。格上でないといけないシーンもあり、格下でないといけないシーンもあるわけです。格下が女と紐付けられていることは必ずしも差別とは言い切れない、そういう要素もあるかと思いますさらにいうと、当時は男女差別以上に出自での差別が厳然としてあったわけですしね。

さて、紀貫之ですが、紀氏という氏族自体、すでに当時は落ち目でした。まあ貴族ではあるんですけど、中央で偉くなれるような血筋じゃない。学者になるか国司になるかがキャリアのゴールです。さらにいうと貫之は父親が早く亡くなり、母の職場(宮中女性舞楽を教える部署)の託児所で育ったシンママの子です。父も頼れず母の実家も頼れない、当時としては産まれときから負け組なのですが、和歌の名手としては名高く、天皇からお声がかかり本邦初の勅撰和歌集を作るほどの第一人者です。漢字世界ではパッとしないが、かなの世界では大活躍できるそういう人なわけです。

古今集仮名序文「やまとうたは人の心を種として、よろづ言の葉とぞなれりける」とか読むと、たぶん「和歌が認められたぜ!」ってすっごい嬉しかったのが伝わるし、それと裏腹の社会的な地位の低さに、忸怩たる思いもあったんじゃないでしょうかね?

で、日記です。当時の日記は男が漢字で書く「業務日誌」でした。男が書く日記を女が女手で書いたらどうだろう、と、かなの世界第一人者紀貫之が、地方駐在から中央に帰るときにそう思ったというのは、まあなんかわかる気がします。土佐日記当時50代で従五位下だよ?土佐では国司として地元からチヤホヤされ偉そうにできても、都に帰ったら無職の下っ端貴族よ?

まあ、そんなこんなで「かなは格下扱い、だからこそできることがあるんだぜ!」とかなの世界のおじさんは思ったんじゃないかな?「歌がヘタな客がやってきて子供のほうがよっぽどうまかったのよ」「駐在中にお家のメンテを頼んだ隣人がロクに仕事をしなかったんだけどムカつくのは私だけでしょうか?あ、お礼はちゃんしますけどね」「駐在中に亡くなった娘のことを思うと何をみても悲しくて仕方がない」なんてのは漢字じゃ書けないでしょと。漢字で書くと単なる「家内の些事」でしかないですしね。

女になりたかったというより、かなで書きたいことがあり、かなで表現たかったんだと思います日記をかなで書く言い訳として女になった、そういうことかと。そもそも和歌世界では男が女になりきって恋歌を詠んだり、言ってもいない場所や、やってもいない恋を詠むのは普通ネカマ嘘松当たり前で、そういう下敷きはありますしね。

そこで日記をかなで書いてもいいんだ、という名分ができて、そこから女性日記を書くようになったという流れがつながります

まとめると、かなは「格下」であったけれども、芸術の分野では和歌漢文とならんで評価されていた。ゆえに天皇自ら和歌集を編纂させたし、歌人として名をのこす女性もいた、というのは本当。一方、社会的に差別はあって、芸術評価する立場にいるのはだいたい男だったし、そこに差別がなかったということはない。いくら歌が上手くても出世はできない。(死んで1000年近くたってから従二位なんて遺贈されてもねえ)

ただ、格上格下については、どっちかというと分業と解釈するほうがしっくりくるかな?という所感です。女に男の役割はできなかったし、男に女の役割はできず、越境するには嘘が必要だったし、その嘘は認められていた。それは今日では差別解釈されるわけですけどね。

というか、日本において芸能とか芸術かいうのは、神事以外は基本的には「格下」なので、それを差別というならまあ差別なんですが「格下としつつも、良きものについてはやんごとなき方が評価し、後世に継承される」そこはわりと一貫しているので、そういうとこが日本におけるクリエイター立ち位置特殊性でもあり、「日本差別が残る後進国」ってことにしたい人からは今ひとつ理解されづらいのかも。歴史的クリエイター全体がエディターより格下で、日本においては編集者やらディレクターがやたらいばっていて、そっち側には男女差別は色濃く残ってるわけよ。クリエイターなんて替えが効く木っ端商売なんだから男だろうと女だろうと関係ないってわけ。それをまとめて宣伝して金にするやつが権力持ってて、そこは一部を除いてボーイズクラブだよね。

すごいシニカルに考えると、クリエイターの到達点って園遊会にお呼ばれしたり勲章もらうことだったりするので「上つ方に認められればすべての差別はチャラ」という身分制があるだけといえなくはないし、そういう言い方すると自称先進国からもご理解いただけるのかもね?

