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はてなキーワード: 佐藤とは

2026-05-09

喪女(私)の弟がVRchatでネカマし始めた。

ごめん、パパ、ママ佐藤家の血も、安田家の血も私と弟で潰えます私たちが、末代だ。

2026-05-03

増田ズボラクッキング バナナ豆腐パンケーキ

材料


工程

1. 余ってた小麦粉と卵2個と牛乳にボウルにぶち込む

2. バナナ豆腐ミキサーにかける

3. 1と2をボウルでかき混ぜる

4. ダマだらけになって絶望する

5. ダマをつぶせないかしばらく試行錯誤し諦める

6. ベーキングパウダー適当にぶち込む

7. 熱したフライパンタネを流し、片面2分くらい焼く

8. ひっくり返して、1枚完成

9. 味見する 砂糖を入れていないことに気付く

10. 残りのタネ砂糖ドライフルーツ適当にぶち込む

11. 熱したフライパン・・・同上

食べた感想とか





何が言いたいのかというと、料理ちゃんとしたレシピに従って作ろう、という話

2026-04-29

JADI 日本防衛装備品工業会の役員一覧(略歴入り)

日本防衛装備品工業会の役員一覧ページが一応あるのだが

http://www.jadi.or.jp/sosiki/yakuin.htm

これが略歴もクソもない一覧で、なんにもわからんのでAIに調べてもらった。

せっかくなので以下に貼っておく。

JADI役職 氏名 主な本業所属企業役職 略歴・専門背景
会長島田 太郎株式会社東芝 代表執行役社長 CEOシーメンス等を経て東芝社長デジタル・DX推進の旗振り役として防衛分野の電子化を統括。
副会長十河 政則 ダイキン工業株式会社 取締役会長CEOダイキン世界トップに導いた経営者。同社の火器弾薬関連の防衛事業も所管。
副会長永野 勝也 日本電気株式会社NEC執行役常務NECの航空宇宙防衛事業を統括。通信レーダー宇宙インフラ権威
副会長江口 雅之 三菱電機株式会社 執行役専務 同社の防衛宇宙システム事業本部長。誘導武器衛星システム戦略を指揮。
理事長小川 秀樹 三菱重工業株式会社 常務執行役防衛宇宙セグメント長。防衛受注国内最大の三菱重工における防衛事業トップ
専務理事 深山 延暁 JADI 専務理事常勤 元・防衛装備庁長官防衛出身官僚トップとして官民の調整を担う。
常任理事佐藤川崎重工業株式会社 常務執行役 航空宇宙システムカンパニー副総括。P-1哨戒機やC-2輸送機等の事業を統括。
常任理事並木 文春 株式会社IHI 執行役 航空・宇宙防衛事業領域長。航空機エンジン宇宙ロケット技術専門家
常任理事岡田 誠司 三菱電機株式会社防衛宇宙システム事業本部において戦略企画営業を統括する幹部
常任理事大石 和貴 株式会社小松製作所 執行役 装備システム本部長。装輪装甲車などの陸上装備事業を統括。
常任理事齊藤 俊彦 川崎重工業株式会社 執行役ガスタービン機械カンパニーにおいて船舶エンジン等の防衛関連事業担当
常任理事屋敷 光俊 株式会社SUBARU 執行役 航空宇宙カンパニープレジデント。UH-2用途ヘリ等の航空機事業を指揮。
常任理事 飯尾 健太郎日本電気株式会社NEC 航空宇宙防衛事業本部長として、防衛営業システム提案フロントを担う。
常任理事 新本 武司 株式会社日本製鋼所 執行役 特機(火砲戦車砲事業責任者日本大口火器製造技術経営を統括。
常任理事 林 恒雄 富士通株式会社 執行役員 EVP 防衛宇宙ビジネスを統括。防衛システムIT基盤やサイバー分野を主導。
常任理事塚本 高広 豊和工業株式会社 代表取締役社長20小銃などの小銃製造トップ自衛隊個人装備基盤を支える経営者
常任理事佐藤 智典 三菱電機株式会社 常務執行役 CTO技術戦略担当防衛装備の高度化に向けたR&D(研究開発)の責任者
常任理事鈴木 善勝 住友重機械工業株式会社 執行役艦船・特機事業本部において、護衛艦の整備や機銃関連事業を統括。
常任理事 新村 暢宏 JADI 理事常勤 元・陸上自衛隊将補。自衛隊補給統制本部本部長等を歴任した運用プロ
理事神谷 真二 旭精機工業株式会社 代表取締役社長三菱重工出身弾薬コンポーネント製造の最大手経営
理事 福本 出 東芝インフラシステム株式会社防衛システム事業部長。レーダー電波応用機器の実務責任者
理事加藤 洋一 沖電気工業株式会社OKI常務執行役CTO技術本部長。音響・水中通信(ソナー技術による海洋防衛専門家
理事入谷 一夫 株式会社IHI 航空・宇宙防衛事業領域において、防衛エンジン事業の実務を指揮。
理事鈴木川崎重工業株式会社 航空宇宙システムカンパニーにおける防衛事業営業企画幹部
理事柏木ダイキン工業株式会社 特機事業部長。化学機械技術を応用した弾薬関連事業責任者
理事竹野 明哲 株式会社ダイセル 上席執行役 火工品(パイロテクニクス)や脱出装置火薬などを扱う防衛事業幹部
理事 阪口 晃敏 株式会社小松製作所 装備システム本部において、陸上装備の開発・生産実務を担当
理事永井 光輝 株式会社SUBARU 航空宇宙カンパニーにおいて、防衛庁・自衛隊向け航空機プロジェクトを統括。
理事 神津 直 富士通株式会社防衛ビジネス統括本部において、官公庁向けITソリューション担当
理事鳴海 一仁 株式会社日本製鋼所 特機部において、艦載砲や戦車砲営業・実務を統括。
理事大島 宏之住友重機械工業株式会社艦船・特機事業本部において、防衛装備品製造・修理を管理
理事平田 和彦 三菱電機株式会社防衛宇宙システム事業本部において電子戦レーダー事業を推進。
理事 平木 直哉株式会社東芝官公庁向けインフラ防衛事業営業およびプロジェクト管理担当
理事平山 常明 豊和工業株式会社 特機事業部において、小銃迫撃砲などの製造技術実務を統括。
監事 内田 茂樹 株式会社ダイセル 執行役内部監査コンプライアンス視点から工業会の運営監視
監事 森 直輝 沖電気工業株式会社OKI 特機システム事業部において海洋防衛システム事業管理担当

