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『夢千代』旅だより
いよいよ『夢千代日記』の巡演がスタートしました。
初日8月31日は東京の新国立劇場。
広い舞台に広い客席、初出演の私に緊張が走ります。
舞台となるは80年代…。
「高度成長期」という文字が小学校の教科書には書かれていました。
テレビのニュースでは、第一次、第二次…と残留孤児が肉親探しに続々と日本に来る光景が。
そんな時代を生きた夢千代は被爆二世です。
私の兄や姉の同級生は、
被爆二世だから就職がダメだった、結婚できない、という信じられない事実が沢山ありました。
今は世の中が便利になり時代は大きく変わった様に感じますが、
人間は飽くことなく、罪を繰り返し続けています。
だからこそ!
今、『夢千代日記』なんです。
今も、昔も「生きたい、イキ続ケタイ」気持ちは誰もが一緒です。
人間の命には限りがあるからこそ尊いんです。
尊い命の繰り返しです。
精一杯、この時代を生きる置屋“はる家”の女達、
極道の道しか選べなかった男達、
旅芸人の一座、
みんなみんな、必死に生きているからこそ輝いています。
私の演じるスナック喫茶白兎の従業員「アサ子」(実はストリッパー)も、
80年代の湯の里温泉を懸命に生きたに違いありません。
忘れてはいけないあの頃を、どうぞ皆さん観に来てください!
そして、夢千代の生き方をいっぱいいっぱい感じてください!
☆江林智施:記☆
初日8月31日は東京の新国立劇場。
広い舞台に広い客席、初出演の私に緊張が走ります。
舞台となるは80年代…。
「高度成長期」という文字が小学校の教科書には書かれていました。
テレビのニュースでは、第一次、第二次…と残留孤児が肉親探しに続々と日本に来る光景が。
そんな時代を生きた夢千代は被爆二世です。
私の兄や姉の同級生は、
被爆二世だから就職がダメだった、結婚できない、という信じられない事実が沢山ありました。
今は世の中が便利になり時代は大きく変わった様に感じますが、
人間は飽くことなく、罪を繰り返し続けています。
だからこそ!
今、『夢千代日記』なんです。
今も、昔も「生きたい、イキ続ケタイ」気持ちは誰もが一緒です。
人間の命には限りがあるからこそ尊いんです。
尊い命の繰り返しです。
精一杯、この時代を生きる置屋“はる家”の女達、
極道の道しか選べなかった男達、
旅芸人の一座、
みんなみんな、必死に生きているからこそ輝いています。
私の演じるスナック喫茶白兎の従業員「アサ子」(実はストリッパー)も、
80年代の湯の里温泉を懸命に生きたに違いありません。
忘れてはいけないあの頃を、どうぞ皆さん観に来てください!
そして、夢千代の生き方をいっぱいいっぱい感じてください!
☆江林智施:記☆
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- カテゴリ : 夢千代日記
- 2011-08-30
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