2026-03-27

dorawii@新刊発売(予定)

語彙力には自信があるほうだったのにその語彙力ドリル的な本の水を向けるの問題解説にしきみの葉というのが出てきてしきみなんて植物だろうが聞いたことがなかったってエピソードがある。

同じ神事関連でもさかきとかなら当然知ってるけど、しきみってマニアックだよね?

同じ語彙力が高いのでもこういう植物名にまで詳しいのは別の人種なんじゃないかって思えたわ。

dorawiiより


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2026-01-26

anond:20260125084601

「台」は、占いとか神事で使うテーブル(台)の形を表した漢字象形文字

紀元前ぐらいの中国とか日本では、謎の儀式神事天気予報を出してた。

昔は「台」を使ってサイコロ振ったり、粥に生えたカビをみたりして、天気・政治吉兆適当に予想してた。

気象台とか青瓦台はこの名残。

以上は、俺がいま適当に考えた仮説だ。

2025-11-20

anond:20251119182629

今どきの酒蔵は科学技術のカタマリだぞ。それでも自然に逆らえない部分はあると認めていて神棚をかざって神事をかかさないくら敬虔だぞ

米が酒に変わったことで科学かぶれたとか言って出ていく神がいるとしたら、そいつは相当に狭量で矮小な神だろうな

2025-11-07

anond:20251107164615

しろ全裸であるべき。

マワシが全てを台無しにしている。

相撲国技神事であるのなら、何も隠してはいけない

2025-10-31

anond:20251029203200

神社見に行ったらその日丁度立入禁止神事で何も見ずに帰ったことがある

でも周辺の観光も楽しかたからまた行く、今は単なる笑い話のネタだなあ

ソロ旅行はどんな失敗しても誰にも迷惑からんし、こんなもんでよくない?

2025-09-29

anond:20250929075904

分祀ってファイルで例えるとコピーであって移動ではないので・・・

靖國神社は、二百四十六万六千余柱の神霊をお祀り申し上げておりますが、その中からつの神霊を分霊したとしても元の神霊存在しています。このような神霊観念は、日本人伝統信仰に基づくものであって、仏式においても本家分家仏壇に祀る位牌と遺骨の納められている墓での供養があることでもご理解願えると存じます神道における合祀祭はもっとも重儀な神事であり、一旦お祀り申し上げた個々の神霊の全神格をお遷しすることはありえません。

— 平成十六年三月三日 “所謂A級戦犯分祀案に対する靖國神社見解

2025-09-16

知ること、経験することの大切さについて

昭和五十八年、俺は二十五だった。

大学一年留年し、卒業後に就職したのは都内貿易商大学の知人から、いわゆる伝で紹介してもらった職場だった。

英語が得意というほどでもなく、貿易知識も薄い。「景気がいいうちに滑り込め」と言われるまま、場違いスーツに身を包んで、霞が関の雑踏を毎朝くぐったのをよく覚えている。