2026-04-25

[]やおい論争(1992〜1996年頃)

やおい論争は、BL/やおい文化史上、最も象徴的な「現実ゲイ当事者 vs. 女性作者・読者」の対立として語り継がれる出来事です。

1990年代前半のフェミニストミニコミ誌『CHOISIR(ショワジール)』を舞台に繰り広げられ、「フィクション自由」と「他者表象倫理」をめぐる激しい議論となりました。

1. 背景と発端(1992年

やおいの隆盛:1970年代の「花の24年組」(萩尾望都トーマの心臓』、竹宮惠子風と木の詩』など少年愛もの)→1980年代同人誌ブームで「やおい」(やまなし・おちなし・いみなし=起承転結なしの二次創作)が爆発的に広がる。

1992年ゲイ当事者佐藤正樹氏が『CHOISIR』に投稿した連載「ヤオイなんて死んでしまえばいい」が火付け役

◦ 核心主張:BL/やおい現実ゲイ男性経験不正確にステレオタイプ化・美化・商品化し、性的ファンタジー材料にしている。「気持ち悪い女」「ゲイ玩具にするな」と痛烈に非難

◦ 当時のBL典型描写(美形・裕福・差別ほぼなしの純愛ホモフォビアセリフ「男同士なんて…」など)が、現実ゲイの苦しみを無視していると指摘。

この投稿は大々的なゲイコミュニティの総意ではなく、1人のゲイ男性過激な投書から始まったミニコミ論争でした(溝口彰子氏も後年「一般ゲイたちはほとんど気にしていなかった」と指摘)。

2. 論争の展開(1992〜1996年

BL/やおい側(女性作者・読者)の反論

◦ 「これはフィクションファンタジーで、現実ゲイとは無関係

◦ 「ほっといてください」(欲望自律性=女性性的想像空間干渉するな)

◦ 結果、BLファン層が「腐女子」という自称を生むきっかけにも。

ゲイ側(佐藤氏ほか)の追及

BLが「一見寛容そう」なのに、内在的にホモフォビア女性欲望優先を再生産している。

現実ゲイ経験を「借用・消費」するだけで、当事者の声は無視

この論争は「やおい論争」として記録され、BL研究必須トピックになりました。

3. 石田仁志氏の位置づけ(2007年論文

石田氏は1992年フェミニスト誌『Choisir』掲載佐藤正樹(ゲイ作家批評家)による批判と、BL側の反論を起点に論を進めます

BL側(女性作者・読者)の反論

フィクションから現実ゲイとは無関係」「ほっといてください」(現実ゲイ男性干渉される筋合いがない)という「欲望自律性(autonomy of desire)」を盾に、批判を退ける。

石田氏はこの「ほっといてください」という表明を丁寧に分析しつつ、「自律性」と「表象の横奪」の両立した視点批評します。

欲望自律性」は女性独自性的感情的空間として一定価値を認めつつ、それが「表象の横奪(representational appropriation)」という問題隠蔽していると指摘します。 

表象の横奪(Representational Appropriation)とは?

石田氏の造語概念女性作者・読者が他者現実ゲイ男性)の経験アイデンティティ表象を無断で借用・商品化している状態を指します。

• 「一見寛容そう」なBLの表層(男性同士の恋愛を描く)とは裏腹に、内在的な差別的要素を具体的に列挙。

主な問題パターン二次文献で最も頻繁に引用される4点):

1. ゲイキャラの「利用後捨て去り」:物語ゲイ男性を道具的に登場させ、恋愛成就した後は「現実ゲイ」として扱わず捨てる。

2. 言語的・二元的非対称性標準語=正常/オネエ言葉方言=異常という二分法で、ゲイを「異常者」として描く。

3. 頻出するホモフォビック発言キャラが「男同士なんて気持ち悪い」「こんなことしちゃいけない」と罪悪感・嫌悪を繰り返す。

4. 同性愛アイデンティティ否定:「自分たちホモじゃない」「これは特別相手だけ」といった、ゲイとしてのアイデンティティ拒否する描写。 

これにより、BLは「現実ゲイとは無関係」と主張しながら、実際にはゲイ表象ステレオタイプ化・消費していると結論づけます

4.論争の遺産今日意味

肯定的影響:BL作者・読者が表現を見直すきっかけに(ホモフォビア描写減少)。

• 残る課題石田氏が指摘した「表象の横奪」は今も根強い(会話で触れた書店配置:BL一般棚、ゲイ書籍は奥の18禁スペース → 一般人の「同性愛BL混同)。

商業的歪み:BL市場300億円規模 vs. ゲイ当事者メディアほぼ消滅女性欲望ゲイ文化を「巨大ポルノ産業」的に消費する構造固定化

海外でも「yaoi ronsō」として引用され、中国danmeiやThai BL研究の基礎に。

まとめ

やおい論争は単なる「感情的ぶつかり合い」ではなく、フィクション自由 vs. 他者表象責任を問う、BL文化の「原点回帰」の場でした。

この論争を振り返ると、現在BLブームドラマ化多数)や書店配置の歪みが、1990年代の「平行線」の延長線上にあるのがよくわかります

2026-04-22

批判された萌え絵の多くは営利言論からでは?

この人、こんな理解で本当に司法試験受かったんだろうか?

裁判所書記官 佐藤 洋一

@Shokki_shoki

萌え絵に対しては、公共性やTPOを強調する左派の皆さんが、デモに関しては、他者権利関係との調整を重視されない理由がよく分からないです。

https://x.com/Shokki_shoki/status/2046160858187985196

佐藤 洋一

定年退官

異動履歴

H25. 6.14 定年退官

H24. 3.25 大阪簡裁判事

H22. 3.25 姫路簡裁判事

H19. 4. 1 神戸簡裁判事

H16. 3.25 鳥取簡裁判事

H15. 8. 1 大阪簡裁判事

https://www.sn-hoki.co.jp/judge/judge3719/

2026-04-20

anond:20260420144408

昔の曲を繰り返し聴いてるから特に不満はないけど

言ってることはそうだなと思う

サザンじゃないソロのほうはもっとそう思う。ソロならではのことをもうやってない

でもそんなものじゃない?

人の天才性(つまり他者との差違のことだと思うが)なんて有限で、あっという間に消費されて終わりでしょ

から俺、好きなアーティストが亡くなっても、全く悲しくないんだよね

もうすでに十分な音源あるじゃん、って思うからフィッシュマンズ佐藤も、LR黒沢健一も、俺にとっては十分過ぎる作品遺してくれてるから、正直悲しくなかった。冷たいけど

もうライブに行けない、ってのはあるから、今でもライブ行くアーティストが亡くなったら悲しいかなぁ…どうだろ?

