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六助はオピニオンリーダー…?(笑) 柳生啓介
「ここからは写真撮影OKとさせていただきます」
カーテンコールの新村宗二郎君の舞台挨拶です。巨匠山田洋次監督をして
「カーテンコールの天才役者!」
と言わしめた宗二郎君の真骨頂に客席から温かい笑いと拍手が起こりました。



12月19日、さいたま市文化センターでの『一万石の恋』は埼玉土建50周年イベントとして華やかに開催されました。舞台から見える客席の皆さんの溢れんばかりの笑顔、笑顔、笑顔が今日の舞台の成功を物語っています。

この半年、文字通り心血注いでとりくんできた『一万石の恋』は今日の埼玉公演で2021年の年内最終公演。感慨無量です。
私はみみず長屋の住人、夜鷹蕎麦屋の六助という役を演じています。

大阪文楽劇場での公演を前日に終え、明日が新国立劇場での初日という切迫した日程の中での劇場稽古の日、私は山田監督に呼び出されました。

「六助というのはオピニオンリーダーなんじゃないのかな」
「おぴに…?」
「集団の意志決定に大きな影響を持つ人物。つまりお鶴がお殿様の求愛を断るというみみず長屋始まって以来の大事件をどう切り抜けるか、その話し合いの中心的役割を果たすのが六助なんだよ」
目から鱗が落ちる思いでした。
2021年の舞台は今日で終わりますが『一万石の恋』はまだまだ進化します。年が明けた4日から新装なった浅草公会堂での新春公演、そして8日からは京都劇場公演が始まります。
オピニオンリーダー目指して、監督が創り出してくださった六助という役を来年も大切に勤めます。
皆様、今年も本当にお世話になりました。コロナ禍で危機に瀕した前進座を支えて下さってありがとうございました。どうか皆様、良いお年を。
2022年もどうぞよろしくお願いいたします。
柳生啓介
カーテンコールの新村宗二郎君の舞台挨拶です。巨匠山田洋次監督をして
「カーテンコールの天才役者!」
と言わしめた宗二郎君の真骨頂に客席から温かい笑いと拍手が起こりました。



12月19日、さいたま市文化センターでの『一万石の恋』は埼玉土建50周年イベントとして華やかに開催されました。舞台から見える客席の皆さんの溢れんばかりの笑顔、笑顔、笑顔が今日の舞台の成功を物語っています。

この半年、文字通り心血注いでとりくんできた『一万石の恋』は今日の埼玉公演で2021年の年内最終公演。感慨無量です。
私はみみず長屋の住人、夜鷹蕎麦屋の六助という役を演じています。

大阪文楽劇場での公演を前日に終え、明日が新国立劇場での初日という切迫した日程の中での劇場稽古の日、私は山田監督に呼び出されました。

「六助というのはオピニオンリーダーなんじゃないのかな」
「おぴに…?」
「集団の意志決定に大きな影響を持つ人物。つまりお鶴がお殿様の求愛を断るというみみず長屋始まって以来の大事件をどう切り抜けるか、その話し合いの中心的役割を果たすのが六助なんだよ」
目から鱗が落ちる思いでした。
2021年の舞台は今日で終わりますが『一万石の恋』はまだまだ進化します。年が明けた4日から新装なった浅草公会堂での新春公演、そして8日からは京都劇場公演が始まります。
オピニオンリーダー目指して、監督が創り出してくださった六助という役を来年も大切に勤めます。
皆様、今年も本当にお世話になりました。コロナ禍で危機に瀕した前進座を支えて下さってありがとうございました。どうか皆様、良いお年を。
2022年もどうぞよろしくお願いいたします。
柳生啓介
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- カテゴリ : 一万石の恋
- 2021-12-21
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