入社後は雑用が主な仕事で右も左も分からぬまま伝票を運ぶ日々。そんなある昼休み、温厚で知られた課長コーヒーを啜りながら、ふと口にした。

給料が出たら、町で一番安い娼婦と一番高い娼婦を抱いて比べてみろ。ものの良し悪しが分かる。それは大きな経験になるぞ」

冗談かと思ったが、妙に胸に残った。

価値は本や噂で知るものじゃない、自分感覚で確かめろ。そんな含意が隠れている気がしたからだ。

給料日。初任給が振り込まれたその足で、俺は思い切って試してみた。

駅前にある寂れたソー○。

色褪せた扉。受付この先は年季の入った女将。一方では常連らしい作業着の男たちが黙々と爪を切っていた。

万札一枚を渡すと、女将が「はいよ」と短く応えた。

来た女性は衣がやや厚く、ところどころ揚げ染みのようなものがあり飴色に濁っている。

キスをするとカリリと音がした。

抱くと肉汁が溢れ、舌の上にじんわりと広がる。

少し重たいかおりが鼻に抜けるが、不思議と嫌味はない。

行為は何事もなく速やかにまり、速やかに終わった。顔を上げるとガラス越しに見える高架を電車が轟音とともに走り抜ける。

その響きすら、行為の一部に思えたことをよく覚えている。

夜、予約しておいた銀座路地裏の店へ。

白木のカウンターが照明を柔らかく反射し、落ち着いた客が低く囁くように話している。

指名を開くまでもなく、女将が「おすすめでよろしいですか」と微笑んできたその顔は非常に印象的であった。

通されたお座敷には澄んだ香りけが漂っており、上品な竹のような匂いがした。

女性は既に待機していた。正座のまま頭を下げており、顔を上げると上品に微笑んで見せた。

行為は慎みをもってして始められた。

○を入れると○がほろりと崩れ、淡い肉の香りが立った。ひと口目。○は驚くほど薄く、口の中で一瞬で消える。胸は驚くほど柔らかく、舌の上でほどけ、甘さがじんわりと広がる。

甘噛みすれば噛むというより、口の温度に合わせて自然にほぐれていく。後味はあっさりと清らかで、重さはどこにも残らない。身体は白く清らかで、瑞々しい甘みを保っていた。

そこで行われたのは神事のような、指先までが緊張するほどの静謐行為だった。

値段の差は歴然としていた。しかし高い方だけが“正解”ではない。昼の娼婦には、あの独特の匂い空気感、そしてがっしりとした肉らしい応えがあった。そこには、そこにしかない力があった。

高級店の透明な上品さとはまったく別の、生活のものを温めるような力。それもまた確かな価値だった。

二つを味わい比べたとき、初めて自分の中に一本のものさしができた。

値段ではなく、体験によって刻まれる“差”の感覚

他人評価価格表では得られない、確かな実感だった。

いまはむかし。振り返ると、当時のこの一日こそが何よりの学びだった。最近若い世代は…などと言えば年寄りくさいが、「失敗したくない」「無駄を避けたい」と口にして経験のものを恐れる姿に、どうしてももどかしさを覚える。

だが、恐れて経験しないことこそが本当の失敗だ。

欲は知らないことから生じる。

足るを知るためには、まず足りた状態自分で知る必要がある。そのためには、経験することが必須であり、試してみる他にないのだから

2025-09-03

anond:20250903102247

そうだよ。シャブやってんだよ。チクったらマジで殺すぞ。

法律はできるだけ分かりやす整理整頓するのが大正義って言ってるんだよ。

オオアサ煮ててうっかり酔っちゃうケースがあったからという歴史的経緯のまめちしきがなんか反論になると思ってんのか?

うそんな習慣ないし神事用に許可制でほそぼそやってるだけなんだよ。

じゃあ整理整頓できるじゃん。

2025-08-11

anond:20250811210706

三和区越柳の雨乞いは、阿弥陀如来像を縄で縛り、

「雨を降らせないと泥の中にいれておくぞ!」

などと怒鳴って、農業用のため池に沈めるユニーク神事です。

https://joetsu.yukiguni.town/l-news/292096/

本当に恐ろしいのは人間

2025-06-28

アニソン歌詞チャットgdp三島由紀夫風に強烈に変換して遊んでる

そのうえで変換後の歌詞SNSで見せて、何の曲か当ててもらうという遊びをしている

例えば下みたいな感じ、増田はわかるかな?