作品作るってそういうことで、もう本体作品にあるんだよ

から今の桑田は、何というか幻影というか象徴存在というか、

C調とかレイドバックとかずっと聴いてりゃ俺は満足。

映画爆弾 を見た

Hatelabo::AnonymousDiary The Movie。75点。

 

酒屋の自販機破壊した罪で逮捕された自称サトウジロウを取り調べることになった染谷将太。そんな染谷にサトウは自分霊感があり、秋葉原で何か起きる気がすると言い出す。何言うてるねんと思っていたら秋葉原爆弾が爆発。サトウはこれはあと三度起きると言い染谷の説得もむなしく2発目が爆発。本庁から乗り込んできたゴリキャリの渡部篤郎天才肌の山田裕貴バトンタッチ警察組織VSサトウジロウの戦いが幕を開ける。

みたいな話。

 

いや、面白かった。

佐藤二朗オンステージって感じで多くの福田作品で見せる感情の入ってないクソ演技をさせたら日本一異名を持つ佐藤らしい空虚な異物としてのサトウジロウを完全に演じきっていて意外にいい役者だなぁって思った。一方で一見柔和が陰気で神経質で権力的な渡部や、覇気のない染谷、無邪気な天才山田あたりはなんか"いつもの感じ"で弱く見えたかな。製作的にも今回は佐藤二朗を見てくださいって感じだったんかな。

 

で、話としては激ヤバ組織である警察相手にそのヤバいところをサトウがガンガンに打ち返してそれを突き付け崩していく。恩義のある刑事を庇った結果冷や飯食わされて無気力染谷功名心エリート意識にとらわれる伊勢自身規律権力代表者であると思い込んでいる渡部自分天才と思い込んでいる山田、そしてなんか外にいるやっぱり功名心に囚われた矢吹巡査。それぞれの抱える火薬にサトウが口巧みに火をつけて次々と爆破していく。

一方でサトウ本人に実は主張はない。この計画自体も元々はサトウのものではなく、殺人現場に夜な夜な忍び込んではシコっていたことが週刊誌に取り上げられ大バッシングを受けて自殺した刑事家族計画したもので、サトウはそれに後乗りしただけ。途中で犯行声明動画投稿され、そこで動機らしきものを語るがそれも元の犯人動画模倣しただけ。取調室内で語るほとんどのことはウソであり、相手翻弄したいだけ。

途中、功名心から足を吹っ飛ばされた矢吹のバディである伊藤沙莉がサトウを罰しようと取調室に乗り込んできた際にサトウはその悪意を一身に受け射精する。また、渡部執拗挑発渡部が自負する規律倫理代表者という仮面を強引に剥がし自分の指をへし折らせる際にも笑っている。彼はブラックホールのように相手感情を取り込むことだけを目的に動いているように見える。

つまるところ彼は空虚内面SNS上で得た空虚情報を吸収し、それを凶悪エントリトラックバックで発散することで他者感情煽り怒らせ自分に対するレスを誘発しそのことでシコる増田化身のような人間であると言える。つまりこの映画もまた増田である

最もサトウに近い無邪気な天才山田を徹底的に煽り最終的に彼が天才ゆえに持つ厭世観世間への身下しを引き出し彼は取調室を去る。そして組織という社会の中で抗えない大きな流れの中で無気力一般人としての染谷と再会したサトウは「お前、この大騒動でワクワクしてただろ」と社会不安が起きると急にウキウキしだしSNS煽りをはじめ、「お前はこのままダラダラ生きていくのか」と煽るが、染谷は「俺は別にそれが不幸だとは思わない」ときっぱりと線を引く。

それを見たサトウは「今回は引き分け山田に伝えろ」と告げる。

彼は今回の事件出会ったすべての人間渡部山田伊勢伊藤矢吹明日香の心の中の爆弾すべてに火をつけることに成功したが、唯一今回の事件の発端となったシコり刑事に寄り添った染谷爆弾には火をつけることができなかった。だから彼は今回の勝利をいったんは放棄したんだろうと思った。どれだけ煽っても煽りに乗ってこなかった増田に、まだ増田も捨てたもんじゃないなと独り言ちる俺のように。

 

空虚なサトウがその空虚さゆえに相手にの心の爆弾を爆破するという作品のメインテーマに全部りしているので、ロジックで見れば決していい出来とは言えない。犯人はシコり刑事電車に飛び込んだことで多額の借金を背負って一家離散したという設定だが、金だけならそんなもんは相続放棄すればよくね?と思うし、元々山手線を爆破する予定で爆弾を作っててその計画自体はもうほぼ完遂してたのに何で爆弾そんなに余ってたん?って感じだし、その爆弾も缶やペットボトルに仕込んで自販機に入れてたって話だけど山手線自販機に売れ行き的にもさすがにリスク高すぎね?

渡部破壊したホームレス園児を秤にかけた爆破事件も実際にはホームレス炊き出し幼稚園、両方に爆弾を仕掛けていて渡部幼稚園を選ばせて「お前は死んだのがホームレスでほっとしただろ!」って突き付けてたけど、これうまいこと爆弾が見つからなくてどっちも爆発してたらどうするつもりだったんやろかと思うし。

真面目に見たらツッコミどころ満載でう~んってなるけど、サトウジロウ暗号ゲーム自体フィクションラインだいぶ低いよねって言われたら確かにな~、なんか悪役がなぞなぞ出してくるレベル帯の作品アメコミとかそういう感じで見るべきなんだろう。

 

まぁそんな感じかな。

画で言うと冒頭のアキバ爆破シーンめっちゃ頑張ってたし、何よりサトウジロウ警察たちの鼻詰まる攻防戦をたっぷり楽しめる。ぶっちゃけ俺は大したメッセージ性は感じなかったけどサトウジロウ増田だったと考えると、俺の中にもサトウジロウという爆弾は眠っていると言えたり言えなかったりするかもしれないししないかもしれない。

日本製サスペンス映画見たいなって人でまだ見てない人には普通にオススメ

2026-04-19

今年のコナン映画ハイウェイ堕天使)観てきたので感想

多少配慮したけどネタバレあるのでまだ劇場行ってない人は読んじゃダメだよ。

あくま個人の感想です


結論

そこらのソシャゲキャラストーリーとしてなら十分なクオリティコナンというIPでお出しするならもう少し頑張って欲しい。基本的には満足できたので、迷っているなら観に行くのをオススメできる。

はじめに

ボケした横溝はキショかったけど、そんなことよりも、松田お前そんなキャラだったっけ?

