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ウルトラシブリン その93 「古代怪獣ツインテール来襲」 

「隊長ッ!!」


「ぐううううう~・・・」



「武器も無いのに無茶しないでよ・・・」

「ありがとう。
お陰でヤツの武器の正体が分かった。」

「何?」

「ジャイロに液体が付着しているだろ?
ヤツは尻尾から分泌する麻酔液を振り飛ばしていたんだ。テッポウウオの様にな。

アローもこれにやられたんだ。機体は炎上して液は蒸発して原因が全く掴めなかった。
しかし、これで爆撃作戦は中止させられる。」

「ここを爆撃?爆撃なんかでアイツを・・・」

「・・・」

「!?何?」

「・・・作戦本部は、キミがツインテールに倒された場合、
核攻撃によるツインテールの掃討を検討している。」

「・・・ふうん・・・

この星のお偉方は揃いも揃って、未だにそんなものを最強の兵器と妄信している。
どういう頭の構造をしているのさ?

他の星の人たちは、核攻撃を無力化する手段を持っているのに。

だから地球人はレベルが低いって言われている。

・・・平和を願っている人達が、同じ目で見られていることを・・・

・・・
・・・ゴメン、言い過ぎた。」


「いや、言い過ぎじゃない。」


「お偉方に念を押しとしてよ。

核を使うのは…

私が死んでからにしてって。」

「・・・分かった。そう伝えておく。
君も使わせないようにしてくれ。」


「・・・うん」

・・・絶対に・・・

死なないから!!

「ハッ!」











「てりゃアッ!!」

感覚器官が無防備に成った今が・・・

戦意を喪失?

・・・・・・
コイツだって、地球に棲んでいる生き物なんだよね・・・

地上に上がってこなければ人を襲うことも・・・

なんで、地上に上がって来たのさ・・・
最初から人間を襲う意志が有ったワケじゃ無いでしょ?
ねぇ・・・
 
「!?」





「また?・・・・!

!!しまった!
コイツ・・・仲間を呼んでいたんだ!!

保護と退治、この見極めを誤ると、こう言う事態になる。
あの人達に言われていたのにっ!
今、アイツらにとって私は捕食対象・・・。

1匹を倒すチャンスを見逃した上に2匹が相手じゃ・・・


だからって、食われるワケには行かないんだから。


つづく

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プロフィール

ガルダンガンガル

Author:ガルダンガンガル
歳を重ねる毎に忘れてしまう幼少のころに手にした、あるいは目にした、おもちゃ(プラモもオマケも“おもちゃ”に含む)に関する記憶を残しておく事から始めたブログも、気が付けば干支が一回り。
今では可動フィギュアに魅せられてイロイロ改造を施してイロイロポーズを取らせたり、二次創作をしてみたり。

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