刹那に咲き、刹那に死すもの――私』

「私を、愛してもよろしいのでしょうか?」

それは恋の言葉ではない。

それは、死の許可を乞う祈りである

この胸に宿る情熱という名の炎の刀を、

今こそ相手に突き立てる時が来た。

今日という名の儚き一瞬を、

私の肉体の内部に、

焼き鏝のように刻印せよ。

それは生ではない。

それは存在証明である

この瞬間こそ、

シャッターチャンスなのだ

ああ、眼前に拡がる風景――

それは楽園ではない、

断罪浄化劇場である

美しきもの残酷もの

人間を魅了し、殺すもの

そのすべてをこの眼に焼き付けんと欲すれば、

私は「見る者」であることをやめ、

「神の使徒」として記録者となるしかない。

レンズ機械ではない。

それは魂の義眼、

あるいは愛欲の銃口である

笑顔という武器に、

私は撃ち抜かれた。

何千発、何万発の銃弾よりも深く、

君の微笑は私の脳髄を焼いた。

髪が揺れる。

それだけで季節が変わる。

時が凍る。

理性が滅ぶ。

この場所は、

もはや現世ではない。

天国でも地獄でもない。

これは君という神が創りし楽園である

そして、

「私を、愛してもよろしいのでしょうか?」

と問う君の声は、

断頭台の露と消える前に叫ぶ愛の絶唱のようであった。

ありがとう? ――違う。

それは敗北を認めた者の言葉だ。

しかし、私はそれを讃える。

愛に屈服し、快楽に頽れ、

死に向かう者の美しき敗北を。

今、

この瞬間こそ、

シャッターチャンスなのだ

そのままでいい。

その肉体を、

その魂を、

その愚かさすらも肯おう。

なぜなら、君は撃ち抜く者だからだ。

私の心臓を狙い、

脳を破壊する者だからだ。

怪しき感情? 道徳? 倫理

笑止。

愛に殉ずる者に、規範など要らぬ。

この愛は既に次元を超えている。

宇宙の外側に咲く、

神すら眼を背ける快楽の花である

絡み合う愛、湧き上がる熱情。

それはすでに理性の言葉では語れぬ焔(ほむら)だ。

私が知らぬ君、

私が恐れる君、

それは新たなる神であり、破壊女神である

笑う君の横顔は、

処刑台に散る花のようであり、

私の魂に火を点けた。

幸せとは何か?