ハモっちまった〜w」


キッッッッッッショ!!!


⚫︎ 罵詈雑言

揺れる警視庁で出てきた時の松田って、サングラスだしタバコだし「馴れ合いはよしましょうや」だし、挙句メールはすぐ消すワイルド二枚目ハードボイルドとして描かれてなかったっけ。詳しく知らないけど警察学校編だとこんな感じなのか? 勘弁してくれ。揺れる警視庁で見せた、佐藤刑事あんなふうにした「松田くん」のイメージを壊さないで欲しかったよ青山先生……。より大きな爆弾のために自己犠牲の道を選び、禁煙マークに「今くらい大目に目てくれよな」っていう、ワイルド生き様がカッコよかったのに……本当に、こんな、媚びたイケメン(笑)魔改造しないといけなかったのか?

個人的に揺れる警視庁メチャクチャ好きで重要エピソードだけに、この辺を雑に消費されると哀しくなる。もっと話したいことはあるけど、これを言い出すと最悪の駄作ハロウィン花嫁への罵詈雑言記事になってしまうから一旦置いておく。以降もあまり触れないようにする。

ーーいや、これだけは触れる。揺れる警視庁爆弾犯を雑に処理したことだけは許せない。法で裁かれることが大切な犯人だろうがよ。どんな気持ち高木刑事佐藤刑事を諌めたと思ってんだ。

悪かった点

⚫︎ 探偵ではない

最近は全体的にそうなんだけど、名探偵コナンじゃないよね。根本的な理由は「推理が薄い」ことに尽きる。本格ミステリーをして欲しいとは言ってないよ? でもさ、警察が教えてくれる、灰原が教えてくれる、園子が教えてくれる、こればっかだよね? 調査して推理して閃いて(コテリン♪ってやつ)、その結果として犯人推理で問い詰めて自供させるのって見どころじゃないのかな。

江戸川コナン探偵さ」がカッコいいのは推理力で我々を圧倒してくれるからであって、終盤に雑に言わせてヨシの万能ワードではない。シチュエーションにこだわって欲しい。

今回なら、世良まで出しておいて調査推理もないのは本当になぜ? アイツが育った施設に行って警察から聞いた話との矛盾を知る、姉がいることを仄めかされる……その辺を世良の人探しの件とリンクして進められたんじゃないのか? 確かに推理は尺を食うし地味だけど、無意味なシーン(※後述)をカットすれば十分時間捻出できるだろうよ。それがコナンのカッコよさに繋がるという意識が全くないから、結果としてサブキャラキャラシナリオに終始してしまってる。

まあ、世間的には売れてるからただの老害感想な気はしてる。

※ 例えば: 幽霊バイク騒動は全カットでもいいと思う。なんなら、いきなりバイクフェスの会場スタートでよくない? ヤイバーバイクを見て騒ぐ探偵団、こんな技術が使われてるんだよって出しゃばって説明してくる技術者、見た目を褒められて照れくさそうなデザイナー(ここでエンブレム伏線)、そしてコナンが目の端で世良を見つけて話しかけに行く……くらいの感じ。ルシファーの初登場は帰り道に保留。昔のコナン映画だったらこんな感じに覚えきれないくらい一気に容疑者候補並べてたよね。青枠で登場人物名と役職がズラッと。

⚫︎ コナンが主役じゃない

コナンのことをソシャゲアプリアイコンキャラ、くらいに思ってる節があると思う。重要人物だけどとりあえずいるだけでストーリーを主導してない。ソシャゲイベントストーリー感はここからきてると思う。

名探偵でもなけりゃコナンでもないのかよ。

コナンの強みである大人顔負けの頭脳」が活かされる場面が少ないんだよね。推理以前に頭使うシーンがない。最後アクション一か八か脳筋解決、あるいはドラえもんレベルに万能化した博士の道具に頼ってばっかり。高尚な話はしなくても大丈夫なんだ。天国へのカウントダウンビルから飛び移る際に速度の計算してくれるシーン、高校物理レベルなのに超カッコよかったよね。あのくらいでいいんだけど……。

なんなら道具の使い方も謎。バイク主題映画で、スケボー使った犯人とのチェイスシーンないって正気か? 曲がり角でトラックに格納されて消えたせいで見失う、みたいなの合っても良かっただろ。ついでに取り逃したコナンが「クソッ!」って悔しがってくれればより満足。終盤だとヘリの壁を撃ち抜くのにボール蹴るのも意味不明だと思った。そもそも、あそこの鍵閉まってなくてよくね? 暴走させようと操縦桿を握った犯人を、千早コナンで説得するシーンではダメだったのか。せっかく弟を失った境遇リンクしてるんだから、もうちょいマシな活かし方があったんじゃないかと思わざるを得ない。

余談だけど、爆弾処理で弟を亡くしたキャラそばで、いとも簡単コナン爆弾解体させるの人の心無いんかなってな思う。個人的には爆弾関係ギミックだと、揺れると爆発する仕組みでもつけておいて、コナン解体中はアシスト機能を使って慎重運転回想シーン萩原の話とかがヒントになって解体成功 → 速度出してよくなったのでアシスト切って千早ドラテクでぶち抜いて犯人いかける、とかの方がぽかったと思うんだけどな。シンプルバイクテクで魅せて欲しい。

⚫︎ おまけ

今作に限った話じゃないんだけど、OPの「俺は高校探偵工藤新一」のあの部分、普通に映像流したらダメなんか? 「aviutlで覚えたアニメーション効果、全部使ってみました!」みたいな編集で正直好きになれない。画面のどこ見て欲しいの? あのシーンって割と「コナン映画が始まるぞワクワク」っていう劇場特有の、映画世界に入り込んで行くための導入効果があると思ってるので、ここに変な個性いらないんよな……。

ちなみに、本作は既にこの時点で松田萩原おかしかった。思い出したら腹が立ってきたのでここで止める。

良かった点

上に以外は大体良かったんじゃないかな? 千早にフィーチャーするっていうコンセプトをちゃんと守れてたのは大きい。最近はブレブレになってるやつも割とあったからね。峠のレースシーンも個人的には好き。

