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安宅で『ひとごろし』
石川県小松は勧進帳伝説の町。
空港にも駅前にも道路にも弁慶がお出迎え。
何しろ会館から45分歩くと
あの安宅の関なのです。
いや、勿論バスなどもあるのですが、
公演後フライトまでの時間には合わずやむなく徒歩。
私には、周五郎『さぶ』や初演の『牛若丸』で伺って以来の小松。
以前には時間の余裕がなかったのでこの機会は見逃せません。
日没前に何とか安宅に到着。
静かな夕日、と言いたいところですが
戦闘機の爆音が響きました。
今日は山本周五郎『ひとごろし』の初日。
小松市公会堂は高校生で満席。
二千の眼がコロスの語りとアクションで展開する『ひとごろし』の世界を喰い入るように見つめます。
前進座劇場での初演からちょうど十年。
今回は五年ぶりの私含めて三人が初演の顔触れですが、
剣豪・仁藤昴軒を主に担当するコロス・前回ブログ担当の
嵐市太郎は、初役の初日。
満場の拍手に迎えらえれて
また一人、ひとごろしファミリーが誕生しました。
当時『さぶ』をご覧になった高校生たちも『牛若丸』を迎えてくださった会員さんたちも
早や四十代。
あの日に芝居を見たことをふと想い出す刻があればいいなぁ。
『ひとごろし』の男優たちは年末には『牛若丸』に出演しますが、
新しい『牛若丸』でもこの勧進帳の里に伺いたいものと、
安宅の夕日に想ったことでした。
喜八郎☆記
空港にも駅前にも道路にも弁慶がお出迎え。
何しろ会館から45分歩くと
あの安宅の関なのです。
いや、勿論バスなどもあるのですが、
公演後フライトまでの時間には合わずやむなく徒歩。
私には、周五郎『さぶ』や初演の『牛若丸』で伺って以来の小松。
以前には時間の余裕がなかったのでこの機会は見逃せません。
日没前に何とか安宅に到着。
静かな夕日、と言いたいところですが
戦闘機の爆音が響きました。
今日は山本周五郎『ひとごろし』の初日。
小松市公会堂は高校生で満席。
二千の眼がコロスの語りとアクションで展開する『ひとごろし』の世界を喰い入るように見つめます。
前進座劇場での初演からちょうど十年。
今回は五年ぶりの私含めて三人が初演の顔触れですが、
剣豪・仁藤昴軒を主に担当するコロス・前回ブログ担当の
嵐市太郎は、初役の初日。
満場の拍手に迎えらえれて
また一人、ひとごろしファミリーが誕生しました。
当時『さぶ』をご覧になった高校生たちも『牛若丸』を迎えてくださった会員さんたちも
早や四十代。
あの日に芝居を見たことをふと想い出す刻があればいいなぁ。
『ひとごろし』の男優たちは年末には『牛若丸』に出演しますが、
新しい『牛若丸』でもこの勧進帳の里に伺いたいものと、
安宅の夕日に想ったことでした。
喜八郎☆記
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- カテゴリ : ひとごろし
- 2022-10-27
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