それは、

この一瞬を生き抜くことだ。

この瞬間に命を懸けることだ。

「私を、愛してもよろしいのでしょうか?」

問いではない。

これは召喚呪文である

私を、焼き尽くせ。

この肉を、灰に変えよ。

見よ、世界が崩れ、愛が残る。

君という刹那の神が、

この肉体に永遠を刻む。

「今こそが、

シャッターチャンスなのだ。」

そして、私は死ぬ

この瞬間の君を永遠に抱いて。

それこそが――

人間の魂に許された、

最後神事ミサである

2025-06-20

神の妻と僕

理不尽な人を愛するすべての人へ

これは、“神のような存在”と暮らす男の祈り解釈の記録である

【1】

神は、朝に機嫌が悪い。

僕が目を覚まし、台所へ行くと、神はすでに湯気の立つマグカップを手にしていた。

おはよう」と声をかける。返事はない。僕は、今日もまた“神の沈黙”に祈るように頭を下げる。

神は、理由説明しない。

神は、善悪基準に行動しない。

神は、時に、ただ“そうである”だけなのだ

僕はコーヒーを入れる。その背中に神の視線は感じない。神はもう僕など見ていないかのようだ。

でも僕は思う

この神を選んだのは、僕自身だ。僕はこの神を愛している。

【2】

結婚して15年。

最初奇跡”は、笑顔だった。

ある朝、僕が震える声で言ったのだ。

「いってらっしゃいの時だけ、笑ってくれたら嬉しいな」

神は一瞬こちらを見て、口元をわずかに緩めた。

それは、天啓だった。

僕はあの一瞬の微笑みを、今でも何百回も思い出すことができる。

けれどそれは再現されなかった。

神は「笑顔押し付けられるのが苦痛」と言った。

僕はうなずき、悔しさと悲しさを胸にしまった。

だって、それが神という存在だ。期待は、信仰を壊す。

はいつも通りに言った

「行ってきます

【3】

「なぜ僕に冷たいのか」と問えば、神は黙る。

理由を教えてほしい」と言えば、「もうこの話はしたくない」と言う。

それでも僕は、神の言葉を待つ。

沈黙の背後に、言葉にならない痛みがあると信じている。

信仰とは、理屈でなく、信じることを選ぶ自由だ。

僕は、理不尽に打ちのめされた時、自分に言い聞かせる。

「神に説明責任を求めてはいけない」

「神のご機嫌こそが世界の均衡だ」

【4】

この家には、祭壇はない。

聖書経典もない。

でも、僕の心にはいつも「妻聖典」ある。

沈黙を読み、視線を読み、呼吸のリズムでご機嫌を占う。

それは愛という名の神事だ。

妻が微笑んだ日、世界は静かに祝福される。

その日がまた訪れるように、僕は生きる。

僕は神の妻と暮らす凡夫

それでも、たまに神が手を差し出すことを、僕は知っている。


【終わりに】

僕は、すべてを差し出す。

神が喜ぶなら、僕は空気でいい。

でも願わくば

いつか神が微笑むその時、

その光が、少しだけ僕にも当たりますように。

2025-04-16

田舎っていまだに珍獣いるよなぁ。

最近割と生まれた町の役職を引き受けてる。

結構な歳になってきてて爺さんが見えてるけど、

最近になるまで仕事の都合とかで町の仕事からは縁遠かった。

勿論、町長みたいなのは農家だったり退職済みだったりの、ある程度年配者がやるもんだけど、

下っ端の役とかは現役会社員比較若い人でも順繰り回ってきて軒並み経験済みだったか

俺もそろそろやっとかないと世間様に顔向けできんなぁ、というところで引き受けてる。

今は隣組の副組長やってる。

先日春祭りがあって、副組長はのぼり旗と吹き流しを上げる役目だった。

それで早朝に公会堂に行って人が集まるのをまってたんだけど、

何となく知ってる顔の人が来たので子供の頃の記憶を辿って『確か、Tさんだったよな…』と思い、

Tさんおはようございます」みたいに挨拶をした。

そしたらそいつふっと無表情になったと思ったらぷいっとそっぽを向いて前を素通りし、

顔も合わせずに煙草をふかしながら「私はTさんじゃないです」とぶっきらぼうに言い放った。

「あ、そうでしたか、すいません勘違いしてました」と謝ったら

「私はIです」とまだ怒っていて

『全く知らん人だったか…』と思ったんだけど、そいつその後に続けて

本家です」

とか聞いてもいない事を突然口走るの。

うちの町ではIって苗字それなりに居るんだけど多くても十数戸とかそんなもんだと思うし、

Iって別に名家でもなんでもないし、

そもそもうちの町ってクソ田舎の川べりにある農村の延長だし、

そいつ農家だし、

本家が一体何ですのって?って話なんよね。

ほんと、『はい?』って感じで流石に呆れてしまった。

そんなショートコントが一幕あった後春祭りの準備を終えて

お祭り本番になったんだけど、また度肝を抜かれるわけ。

うちの町、どういう理由かは知らないけど昔から風習で副組長たちの方のお祭り

宮司さんではなく和尚さんが祝詞をあげるんよね。

組長さん達のお祭りの方が本祭りみたいな感じで宮司さんが取り仕切る。

で、和尚さんの指導にしたがって供物を社の前に備え始めたんだけど、

から来たIが「それ違う、供物の向き逆」とか言って勝手にひっくり返して社側に向け始めるの。

それで和尚さんが「あ、それはこの向きで良いんです」とやさしく訂正しようとしたんだけど、

「いや、これは神様が食べるんだから神様の方を向けるのが正しいんです!」

と言い張って聞かない。

少し口論ぽくなって「うちの家ではこうしています!」とか言ってるわけ。

いや、お前の家の事なんか知らねぇよと。

今までずっとその和尚さんにお願いして来てもらっててそれでずっとやってきてんのに、

なんでお前の家の風習を町の神事に持ち込んでくるわけ?