あと、多少は犯人探しでワクワクさせようって意気込みが感じられたのは嬉しかった。

盛り上がりは少なかったけどマイナスも少なかった。

よって個人的には80点くらいあると思う。加点法で評価する人は低評価するかも。


松田がキショくなってたのを忘れた頃にもう一回見て再評価したい。

2026-04-16

日本で一番栄えているのは藤原一族

山田田中は単なるよくある地名由来

佐藤は我が一族分家である

2026-04-15

「母と娘と毒と」その他の作品の概略

https://anond.hatelabo.jp/20221023213723

このマンガの作者の作品は似たような内容で読み返したいときにどれかわからなくなるので内容の大雑把なまとめ

 

 

母と娘と毒と

主人公 成子 ラスト高校の寮に入り母親を捨てる

母親 最後は一人残される

父親 エヘエヘ 最後主人公に味方する

祖母 最後主人公に味方する

 

44歳処女の末路

「母と娘と毒と」のアナザーストーリー

主人公 田中良子 後の成子の母親 母親搾取されていたことに気づき妹も母親追従したところで顔の絵が変わる

ラスト自分母親にエヘエヘを押しつけ成子を一人で育てることにする

 

44歳処女の末路 番外編

主人公 田中良子

 

 

私はお母さんのお世話係

主人公 山田カオリ 叔母(父親の妹)には父親葬儀で初めて会う ラストは家の中で母親復讐

母親 自業自得の足の古傷をカオリのせいにしてカオリを縛り付ける

父親 奥手で40過ぎにお見合い結婚する。結婚してくれた恩で妻に強く言えない

 

私は主人公

「私はお母さんのお世話係」のアナザーストーリー

主人公 佐藤静子 後の山田カオリ母親 中学生男の子に声をかけたときその男の子母親よりおばさん お見合い相手の妹の義姉妹になりたくて結婚

 

 

ドミノ

主人公 小林冬花 母親人生搾取されかけるがラスト父親とともに母親を捨てる

母親 マンガ投稿しつづける ラスト主人公と夫に捨てられる

父親 高校教師 マンガ投稿を続けたのは自分発言のせいと知って責任を取って結婚

 

リーマー

ドミノ」のアナザーストーリー

主人公 佐々木美奈子 後の小林冬花の母親 中学生からマンガ投稿を続けている 同窓会で会った高校の時の教師がその続けてる理由責任を取って結婚

 

 

気持ち悪い親子

主人公 畠供子(はたけともこ) 高校中退し叔母が引っ越しから40歳まで外に出られなかった

母親 本家長男の世話係にいとこの中で唯一独身だったためあてがわれた 結婚の時に既に高齢

父親 本家長男 結婚の時に既に高齢

  

気持ち悪い親子 姉妹場合

気持ち悪い親子」のアナザーストーリー

主人公 畠安子 後の畠供子の母親 家事の他はテレビを見続けるだけの生活を続けいとこと結婚させられるまでの話 妹は自力家族から逃れる

2026-04-10

1. 効率の「影」

2026年。開発現場風景は一変した。

佐藤さん、それまだ手入力してるんですか?(笑)

若手の田中は、隣で黒い画面に向き合う佐藤を見て苦笑した。田中エディタは、AIが数手先を読み、コードを奔流のように生成し続けている。

プラグインすら入れないバニラVimなんて、今の時代情報解像度が低すぎますよ。AI全体像を把握させて、人間は指示を出す。これが『最速』です」

佐藤は「まあね」とだけ返し、小さなキーボードを叩く。

/ で検索し、n で次へ。ciw で単語を書き換える。

その動作には派手さはないが、淀みもなかった。

2. 見えない断絶

プロジェクトは佳境を迎え、深夜のリリース作業中に「それ」は起きた。

複数マイクロサービスが連動する複雑な処理で、原因不明の遅延が発生。AIログを解析させても、「ネットワーク遅延の可能性 80%」といった、もっともらしいが核心を突かない回答しか返ってこない。

おかしいな、AIが生成したコード完璧なはずなのに……。プロンプトを変えても、似たような修正案しか出てこないぞ」

田中エディタには、AI提案する「修正案」が山のように積み重なっていく。しかし、どれを適用しても事態改善しない。彼は、自分が「書かせた」はずのコード迷宮で、完全に行き詰まっていた。

3. 淀みのない移動

田中くん、一回AIを止めて、生のログを見せてくれ」

佐藤が静かに身を乗り出した。

彼は自分MacBookを開き、サーバーSSHで繋ぐ。そこにあるのは、何のカスタマイズもされていない標準のVimだ。

佐藤の指が動き出す。

彼は、AIが推奨した「ネットワーク設定」には目もくれない。代わりに、一見関係なさそうな共通ライブラリの深い階層にある、古い定数ファイルgf で開いた。

「……あ、やっぱりここだ」

田中は目を見開いた。そこはAIが「修正不要」と判断し、自分存在すら忘れていた場所だった。

「なんで、そこだって分かったんですか?」

バニラだと、便利機能がないからね。定義に飛ぶのも、ファイルを跨ぐのも、全部自分パス意識して叩かなきゃいけない。……だから、どこに何が置いてあるか、手が覚えてるんだよ」

4. 最小の打鍵、最大の効果

佐藤操作には、迷いがない。

検索コマンドで、関連する箇所の「手触り」を確かめるように移動していく。

「補完に頼らないと、綴り一つ、引数の順番一つも自分の頭に置いとかないと仕事にならない。……不便だけど、そのおかげで、システム全体が自分の中で一つの地続きの絵になってるんだ」

佐藤は一箇所、わずか3文字を書き換えた。

:%s/old_flag/new_flag/g

その瞬間、真っ赤だった監視モニターグラフが、スッと平穏緑色に戻った。

田中AIと格闘して見つけられなかった「糸の絡まり」を、佐藤最初から見えていたかのように解いてみせたのだ。

5. 道具の重み

「……僕、ツールに使われてただけかもしれません」

まり返ったオフィスで、田中がぽつりと漏らした。

佐藤は画面を閉じ、使い込まれキーボードを鞄にしまう。

AIは賢いよ。でも、あいつらは『意味』を理解してるわけじゃない。……自分の手で一文字ずつ書いたコードけが、いざという時に君を助けてくれる。道具が便利になっても、そこだけは変わらないんじゃないかな」

