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『切られお富』だより
松永ひろむです。
国立劇場公演は順調に公演中です。
私のお役は、序幕の乞食、赤間屋見世先の旅人、おしまいの傘の立ち廻りの若い衆です。探してみてくださいね。
ところで、歌舞伎ではいろんな「音」が聞こえてきます。チョーンチョーンとかバタバタバッタリとか他にもたくさん。とても効果的ですね。「誰が考えたんだろう?よく考えたなぁ」と思います。
黒御簾からも唄や三味線、笛や太鼓などなど、これまた場面の感じがとても盛り上がります。
歌舞伎以外のお芝居で、役者以外の人が唄が聞こえてきたり、同じ曲が他の演目でも使われる事はあまりないような気がします。それができて、すごく雰囲気がよくなる歌舞伎ってホントすごいなと思います。
お芝居を観ているときは音の事は特に気にならないかもしれません。なんせ自然で効果的ですから。ぜひお家帰ってから「あの場面のあの音、よかったなぁ!」と思い出してみるのもまた楽しいと思いますよ。
記・松永ひろむ
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- カテゴリ : 切られお富
- 2010-05-17
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