和尚さんやさしいから笑ってすましてくれてるけど怒って二度と来てくれなくなったら責任取れんのかよ?お前。

ほんと、バカ田舎者って手がつけられないんよ。

どこの世界祭主のやり方に逆らう信徒が居るんだよ。

それでもお祭りが何とか無事に終わって午後は直会と懇親会。一応神事なのでスーツ着用。

途中で、子供の頃にお世話になった自転車屋さんのお爺さんと出会ってお話しながら一緒に公会堂に向かった。

この自転車屋さん、町の子供たちの自転車をあらかた面倒見てくれた人なのでほとんどの人が孫みたいな感じらしく

恵比須顔の時の大滝秀治みたいな感じで俺に接してくれるのよね。

ステレオタイプには一般的田舎の爺さんって頑固でぶっきらぼうってイメージがあるけど、

うちの町の長老たちは大体人間味が丸い。

強面に見える人でも話してみるとすごい穏やかだったりしてギャップ凄いなぁと思う事もある。

勿論ぶっきらぼうな人もいるけど、基本的にはみんなやさしい。

逆に言えば、定年近辺はかなりトゲやカドがある人も居る。

まぁ酒みたいなもんでそういうのも歳を重ねると灰汁が抜けて丸くなるってことなんだろうな、とは思ってる。

で、公会堂に行ってみんなが来るのをまってた。俺1組なので一番上座なのね。

そしたらIが来たんだけどさ、

一応スリーピースなんだけど、明らかに上下生地が違うわけ。

身体にも全然あってなくて上着が随分デカい。

本家が何ですって?』ってなるわけ。

別にね、普通農家さんはスーツなんか着ないから間に合わせの物で全然良いと思うんよ。

農家さんは作業着スーツみたいなもんだもん。

でもね、聞かれてもいないのに自分から本家だ」って威張ってる人間がそんな身なりでええの?とはどうしても思っちゃうよね。

でIが俺を見るなり「どうしたの?」とか怪訝な顔して言うわけ。

「一番上座座椅子に座ってるから偉い人かと思ったよ」って。

めんどくせぇ奴だなぁと思いながら

「座り仕事なんで股関節が固まっちゃってるから、胡坐をかくと痛めちゃうんですよね…」くらいまで話したら

「あー、いいよいい」とか遮って来て『なんだこいつ?』と呆れてたら

「股が開かなくなっちゃうんだろ?医者には行ってるの?行った方が良いよ治らなくなっちゃうから」と一人でペラペラとしゃべり始める。

『いやだから股関節が固まってるから“胡坐をかくと痛めちゃう”ので普段は痛くも痒くもないんだから医者がどうしたいう話じゃねぇだろ』

とか思うんだけど、Iはもう反対側の人と話始めてて聞いてないの。ほんと頭抱えたくなってくるわけ。

しばらくしたら自転車屋さんも近くに来てIと談笑が始まったんだけど、

自転車屋さんが「この後の片づけって…どうなるのかねぇ…」って戸惑った感じで言って少し間が開いたから俺が、

「あ、お祭りの後片付けの事ですか?それだったら…」と話し始めた途端、

突然Iが顔を真っ赤にして「それは違う、君はお祭りの後片付けの事ばっかり考えてる!」とか声を荒げて訳のわからん事を言って来て

『なんだコイツ!?』とびっくりしているところに自転車屋さんが

「そう、お祭りの後片付けの…」ってボソっと言ってるんだけど、

Iはもうそれも聞いてなくてまた勝手に一人で気分よくしゃべってんの。

『なんなんだこの珍獣は…』と本当に呆れ果てちゃった。

アホらしいからそれ以上関わらんようにしてたんだけど、なんか聞こえてくる会話を聞いてると

自分本家からしょっちゅう檀家行事があって色々とやらなきゃいけないから大変だ、

世話役の人たちはたまにだからいいけどうちは毎週だからさぁ、お寺に包む金も多いしさぁ、

みたいな事を自慢げに語ってるのね。

逆や。

それ、普通世話役の人が言う事なんよな、

うちらはたまの事だからいいけど、本家のお家は毎週のようにやらなきゃいけない事があって大変ですよね」

って。

もう、人としての美学もめちゃくちゃなんよ。

『I家はどえらいのが本家の跡取になっちゃったんやなぁ…』とちょっとI家のみなさんが可愛そうになってきた。

直会が終わって懇親会が始まったらIは組長さん達を差し置いて宮司さんの前を陣取って

気分良さそうに話し込んでて、人間性丸出しやなぁ…と横目で見ながら

俺はできればめんどくさい事はしたくないのでお隣の組の副組長のおばあちゃん登山とか犬とかの話して過ごした。