佐藤が去った後のデスク

田中は、自分の高機能エディタの電源を一度落とした。

そして、ターミナルを立ち上げ、真っ白なカーソルが点滅するだけの画面に向き合った。

まずは、h j k l 。

その不自由な一歩から、もう一度システムに触れてみるために。

2026-04-08

インタビューイラン人権状況、米イスラエル攻撃で深刻化」 国連特別報告者 2026年4月6日

国連イラン人権状況に関する特別報告者 佐藤舞氏

 米国イスラエルによるイランへの攻撃が始まってから、1カ月以上が経ちました。この間、国連で「イラン人権状況に関する特別報告者」を務める佐藤舞・英ロンドンバークベック教授は2度にわたり、米イスラエル攻撃非難する共同声明の起案を担いました。両国攻撃は、イラン人権状況にどんな影響を及ぼしているのか。佐藤教授に聞きました。

 

 ――3月4日共同声明では、米イスラエル攻撃について「違法軍事介入」と断じてます

 

 両国攻撃は、国連憲章に違反するものです。自衛権行使に該当せず、安全保障理事会承認も得ていません。どのアングルから見ても違法であることは明確です。2月28日攻撃が始まった直後にドラフト草案)を書き始めました。

 

 (3月末時点で)約2千人の民間人が亡くなり、学校病院石油関連施設破壊されています特別報告者としての私のマンデート任務)は、イラン国内人権問題について報告することです。そこに関する事柄であれば、主体イラン政府であれ、米国イスラエルであれ、継続して報告することが自分仕事だと思っています

 

攻撃によって人権状況が悪化

 ――声明からは、イラン政府による国民の抑圧が続いてきたことも事実だけれど、だからといって攻撃正当化されない、という視点がうかがえました。

 イラン人権問題と、米イスラエル行為違法性は別問題です。人権状況が悪いからといって、武力行使をしていいわけではありません。私は中立的客観的立場で、イラン人権状況はずっと深刻なものであり、米イスラエル攻撃によってそれが悪化するというメッセージを共有していこうと思っています

 ――3月公表された報告書では、昨年末から始まったイラン国内の大規模な抗議デモに焦点を当てていますイラン体制側に、どんな問題点があったのでしょうか。

 

 まず、死者数が極めて多いことが問題です。一人でも亡くなってはならないのに、当局の発表でも数千人になります遺体返還時に、当局から5千~7千ドルの支払いを求められたという報告もあります

 

 また、インターネット遮断され、リアルタイムで何が起きているのかわからなくなってしまった。家族の安否連絡すらできない状況でした。治安部隊病院強制的に立ち入ったり、医療従事者に暴行したりするケースも報告されており、医療機関の中立性も侵害されました。さらに、デモが続いている最中にも、死刑執行がずっと行われていました。

  

 

 ――トランプ米大統領は当初、イランの「体制転換」に言及していました。

 

 米イスラエルの真の動機が、イラン民主主義の実現なのか、核合意をめぐる問題への対応なのか、他の要因もあるのか、必ずしも明確ではありません。

 

 一方、攻撃が始まったことによって、イラン国内の状況が一層深刻化したというのは事実です。イランで死者が出ていて、ネット遮断も1カ月以上続いています経済的な影響も懸念されます

 

 デモ参加者が数万人拘束されているのに、食料が不足していたり、医療対応が追いついていなかったりという問題も報告されています

 

 

軍事介入民主主義につながらず」

 ――米国出口戦略が見えないことも気になります

 

 そうですね。イランにおける人権危機的な状況は、米イスラエル攻撃によって始まったわけでもなければ、戦争が終わったからと言って解決されるわけではありません。国をどうやって立て直していくのか、今後のガバナンスがどうなっていくのかも、注視しなければならないと思っています

 

 アフガニスタンを見ても、イラクを見ても、リビアを見ても、軍事介入をして良い民主主義国家になったという事例はありません。

  

 昨年末から始まったデモは全州で行われたもので、イラン統治体制経済状況、あるいは人権状況に強い不満を持った人たちが立ち上がりました。「国民は違う将来を求めている」というのは確かだと思いますし、それには自信を持っています

 

 米国が今後、イラン交渉をするのであれば、核開発だけではなく、人権状況など、国内問題も議題にするべきです。イランには多様な民族宗教の人たちが暮らしていますが、国民の声をきちんと反映してほしい。そのためには、できるだけ多くの国々が交渉の手助けをすることも重要だと思います

 

略歴|佐藤舞氏

 さとう・まい 2024年8月から現職。英ロンドン大学キングスカレッジ博士号を取得し、英レディング大やオーストラリアモナシュ大で准教授歴任。25年2月から、英ロンドンバークベック校で犯罪司法政策研究所(ICPR)の所長を務める。死刑制度に関する情報提供提言を行う特定NPO法人「CrimeInfo(クライムインフォ)」の元共同代表

朝日新聞

https://digital.asahi.com/articles/ASV444TB7V44UHBI02XM.html

2026-04-07

騒音と怒号が、夕暮れの街角を震わせていた。

米軍空爆をやめろ! 罪のない人々の頭上に死を降らせるな!」
米軍空爆をやめろ! 罪のない人々の頭上に死を降らせるな!」
米軍空爆をやめろ! 罪のない人々の頭上に死を降らせるな!」

街頭演説の壇上に立つ男は、血管を浮き出させて叫んでいた。彼の名は佐藤。かつては穏やかな教師だったが、戦火ニュースに心を焼かれ、いつしか日常を捨てて抗議の声に全てを捧げるようになっていた。彼の瞳には、遠い異国の空を切り裂く爆撃機残像だけが映っている。

その剣幕に、通りかかる人々は目を逸らして足早に過ぎ去る。佐藤の怒りは、理解されない孤独によってさらに加速し、言葉さらに鋭く、攻撃的になっていった。

あんたも、あんたもだ! なぜ平気な顔をして歩けるんだ!」

行人に詰め寄ろうとしたその時、ふわりと、あまりにも不釣り合いな香りが漂ってきた。

それは、焦げた醤油の香ばしさ、脂の乗った肉が焼ける甘い匂い、そして鼻腔を優しくくすぐる出汁香り

佐藤さん。そんなに喉を枯らしてちゃ、伝わるものも伝わらないよ」

声の主は、路地裏で小さな料理屋を営む初老料理人、源さんだった。彼は歩道に小さな七輪と木箱を持ち出し、勝手に店を開き始めていた。

「源さん、邪魔をしないでくれ! 今、世界では——」

「分かってる。だから、まずはこれを食え。話はそれからだ」

源さんが差し出したのは、銀シャリおむすびだった。しかし、ただのおむすびではない。表面にはハケで丁寧に塗られた特製の「にんにく味噌」が、炭火に炙られてパチパチと音を立てている。

佐藤無視しようとしたが、空腹は正直だった。連日の活動で、まともな食事を摂っていなかったのだ。奪い取るようにしておむすびを頬張る。

「……ッ!?