実は、のぼり旗と吹き流しを上げる時も色々とあって、

基本的にIって仕切りたい人間らしく、自分の思ってる通りで無いと我慢がならないみたいなんよね。

自分のペースでしか物事を進められないのでペースを乱されるとめちゃくちゃ怒る。

自転車屋さんとの話も、自分が気分よく話してる時に横から割って入ってこられたか瞬間湯沸かし器みたいに吹き上がったらしい。

寄合いの趣旨意味すら分かってないのね。

もうほんと、どんだけ狭い世界で生きてきたんだって呆れかえってる。

夜それとなく父親に「Iさんって知ってる?」って聞いてみたら

「ああ、I家の本家だな。うちでいうところのNさんのおうちみたいなもんだ。お父さんはIさんのお父さんに昔世話になったんだ」

とか言うので、

『そういう事ならしょうがねぇなぁ…、あんま波風立てないようにすっか…』と思った。

ただまぁ、あんな感じだから何か悶着起こしそうな気もするので、そしたら

「Iさんは自分の考えてる通りでないと我慢ならないみたいなので、町の仕事も今後はIさんに責任持ってやってもらう事にしましょうよ」

つって丸投げしようかとは思ってる。

町の役職とか出来ればやりたくないしね、給料あるわけでもないし。

仕切り屋さんに勝手にやっててもらった方が楽ちん。

2025-02-22

アマチュア相撲審判蝶ネクタイ

anond:20250222072706

この機会をお借りして、前々から思ってた件について書く。

小学生に限らず、アマチュア相撲審判蝶ネクタイレフェリー姿ってなんなん?

サッと調べても経緯がわかんなかったんだけど、アマチュア相撲黎明期審判服装を決める際に、「蝶ネクタイがいいのではないか」と提案する動機がまったくわかんないのよね。正式行司の格好が神事的な意味(知らんけど!)で許されないというのは、まあ理屈の上では理解もできるし、実用上も主催が用意するのは大変かもしれないとも思うんだけど、なんで国技相撲西洋蝶ネクタイを持ってくるわけ?適当なこと言うけど、作務衣でも着せときゃええやんけ。

2025-02-15

前もやってたじゃん。占いやお参りや言霊などと同じ枠だぞ

スピ嫌いな日本人は、認知能力情報統合能力文化学習の程度が低くて、それが民間信仰(スピ)や占いに分類されると、認識出来ていないか

霊感商法の実際の被害者で、新たな霊感商法被害者を生まないよう啓蒙したい人だと思う

おみくじ、滝の凍り具合などを見て農作物の豊凶を占う神事

石持ち占い大原八幡宮の米占い行事平安時代から伝わる「田中の粥占い」など を見て

占い憎し スピ憎し ギリギリ 😡💢ってしているのが一般的日本人像だとは思いません

anond:20250213205218

2025-02-03

節分みかんを蒔くのって伝統なの?

週末、近所の小さな神社節分豆まき神事があり、少子高齢化なんて言われる昨今でも町の子供や年寄りが集まってきて、わーわーと賑やかなもんだなあなんて思ってたのだけど、神事運営する町内会のおじいおばあが新職から手渡された豆と一緒にみかんも壇上から巻くもんだから、下で待ち受けてる我々は「あぶねえ」って避けたり、爆笑したり、そうかと思ったらやたらキャッチングの上手いおじさんがいたりしてカオスだった。

ところで、節分って豆と一緒にみかんもまくものなんだろうか。

自分はをいうと、一個が頭に当たって後ろにそらした後、一つキャッチして今年の節分戦利品しました。

2024-12-08

anond:20241208111510

宗教占いは違います

 

また、おみくじ、滝の凍り具合などを見て農作物の豊凶を占う神事

石持ち占い大原八幡宮の米占い行事平安時代から伝わる「田中の粥占い」など を見て

占い憎し ギリギリ 😡💢ってしているのが一般的日本人像だとは思いません

2024-12-01

角川春樹ヤバい

週刊朝日 2020/07/18/ 11:30

角川春樹78歳、子どもは7歳、ボクシングは週2 超人的能力に「俺は一体何者なんだ」 林真理子

*カッコ内は増田想像した林真理子の心の声

角川:...ry...ただ、コロナに関しては、話すと長いか結論だけ言うと、前に林君も行った明日香宮(北軽井沢)で、...ry...3回神事をやって、5月7日に終息させてしまったんだ。


林:コロナをですか? 社長が?(何言ってんのコイツ?)