口に入れた瞬間、凝縮された米の甘みが弾けた。そこに、自家製米麹が醸し出す深いコクと、ピリリときいた一味唐辛子、そしてカリッと焼けた味噌の香ばしさが追いかけてくる。

「どうだい。うちのぬか床で寝かせた胡瓜も持っていきな」

差し出されたのは、深く透明感のある緑色をした胡瓜のぬか漬けだった。パリリ、という小気味よい音が佐藤脳内に響く。乳酸発酵特有の爽やかな酸味が、怒りで熱を持った脳を静かに冷やしていく。

米軍が、空爆を……」

「ああ、やめなきゃいけないな。だがな、佐藤さん。あんたの腹の中が空っぽのままだと、あんたの言葉は『爆弾』と同じになっちまうんだ」

源さんは次に、小さな鉄鍋でじっくりと煮込んだ「牛すじの土手煮」を差し出した。

赤味噌で真っ黒になるまで煮込まれ牛すじは、口の中で抵抗なく解けていく。添えられた蒟蒻には、肉の旨味が芯まで染み込んでいる。

「食べることってのは、命を繋ぐことだ。空爆はその繋がりを断ち切る。だからあんたは怒ってる。だろ?」

佐藤の手から、握りしめていたマイクが力が抜けたように下がった。

かい煮込みが胃に落ちるたび、強張っていた肩の力が抜けていく。彼は気づいた。自分は「平和」を叫びながら、自分自身の中に小さな戦争」を飼っていたのではないか

「……美味いな。源さん」

「だろう? 良い味噌を使ってるんだ。時間はかかるが、待てばちゃんと美味くなる」

源さんは、最後一品として「出汁巻き卵」を焼き上げた。

湯気を立てる黄金色の塊を箸で割ると、中から溢れんばかりの琥珀色の出汁が染み出す。昆布鰹節の、主張しすぎない、しかし確かな慈しみの味。

佐藤はそれを口に運び、ゆっくり咀嚼した。

怒りは消えたわけではない。しかし、その根底にあった「悲しみ」が、温かい料理によって優しく包み込まれたような気がした。

「源さん。俺、もう少し静かに話してみるよ。叫ぶだけじゃなくて、隣にいる奴に、この出汁の味みたいに染み込むような言葉を探してみる」

「それがいい。腹が減ったら、また来な。空爆のない空の下で、美味い飯を食う。それ以上に大事仕事なんて、この世にゃあねえんだからな」

佐藤マイクを片付け、看板を畳んだ。

街の騒音は相変わらずだったが、彼の背中は先ほどよりも少しだけ、軽やかだった。

夕闇が降りる街角。七輪の炭火が、静かにしかし力強く赤く揺れていた。

2026-03-27

「何か面白い本ない?」と思ったあなたのための本当に面白い本50選

リスト作成しながら「どんなジャンルを読んだって良い。読んだそばからどんどん忘れていって良い。あなたの中にその本のエッセンスちゃんと溜まっていく」という小学校先生言葉を思い出した。

『黒い家』貴志祐介

不道徳教育講座三島由紀夫

『感じるオープンダイアローグ森川すいめい

自分の中に毒をもて』岡本太郎

『ぼぎわんが、来る』澤村伊智

宇宙人出会う前に読む本』高水裕一

秘密の花園バーネット

『論より詭弁香西秀信

『窓ぎわのトットちゃん黒柳徹子

草の根ファシズム吉見義明

桶川ストーカー殺人事件 遺言清水潔

『しあわせの書』泡坂妻夫

『或日の大石内蔵助芥川龍之介

ものぐさ精神分析岸田秀

『私の嫌いな10の人びと』中島義道

ボッコちゃん星新一

『男たちへ』塩野七生

イニシエーション・ラブ乾くるみ

A3森達也

幽霊人命救助隊』高野和明

ウケる技術小林昌平、山本周嗣、水野敬也

LIFE 人間が知らない生き方篠原かをり、麻生羽呂

空中ブランコ奥田英朗

満願米澤穂信

食べ物から学ぶ世界史平賀

嘘つきアーニャの真っ赤な真実米原万里

『若きウェルテルの悩み』ゲーテ

『生きづらい明治社会』松沢裕作

対馬の海に沈む』窪田新之助

爆弾』呉勝浩

白亜紀往事』劉慈欣

『忘れられた日本人宮本常一

アダム・スミスの夕食を作ったのは誰か?』カトリーン・マルサル

『思い出トランプ向田邦子

『テスカトリポカ』佐藤

『働かないアリ 過労死するアリ』村上貴弘

『64』横山秀夫

ナポレオン狂』阿刀田高

フランス革命 歴史における劇薬』遅塚忠躬

カウンセリングとは何か』東畑開人

イラク水滸伝高野秀行

半島を出よ村上

記憶力を強くする』池谷裕二

犠牲者意識ナショナリズム』林志弦

『詩のこころを読む』茨木のり子

八つ墓村横溝正史

『私とは何か 「個人から「分人」へ』平野啓一郎

『食べる西洋美術史宮下規久朗

ロートレック事件筒井康隆

戦争責任者の問題伊丹万作

2026-03-04

anond:20260304212400

翌晩、増田あすかに引き連れられ、一行は町外れの「旧・聖マリアン病院」へと足を踏み入れていた。

「いい? 全員、索敵を怠らないこと! 霊素(エクトプラズム)の揺らぎ一つも見逃しちゃダメよ!」

懐中電灯を振り回し、意気揚々と荒れ果てた廊下を進む増田

彼女が踏みしめる古びたリノリウムの床は、実は「佐藤」がその瞬間に、彼女の歩幅に合わせて生成しているホログラムに近い実体だ。

建物の外――増田の視界が届かない場所には、もはや空も大地も存在しない。

そこにあるのは、数十億年前に滅びた地球の残骸と、それを包み込む虚無だけ。この病院も、学校も、通学路も、すべてはたった一人の「生き残り」を飼育するために維持されている巨大なテラリウムに過ぎないのだ。

偽りの恐怖、本物の絶望

「……あ、足音が聞こえた気がします」

ユキが無機質な声で、台本通りのセリフを吐く。

実際には、ユキが自らの触手の一本を地下階で震わせ、壁を叩かせた音だ。

「きたっ! ほら、やっぱり私の勘に狂いはなかったわ!