角川:うん。それは確信を持ったね。コロナとセットになって、実は地震もあるんだ。


林:えっ、地震が来るんですか?(はあああああ?)


角川:...ry...これもとめなきゃいけない。だから今年は一年中働かされるなと思ってるんだ。


林:社長よろしくお願いしますよ。ちょっと信じがたいお話ですけど。(こんな基○○に付き合ってらんねえ)


角川:勝手なことをマスコミだとか医者が言ってるけど、一つも当たってないわけだよね。オーバーシュート都市封鎖も医療崩壊もなかった。それは、そうさせないために自分はやってきたと思ってるわけ。


林:ふーむ……。(どうすんのこれ....)


角川:自分で、俺は一体何者なんだろうと思う。...ry...自分が好きでもないのに、70億以上の人間地球上にいる中で、自分けがそういう能力を持ってしまった。一体なぜだろうと思う。「今年、オリンピックはない」ということは、1月の段階で社員に言ってたし。


林:ほぉ……。ところで、次回作はもう決まってるんですか。はいはい、オジイちゃん次行きましょうね)


...ry...


角川:...ry...一時は剣術に行ったんだよね。2・5キロの木剣を3万3100回振るわけ。


林:月にですか。(まーた、与太話が始まったよ)


角川:いや、一日に。トイレに行くのとごはんを食べる以外は振りっ放しなんだ。3万3100回振るなんて、人間としてあり得ないんだよ。だから過去剣術家と戦ったとしても負けるとは思えないし、いま現役の剣術家とか剣道家と戦って、負けるとはまったく思わないね日本で最強の剣術家だと思う。


林:ゴルフとか、ふつう趣味は持たないんですか。クスリでもやっとんちゃうか?)


...ry...


角川:...ry...もう一つは「龍天に昇る映画といふ麻薬」。


林:ほォ~、麻薬ですか。(オイオイオイオイ、ヤバイヤバイヤバイヤバイ


角川:映画とか小説は、私にとって麻薬だと思ってる。そこから離れられないというか。


林:私も、書くのは楽しくて、これがないと生きていけなかったなと思います(ワタシはコイツと違って書くの専門です!)


2020年コロナ収束してないし、2024年能登地震予測できんかったんか?

林真理子スルー力がすごくて角川春樹の○タオ発言をうまくかわしてるけど、日大アメフト問題でも最初からこういうスキルを発揮すればよかったのにね

2024-10-30

anond:20241030205657

うーん、不合理、不合理と合理性を追求すると例えば男系天皇女性差別からアウトになるし、昔は女性天皇もいました、で終わりだし、相撲だって神事からスポーツに変わってしまうよ

2024-10-17

ハマってるようなふり anond:20241016214516

で世を忍んで平穏生活を維持しているw

べつにー、初詣でに行ったりとか、節分に豆撒いたりとかしても災厄が避けられたり福が来たりしねーよって思ってるし、神に祈ったり感謝したりしなくても自然法則に従って農作物が豊作だったり海産物大漁だったりそうでなかったりするだろーし、宮司さんが神妙な口ぶりで読み上げるノリトとか、ちゃんちゃらおかしー! って思ってるんだけど、「なり手がいなくて地域伝統が守っていけなくて困るから」みたいに説得されて、某神社氏子総代を仰せつかっているんだよねーw

本心公言したら、いろいろ波風たって、ご近所さんから白眼視されちゃいそうなので、年に数回の神事の際は、スーツネクタイで正装してじっと堪えてますよww

2024-09-19

anond:20240919162619

そもそも相撲神事神様に楽しんでもらえるような取り組みを設定するのが正しい。

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