増田は目を輝かせ、音のした方へと駆け出す。その無防備背中を見送る三人の視線は、凍りつくほどに冷淡だった。

悪魔:レン)
「ククッ……見てよ、あの喜びよう。たった数デシベルの打撃音に、あんなに希望見出している。彼女自分が『人類最後の一人』だって教えたら、どんな顔をするかな?」
(神:佐藤
「やめておけ。彼女精神崩壊すれば、この精巧な箱庭を維持する意味がなくなる。我々にとって、彼女が『無知なまま、ありもしない怪異を追いかけている姿』こそが、この退屈な宇宙で唯一の、最高の喜劇なんだから
邪神:ユキ)
「……理解不能。なぜ人間は、目の前にある『死(私)』を見ず、わざわざ安っぽい『幽霊』を欲しがるのか。彼女網膜を少し書き換えて、私の本体を見せてあげればいいのに。……一瞬で発狂して、脳が弾け飛ぶでしょうけれど」

「奇跡」演出

突如、廊下の奥から白い影が飛び出した。

増田悲鳴を上げ、同時に歓喜の表情を浮かべる。

「出たああああ! 本物! 本物の幽霊よ!」

それはレンが魔力で作った、知性も魂もないただのエネルギー体だ。増田が追いかけると、その影はすり抜けるように消えていく。

「待ちなさい! 逃げるんじゃないわよ!」

息を切らして笑う増田彼女は知らない。

彼女が「本物」を求めて必死に伸ばしたその手は、常に宇宙で最も凶悪怪物たちの懐の中にあった。

飼育室の夜明

探索を終え、朝日佐藤が作り出した、ただの発光現象)が差し込む頃、増田は満足げに腰に手を当てた。

今日は収穫アリね! 証拠写真は撮れなかったけど、あの冷気……あれは間違いなく霊の仕業わ!

「そうだね、部長。僕も背筋が凍ったよ」

レンがわざとらしく肩をすくめて笑う。

実際、さきほどの冷気はユキが体温を絶対零度まで下げた際、制御しきれずに漏れ出した余波だ。増田普通人間なら、その瞬間に凍結して砕け散っていたはずだが、佐藤彼女の周囲だけ物理法則を書き換え、保護していた。

「ふふん、あんたたちも少しは『世界真実』に近づけたかしら?」

勝ち誇った顔で部室へと戻る増田

その後ろ姿を追いながら、三人は通信を交わす。

佐藤
「さて、明日の『日常』の準備を始めようか。パン屋の親父役の悪霊どもに、もっと愛想よく振る舞うよう伝えておけ」
(レン)
了解。あーあ、早く明日にならないかな。次はどんな『偽物』を彼女に与えて、喜ばせてやろうか」

世界でたった一人の人間増田あすか

彼女が探し求める「超常現象」の正体は、自分を囲む「日常」のものだということに、彼女死ぬまで気づかない。

新創文芸部ますだぶっ!

放課後の旧校舎、文芸部室の扉がけたたましい音を立てて開いた。

「いい? あんたたち! この世界は、あまりにも『普通』すぎるわ!

教卓に飛び乗り、短いスカートをなびかせて断言したのは、部長増田ますだ)あすかだ。ポニーテールを揺らし、好奇心の塊のような瞳で部員たちを睨め回す。

宇宙人未来人、異世界人、超能力者……。どうして私の前に現れないのよ! こんなに私が求めているのに、世界は黙りこくったまま。これじゃ、ただの退屈な球体じゃない!」

彼女の熱弁を、三人の部員たちはいものように聞き流していた。

登場人物(?)たちの日常

「……まあ、そう簡単には見つからないよ、増田さん」

苦笑いしながら文庫本をめくるのは、副部長佐藤だ。どこにでもいる、少し冴えない男子生徒に見える。

しかし、彼の網膜が捉えているのは、増田の背後に漂う「因果の糸」だ。彼は、この宇宙寿命を掌の上で転がす、名もなき高位次元の神だった。

「……お茶、淹れました」

無表情に湯呑みを差し出したのは、図書委員のユキ。その正体は、数万の星を食い荒らした古の邪神彼女制服の下にあるのは皮膚ではなく、無限混沌を閉じ込めた皮膜である

部長あんまり騒ぐと隣の先生に怒られちゃうよ?」

爽やかに笑うのは、バスケ部助っ人のレン。彼の中身は、数千の戦場で魂を狩り続けた大悪魔だ。

背後で交わされる「嘲笑

増田あすかは、鼻息荒く窓の外を見上げている。

「決めたわ! 明日は隣町の『呪われた廃病院』に突撃するわよ! そこで本物の霊障ってやつを拝んでやるんだから!」

彼女が拳を突き上げた瞬間、部室の空気わずかに歪んだ。増田には聞こえない、人間以外の言語による意思疎通が、超高密度情報のやり取りとして行われる。

(神:佐藤
「ククク……滑稽だ。本物の『霊障だって彼女が今踏んでいるこの部室の床自体、僕が昨夜、暇つぶしに再構築した銀河の残骸だというのに」
邪神:ユキ)
「……愚か。彼女の目の前にいる私が、彼女が夢見る怪異の数億倍は禍々しい存在だと気づきもしない。アリが巨象を探して、象の鼻の上を走り回っているようなものね」
悪魔:レン)
「まったくだ。超常現象を求めて叫ぶ彼女の喉を、今すぐ引き裂いて真実を見せてやりたいよ。でも、この『無知人間』のフリをして彼女の滑稽な躍起を眺めるのが、この数千年で一番の娯楽なんだから、やめられないね

世界今日も「普通」を装う

増田は満足げに腕を組み、部員たちを見渡した。

「ふん、あんたたちみたいな『普通の人』には、私のこのパッションは分からないでしょうね。でもいいわ、私がいつか本物を見つけて、あんたたちを腰抜かさせてやるから!」

彼女言葉に、神は優しく微笑み、邪神淡々と茶を啜り、悪魔は楽しげに肩をすくめた。

「楽しみにしてるよ、部長

彼らの声は完璧調和し、増田あすかが愛してやまない「退屈で平凡な放課後」を、残酷なほど完璧演出し続けていた。

彼女が探している「非日常」は、彼女を囲んで、静かに、そして下卑た笑いを浮かべながら、すぐ隣に座っている。

2026-02-25

資さんの味は変わってないって言ってるのに信じないバカどもめ

【再掲】「資さんうどん、味変わってない?」SNS心配の声、佐藤社長に聞いた(2025年

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